付録F 用語解説

(英字)
Agent - Application
Workflow,Mail,Document Managerと連携したエージェントを作成できる機能を提供するアプリケーションプログラムです。Agent - Applicationはエージェントを作成するためのテンプレートを提供します。ユーザはテンプレートを基にして自分用のエージェントを作成できます。
Desktop主画面
Integrated Desktopを起動すると表示される画面のことです。Desktop主画面には,作業環境によって次の3種類があります。
  • 機能指向環境から起動するDesktop主画面:機能指向主画面
  • 業務指向環境から起動するDesktop主画面:業務指向主画面
  • 仮想オフィス環境から起動するDesktop主画面:仮想オフィス主画面
Groupmax Process Managerボタン
Groupmaxへのログインが完了したことを示すボタンです。Groupmax Process Managerボタンは,Groupmaxにログインするとタスクバーに表示されます。
INBOX
ほかのパーソナルコンピュータから送られてきた案件(メール文書や回覧,ワークフロー案件,スケジュール予約)を一括して管理する入力トレーです。INBOXを開くと,送られてきた案件が一覧で表示されます。この一覧を基に,返信メールを作成したり,ワークフロー案件を処理したりします。
Integrated Desktop
業務効率を向上するために,メールやワークフローを基盤としたグループウェアの機能を連携して利用できるGroupmaxの統合作業環境です。
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)
オープンな通信プロトコルです。インターネットやイントラネットで,アドレス帳機能を実現します。
Mail定型文書棚
メールの定型文書が登録されている場所です。
OUTBOX
ほかのパーソナルコンピュータへ案件を送る出力トレーです。添付する書類のファイルを,ツリービュー上のOUTBOXにドラッグ&ドロップするだけで,ワークフロー案件やメール文書として送付できます。
また,送信したいメールを複数作成してOUTBOXに格納しておけば,一度の操作で複数のメールを送信できます。さらに,OUTBOXに格納したメールはオフラインに切り替えた場合でも確認できます。
Workflow帳票棚
ワークフロー案件の投入時に利用できる,案件処理アプリケーションやフォームが登録されている場所です。
(ア行)
アイテム
機能指向主画面に表示されるIntegrated Desktopの各機能,案件,ファイルなどの総称です。
アクセス権(掲示板機能)
掲示板に対するアクセス権限の表示です。アクセス権には,R(Read権),W(Write権),D(Delete権)の文字が表示されます。アクセス権はシステム管理者が掲示板ごとに設定します。
アクセス権(文書管理機能)
共用キャビネットに格納された情報を,操作するために必要な権限のことです。アクセス権は,一般文書,フォルダ,分類索引及び文書データベースに設定できます。
宛先
メールや回覧を送信するときに指定する,受信者の宛名です。
宛先台帳
メールや回覧を送信するときの宛先を管理します。
宛先の属性
メールを送信するときに宛先の先頭に付けて,メールの属性を決定するものです。次の3種類があり,それぞれ複数指定できます。
TO:正式な受信者に設定します。
CC:メールの写しの受信者に設定します。
BCC:この受信者にメールを送ったことを,ほかの受信者に知られたくないときに設定します。TO:及びCC:の受信者には,BCC:の受信者の存在は分かりません。
案件
Integrated Desktopでの処理対象を示します。案件には,メール文書,ワークフロー案件,スケジュール予約の3種類があります。案件は,Integrated DesktopのINBOX,送信ログなどに一覧として表示されます。
案件処理アプリケーション
ワークフロー案件を処理するために開発されたアプリケーションのことです。Integrated Desktopで案件投入時に使用する案件処理アプリケーションは,Workflow帳票棚に登録されています。
暗号化
