5.1.1 モバイル機能はこんなときに使う

複数のメールを作成しておいて後でまとめて送信する場合,「メールの本文を作成する」・「取り出した文書を基に編集する」という作業は,サーバに接続しない状態(オフライン)でできる作業です。通常は,オフラインでメール本文や文書を作成しておき, 「メールを送信する」・「編集した文書を共用キャビネットに格納する」というタイミングでオンラインに切り替えてサーバに接続すれば(オンライン),サーバへの接続時間が短時間で済みます。

このように,オンラインとオフラインを切り替えてIntegrated Desktopを使用したい場合,モバイル機能が利用できます。モバイル機能を利用すると,次のようなメリットがあります。

LAN環境でサーバの負荷を軽減する
オンラインとオフラインを切り替えて必要なときだけサーバと接続することで,サーバの負荷の軽減,処理速度の向上及び通信費用の節約ができます。
外出先でも情報を受発信できる
公衆回線,PHS,携帯電話などを利用してダイアルアップ接続することで,Integrated Desktopの利用範囲が広がります。例えば,外出先からモバイルコンピュータを使用して未読メールを受信して読んだり,外出先で入手した情報や業務上の連絡をメールで送信したりなどの,迅速な対応ができます。外出前に未読メールを取り込んでおき,移動中に内容をチェックすることもできます。

 

Integrated Desktopのモバイル機能の概念を次の図に示します。

図5-1 Integrated Desktopのモバイル機能の概念

[図データ]

■ヘルプでのキーワード■
モバイル,オンライン,オフライン,ダイアルアップ接続