モバイルでの運用時に,ログイン状態で回線が切れてしまうと,再度ログインしようとしても,「同じログイン名称で既にログインされています。」のメッセージが表示されてログインできない場合があります。
これは,ログイン中に回線が切れた場合でもサーバにはログインの情報が残るため,再度ログインしようとすると二重ログインとなってしまうからです。
この問題を解消するために,サーバで「後着優先ログイン」という機能を提供しています。
後着優先ログインでは,既に同一のユーザでログインしている状態で更にログインした場合,先にログインしているユーザをログアウトさせ,後からログインしたユーザをログインさせます。
後着優先ログイン機能を利用するには,サーバでの設定が必要です。設定によっては,ログイン方式がクライアントの要求によって決まる場合があります(サーバの設定については,システム管理者に確認してください。なお,サーバのデフォルトの設定では,ログイン方式はクライアントからの要求によって決まります)。
ログイン方式がクライアントからの要求で決まる場合,クライアントからのログイン要求は,Integrated Desktopの統合セットアップでの指定によります。統合セットアップのダイアルアップ接続タブで「ダイアルアップ接続を使用する」をチェックした場合,サーバに対して後着優先ログインを要求します。「ダイアルアップ接続を使用する」をチェックしない場合,クライアントからのログイン方式の指定は後着優先ログインではなく,通常ログインとなります(LAN接続の場合は,必ず通常ログイン要求となります)。