メールのデータ機密を保護するために,暗号化プログラムであるMail - Security Option又はKeymate/Multiを利用して,メールのデータを変換して送ることです。
一般文書データベース
Windows上の様々なアプリケーションで作成したファイルを一般文書として管理するための文書データベースです。
異表記
検索タームに指定したキーワードと同じ意味を持ち,表記が異なる言葉です。カタカナ異表記,アルファベット異表記及び全半角異表記があります。例えば,「CAR」のアルファベット異表記には「Car」や「car」があります。異表記は,全文検索サーバで決められた規則に従って呼び出されます。
イベント
エージェントの処理の条件として,エージェント機能が内部的に発生させる現象のことです。
エイリアス
Integrated Desktopで参照できるネットワーク上のアイテムの位置情報を持っているアイテムです。エイリアスを開く操作で,元のアイテムが開きます。
アイテムのエイリアスを階層構造の浅い位置に作成すれば,各アイテムへのアクセスが簡単になり,必要な情報が検索しやすくなります。
エージェント
ユーザの作業を常に監視していて,ある条件(イベント)が発生すると自動的に必要なアプリケーションを起動したり,メッセージを表示したりなどの処理を代行する機能です。エージェント機能を利用することで,クライアントエージェントとサーバエージェントを作成及び操作できます。
エージェントサーバ
Groupmaxの各アプリケーションのサーバと連携し,Groupmaxクライアントに対してエージェント機能を提供するサーバのことです。
エージェントの状態
設定したエージェントの状態です。クライアントエージェントとサーバエージェントとで,表示される状態の種類は異なります。状態は,Desktop主画面のクライアントエージェント又はサーバエージェントのフォルダを選択すると表示されるリストビューで確認できます。
クライアントエージェントの状態には,「活動(作業中)」,「活動(待機中)」及び「停止中」があります。
サーバエージェントの状態には,「活動(作業中)」,「活動(待機中)」,「登録中」,「停止」及び「停止処理中」があります。なお,サーバエージェントの場合,サーバ上でエージェントの状態にエラーが発生した場合は,「活動(エラー)」,「停止(エラー)」又は「停止処理中(エラー)」と表示されます。なお,ログイン種別がオフラインのため活動しない状態の場合は,「停止(オフライン)」で表示されます。
エージェントマネージャ
エージェントの実行環境です。エージェントマネージャが起動されている間,Integrated Desktopで設定したエージェントを使用できます。Integrated Desktopの起動中だけでなく,単独で起動することもできます。エージェントマネージャは,スタートメニューの「Groupmax Clients」中から起動できます。エージェントマネージャの起動中は,タスクバーにGroupmax Agent Managerアイコンが表示されています。
エージェントログ
エージェントの活動履歴です。エージェントログからは,エージェントが実行された日時,イベント及びその実行結果が確認できます。
オフライン
Groupmaxへのログイン種別の一つです。オフラインでログインすると,サーバに接続しない状態でのログインになります。
オフラインでは,使用できるGroupmaxの機能が限定されますが,モバイル機能を利用した運用やサーバへの負荷軽減に役立ちます。
オンライン
Groupmaxへのログイン種別の一つです。オンラインでログインすると,サーバに接続され,すべてのGroupmaxの機能を利用できます。
(カ行)
回収(回覧機能)
回覧を途中で中止することです。回収は回覧の送信者だけが実行できます。
回収(ワークフロー案件処理機能)
ワークフローモデルの一つです。同報した複数の案件を待ち合わせて一まとめにすることです。
回送
受信した回覧を次の宛先に送ることです。
外部宛先台帳
LDAPに対応しているディレクトリサーバの登録内容を表示する台帳です。複数のディレクトリサーバの情報を,一つの台帳で表示できます。Groupmaxシステムの場合は,ディレクトリサーバは,ドメインという単位で構成されています。
例えば,Groupmaxシステムが複数のドメインで構成されている場合では,自分の宛先が所属するドメインのシステム宛先台帳と,その他のドメインのシステム宛先台帳を,一つの階層で表示できます。
