5.2.1 COBOLエディタから影響波及を解析する
COBOLエディタの画面上で,該当するデータ項目を右クリックして,影響波及を解析する手順です。
作業の前に確認すること
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データ影響波及分析用データベースを作成している。
作業の手順
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影響波及を調査するデータ項目があるCOBOLソースファイルをCOBOLエディタで開きます。
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影響波及の調査対象データ項目を右クリックし,ポップアップメニューの[影響波及調査]のメニューを選択します。
COBOLの語が選択されていない,など調査対象が不定な場合は,[調査対象を選択]サブメニューだけが表示されます。
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調査対象を選択
データ項目を指定しないで,データ影響波及分析の[調査環境の設定]画面を表示します。
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影響波及元と影響波及先
調査対象データ項目の,影響波及元と影響波及先を解析します。
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影響波及元を調査
調査対象データ項目の,影響波及元を解析します。
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影響波及先を調査
調査対象データ項目の,影響波及先を解析します。
選択すると,データ影響波及分析の[調査環境の設定]画面が表示されます。
開発マネージャから開いたCOBOLソースファイルで調査対象データ項目を選んだ場合は,開発マネージャから引き継いだサブシステム名のチェックボックスがオンになります。
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[調査環境の設定]画面で,サブシステム名を選択します。
調査対象範囲を指定する場合は,[データ影響波及分析用データベースの調査対象範囲を指定するとき]の矢印をクリックし,事前に作成したプログラム情報フィルタリングファイル名を指定します。
プログラム情報フィルタリングファイルについては,「付録A.1 プログラム情報フィルタリングファイル」を参照してください。
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COBOLエディタで[影響波及元と影響波及先],[影響波及元を調査],[影響波及先を調査]を選択したときは,[解析]ボタンをクリックします。
解析が完了すると,データ影響波及分析の[影響波及調査]画面が表示されます。
COBOLエディタで[調査対象を選択]を選択したときは,ボタンの表示が[調査対象の選択]ボタンになります。クリックすると,データ影響波及分析の[調査対象選択]画面が表示されます。調査対象にするデータ項目を選択してください。
- 注意
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COBOLエディタで登録集原文ファイルからデータの名前を選択して影響波及を調査する場合は,次に示す条件がすべて重なったデータ項目の名前を選択してください。それ以外の名前を選択して影響波及を調査しようとすると,データ名が見つからないことを示すエラーダイアログが表示されます。
・登録集原文ファイル内のデータ記述項に記述されているデータ項目。
・ソースファイルに取り込んだあとのソースプログラムの手続き部で使用されるデータ項目。ただし,集団項目の場合は,従属項目が明示的に使用されていれば,明示的に使用されているものとして扱います。
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COBOLエディタで環境部内またはデータ部内に記述されたデータ名参照の文字列を選択した影響波及の調査はできません。このデータ名を選択して影響波及を調査しようとすると,データ名が見つからないことを示すエラーダイアログが表示されます。
データ記述項のデータ名定義の文字列(アドレス名および指標名の文字列を含む)は,選択して影響波及を調査できます。
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