7.3 カスタマイズ情報を配布する場合の注意
この節では,カスタマイズ情報の配布機能を利用する場合の注意事項を説明します。なお,Client Lightの情報については,カスタマイズ情報の対象ではありません。
- <この節の構成>
- (1) 配布元と配布先のマシン環境に関する注意
- (2) Groupmax起動モジュールの登録に関する注意
- (3) バージョンの異なるカスタマイズ情報を利用する場合の注意
- (4) 新規ユーザにエージェント機能のカスタマイズ情報を配布する場合の注意
(1) 配布元と配布先のマシン環境に関する注意
- 配布元及び配布先のIntegrated Desktopのバージョンリビジョンは,一致させるか又は配布先のバージョンリビジョンが新しくなるように環境を設定してください。配布先のIntegrated Desktopの各機能のバージョンリビジョンが一つでも古い場合(例えば,配布元のDesktop,Mailが07-00,Document Manager,Agentが06-00で,配布先のDesktop,Mailが07-00,Document Managerが06-00で,Agentが05-00の場合など)は,カスタマイズ情報を配布できません。
- WindowsアプリケーションやGroupmaxアプリケーションのインストール先が,配布元と配布先のパーソナルコンピュータで同じパスとなるようにインストールしてください。配布元と配布先とでパスが異なる場合,Windowsアプリケーションが正常に表示されません。
- 配布元と配布先のパーソナルコンピュータの機種の違いによって,標準のドライブ名が異なる場合は,各ドライブに対応したカスタマイズ情報フォルダを作成してください。
(2) Groupmax起動モジュールの登録に関する注意
- Groupmax起動モジュールの設定状態は,統合セットアップで設定した値が配布元の情報として配布されます。その設定を基にして,配布先のパーソナルコンピュータのスタートアップに起動モジュールが登録又は登録解除されます。
- Groupmax起動モジュールの登録は,配布先のパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムによって,以下のような違いがあります。
- 配布先がWindows 95,Windows 98又はWindows Meの場合
- 起動モジュールが配布先の各パーソナルコンピュータのスタートアップフォルダに登録されます。
- 配布先がWindows NT 4.0の場合
- Administrator権限で配布した場合は,共通のスタートアップフォルダに登録されます。Administrator権限以外の権限で配布した場合は,そのユーザに対してだけ,起動モジュールがスタートアップフォルダに登録されます。したがって,Administrator権限で配布することをお勧めします。
- 配布先がWindows XP,Windows 2000又はWindows 2003の場合
- Administrator権限で配布してください。起動モジュールが共通のスタートアップフォルダに登録されます。
(3) バージョンの異なるカスタマイズ情報を利用する場合の注意
Groupmax Integrated Desktop Version2.0の環境移行アップロードツール又はGroupmax Integrated Desktop Version 3のカスタマイズ情報マスタ作成ツールで作成したカスタマイズ情報をGroupmax Integrated Desktop Version 7に配布する場合,次の機能が使用できません。これらの機能を配布したい場合は,Integrated Desktop Version 7でカスタマイズ情報を作成し直してから配布してください。
- Version2.0のカスタマイズ情報を配布する場合
- オンライン及びオフラインでの受信控えの利用
- オフラインでのOUTBOXの利用
- 作業中文書フォルダの利用
- Version 3のカスタマイズ情報を配布する場合
また,Groupmax Integrated Desktop Version 5のカスタマイズ情報マスタ作成ツールで作成したカスタマイズ情報を,Groupmax Integrated Desktop Version 7に配布する場合,次の設定がデフォルトの状態になります。これらの機能の設定情報を配布したい場合は,Integrated Desktop Version 7でカスタマイズ情報を作成し直してから配布してください。
- Version 5のカスタマイズ情報を配布する場合
- [開く]ダイアログ及び[格納]ダイアログのサイズ
- [オプション]ダイアログの次の設定
メッセージタブ:メール格納後の削除時に確認ダイアログを表示する設定
表示タブ:特定の案件を強調して表示する設定
動作選択タブ:メールを格納後に削除する設定
(4) 新規ユーザにエージェント機能のカスタマイズ情報を配布する場合の注意
新規ユーザにエージェント機能のカスタマイズ情報を配布する場合は,次の二つのフォルダに情報が配布されます。
- 初期ユーザ情報読み込みフォルダ
- Groupmaxインストール先フォルダ¥Agent¥Common