下位文書データベース
ある文書データベースの下位に作成した文書データベースの,上位文書データベースから見た呼び名のことです。
下位分類
ある分類の下位に作成される分類の,上位の分類から見た呼び名のことです。
改変禁止モード
文書のアクセス権に関係なく,文書の更新や削除を禁止するモードです。改変禁止モードは,フォルダに対して設定します。改変禁止モードが設定されたフォルダに属する文書は,どのユーザも更新できません。ただし,改変禁止フォルダ管理者とDocument Manager管理者は,改変禁止モードが設定されたフォルダに属する文書を削除できます。
回覧情報
回覧に設定する,宛先と各宛先での承認要否,差し戻し,宛先追加の権利や,回覧を次の人に回送する期限などの情報のことです。
拡張回覧
添付ファイルが七つ以上であるか,リッチテキストモードで作成した回覧のことです。
仮想オフィス環境
Integrated Desktopの作業環境の一つです。仮想オフィス環境では,Groupmaxの機能が実際のオフィスイメージのイラストで表現されています。ふだん見慣れているオフィスの風景や自分の机上の事務用品を表現したイラストを直接操作して作業できます。
機能指向環境
Integrated Desktopの作業環境の一つです。機能指向環境では,Groupmax の各機能やそれぞれの機能で扱う文書がツリー構造で表示されます。ツリー構造からグループウェアの機能を統合的に管理できます。
キャンセル
ワーク又はワークフロー案件の実行を取り消すことです。
業務指向環境
Integrated Desktopの作業環境の一つです。業務指向環境では,ユーザの業務に合わせて独自のワークプレースを複数作成できます。そのため,各業務に合わせた定型的な処理をする場合に適しています。
共用キャビネット
文書ファイルを管理する保管庫です。共用キャビネットからは,接続中のサーバに登録されている文書を取り出したり,保存したりできます。
クライアントエージェント
クライアントで動作するエージェントです。メールや回覧,ワークフロー案件,スケジュール予約などの案件の着信を監視し,新着があったらメッセージを表示するなどの作業ができます。
グループ
不特定多数のユーザをまとめた単位です。例えば,グループは,複数の組織にわたる特別プロジェクトや,社内の同好会などに相当します。組織やユーザは複数のグループに所属できます。また,グループごとに掲示板を作成できます。
掲示板
組織やグループで情報を共有したり,交換したりできる電子掲示板機能です。掲示板を利用するユーザには,システム管理者によってアクセス権が設定されています。このアクセス権に従って,掲示板を作成したり,記事を掲示したりできます。
ケース
Workflowで回覧される文書又はメモを格納する入れ物です。ケースには複数の文書とメモを格納でき,ケース名,ケース属性はソースノードで定義します。また,ケースを複写すれば,別のケースを作成することもできます。この場合,複写ノードで,新しく作成したケースのケース名を定義します。
ケース属性
ケースの持つ属性です。ソースノードで定義します。
検索ターム
条件検索をするときに,文書中の単語を検索条件として指定できます。このキーワードを検索タームといいます。例えば,「『新製品』という単語を含む文書を検索する」などのときには,検索タームとして「新製品」を指定します。
個人エージェント
ユーザが独自に作成したエージェントです。個人エージェントは,その個人エージェントを作成したユーザだけが利用できます。
個人フォルダ
Integrated Desktopで使用する環境やファイルが格納されているフォルダのことです。ツリービューの個人フォルダの下位には,ローカルフォルダやローカルファイルを保存できます。
個人メール
ユーザ自身を送信者としてメールを送ったり,受け取った個人だけがそのメールを見たりすることができます。組織メールと区別する必要がある場合に,個人メールと呼ばれます。
(サ行)
サーバエージェント
サーバで動作するエージェントのことです。特定の時刻にデータベースの情報を検索してその結果をメールで送付するなどの作業ができます。
サーバエージェントマネージャ
サーバエージェントを一覧表示したり,操作したりできるツールです。サーバエージェントマネージャは,Integrated Desktopを起動しないでサーバエージェントに関する操作をする場合に利用できます。
