3.7.5 メールや回覧,ワークフロー案件,スケジュール予約の着信を監視する設定
メールや回覧,ワークフロー案件,スケジュール予約の着信を監視し,その到着をユーザに通知するクライアントエージェントを作成できます。着信監視エージェントを設定しておけば,ほかの作業をしながらでも,常に案件の新着が把握できるため,作業処理効率が向上します。
ここでは,着信監視エージェントを設定する場合のポイントについて説明します。操作方法の詳細については,Integrated Desktopのエージェントのオンラインヘルプを参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 着信を監視する対象の選択
- (2) 案件新着時の動作の設定
- (3) こんなこともできます
(1) 着信を監視する対象の選択
案件の着信を監視するエージェントを設定するには,クライアントエージェントのテンプレートエージェントの一覧から「クライアント着信監視」をダブルクリックします。表示された[エージェント定義]ウィンドウで,着信監視する対象となる案件を選択します。
監視対象には,ワークフロー案件(ユーザトレーに到着した案件だけ),メール(個人,回覧及び組織),スケジュール予約(Schedulerがインストールされている場合)が選択でき,一度に数種類の案件を監視する設定もできます。ただし,次のことに注意してください。
- ワークフロー案件は,ユーザトレーに到着した案件だけが監視対象となります。INBOXにロールトレーを表示する設定にしている場合でも,ロールトレーのワークフロー案件は監視対象になりません。
- ワークフロー案件の着信を監視するエージェントは,一つだけ活動させることができます。
- メールや回覧の着信を監視する場合は,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのMailタブで,「着信通知を行う」を選択していることを確認してください。
- 個人メールを監視対象に選択した場合は,個人メールの着信に加えて回覧メールの着信も監視対象となります。
- ■ヘルプでのキーワード■
- クライアント着信監視エージェント,着信監視,メールの着信監視,
- 回覧の着信監視,ワークフロー案件の着信監視
- メールの着信監視時間の設定
- [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのメールの着信通知の設定で,「イベント方式」を選択している場合は,メールの着信があるかどうかを監視する時間の間隔(着信監視時間)が10分に設定されています。この値を変更することはできません。
- ポーリング方式を選択している場合は,[オプション]ダイアログの着信監視タブでメールの着信監視時間を変更できます。デフォルトは,30分に指定されていますが,この値を変更することもできます。ダイアログは,Desktop主画面の[ツール]-[Groupmaxの設定]-[Mailの設定...]を選択して表示します。
- ■ヘルプでのキーワード■
- ポーリング,メールの着信監視時間の設定
- ワークフロー案件の着信監視時間の設定
- ワークフロー案件の着信を監視する場合は,[着信監視時間の変更]ダイアログで着信監視時間を変更できます。設定範囲は,1~1,440分(1日)で,デフォルトは30分に設定されています。ダイアログは,[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」の[詳細...]ボタンをクリックして表示します。
- スケジュール予約の着信監視時間の設定
- スケジュール予約の着信を監視する場合は,appomouse.iniファイルに次の記述内容を追加することで着信監視時間を変更できます。
![[図データ]](figure/zu032510.gif)
- 例えば,Time=10にした場合,着信監視間隔は10分に設定されます。スケジュール予約の着信監視時間の設定範囲は,1~60分で,デフォルトは5分に設定されています。
(2) 案件新着時の動作の設定
案件の新着に対するエージェントの動作を指定します。エージェントの動作には,案件が届いたら着信通知アイコンの絵柄を変更する,新着があったことを知らせるメッセージを表示する,INBOXを表示するなどが選択できます。
タスクバーの着信通知アイコンの絵柄を変更する設定にすると,次の図のようなアイコンの絵柄や色の変化で,新着の案件があることが分かります。
図3-26 着信通知アイコンの状態の変化(個人メールの着信を監視する設定の場合)
![[図データ]](figure/zu032600.gif)
操作方法の詳細については,Integrated Desktopのエージェントのオンラインヘルプを参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- エージェントの動作,エージェントが動作するきっかけ
(3) こんなこともできます
- デフォルトで提供されているメールや回覧の着信監視機能を使う
- システムのデフォルトとして,「Mail(個人)着信監視」エージェントが提供されています。このエージェントは,エージェント機能を新規で使用する場合に利用できます。
- システムのデフォルトとして提供されているエージェントの設定方法の詳細については,Integrated Desktopのエージェントのオンラインヘルプを参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- 着信監視
- Integrated Desktopを起動しないで案件の着信を監視する
- Integrated Desktopのインストール時に着信監視エージェントが登録されている場合,次の操作をしてGroupmaxにログインし,エージェントマネージャを起動してください。Integrated Desktopを起動しなくてもメールや回覧の着信を監視できます。
- [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[Groupmax Clients]をポイントし,次に[エージェントマネージャ]を選択します。
- [Groupmax Clients]ウィンドウのエージェントマネージャアイコンをダブルクリックします。
- メールや回覧が着信したことは,タスクバーに表示されたMail(個人)着信通知アイコンの絵柄の変化で分かります。
- Integrated Desktopを起動していない場合でも,エージェント機能を利用したい場合の操作については,Integrated Desktopのエージェントのオンラインヘルプを参照してください。
- ■ヘルプでのキーワード■
- Integrated Desktopを起動しないでエージェントを活動させる,
- Mail(個人)着信監視アイコン