3.2.3 回覧を作成して送る

回覧の作成方法は,メールの作成方法とほとんど同じです。ここでは,回覧を作成するときに特に必要な項目について説明します。

<この項の構成>
(1) 回覧を作成する
(2) 回覧を送る
(3) 回覧の送信ではこんなこともできます

(1) 回覧を作成する

(a) メッセージエディタを起動する

Desktop主画面で,[新規回覧作成]ボタンをクリックするか,又は[メッセージ]-[Mailの作成]-[回覧]を選択すると,次の図に示す新規回覧作成用のメッセージエディタが表示されます。

図3-8 新規回覧作成用のメッセージエディタ

[図データ]

(b) 新規回覧作成用のメッセージエディタで設定する項目

新規回覧作成用のメッセージエディタでは,メールと同様に主題や本文を入力し,必要に応じて添付ファイルを設定します。回覧では,主題と回覧情報を必ず設定します。

回覧の順序や各宛先での権利を,回覧情報として設定する
回覧では,だれにどの順序で見てもらうかに加えて,各宛先のユーザが回覧に対して持つ権利を回覧情報として設定します。これらの項目は,[回覧情報作成]ダイアログで設定します。[回覧情報作成]ダイアログを表示するには,[回覧情報作成]ボタンをクリックするか,又は[回覧]-[回覧情報作成...]を選択してください。[回覧情報作成]ダイアログを次の図に示します。

図3-9 [回覧情報作成]ダイアログ

[図データ]
回覧情報の設定方法の詳細については,Integrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。
■ヘルプでのキーワード■
主題,本文,添付ファイルを設定する,回覧情報
回覧の承認,差し戻し,宛先追加とは
回覧では,送った内容について相手に承認してもらわなければならない場合があります。また,相手が回覧を受け取ったときに,内容によっては送信者への回覧の差し戻しや,回覧先の追加をしたいと考える場合もあります。[回覧情報作成]ダイアログでは,回覧を受け取る相手に対して,回覧の承認,差し戻し,回覧の宛先追加などの権利を回覧の作成者が設定できます。
回覧の承認,差し戻し及び宛先追加について,次の図に示します。

図3-10 回覧の承認,差し戻し,宛先追加

[図データ]
■ヘルプでのキーワード■
回覧の承認,回覧の差し戻し,回覧の宛先追加

(2) 回覧を送る

メッセージエディタで作成した回覧を送るときには,[回覧送信]ボタンをクリックするか,又は[回覧]-[回覧送信]を選択します。メールと同様に,送った回覧の内容は送信ログに登録されます。送信ログに登録された回覧は,必要に応じて再回覧することもできます。

Integrated Desktopの回覧では,添付ファイルが七つ以上であるか,リッチテキストモードで作成した回覧を,拡張回覧といいます。拡張回覧を送るときには幾つかの注意事項があります。詳細については,Integrated Desktopのメールのオンラインヘルプを参照してください。

■ヘルプでのキーワード■
再回覧,拡張回覧

(3) 回覧の送信ではこんなこともできます

送った回覧を途中で回収したり破棄したりすることができます
回覧中の回覧を,送信者が途中で回収したり,破棄したりできます。
回覧を回収したり破棄したりするときには,送信済み回覧がメッセージエディタに表示されている状態で[回覧]-[回覧制御]を選択し,回収か破棄を選択します。回覧を回収すると回覧の送信者の送信ログには回覧の情報は残りますが,回覧を破棄すると送信ログには回覧の情報は残りません。
回収や破棄を実行すると,その時点で回覧は終了し,現在回覧を受け取っている人より後の順番の人には送られません。
回覧の状況を調べることができます
回覧中の回覧がだれまで届いているかを確認したり,最後の宛先まで回覧されて送信者の元に戻ってきた回覧に対する承認状況やコメントを確認したりできます。
回覧がだれまで届いているかを確認する
送信済み回覧がメッセージエディタに表示されている状態で[回覧]-[配信状況]を選択すると,各受信者の状況が一覧で表示されます。
最後の宛先まで回覧された回覧に対する,承認状況やコメントを確認する
送信済み回覧がメッセージエディタに表示されている状態で[回覧]-[回覧結果]を選択すると,各受信者の承認状況やコメントが一覧で表示されます。
■ヘルプでのキーワード■
回覧の回収,回覧の破棄,配信状況の確認,承認状況の確認,
回覧コメントの確認