最上位組織
あらかじめシステムに登録されている組織構造の中で,最上位に位置する組織です。例えば,Groupmaxシステムでは,会社や研究所,病院などに相当します。
再送
一度,送ったメールを再び送ることです。エラーなどのために相手にメールが届かなかったときは再送してください。
作業者
処理ノードで案件を処理する人又はロールです。ロールを作業者に設定する場合は,特定のロール名を指定します。また,ユーザを作業者に指定する場合は,特定のユーザではなく,全ユーザが作業者になります。
作業中文書
作業領域にある一般文書データベースの文書ひな形又は文書のことです。
作業中文書フォルダ
共用キャビネットに保管されている文書を取り出して,操作するためのフォルダです。作業中文書フォルダを開くと,共用キャビネットから取り出している文書が一覧で表示されます。この一覧から文書を選択して,文書の内容を参照したり,編集したりできます。
作業名
ワークフローのノード名です。
作業領域
文書を参照したり,編集したりするための作業領域です。作業領域は,ユーザごとに割り当てられます。
索引
分類索引帳でフォルダや分類索引のようにアイテムの位置を表示するノードです。
差し戻し(回覧機能)
最後の回覧先まで回送される前に,送信者に回覧を戻すことです。
差し戻し(ワークフロー案件処理機能)
案件を以前に処理した人に戻すことです。
システム宛先グループ
システム管理者がある基準に基づいて宛先をまとめたグループです。システムに登録されているグループ単位に,組織やユーザの情報が登録されています。
システム宛先台帳
あらかじめシステムに用意されている共通の宛先台帳です。宛先名は実際の組織構造に合わせて,組織やユーザの情報が登録されています。
集計フォーム
Formのスクリプト機能を利用して,複数のフォーム文書のデータを目的に合わせて集計,表示するためのフォームです。
受信控え
INBOXに送られたメールを保管しておくための場所です。保管できるメールは,個人メールです。受信控えを開くと,INBOXから格納した個人メールを一覧で表示できます。受信控えに保存した個人メールは,オフラインに切り替えた場合でも確認できるため,自分用の受信メール控えの保管場所として活用すると便利です。
上位分類
分類索引内の分類のうち,下位に分類を持つ分類の,下位分類から見た呼び名のことです。
条件検索
文書に付与される属性値や文書に含まれる単語,文書の格納先(フォルダ),分類索引へのリンクの状態などを検索条件にして,目的の文書を検索する検索方法です。例えば,「作成した日付が10/10から10/30までの文書を検索する」という方法があります。
処理状態
ワークフロー案件の処理状態です。ワークフロー案件の処理状態には,ユーザが一度も処理しないでトレー内にある状態(未処理),ユーザが処理するためにトレーから取り出した状態(処理中),ユーザが一度処理して仕掛かり中のままでトレーに戻した状態(保留)などがあります。
親展
ほかの人に読まれたくない重要なメールの場合,受け取った相手が本人用のパスワードを入力したときだけメールを読めるようにする機能です。
生存期間
サーバエージェントを作成したときから連続して活動できる期間のことです。
遷移状態
ノード間の遷移に関する案件の四つの状態です。ノード間の遷移を一時的に停止した状態(一時停止),ワークを取り消された状態(キャンセル),ワークが終了した状態(終了),及び遷移エラーが発生した状態(遷移エラー)があります。
全文検索
文書に含まれる単語をキーワードにして検索する方法です。条件検索をするときの,オプションとして指定できます。例えば,「『Groupmax』という単語が含まれる文書を検索する」という方法があります。また,検索タームの同義語やカタカナ,アルファベット,全角,半角の異表記を含む文書も同時に検索するという指定もできます。全文検索は,全文検索サーバと連携して実行します。
送信ログ
自分が送った案件が一覧で表示されます。この一覧を基に,送付したメール文書,ワークフロー案件,スケジュール予約の処理状態を確認したり,メール文書,スケジュール予約の内容を確認したりできます。このほかに,送信ログでは,ワークフロー案件の引き戻しや発信の取り消し,処理状況の確認などができます。また,メール文書を再送することもできます。
