3.2.4 メールを受け取る

ここでは,メールを受け取ったときの基本操作について説明します。

<この項の構成>
(1) 受け取ったメールを表示する
(2) INBOX内の受信メールを受信控えに格納する
(3) メールの受信ではこんなこともできます

(1) 受け取ったメールを表示する

メールを受け取ると,INBOXのリストビューにタイトルや送信者が表示されます。表示したいメールを選択してダブルクリックすると,次の図に示す受信メール表示用のメッセージエディタにメールの内容が表示されます。

メールの本文部分は,メールの作成元の本文モード(リッチテキストモード又はプレーンテキストモード)の設定に合わせて表示されます。プレーンテキストモードに設定してある環境でメールを表示した場合でも,作成元の本文モードがリッチテキストモードのときは,受け取った側もリッチテキストモードで表示されます。

図3-11 受信メール表示用のメッセージエディタ

[図データ]

注意
送信時に親展が設定されているメールを表示する場合は,親展パスワードを入力する必要があります。
参考
INBOX内のメールをまとめて保存しておきたいときには,受信控えに格納しておくと便利です。使用方法については,「(2) INBOX内の受信メールを受信控えに格納する」を参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
親展パスワード,リッチテキストモード,プレーンテキストモード
添付ファイルの内容を読む
添付されているファイルを選択してダブルクリックすると,添付ファイルに対応するアプリケーションが起動され,ファイルの内容をその場で読むことができます。
添付ファイルを保存する
添付されてきたファイルを個人フォルダに保存したり,共通で利用する帳票として共用キャビネットのフォルダに文書として保存したりすることができます。また,Windowsのファイルシステム(エクスプローラ上の任意のフォルダなど)に保存しておけば,Integrated Desktopの終了後に,添付されてきた資料を印刷したり編集したりできます。共用キャビネットでのファイルの具体的な運用方法については,「3.8 共用キャビネットを利用する」を参照してください。
添付ファイルを保存するには
添付ファイルを保存するには,次の方法があります。
  • [添付ファイル]ボタンをクリックするか,又は[メッセージ]-[添付ファイル...]を選択します。[添付ファイル]ダイアログ内のファイルを選択して[デスクトップ...]又は[Groupmax...]ボタンをクリックします。
  • 添付ファイルバーに表示されているファイルを選択し,Desktop主画面の個人フォルダ及び共用キャビネット内のフォルダや,エクスプローラ上のフォルダにドラッグ&ドロップします。
■ヘルプでのキーワード■
添付ファイルを保存する
受け取ったメールに返信する
受け取ったメールに返事を出す場合,次のどちらかを実行すると,返信メール作成用のメッセージエディタが表示されます。
  • メッセージエディタに受信メールの内容が表示されている状態で,[メッセージ]-[返信]を選択します。
  • INBOXや受信控えで受信メールを選択して,[返信]ボタンをクリックするか,又は[メッセージ]-[返信]を選択します。
 
返信メールの主題の先頭には,返信のメールであることを示す「Re:」が自動的に設定されます。
受け取ったメールが返信メールの場合,「Re[返信を繰り返した回数]:」が主題の先頭に設定されます。
受け取ったメールの主題が「4/17連絡会議の開催時間」の場合
Re:4/17連絡会議の開催時間
受け取ったメールの主題が「Re:4/17連絡会議の開催時間」(返信メール)の場合
Re[2]:4/17連絡会議の開催時間
上記の例以外にも,受け取ったメールがどのような条件のメールであるかによって,主題に付く返信の回数の表示方法は異なります。詳細については, Integrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
返信
別の人にメールを転送する
受け取ったメールを別の人に転送する場合,次のどちらかを実行すると,転送メール作成用のメッセージエディタが表示されます。
  • メッセージエディタに受信メールの内容が表示されている状態で,[メッセージ]-[転送]を選択します。
  • INBOXや受信控えで受信メールを選択して,[転送]ボタンをクリックするか,又は[メッセージ]-[転送]を選択します。
 
