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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


5.2 COBOLソースファイルを解析する

単体テスト支援でCOBOLソースファイルを解析する手順です。

COBOLソースファイルの解析では,単体テストがダミーで作成する主プログラム,副プログラム,ファイルの情報,およびプログラム定義で定義されているデータ項目などの情報を収集します。

COBOLソースファイルの解析が実行されるタイミングは次のとおりです。

また,次の場合は,手動でCOBOLソースファイルの解析を実行する必要があります。

COBOLソースファイルの解析を実行すると,解析前と解析後の情報が比較され,一致した情報に対するテストデータの設定が引き継がれます。

作業の手順

  1. [プロジェクト]−[COBOLソースファイルの解析]メニューを選択します。

    [メッセージ]画面に,コンパイラのメッセージなどの解析の結果が表示されます。

    [図データ]

  2. 解析がエラーになったときは,[メッセージ]画面でエラーメッセージを確認し,エラーの個所を修正します。

    エラーが発生しているときは,[スタブ設定ページ]と[テストケースページ]は操作できません。修正方法を次に示します。

    • COBOLプログラムに問題があるときは,[ソーステキスト]−[COBOLエディタを開く]メニューを選択してCOBOLエディタを開きます。COBOLプログラムを修正し,[プロジェクト]−[COBOLソースファイルの解析]メニューを選択して解析を再実行します。

    • コンパイラオプションまたはコンパイラ環境変数に問題があるときは,[プロジェクト]−[プロパティページを表示]メニューを選択して,[プロパティページ]を開きます。[プロパティページ]の[変更]ボタンをクリックし,[COBOLソースファイルの設定]ダイアログで修正したあと,[COBOLソースファイルの解析]ボタンをクリックします。

注意