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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


6.2 テストケース結果レポートを参照する

テストケース結果レポートの参照方法の説明です。

テストケース結果レポートは,1つのテストケースの単体テストを実行した結果です。

作業の前に確認すること

作業の手順

  1. [テストプロジェクト]画面の[テスト実行結果]の下にあるタグ(デフォルトでは[Result_yyyymmdd_hhmmss])−[結果レポート]の下にある,テストケース名をダブルクリックします。

    10.9.3 [テストケース結果レポート]画面」が表示されます。

    [図データ]

  2. 結果の値と判定結果を確認するため,[結果の値と判定結果]の左にあるボタンを選択して[結果の値と判定結果]の一覧を表示します。

    [結果の値と判定結果]に表示される内容

    項目

    内容

    テストデータ設定個所

    データ項目がテストデータとして設定された位置です。

    レベル

    データ項目のレベル番号です。

    データ項目

    データ項目の名前です。

    実行結果のデータ項目の値です。

    期待値

    データ項目の期待値です。

    判定結果

    実行結果の値と期待値を比較した判定結果です。

    [値]を16進数で表示するときは,[16進表示]のチェックボックスをオンにします。

    判定結果で表示項目を絞り込むときは,[判定結果:]の一覧からOK,NG,または未判定のどれかを選択します。選択した判定結果だけが[結果の値と判定結果]一覧に表示されます。

    任意の行を右クリックして,「値と期待値を表示」メニューを選択すると,[結果の値と期待値]ダイアログが表示され,一覧では収まりきらない大きなデータ値を確認できます。

  3. [プログラム開始時]画面の「値設定」で代入した値を確認するため,[代入した値]の左にあるボタンを選択して[代入した値]の一覧を表示します。

    [代入した値]に表示される内容

    項目

    内容

    テストデータ設定個所

    データ項目がテストデータとして設定された位置です。

    レベル

    データ項目のレベル番号です。

    データ項目

    データ項目の名前です。集団項目に属するデータ項目のときは,修飾付きのデータ名で表示されます。

    テストの実行で代入したデータ項目の値です。

    [値]を16進数で表示するときは,[16進表示]のチェックボックスをオンにします。

    任意の行を右クリックして,「値を表示」メニューを選択すると,[代入した値]ダイアログが表示され,一覧では収まりきらない大きなデータ値を確認できます。

  4. 出力文の実行結果を確認するため,[出力文の実行結果]の左にあるボタンを選択して[出力文の実行結果]の一覧を表示します。

    [出力文の実行結果]に表示される内容

    項目

    内容

    ファイル名

    シミュレーションした出力文の対象ファイルの名前です。

    オープンモード

    シミュレーションした出力文の対象ファイルをオープンしたときのオープンモードです。

    出力文

    シミュレーションした出力文です。

    出力文の場所

    シミュレーションした出力文の場所の文番号です。

    判定結果

    実行結果の値と期待値を比較した判定結果です。

    終了条件の実行の場合は,「終了条件」と表示されます。

    データの組み合わせなどのエラーのときは「エラー」と表示されます。

  5. 入力文の実行結果を確認するため,[入力文の実行結果]の左にあるボタンを選択して[入力文の実行結果]の一覧を表示します。

    [入力文の実行結果]に表示される内容

    項目

    内容

    ファイル名

    シミュレーションした入力文の対象ファイルの名前です。

    オープンモード

    シミュレーションした入力文の対象ファイルをオープンしたときのオープンモードです。

    入力文

    シミュレーションした入力文です。

    入力文の場所

    シミュレーションした入力文の場所の文番号です。

    判定結果

    値の代入が行われたときは,「---」と表示されます。

    終了条件が行われたときは,「終了条件」と表示されます。

    データの組み合わせなどのエラーになったときは「エラー」と表示されます。

  6. 判定結果を手動で変更するときは,[判定結果の設定]の左にあるボタンを選択します。開いたラジオボタンから, OK,NG,未判定のどれかを選択します。

    [テストデータ設定個所]に表示される形式を次に示します。

    • プログラム開始時

      形式:プログラム開始時(テスト対象のプログラム名/プログラム開始時の[プログラム名/入口名]で設定したプログラム名または入口名)

      例:テスト対象プログラムSAMPLEで開始時の[プログラム名/入口名]でENTを指定したときは,「プログラム開始時(SAMPLE/ENT)」と表示されます。

    • プログラム終了時

      形式:プログラム終了時(テスト対象のプログラム名/プログラム開始時の[プログラム名/入口名]で設定したプログラム名または入口名)

      例:テスト対象プログラムSAMPLEで開始時の[プログラム名/入口名]でSAMPLEを指定したときは,「プログラム終了時(SAMPLE/SAMPLE)」と表示されます。

    • 中断点

      形式:中断点(文番号)

      例:文番号0001000.1の個所の中断点のときは,「中断点(0001000.1)」と表示されます。

注意

関連項目