相談
ユーザが自分のトレーに配布された案件を,ほかの人に案件の処理についての意見を求めるために送ります。送られた案件は,ユーザが処理した後,必ず相談したユーザに戻ります。
送付する(ワークフロー案件処理機能)
受け取ったワークフロー案件を処理して次の処理者に渡すことです。
ソースノード
ビジネスプロセスの開始を示すノードです。ソースノードでワークフロー案件を作成し,投入します。
即時実行
設定したエージェントの動作を即時に実行して確認できる機能です。
属性(文書管理機能)
文書や文書データベースなどに関する情報です。属性には,文書管理機能が付けるもの(システム定義属性)と,ユーザが定義するもの(ユーザ定義属性)があります。また,属性に設定される具体的なデータを,属性値といいます。
属性(ワークフロー案件処理機能)
ノードで処理した結果のことです。Workflow Definerで指定された次の属性に対して,属性値を設定できます。
  • ケースに設定された判定,金額などの属性
  • 案件の複写先
  • 案件の作業者
  • 案件の配布先
属性は,候補値があらかじめ定義されている場合,表示されたコンボボックスから候補値を選択します。候補値が定義されていない場合は,値を直接入力して設定します。
組織
最上位組織の下に位置する組織です。例えば,Groupmaxシステムでは,会社の部や課に相当します。組織ごとに掲示板を作成できます。
組織メール
組織に所属している個人なら,誰でもその組織宛のメールを見たり,組織としてメールを送ったり記事を掲示したりできます。組織単位でメールを送受信したい場合に使用します。
(タ行)
代行
応用フローモデルの一つです。あらかじめ指定した代行者に案件を自動的に振り替えることです。
代行者
代行者とは,正規の作業者が不在の時に,不在者のトレーから処理を代行できるユーザのトレーに案件を振り替えできるユーザです。例えば,正規の作業者が突然不在になったために,案件の処理が遅れてしまうのを防ぎます。代行者は,不在者のトレーにある案件であればどのビジネスプロセスの案件でも振り替えられます。
代行受信
本来の受信者に代わって受信することです。本来の受信者が,受信を代行させるユーザを指定していると,指定されたユーザは,代行受信を許可されているメールに限って受信を代行することになります。
代行配布ユーザ
代行配布ユーザとは,正規の作業者が不在の時に,案件が自動的に送付されるユーザです。代行配布ユーザはビジネスプロセスごとに指定されます。各ビジネスプロセスに適任のユーザを指定できるので,正規の作業者が不在になると事前に分かっている場合に有効です。
着信通知
メール,回覧及びワークフロー案件を受信したときの通知です。着信通知は,エージェント機能で設定します。
帳票棚
案件の送付時に使用する帳票のテンプレートを保存する場所です。帳票棚には,Mail定型文書棚とWorkflow帳票棚があります。
ツリービュー
機能指向環境で表示されます。INBOX,OUTBOX,帳票棚,共用キャビネットなど,Integrated Desktopから操作できるGroupmaxのすべての機能がツリー構造で表示されています。
定型文書
ユーザが作成した文書で,何度も使用するようなフォーマットの決まった文書を登録しておいたものです。
テキストデータベース
全文検索サーバで管理するデータベースです。格納するデータはテキストデータです。テキストデータはアプリケーションプログラムで文書を作成するときに作成する必要があります。
テキストファイル
文書から,テキスト(文字)データだけを抽出して格納したファイルです。検索条件として,検索タームを指定する場合に必要になります。テキストファイルは,アプリケーションプログラムで作成する必要があります。
転送
受信したメールを別の人に送ることです。一般に,転送メールの主題には,受信したメールの主題の先頭に「Fw:」を付けたものを使います。
添付ファイル
メールやワークフロー案件の本文と一緒に送信される文書や画像などのファイルです。WordやExcelなどのWindowsアプリケーションを利用して作成したファイルを,メールと一緒に送信できます。
テンプレートエージェント
エージェントを作成するために必要なひな形です。テンプレートエージェントには,作成に必要な情報があらかじめ設定されているので,必要な項目を入力するだけでエージェントを作成できます。
