オフィス環境のイラストから,使いたいアプリケーションを直感的に選択できる環境が仮想オフィス環境です。仮想オフィス環境は,初めてグループウェアを操作するユーザにも分かりやすい画面で操作したい場合に適しています。
ここでは,仮想オフィス環境の画面の概要及び基本操作について説明します。
(1) 仮想オフィス主画面の重なりを変更する
仮想オフィス環境を起動したときは,常に仮想オフィス主画面をウィンドウの一番奥に表示する設定になっています。仮想オフィス主画面を手前に表示する設定に変更する場合は,[表示]-[常に画面を下に表示]を選択してチェックを解除してください。
(2) 仮想オフィス環境のメタファ
仮想オフィス環境の仮想オフィス主画面では,Groupmaxの機能が実際のオフィスイメージのイラストで表現されています。ふだん見慣れているオフィスの風景や自分の机上の事務用品を表現したイラストを直接操作して作業できます。仮想オフィス主画面の見方を次の図に示します。
図3-4 仮想オフィス主画面の見方
仮想オフィス主画面は,複数のメタファで構成されています。メタファとは,Integrated Desktopで実行できる機能を実際のオフィスワークで使用する事務用品に置き換えたものです。
Integrated Desktopと関連するGroupmaxのアプリケーションもメタファとして用意されています。各Groupmaxアプリケーションをインストールした後,初めて仮想オフィスを使用した場合,対応するメタファを起動する操作で各機能を利用できます。このように仮想オフィス環境を利用したい場合は,Integrated Desktopと各Groupmaxアプリケーションを一緒にインストールすることをお勧めします。
なお,既にIntegrated Desktopをインストール済みの環境で仮想オフィスを利用していて,その後,各Groupmaxアプリケーションをインストールした場合は,各メタファを設定する操作が必要です。メタファの設定方法については,「6.5.2 メタファの設定」を参照してください。
図3-5 未読件数を表示するツールヒント(仮想オフィス主画面の場合)
(3) 仮想オフィス環境の基本操作
(4) モードの切り替え
仮想オフィス主画面を初めて起動したときは,メタファの機能を実行できるモードが設定されています。ワークプレース上のメタファをダブルクリックすることで,各メタファに設定されているIntegrated Desktopの機能を実行できます。
新規にメタファを設定するなど,仮想オフィス主画面をカスタマイズする場合は,編集モードを指定してください。
(5) 仮想オフィス環境のカスタマイズ
メタファの起動方法及びメタファの選択時・実行時の表示状態をカスタマイズできます。メタファの起動方法のデフォルトは,ダブルクリックでの起動が設定されていますが,シングルクリックでの起動にも変更できます。
また,メタファ選択時及び実行時のメタファを囲む枠の色をそれぞれ指定することで,メタファの選択状態が画面上で判別しやすくできます。
そのほか,メタファ上に位置付けたときのマウスポインタのデザインが変わるように設定できます。
カスタマイズ方法の詳細については,「6.5.2 メタファの設定」を参照してください。