3.7.2 サーバエージェントを利用するには
サーバエージェントは,エージェントサーバ(Groupmax Agent Server Version 5)と連携することで,「特定の時刻にデータベースの情報を検索して,その結果をメールで送付する」などの作業が指定できるエージェントです。
- <この項の構成>
- (1) サーバエージェントを利用するためにエージェントサーバと接続する
- (2) サーバ側で用意されたテンプレートエージェントを基にサーバエージェントを作成する
- (3) サーバエージェントマネージャからサーバエージェントを操作する
- (4) 作成したエージェントを個人エージェントとして保存する
- (5) サーバエージェントの状態
- (6) エージェントのログを参照する
(1) サーバエージェントを利用するためにエージェントサーバと接続する
サーバエージェントを利用するためには,エージェントサーバとの接続が必要です。エージェントサーバに接続すると,Desktop主画面にサーバエージェントフォルダが表示され,そこからサーバエージェントに関する操作が実行できます。
エージェントサーバとの接続方法については,「3.7.3 エージェント機能を利用するための準備」を参照してください。
また,エージェントサーバが提供しているエージェント機能の詳細については,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 エージェント作成ガイド」を参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- サーバエージェント
(2) サーバ側で用意されたテンプレートエージェントを基にサーバエージェントを作成する
クライアントエージェントと同様,サーバエージェントを作成するにはテンプレートエージェントを利用します。Integrated Desktopから利用できるサーバエージェント作成用のテンプレートエージェントを次に示します。
- 補足
- これらのテンプレートエージェントは,あらかじめサーバ側で用意されている必要があります。詳細については,システム管理者にお問い合わせください。
- Agent - Applicationのテンプレートエージェントを利用する
Workflow,Mail及びDocument Managerの各サーバにAgent - Applicationが組み込まれている場合は,Agent - Applicationで提供されているテンプレートエージェントを使用して,ワークフロー案件や個人メール,共用キャビネットの文書を監視するためのサーバエージェントを作成できます。
Agent - Applicationのテンプレートエージェントからサーバエージェントを作成する方法については,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 エージェント作成ガイド」及びAgent - Applicationのオンラインヘルプを参照してください。
- プログラマが作成した独自のテンプレートエージェントを利用する
エージェントサーバで提供されているエージェント作成用の関数を使用してエージェントのプログラムを作成すれば,作業の目的に合わせた独自のテンプレートエージェントを作成できます。Integrated Desktopからは,これらのテンプレートエージェントを利用して,サーバエージェントを作成できます。
サーバエージェント用のテンプレートエージェントの作成方法及び関数の詳細については,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 リファレンス」を参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- サーバエージェントの作成手順,テンプレートエージェント
(3) サーバエージェントマネージャからサーバエージェントを操作する
Integrated Desktopを起動しないでサーバエージェントに関する操作をするためのツールとして,サーバエージェントマネージャを提供しています。サーバエージェントマネージャの操作については,「3.7.8 サーバエージェントマネージャからのサーバエージェント操作」を参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- サーバエージェントマネージャ
(4) 作成したエージェントを個人エージェントとして保存する
テンプレートエージェントを利用して作成したサーバエージェントは,クライアントエージェントと同様に,個人エージェントとして個人エージェントフォルダ内に保存されます。サーバエージェントの個人エージェントフォルダは,サーバエージェントフォルダの下位に表示されます。
- 作成できるサーバエージェントの上限値
- サーバエージェントは,エージェントサーバの環境設定で上限値が決まります。サーバエージェントの上限値の詳細については,マニュアル「Windows NT Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」又は「Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」を参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- 個人エージェント
(5) サーバエージェントの状態
サーバエージェントの状態は,Desktop主画面やサーバエージェントマネージャのリストビューの「状態」欄で確認できます。
サーバエージェントには,次の八つの状態があります。
- 活動(作業中)
エージェントが実行されてアクション実行の完了待ちの状態のことです。
- 活動(待機中)
トリガ監視中の状態のことです。
- 登録中
エージェントがサーバに登録されるときの登録処理中の状態のことです。
- 停止
ユーザの停止要求によってエージェントが停止した(トリガ監視や実行などのエージェントとして動作をしない)状態のことです。停止中のエージェントは,「停止」(ログイン種別に関係なくエージェントが活動しない状態)か,「停止(オフライン)」(ログイン種別がオフラインのため活動しない状態)かに分かれます。
- 停止処理中
エージェントを停止状態にするための処理中の状態のことです。
- 活動(エラー)
アプリケーションのサーバが起動されていないなど,トリガ監視中やアクション実行中に回復できるエラーが発生した状態のことです。
- 停止(エラー)
エラーの発生によってエージェントが停止した状態のことです。
- 停止処理中(エラー)
エラーの発生によってエージェントが停止状態になるときの停止処理中の状態のことです。
(6) エージェントのログを参照する
サーバエージェントが活動中に処理されたログの一覧も[エージェントログ]ウィンドウに表示されます。ウィンドウを表示するには,個人エージェントの一覧からログを参照したいサーバエージェントを選択して,Desktop主画面の[エージェント]-[ログ]を選択します。
- ■ヘルプでのキーワード■
- エージェントログの参照