7.4.2 バックアップの復元
バックアップファイルを使用して,Integrated Desktopの作業環境を[カスタマイズ情報配布]ダイアログを実行する前の状態に戻せます。
以下に,バックアップの復元方法を説明します。
すべてのバックアップ情報を復元する場合は,(1)の操作を実行した後,(2)及び(3)の操作をしてください。
初期ユーザ読み込みフォルダの情報だけを復元する場合は(2)を,登録済みユーザのカスタマイズ情報だけを復元する場合は(3)を実行してください。
- <この項の構成>
- (1) すべてのバックアップ情報(統合セットアップでの設定情報も含む)を復元する
- (2) 初期ユーザ情報読み込みフォルダを復元する
- (3) 登録済みユーザのカスタマイズ情報を復元する
(1) すべてのバックアップ情報(統合セットアップでの設定情報も含む)を復元する
レジストリデータベース及びGroupmaxインストール先フォルダに登録されたカスタマイズ情報を復元します。以下の操作を(a),(b)の順に実行してください。その後,必要に応じて,(c),(d)及び(e)の操作を実行してください。
(a) レジストリデータベースの復元
- レジストリエディタを開いて,以下のレジストリキーの「GmaxXX」部分を名称変更します。
- HKEY_CLASSES_ROOTの下のGmaxXXサブキー
- HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥HITACHIの下のGmaxXXサブキー
- HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHIの下のGmaxXXサブキー
- レジストリデータベースを復元します。
御使用のオペレーティングシステムに応じて,以下の操作を実行してください。
1.gmaxreg.bakファイルの拡張子を「.reg」に変更します。
2.エクスプローラなどからgmaxreg.regファイルをダブルクリックします。
(b) Desktop主画面のカスタマイズ情報の復元
- エクスプローラなどで,Groupmaxインストール先フォルダ¥Desktop¥Data下にあるgmidvo.iniのファイル名称を変更するか,又はファイルを削除します。
- Backup¥Desktop¥Dataの下にあるgmidvo.iniを, Groupmaxインストール先フォルダ¥Desktop¥Dataの下にコピーします。
(c) 文書管理機能のカスタマイズ情報の復元
文書管理機能をインストールしている場合だけ,この操作を実行してください。
- エクスプローラなどで,Groupmaxインストール先フォルダ¥Docman¥Data下にあるusrprof.datのファイル名称を変更するか,又はファイルを削除します。
- Backup¥Docman¥Dataの下にあるusrprof.datを,Groupmaxインストール先フォルダ¥Docman¥Dataの下にコピーします。
(d) ワークフロー案件処理機能のカスタマイズ情報の復元
ワークフロー案件処理機能をインストールしている場合だけ,この操作を実行してください。
- エクスプローラなどで,Groupmaxインストール先フォルダ¥Wfclib¥tools下にあるdomain.csvのファイル名称を変更するか,又はファイルを削除します。
- Backup¥Wfclib¥toolsの下にあるdomain.csvを,Groupmaxインストール先フォルダ¥ Wfclib¥toolsの下にコピーします。
(e) Scheduler及びFacilities Managerのポート番号を復元する
SchedulerやFacilities Managerをインストールしている場合だけ,この操作を実行してください。
- レジストリエディタを開いて,HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥Gmax Client¥0210¥TransportTool¥TransWork¥Scheduler(Schedulerの場合)又はHKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥Gmax Client¥0210¥TransportTool¥TransWork¥Facilities(Facilities Managerの場合)の下のキー「PortNum」に指定されているポート番号を表示します。
- [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[Groupmax Clients]をポイントし,次に[Groupmax統合セットアップ]を選択するか又は[Groupmax Clients]ウィンドウのGroupmax統合セットアップアイコンをダブルクリックして統合セットアップを起動します。
[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログが表示されます。
- [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのサーバタブで「PortNum」に指定されているポート番号を指定します。
(2) 初期ユーザ情報読み込みフォルダを復元する
初期ユーザ情報読み込みフォルダに登録されているカスタマイズ情報を復元します。
- デフォルトの初期ユーザ情報読み込みフォルダを指定している場合
「wkp32」を名称変更します。その後,wkp32.bakを「wkp32」に変更してください。
- 任意のパスで初期ユーザ情報読み込みフォルダを指定している場合
「wkp32」を名称変更します。その後,「ユーザ指定フォルダ¥Backup¥wkp32.bak」を初期ユーザ情報読み込みフォルダ¥wkp32にコピーしてください。
- エージェント機能のカスタマイズ情報を復元するには
wkp32.bak¥Agentの下のすべてのファイルをGroupmaxインストール先フォルダ¥Agent¥Commonの下にコピーしてください。また,wkp32.bak¥Agent¥UserTempの下のすべてのファイルを初期ユーザ情報読み込みフォルダ¥wkp32¥Agentの下にコピーしてください。
(3) 登録済みユーザのカスタマイズ情報を復元する
登録済みユーザのDesktop主画面,エージェント機能及び文書管理機能のカスタマイズ情報を復元します。
- エクスプローラなどで,個人フォルダの下にある次のファイルを削除します。
- Desktopの下にある,拡張子が .dat,.gsd,.regのファイル
- Desktop¥Functionの下にある,拡張子が .dat,.gsd,.regのファイル
- Desktop¥Businessの下にある,拡張子が .dat,.gsd,.regのファイル
- Desktop¥Virtualの下にある,拡張子が .bmp,.dsd,.gsd,.regのファイル
- Agent¥AgtMngr.ini,Agtlfsrv.dat,AgtPtmem.dat
- DocMan¥usrprof.dat,usrprof2.dat
- デフォルトのバックアップファイルの場合は,個人フォルダ¥Backup¥Desktop,Agent又はDocManの下のすべてのフォルダを一つ上の階層にコピーします。ユーザが任意に指定している場合は,ユーザ指定フォルダ¥Backup¥個人フォルダを,登録されているユーザの個人フォルダにコピーします。
上記の操作を実行後,御使用のオペレーティングシステムに応じて,以下の操作を実行してください。ただし,(1)の手順でバックアップを復元した場合は,以下の操作は不要です。
- userreg.bakファイルの拡張子を「.reg」に変更します。
- レジストリエディタを開いてHKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥Gmax Client¥0210¥Users¥ユーザIDの下のすべてキーを,ユーザIDも含めて名称変更します。
- エクスプローラなどで,gmaxreg.regファイルをダブルクリックします。
ユーザのレジストリデータベースが復元されます。