Integrated Desktopでは,ワークフロー案件に対して次のような処理ができます。
ここでは,各処理の概要を説明します。
(1) 受け取ったワークフロー案件を処理する
受け取ったワークフロー案件の処理の流れを次の図に示します。
図3-19 受け取ったワークフロー案件の処理の流れ
INBOXで受け取ったワークフロー案件,又はロールトレー(同一の業務を担当するグループに割り当てられたトレー)から持ってきたワークフロー案件は,必要な処理を実行したら,ビジネスプロセスで定義されている次の処理者に送付します。また,ワークフロー案件を処理するに当たり,ほかの人に相談したい,以前に処理した人に差し戻したいなどの場合は,あらかじめ定義された処理経路以外の処理者にワークフロー案件を送付することもできます。
(2) ワークフロー案件を投入する
自分が新規に作成したワークフロー案件をほかの処理者に送付することを投入といいます。ワークフロー案件を投入する流れを次の図に示します。
図3-20 ワークフロー案件を投入する流れ
自分が投入した案件は,後で引き戻して修正したり,送付を取りやめたりすることもできます。
(3) ワークフロー案件の処理状態を確認する
INBOX,送信ログ及び案件エディタでワークフロー案件を処理するとき,ワークフロー案件を送付する経路を表示して,現在の案件の場所を確認できます。この機能を経路表示機能といいます。経路表示機能を使えば,ワークフロー案件の送付経路をウィンドウ上にビジュアルに表示できます。ワークフロー案件の送付経路は,次の図に示すような方法で表示できます。
図3-21 ワークフロー案件の送付経路の表示
また,送付経路の表示のほかに,案件履歴を表示することで,ワークフロー案件の処理状況を確認できます。