4.1.14 メールを暗号化する

Groupmaxでは,次のプログラムがインストールされている場合,メールの本文や添付ファイルの内容を暗号化して送ったり,暗号化してある受信メールの内容を元のデータに戻したりできます。暗号化することで,データの機密保護をより強化して運用できます。

Mail - Security Option
Mail - Security Optionは,インターネットの標準的な暗号メールであるS/MIMEに準拠しています。イントラネットでのメールだけでなく,インターネットでのメールの送受信を安全に行うことができます。
また,S/MIMEに対応したほかのメールソフトを使用している相手と暗号化したメールやデジタル署名したメールの送受信ができます。
Mail - Security Optionの設定方法及びIntegrated Desktopでのメールの暗号化の方法,デジタル署名の方法については,Mail - Security Optionのオンラインヘルプを参照してください。
Keymate/Multi
Keymate/Multiがインストールされている場合,メールの内容を暗号化して盗聴や改ざんを防止するほか,メールを圧縮して送受信できます。Keymate/Mulitでメールを暗号化したり復号化したりするには,メールを利用する前にKeymate/Multiにあらかじめログインしておく必要があります。暗号化してあるメールには,主題の先頭に暗号化したメールであることを示す記号が付いています。
メールを暗号化して送る
Keymate/Multiでメールを暗号化して送るときには,Keymate/Multiにログインしていることを確認してから,メッセージエディタの[メッセージ]-[送信属性...]を選択してKeymate/Multiの暗号化に関する設定をしてください。
メールを復号化する
暗号化したデータを元のデータに変換して戻すことを,復号化といいます。Keymate/Multiで暗号化してあるメールを復号化するときには,Keymate/Multiにあらかじめログインしてから,INBOXのリストビューから暗号化してあるメールを選択してダブルクリックしてください。
Keymate/Multiでメールを暗号化したり復号化したりする場合,幾つかの注意事項があります。これらの注意事項については,Integrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。また,暗号化及び復号化の仕組みについては,マニュアル「MULTI2暗号ライブラリ&ユーティリティ Keymate/Multi ユーザーズガイド」を参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
S/MIME又はKeymate/Multiによるセキュリティ,暗号化,復号化