Hitachi

COBOL2002 Professional Tool Kit データ影響波及分析ガイド


12.3 調査対象データ項目の別名の扱い

調査対象データ項目の選択後に影響2項関係を追加設定する説明です。

別名を持つデータ項目が調査対象データ項目として選択された場合,影響範囲解析の結果は次のように表示されます。

被再定義項目,再定義項目,被再命名項目,または再命名項目が調査対象データ項目として選択された場合

調査対象データ項目と別名との間で相互影響のある暗黙的影響2項関係を追加設定します。調査対象データ項目の別名に対する影響2項関係の追加設定を次に示します。

[図データ]

集団項目が調査対象データ項目として選択された場合

調査対象データ項目とすべての従属項目との間で,相互影響のある暗黙的影響2項関係を追加設定します。集団項目が調査対象データ項目として選択された場合の影響2項関係の追加設定を次に示します。

[図データ]

従属項目が調査対象データ項目として選択された場合

調査対象データ項目と調査対象データ項目を含むすべての集団項目との間で,相互影響のある暗黙的影響2項関係を追加設定します。従属項目が調査対象データ項目として選択された場合の影響2項関係の追加設定を次に示します。

[図データ]

外部データ項目,ADDRESSED句指定の項目,またはアドレス名にアドレスが格納されたデータ項目が調査対象データ項目として選択された場合

調査対象データ項目かどうかに関係なく,別名間に相互影響の影響2項関係を追加設定します。そのため,調査対象データ項目のための影響2項関係を追加設定する必要はありません。