外部宛先台帳は,LDAPに対応しているディレクトリサーバの登録内容を表示する宛先台帳です。複数のディレクトリサーバの情報を,一つの台帳で表示できます。Groupmaxシステムの場合,ディレクトリサーバは,ドメインという単位で構築しています。
例えば,Groupmaxシステムが複数のドメインで構成されている場合では,自分の宛先が所属するドメインのシステム宛先台帳と,その他のドメインのシステム宛先台帳を,一つの階層で表示できます。そのため,システム宛先台帳と同じ操作方法で,別のドメインに所属しているユーザの宛先を指定できます。
ここでは,外部宛先台帳を利用する上で知っておきたいことを紹介します。
(1) ドメインとは
ドメインとは,システムを構成する単位です。Groupmaxでは,システム管理者がドメインという単位でGroupmaxシステムを構築できます。例えば,A社内のGroupmaxシステムを,本社,横浜支社,大阪支社でそれぞれドメインを構築して運用できます。この場合,自分の宛先が所属するドメインが自ドメイン,その他のドメインが他ドメインとなります。
システム宛先台帳は,ドメインごとにシステム管理者が作成した自分のドメイン内の宛先台帳,外部宛先台帳は,Groupmaxシステムを構成する全ドメインの宛先台帳に当たります。
(2) 外部宛先台帳の利用方法
外部宛先台帳は,新規メール作成用のメッセージエディタの[宛先指定]ダイアログから利用します。[宛先指定]ダイアログの「宛先ツリー」には,システム宛先台帳やローカル宛先台帳と同様に外部宛先台帳内の階層が表示されます。