1.2.1　新規開発時のモジュールテストをする

新規開発中のシステムに含まれるCOBOLプログラム（.cbl）のコーディングが終了したので，プログラムの単体テストを実行する手順です。

作業の手順

1. 単体テスト支援を起動し，COBOLプログラム（.cbl）に対応するテストプロジェクトを作成します。

2. テストプロジェクトに新規にテストケースを追加し，そのケースにテストデータを入力します。

   検証するテストケースを複数作成できます。

3. 単体テストを実行します。

4. 単体テストの結果レポートを参照して，COBOLプログラム（.cbl）の動作が正しいかどうかを判断します。

   正しくない場合は，COBOLプログラムを修正またはテストデータを修正し，再度テストします。

5. カバレージレポートを参照して，COBOLプログラム（.cbl）のカバレージ率を確認します。

   実行していない文があるときは，ソーステキスト画面で確認し，実行していない文が実行されるテストケースを追加し，再度テストします。

6. すべてのテストを実施したことを確認します。

   COBOLプログラム（.cbl）に対する単体テストは完了します。

テストプロジェクトを作成し，検証が必要な件数だけテストケースを追加し，動作に必要な個所だけにテストデータを設定して，単体テストを実行できます。

テスト対象プログラムを呼び出す主プログラムと，CALL文でテスト対象プログラムから呼ばれる副プログラムは自動生成されるため，テストデータだけを設定すれば，単体テストができます。また，テスト結果は単体テスト支援が生成するレポートをGUI上で参照できるため，レポートの作成と管理の手間を減らせます。

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