Groupmaxの各機能をIntegrated Desktopで使用するために,Groupmaxの各アプリケーションのサーバに関する情報を設定します。
サーバのアドレスやポート番号は,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのサーバタブで設定します。
(1) Addressサーバに関する設定
Addressサーバのアドレス及びポート番号を設定します。アドレスには,IPアドレス又はドメイン名が指定できます。また,アドレス解決をクライアントで行うかどうかを指定できます。指定内容については,システム管理者にお問い合わせください。
(2) Groupmaxアプリケーションのポート番号の設定
Groupmaxアプリケーションがインストールされている場合,そのGroupmaxアプリケーションのサーバのポート番号を設定します。指定内容については,システム管理者にお問い合わせください。
(3) そのほかのGroupmaxアプリケーションを使うためのセットアップ
[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのMailタブ,Addressタブ,Directoryタブ及びエージェントタブで設定できる項目は以下の項目です。セットアップ方法の詳細については,Integrated DesktopのGroupmaxセットアップのオンラインヘルプを参照してください。
(a) メールの着信通知の有無及び着信通知方式の設定(Mailタブ)
メールや回覧の着信をアイコンで通知する機能を使用する場合,「着信通知を行う」をチェックして,着信通知方式を設定します。着信通知方式は,メールや回覧が送付されるたびに着信通知するイベント通知方式,又はある一定の時間ごとに着信通知するポーリング方式のどちらかを選択できます。
メールや回覧の着信通知の有無及び着信通知方式に関する設定は,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのMailタブで実行します。
Mailタブでの設定の完了後,エージェント機能の着信監視エージェントを利用してメールや回覧の着信を監視するように設定します。
(b) ユーザごとにメールの署名ファイル及びローカル宛先台帳を持つようにする設定(Addressタブ・Mailタブ)
1台のパーソナルコンピュータを複数のユーザで使用するなどの運用の場合,メールの署名ファイル及びローカル宛先台帳をユーザごとに持つことをお勧めします。メールの署名とは,手紙でいう差出人の住所や氏名のことです。ローカル宛先台帳とは,メールの宛先や送信先を管理する自分用の宛先台帳のことです。署名の文字列及びメールの宛先を登録したローカル宛先台帳は,あらかじめ作成しておくことが必要です。
署名ファイルをユーザごとに持つ設定にするには,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのMailタブで設定します。
ローカル宛先台帳をユーザごとに持つ設定にするには,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのAddressタブで設定します。
なお,署名ファイル及びローカル宛先台帳をユーザごとに持つ設定にした場合は,Groupmaxにログインしてからメール操作を実行してください。Groupmaxにログインしていないと,メッセージエディタ起動時やローカル宛先台帳を使用する機能の利用時に[Groupmaxログイン]ダイアログが表示されますので,そこでログイン操作をしてください。
(c) ログイン時に最新の役職情報をサーバから取得するための設定(Addressタブ)
役職情報とは,ユーザの役職についての情報です。
最新の役職情報を取得したい場合は,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのAddressタブで,ログイン時に役職情報を取得する設定にしてください。サーバにログインするごとに最新の役職情報が取得されます。
(d) 外部宛先台帳を利用するための設定(Directoryタブ)
Lightweight Directory Access Protocol(以降,LDAPと呼びます)に対応しているディレクトリサーバの登録内容を表示する台帳です。複数のディレクトリサーバの情報を,一つの台帳で表示できます。Groupmaxシステムの場合は,ディレクトリサーバは,ドメインという単位で構成されています。
例えば,Groupmaxシステムが複数のドメインで構成されている場合では,自分の宛先が所属するドメインのシステム宛先台帳と,その他のドメインのシステム宛先台帳を,一つの階層で表示できます。
外部宛先台帳は,Directory Clientがインストールされている場合に利用できます。外部宛先台帳を利用できるようにするには,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのDirectoryタブで,ディレクトリサーバの接続先や検索に必要な詳細情報などを指定してください。
(e) Integrated Desktopからサーバエージェントを利用するための設定(エージェントタブ)
Integrated Desktopからサーバエージェントを操作するためには,エージェントサーバ(Groupmax Agent Server Version 5)との接続が必要です。[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのエージェントタブで,「エージェントサーバに接続する」を選択状態にし,エージェントサーバのアドレスとポート番号を設定してください。アドレスには,IPアドレス又はドメイン名が指定できます。指定内容については,システム管理者にお問い合わせください。