付録A.1 Integrated Desktop操作時に作成される不要なファイルの削除
Integrated Desktop上でメール機能やサーバエージェント機能を利用したり,ファイルを別のフォルダにドラッグ&ドロップしたりした場合,これらの情報はIntegrated Desktopの作業用ファイルとして保持されています。このようなファイルは不要なため,削除する必要があります。
不要な作業用ファイルの削除方法について,メール機能利用時の場合,サーバエージェント機能利用時の場合,ファイルをドラッグ&ドロップした場合に分けて次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) メール機能利用時に作成される作業用ファイルの削除方法
- (2) サーバエージェント利用時に作成される作業用ファイルの削除
- (3) ドラッグ&ドロップ操作時に作成される作業用ファイルの削除方法
(1) メール機能利用時に作成される作業用ファイルの削除方法
メール機能を使用した場合,テンポラリフォルダに不要な作業用ファイルが残ることがあります。このような不要な作業用ファイルを削除するには,インストール先ディレクトリ¥Common¥Program¥GmDelMan.exeをスタートアップに登録して,Windowsの起動時にこのプログラムが起動されるような設定にしてください。
- 注意
- ただし,GmDelMan.exeは,Groupmax起動中には起動しないでください。
(2) サーバエージェント利用時に作成される作業用ファイルの削除
クライアントでテンプレートエージェントを使用してサーバエージェントを生成する場合,Groupmax Agent Serverからファイル転送用フォルダ(ディレクトリ)に,次に示すファイルがダウンロードされます(なお,「ファイル転送用フォルダ(ディレクトリ)」は,インストール先ディレクトリ¥Agent¥Tmpに設定されています)。
- テンプレート定義ファイル
- 定義画面で使用する詳細ダイアログのDLLファイル
これらのファイルが必要なくなった場合は,エクスプローラなどを使用して次に示す場所のファイルを削除してください。
- テンプレート定義ファイル
ファイル転送用フォルダ(ディレクトリ)¥templateの下のフォルダ及びファイル
- 詳細ダイアログのDLLファイル
ファイル転送用フォルダ(ディレクトリ)¥libraryの下のフォルダ及びファイル
(3) ドラッグ&ドロップ操作時に作成される作業用ファイルの削除方法
機能指向環境又は仮想オフィス環境から,エクスプローラなどへファイルをドラッグ&ドロップした場合に作成される作業用ファイルには,一定時間が経過すると自動的に削除されるものと削除する操作が必要なものがあります。
(a) 自動的に削除される作業用ファイル
次に示すファイルをエクスプローラなどへドラッグ&ドロップすると,作業用ファイルが作成されます。
- 機能指向環境のINBOX,受信控え,送信ログ及びOUTBOXのメール
- 機能指向環境の掲示板の記事及び共用キャビネットの文書
- [共用キャビネットの検索]ウィンドウから検索した文書ファイル
- 分類索引帳エディタに登録されたフォルダなど
上記のファイルのドラッグ&ドロップ時に作成される作業用ファイルのサイズ及び作成場所は以下のとおりです。ここで説明する作業用ファイルは,一定時間の経過後に同一ユーザで再度ログインすると自動的に削除されるため問題ありません。
- 機能指向環境のINBOX,受信控え,送信ログ及びOUTBOXのメール,掲示板の記事,共用キャビネットの文書をドラッグ&ドロップした場合
- 作業用ファイルのサイズ
ドラッグ&ドロップしたファイルサイズと同じです。
- 作業用ファイルが作成される場所
Windowsのテンポラリディレクトリ¥ユーザID(通常,¥Windows¥Temp¥ユーザID)です。
- [共用キャビネットの検索]ウィンドウから検索した文書ファイルなどをドラッグ&ドロップした場合
- 作業用ファイルのサイズ
ドラッグ&ドロップしたファイルサイズと同じです。
- 作業用ファイルが作成される場所
Windowsのテンポラリディレクトリ¥ユーザID(通常,¥Windows¥Temp¥ユーザID)です。
- 分類索引帳エディタのフォルダなどをドラッグ&ドロップした場合
- 作業用ファイルのサイズ
ドラッグ&ドロップしたファイルサイズと同じです。
- 作業用ファイルが作成される場所
Windowsのテンポラリディレクトリ¥ユーザID(通常,¥Windows¥Temp¥ユーザID)です。
(b) 削除する必要のある作業用ファイル
Integrated Desktopを以下のように運用している場合は,ドラッグ&ドロップ時に作成された作業用ファイルを削除する必要があります。
- 1台のパーソナルコンピュータを複数のユーザで使用している場合
例えば,出張先などで一時的にIntegrated Desktopを使用した場合が考えられます。この場合,今後そのユーザでログインされることがない場合,一時的にIntegrated Desktopを利用したユーザの作業用ファイルがパーソナルコンピュータに残ってしまいます。このような不要なファイルは削除した方がハードディスクの容量を有効に活用できます。
- ネットワーク上にユーザ環境ファイルを一括管理している場合
例えば,ネットワークの共用ファイルサーバなどにユーザの個人フォルダを登録して一括管理している場合があります。このような運用の場合,作業用ファイルが発生することを考慮したファイル(ハードディスク容量)管理をする必要があります。
- 不要な作業用ファイルの削除方法
不要な作業用ファイルは,以下の方法で削除できます。
- Groupmax統合セットアップの[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのDesktop環境タブの[ユーザ...]ボタンをクリックします。
[ユーザ情報]ダイアログが表示されます。
- ユーザ一覧に表示されているユーザIDから,不要なユーザIDを削除します。
- エクスプローラなどでWindowsのテンポラリディレクトリ¥ユーザID(通常,¥Windows¥Temp¥ユーザID)のディレクトリを削除します。
不要な作業用ファイルが削除されます。