Integrated Desktopのユーザが共通に利用できる作業環境を設定します。
共通の作業環境は,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログのDesktop環境タブで設定します。設定できる項目について,次に説明します。
(1) 個人フォルダ用パスの設定
Integrated Desktopでは,ユーザごとに個人フォルダが作成されます。個人フォルダとは,Integrated Desktopで使用する環境やファイルが格納されているフォルダのことです。
個人フォルダは,Integrated Desktopを利用するユーザごとに設定できます。設定には2種類あり,個人フォルダ用のデフォルトパスに自動的に設定される方法と新規ユーザとしてログインするときに設定する方法とがあります。
(2) 新規ユーザのための設定
Integrated Desktopに新規でログインしたユーザが,カスタマイズされた状態の環境をすぐに使えるようにするための設定です。ここで設定したカスタマイズ環境は共通に利用できるため,複数のユーザが同じ環境でグループ作業などをしたい場合に便利です。
新規ユーザがカスタマイズされた環境を利用するには,作業環境を保存したフォルダを「初期ユーザ情報読み込みフォルダ」に指定します。そのために,事前にカスタマイズした情報を保存しておく必要があります。カスタマイズ情報を保存するには,カスタマイズ情報の配布機能を使用します。
カスタマイズ情報の配布機能で作成された作業環境のフォルダには,Desktop主画面,統合セットアップの設定内容やIntegrated Desktopの各機能(メール機能,文書管理機能,エージェント機能など)のカスタマイズ情報も格納されています。カスタマイズ情報の配布機能で作業環境のフォルダを作成する方法については,「7. カスタマイズした作業環境を配布する」を参照してください。
(3) 利用ユーザの設定
Integrated Desktopの利用ユーザの設定を変更できます。Integrated Desktopの利用ユーザは,[ユーザ]ボタンをクリックすると表示される[ユーザ情報]ダイアログに一覧で表示されます。ユーザを削除する場合は,ユーザIDを選択し,[削除]ボタンをクリックします。この場合は,選択したユーザの個人フォルダも削除されます。
また,[ユーザ情報]ダイアログでは,個人フォルダを変更することもできます。新しい個人フォルダの設定は,ユーザIDを選択して[個人フォルダの変更...]ボタンをクリックし,表示された[個人フォルダの変更]ダイアログで実行します。