7.2.5 コマンドラインから実行する
[カスタマイズ情報マスタ作成]ダイアログで作成したカスタマイズ情報は,[ファイル名を指定して実行]ダイアログのコマンドラインからの操作でも,配布先のパーソナルコンピュータへ配布できます。ただし,/NODISPLAYオプションを指定した場合は,配布作業時にGUIが表示されないため注意してください。
コマンドラインから実行する場合のコマンドの記述形式は,以下に示すとおりです。
- 形式
gmaxinst.exe△〔/NODISPLAY〕〔/USERTEMP:初期ユーザ情報読み込みフォルダのパス 〕〔/(UN|UA|UB)〕〔/LOG:ログ出力ファイルのパス〕〔/RUN:起動する実行モジュールのパス〕〔/NOBACKUP〕〔/BACKUP:バックアップ先フォルダパス〕〔/REGONLY〕〔/MASTER:パス〕
gmaxinst.exe△〔/LOAD:レジストリファイル〕
- オプション
- /NODISPLAY
- [カスタマイズ情報配布]ダイアログを表示しないで,カスタマイズ情報の配布処理を実行します。このオプションは,バッチ処理で配布する場合に指定します。
- なお,gmaxinst.optファイルでは,/NODISPLAYオプションを指定する必要はありません。
- /USERTEMP:
- 初期ユーザ情報読み込みフォルダのパスをフルパスで指定します。
- /UN,/UA又は/UB
- 新規ユーザだけに配布する場合は「/UN」を指定します。
- 登録済みユーザだけに配布する場合は「/UA」を指定します。
- 新規ユーザ及び登録済みユーザに配布する場合は「/UB」を指定します。
- このオプションを省略した場合は,「/UB」が設定されます。
- 例えば,配布先のフォルダが「c:¥gmax¥usertemp」で,新規ユーザだけに配布する場合は,「/USERTEMP:c:¥gmax¥usertemp△/UN」となります。
- /LOG:
- ログ出力ファイルをフルパスで指定します。このオプションの省略時は,Gmaxcl¥Common¥Log¥gmaxinst.logが設定されます。
- /RUN:
- 配布終了後,起動する実行モジュールをフルパスで指定します。ただし,実行モジュールに対するオプションは指定できません。
- /NOBACKUP
- バックアップを取得しないで,配布する場合に指定します。
- /BACKUP:
- バックアップ先のフォルダをフルパスで指定します。
- /REGONLY
- Integrated Desktop主画面のカスタマイズ情報のうち,レジストリに格納されている情報だけを配布する場合に指定します。このオプションを指定すると,個人フォルダに格納されている情報は配布されません。
- /MASTER:
- gmaxinst.exeの作業フォルダのパスとカスタマイズ情報を格納しているフォルダのパスは同じである必要がありますが,異なっている場合,このオプションでカスタマイズ情報を格納しているフォルダをフルパスで指定することでgmaxinst.exeを起動できます。
- 例えば,gmaxinst.exeを起動するためのプログラムから,カスタマイズ情報のフォルダと異なる作業フォルダのパスでgmaxinst.exeを起動する場合など,このオプションでカスタマイズ情報のフォルダのパスを指定しておく必要があります。
- なお,このオプションの省略時は,gmaxinst.exeの作業フォルダのパスが設定されます。
- /LOAD:
- レジストリファイルを読み込みたい場合,このオプションを指定します。このオプションに続けて指定したレジストリファイルをレジストリデータベースに登録します。レジストリファイルは,一つだけ指定できます。
- このオプションを指定した場合,/LOAD:以外のオプションは無視されます。