転送メールの主題の先頭には,転送のメールであることを示す「Fw:」が自動的に設定されます。
受け取ったメールが転送メールの場合,「Fw[転送を繰り返した回数]:」が主題の先頭に設定されます。
受け取ったメールの主題が「4/17連絡会議の開催時間」の場合
Fw:4/17連絡会議の開催時間
受け取ったメールの主題が「Fw:4/17連絡会議の開催時間」(転送メール)の場合
Fw[2]:4/17連絡会議の開催時間
上記の例以外にも,受け取ったメールがどのような条件のメールであるかによって,主題に付く転送の回数の表示方法は異なります。詳細については, Integrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
転送

(2) INBOX内の受信メールを受信控えに格納する

INBOX内の受信メールを,必要に応じて受信控えに格納しておくことができます。受信控えに格納したメールは,INBOXと同じ操作で内容を表示できます。したがって,受信メールをまず受信控えに格納しておき,後で目的別のローカルフォルダやエクスプローラ上のフォルダに保存しておくという運用もできます。

オフラインで利用しているときに受信控えにメールを格納する操作の詳細については,「5.3 モバイル機能を使ってメールを利用する」を参照してください。

(a) INBOX内のメールを一括格納する

  1. Desktop主画面の[受信控えに一括格納]ボタンをクリックするか,又は[モバイル]-[受信控えに一括格納]を選択します。
    INBOX内のメールが受信控えに格納されます。格納中は現在の処理状況を示すダイアログが表示され,格納が終了すると格納結果が画面に表示されます。

 

受信控えに格納されたメールの表示方法は,INBOX内のメールを表示する方法と同じです。

メールを選択して格納できます
INBOX内のメールを個別に受信控えに格納したいときは,格納したいメールをINBOXから選択して,Desktop主画面の[モバイル]-[受信控えに格納]を選択するか,受信控えにドラッグ&ドロップします。

(b) メールの一括送信と一括格納を続けて実行する

OUTBOX内のメールを一括送信し,続けてINBOX内のメールを受信控えに一括格納できます。Desktop主画面の[送信と格納]ボタンをクリックするか,又は[モバイル]-[送信と格納]を選択してください。

■ヘルプでのキーワード■
送信と格納

(c) 親展メールや暗号化されたメールを格納する

メールの属性に親展が設定されたメールを受信控えに格納するときには,格納中に親展パスワードを入力するダイアログが表示されます。また,Keymate/Multiで暗号化してあるメールを受信控えに格納するときには,あらかじめKeymate/Multiにログインしておく必要があります。受信控えに格納した後は,Keymate/Multiにログインをしなくても内容を表示できます。S/MIMEで暗号化したメール又はデジタル署名したメールについては,Mail - Security Optionのオンラインヘルプを参照してください。

(d) 一括格納するメールの条件を変更する

INBOX内の未読メールを格納するかどうかや,すべてのメールを格納するかどうかなど,一括格納されるメールの条件をユーザが任意に設定できます。

条件を変更するには,Desktop主画面の[モバイル]-[設定...]を選択し,[設定]ダイアログで条件を設定してください。条件を設定できる項目を次に示します。

(e) 一括格納時にエラーが発生したときには

一括格納をするときには,使用環境や操作時の状況によって,いろいろな注意事項があります。主な注意事項やエラーが発生したときの操作については,「5.3.4 モバイル機能を使ってメールの送信や格納をするときの注意事項」及びIntegrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。

■ヘルプでのキーワード■
一括格納,格納,受信控え

(3) メールの受信ではこんなこともできます

着信監視エージェントで,メールの到着が分かります
メールが到着すると,着信監視エージェントの設定に従って,到着したことが画面に表示されます。着信監視をするための設定は,エージェント機能を利用します。設定方法については,「3.7.5 メールや回覧,ワークフロー案件,スケジュール予約の着信を監視する設定」を参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
メールの着信監視