12.1.1 データ影響波及分析で対象とするCOBOLの要素
データ影響波及分析では,次に示すCOBOLの要素をプログラムとして扱います。
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最外側のプログラム
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内部プログラム
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利用者定義関数
COBOLソースファイルがクラス定義またはインタフェース定義を含むときは,データ影響波及分析の処理ではそれらのソース要素は無視されます。エラーメッセージも表示されません。
また,プログラムおよび利用者定義関数に記載されたINVOKE文やオブジェクトプロパティ参照も,影響2項関係の抽出処理では無視されます。ただし,影響波及元コードや影響波及先コードとしては表示されます。
データ影響波及分析の対象になるCOBOLデータから選択または表示できる内容を次に示します。
- データ項目の場合
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調査対象データ項目として選択できます。ただし,FILLER項目を除きます。
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影響波及データ項目(影響波及元データ項目と影響波及先データ項目)一覧に表示できます。
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影響波及関連図で影響波及元データ項目や影響波及先データ項目として表示できます。
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- データ項目以外の場合
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影響波及関連図で影響波及データ(影響波及元データと影響波及先データ)として表示できます。
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