テンプレートエージェントは,機能指向主画面の場合,クライアントエージェントフォルダ及びサーバエージェントフォルダの下位に表示されています。
同義語
検索タームに指定したキーワードと同じ意味を持つ言葉です。全文検索のオプションとして指定できます。例えば,「コンピュータ」の同義語には「電子計算機」や「パソコン」などがあります。同義語は,同義語辞書から呼び出されます。
同義語辞書
全文検索サーバで作成した,検索タームの同義語を定義したファイルです。
統合
基本フローモデルの一つです。案件内の複数のケースをまとめることです。
投入する
自分が新規に作ったワークフロー案件をほかの処理者に渡すことです。
同報
ワークフローモデルの一つです。一つの案件を複数のノードに送付することです。同報された案件は,必ず回収しなければなりません。
ドメイン
システムを構成する単位です。例えば,Groupmaxシステムでは,本社,横浜支社,大阪支社でそれぞれドメインを構築してシステムを運用できます。
自分の宛先が所属するドメインを自ドメイン,その他のドメインを他ドメインといいます。
ドメイン管理者
  1. Workflowを利用するユーザのうち,ドメイン内のWorkflowのすべての資源を管理するユーザです。ドメイン内のすべてのWorkflowの業務を実行できます。
  2. ユーザ権限の一種です。ドメイン管理者の権限を持つユーザは,1.のドメイン管理者になることができます。
トレー
送付又は配布されてきた案件が格納される入れ物のことです。Workflowが,ユーザ又はロールごとに一つ割り当てます。
(ナ行)
ニックネーム
システム管理者が設定する,各ユーザを識別する名前です。ニックネームは,メールや回覧の宛先として指定しています。
ネットワークキャビネット
ネットワーク上に接続された共用キャビネット(ホームサーバ)以外のDocument Managerのサーバのことです。アイテムをクリックすると,接続できるDocument Managerのサーバが表示されます。
ノード
ビジネスプロセスで,ユーザ又はワークフロー管理システムが何らかの処理をする場所を指します。処理ノードと制御ノードがあり,フロー図上は,それぞれ制御アイコン,処理アイコンで表現されます。
ノード名
ノードの名称です。ノード名には,そのノードでする作業の名前を指定します。ノード名は一つのビジネスプロセス上では,一意でなければなりません。
(ハ行)
バージョン(版)
文書をサーバに保存するときに,その文書に番号を付けて保存します。文書単位に番号を付けて保存されるデータを文書のバージョンといいます。また,データに付けられる番号をバージョン番号といいます。
排他制御
共用キャビネットで管理している文書を複数のユーザが同時に更新すると,文書の一貫性が保てなくなります。これを避けるために,一人のユーザが文書を更新している間は,ほかのユーザがその文書を更新できないように制御することです。
配布
ノードに送付された案件をトレーに格納することです。
引き戻し
応用フローモデルの一つです。ユーザが以前に処理した案件を自分のトレーに戻します。送付先のノードで処理されていない案件だけ,引き戻すことができます。
ビジネスプロセス
同じ組織(グループ)内に所属する人たちが作業を分担,協調して完成させる仕事(業務)です。
ビジネスプロセス管理者
  1. Workflowを利用するユーザのうち,ビジネスプロセスを管理するユーザです。ビジネスプロセスを定義してWorkflow管理サーバに登録したり,業務の流れを管理したりします。ビジネスプロセス管理者のうち,主ビジネスプロセス管理者は,送付不可能となった案件を格納するトレーを保有しています。
  2. ユーザ権限の一種です。ビジネスプロセス管理者の権限を持つユーザは,1.のビジネスプロセス管理者になることができます。
ビジネスプロセス定義
業務での案件の流れを定義したものです。ビジネスプロセス定義に従って,ワークフロー管理システムが案件の流れを制御します。
ビジュアル定義(Workflow Definer)
ビジネスプロセスを画面上でビジュアルに定義する機能を提供するプログラムです。Workflowのユーザを定義するワークフローユーザ定義,ロールを定義するワークフローロール定義,ワークフローを定義するワークフロー定義及びビジネスプロセス定義やロール定義などを配布する配布管理があります。
