3.7.4 指定した時間を監視するエージェントを設定する操作
次に説明する設定内容を基に,指定した時間を監視するクライアントエージェントを作成してみましょう。
- 設定内容
- 毎週開催される定例会議の5分前に,会議時間を知らせるメッセージを表示させる。会議は,毎週月曜日の14:00から始まる。
- Desktop主画面のクライアントエージェントフォルダの下位にある,テンプレートエージェントフォルダを選択します。
リストビューに表示されたテンプレートエージェントから「クライアント時間監視」をダブルクリックするか,又は「クライアント時間監視」を選択して[開く]ボタンをクリックすると,次の図に示す[エージェント定義]ウィンドウが開きます。
図3-25 [エージェント定義]ウィンドウ
![[図データ]](figure/zu032500.gif)
- エージェントの名前と設定内容の説明文を変更します。
設定したエージェントの内容を変更してほかのエージェントと区別を付けておくと,後でどのようなエージェントを設定したかを確認するときに便利です。
ここでは,エージェント名を「定例会議のお知らせ」に,説明文を「定例会議の時間になったらメッセージを表示する。」に変更します。
- エージェントが動作するきっかけと動作内容を設定します。
- エージェントが動作するきっかけの設定
- [エージェント定義]ウィンドウで,「エージェントが動作するきっかけ」の[詳細]ボタンをクリックすると,[起動スケジュール-時間指定]ダイアログが表示されます。メッセージの表示時間に毎週月曜日の会議が始まる5分前の13:55を設定するには,指定方法を「毎週」にし,曜日と時間だけを設定します。
- エージェントの動作内容の設定
- エージェントの動作対象には,「メッセージ」を指定します。「エージェントの動作」の[詳細]ボタンをクリックし,[動作-メッセージ指定]ダイアログで,メッセージの内容とそのメッセージの出力場所を指定します。メッセージ内容の出力場所には,ダイアログ又はDesktop主画面のステータスバーを選択できます。
- ここでは,メッセージとして「定例会議の5分前です。」を入力します。
- [エージェント定義]ウィンドウの[エージェントの生成]ボタンをクリックするか,又は[ファイル]-[生成]を選択します。
[エージェント定義]ウィンドウが閉じます。これで,エージェントが作成されました。作成したエージェントは,クライアントエージェントフォルダの下位の個人エージェントフォルダを選択することで,一覧として表示できます。
作成したエージェントは活動状態になっています。Desktop主画面の[エージェントを停止する]ボタンを選択するか,又は[エージェント]-[停止]を選択して停止する操作をするまで,設定した内容の個人エージェントが利用できます。
- ■ヘルプでのキーワード■
- クライアント時間監視エージェント,エージェントの動作,
- エージェントが動作するきっかけ
- こんなこともできます
- 設定したエージェントをすぐに実行してみる
- エージェントの動作が正しく設定されているかどうかを確認したい場合は,個人エージェントの一覧から作成したエージェントを選択して,Desktop主画面の[エージェント]-[作業即時実行]を選択します。待機中や停止中のエージェントがすぐに実行され,正しく動作するかどうかを確認できます。ただし,クライアント着信監視テンプレートで,メッセージの表示及び着信アイコンの変更を設定したエージェントは,この操作が実行できません。また,サーバエージェントの場合は,状態が「活動(待機中)」であり,動作するきっかけとしてタイマトリガが指定されているものに対してだけこの操作が実行できます。
- 活動中のクライアントエージェントを編集する場合の注意
- 活動中のクライアントエージェントを編集して保存した場合,そのクライアントエージェントは,停止中になります。編集したクライアントエージェントを再び使用する場合は,活動状態にする操作をしてください。