7.2.4 リモートインストールで配布する
Groupmax Remote Installation Server Version 3やJP1/NETM/DMなどのリモートインストールを利用してカスタマイズ情報を配布できます。リモートインストールを利用すると,一つのパーソナルコンピュータから複数のパーソナルコンピュータへカスタマイズ情報を配布できるため便利です。
システム管理者が配布元となるカスタマイズ情報をファイルに格納する作業までは,フロッピーディスクで配布する場合とほとんど同じですが,[カスタマイズ情報マスタ作成]ダイアログの作成するマスタフォルダのパスには,共用ファイルサーバのパスを指定してください。
以下に,リモートインストールを利用した場合の配布手順を説明します。既に,Integrated Desktopをインストールしている場合は,操作手順2.から実行してください。
- Integrated Desktopを各ユーザのパーソナルコンピュータにインストールします。
- 作成したカスタマイズフォルダ内にある「gmaxinst.opt」ファイルをテキストエディタなどで開きます。
- 空の状態のファイルが表示されます。
- インストールのオプションを指定し,上書き保存します。
「gmaxinst.opt」ファイルに指定できるオプションは次のものです。
- /USERTEMP:
- /U
- /LOG:
- /RUN:
- /NOBACKUP
- /BACKUP:
- /REGONLY
- /MASTER:
- /LOAD:
例えば,これらの各オプションを組み合わせて「/USERTEMP:c¥gmax¥usertemp△/UN」のように指定できます。このオプションの指定内容は,「配布先のフォルダをc:¥gmax¥usertempに指定して,新規ユーザだけに配布する」を意味します。
各オプションの意味については,「7.2.5 コマンドラインから実行する」を参照してください。
- Groupmax Remote Installation Server Version 3がインストールされているサーバから,カスタマイズ情報のファイル([カスタマイズ情報配布]ダイアログを含む)をパッケージします。パッケージは,Packagerを利用します。
パッケージ名には,「IntegratedDesktopCustomize」を指定します。
Groupmax Remote Installation Server Version 3の操作方法,及びPackagerでのファイルパッケージの操作方法については,マニュアル「Windows NT Groupmax Remote Installation Server Version 3」を参照してください。
- Remote Installation Managerを起動して,パッケージしたカスタマイズ情報を各ユーザのパーソナルコンピュータにリモートインストールします。
リモートインストールが終了すると,カスタマイズ情報が各ユーザのパーソナルコンピュータに配布されます。
リモートインストールの操作方法については,マニュアル「Windows NT Groupmax Remote Installation Server Version 3」を参照してください。