フィルタリング
判定条件を付けて案件を選別することです。
フォーム(文書管理機能)
フォーム文書を作成するための定義です。Formを使用して作成します。
フォーム(ワークフロー案件処理機能)
Formで作成された帳票です。フォームをワークフロー案件として投入すると,フォーム上での処理の完了後,ワークフローの送付経路に従って自動的に次の処理者に案件が送付されます。
フォーム文書データベース
Formで作成した「フォーム」を基に作成した「フォーム文書」を管理するための文書データベースです。
フォルダ
文書が一般文書データベースのどこに格納されているのか明確にするための単位です。
復号化
暗号化プログラムであるMail - Security Option又はKeymate/Multiを利用して暗号化したメールのデータを,元に戻すことです。メールを復号化するときにも,Mail - Security Option又はKeymate/Multiを利用します。
複写
ワークフローモデルの一つです。一つのケースから複写した複数のケースを作成し,それぞれのケースを複数の送付先に送付することです。
振り替え
応用フローモデルの一つです。ユーザに配布された案件をロール内のユーザ間で移動します。
プレーンテキストモード
メール機能での本文モードの一つです。リッチテキストモードで指定できる,本文内でのフォントの指定や文字の修飾機能などは指定できません。プレーンテキストモードでは,メモ帳などのテキストエディタと同様に文字情報の編集だけできます。
フロー指定
ワークフローに対して,案件の状態とユーザ属性を指定することです。
分割
ワークフローモデルの一つです。案件中の複数文書をケース単位に複数の案件に分けることです。
分岐
ワークフローモデルの一つです。指定された条件によって,案件を送付先に振り分けることです。
文書(文書管理機能)
アプリケーションプログラムで作成された文書実体ファイルと,文書実体ファイルに付けられる属性値を合わせて文書といいます。Formで作成したフォームを基に作成した文書を「フォーム文書」といいます。これに対して,メールやワークフロー案件の添付ファイルやエクスプローラなどで管理されているファイルを文書として登録したものを「一般文書」といいます。
文書(ワークフロー案件処理機能)
ケースに格納して送付する書類のことです。各種アプリケーション固有の形式で作成された文書実体ファイルと,文書実体を管理する文書オブジェクトで構成されています。
文書データベース
作成する文書の基になる形式を属性として持ち,作成した文書をまとめて管理する単位です。文書データベースは用途によって,「一般文書データベース」と「フォーム文書データベース」に分けられます。
分類
  1. 分類索引を構成する節のことです。分類索引の最上位にある分類を最上位分類といいます。また,下位に分類を持つ分類を,下位の分類から見て上位分類といいます。上位分類の下位に作成する分類を,上位分類から見て下位分類といいます。
  2. 分類表示機能を使って,フォルダに格納された文書をユーザが指定するキーで分類することです。
分類索引
共用キャビネットで管理している一般文書を分類するためのインデクス体系です。分類索引を複数使って複数の観点から文書を分類しておくと,具体的な検索条件が思い付かなくても,大量の文書を複数の観点から絞り込んで検索できます。
分類索引帳
フォルダや分類索引の位置情報を収集したファイルです。[分類索引帳]ウィンドウを使って,収集したフォルダや分類索引に所属する文書の一覧を表示したり,文書を開いたりできます。
分類条件
分類定義に定義されている内容の一つで,どの項目をどのようなキーで分類するかを指定する条件です。
分類定義
分類表示するために必要な定義です。分類のキーとなる項目,分類したファイルの並び順,及び複数項目で分類する場合の優先順位など,ファイルをどのように分類して表示するかを定義します。
分類表示
フォルダに格納されたファイルをユーザが指定する分類方法で自動的に分類して表示する機能,又はこの機能を使ってファイルを分類することです。分類表示機能で分類できるのは,個人フォルダの直下,又はローカルフォルダに格納されている,メールやWordなどで作成した文書です。この機能を利用すると,混在している様々な内容のメールや文書を簡単に分類できるので,情報の整理や活用が容易になります。
返信
受け取ったメールに対して,返事を出すことです。一般に,返信メールの主題には受け取ったメールの主題の前に「Re:」を付けたものを使います。
ポーリング
Mailの着信通知方式の一つとしてIntegrated Desktopから設定できます。ポーリング方式とは,クライアント側から一定の間隔で,メールの新着があるかどうかをサーバに問い合わせる方式です。
(マ行)
待合
ワークフローモデルの一つです。複数の案件を待ち合わせることです。
メタファ
Integrated Desktopで実行される機能を実際のオフィスワークで使用する事務用品に置き換えて表現したものです。仮想オフィス環境は,複数のメタファで構成されています。
目的別一覧
フォーム文書を目的に応じて表示するための表示形式(属性の表示順序など)を定義したものです。
モバイル機能
Integrated Desktopが提供しているモバイル対応機能のことです。モバイル機能を使えば,Integrated Desktop上でオンラインとオフラインを作業内容に応じて切り替えができます。オンラインですべての作業をするのではなく,通常はオフラインで作業を行い,必要なときだけオンラインにすれば,サーバへの接続時間が短時間で済みます。
(ヤ行)
ユーザ(文書管理機能)
システム管理者によって定義された共用キャビネットの利用者です。
ユーザ(メール機能)
システムが個人として認識している単位です。例えば,会社の社員に相当します。一つのユーザに対して一つのユーザIDが登録されます。また,ユーザは一つの組織に所属します。ユーザは個人メールの宛先の単位です。
ユーザ(ワークフロー案件処理機能)
ワークフローの利用者です。ユーザは複数のロール(仕事をする上での役割)を持てます。
ユーザID
システム管理者によって設定される,各ユーザ固有の識別名です。
ユーザ処理リスト
案件に対して行う作業内容を記述した一覧表のことです。ワークフロー定義で,処理ノードごとに記述できます。これを利用して,分岐ノードで指定した分岐条件(ケース属性の値での分岐条件)を画面表示させ,選択させることなどができます。
ユーザトレー
ユーザ(個人)ごとに割り当てられたトレーです。
(ラ行)
リストビュー
機能指向環境で表示されます。ツリービューで選択したアイテムに含まれる案件や文書の一覧を表示します。リストビューに表示された項目をダブルクリックすることで,その内容が表示されます。
リッチテキストモード
メール機能での本文モードの一つです。メールの本文内で,フォントの指定,文字修飾などのレイアウトを指定できます。
ローカル宛先台帳
ユーザが独自に作成できる個人の宛先台帳です。宛先名はユーザが独自に指定するグループ単位で管理されています。
ローカル帳票棚
ユーザが作成した文書ファイルや共用キャビネットから取り出した文書ファイルを保存する場所です。
ローカルフォルダ
Integrated Desktopの機能指向主画面上に表示されるフォルダで,Integrated Desktop提供アイテム以外にユーザが作成したフォルダのことです。
ロール
仕事をする上での役割のことです。ユーザは,このロールでグループ化できます。ノードに作業者としてユーザを直接割り当てることもできますが,ロールを割り当てることで,ロールに割り当てられたユーザが変更されても,ビジネスプロセスの変更は不要です。
ロールトレー
ロールに割り当てられたトレーのことです。ロールトレーに入れられた案件は,ワークフロー管理者を除き,ロールに割り当てられたユーザだけが処理できます。案件を処理するときは,ロールトレーからユーザトレーに取り出す必要があります。
(ワ行)
ワークID
同一業務のワークを識別するための識別子です。ケースを待ち合わせするときには,同じワークIDの案件でなければなりません。ユーザがソースノードで案件を投入するときに指定します。
ワーク
ある業務の一つの実例(インスタンス)のことです。
ワークプレース
業務指向環境及び仮想オフィス環境で,Groupmaxの各アプリケーションを利用するためのウィンドウの作業領域です。
ワークフロー運用管理者
ユーザ権限の一種です。ワークフロー運用管理者の権限を持つユーザは,ビジネスプロセス管理者及び配布管理者になることができます。