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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


9.1.1 COBOLソース解析を実行できない

COBOLソース解析を実行できない事例への対処です。

次に示す事例について説明します。

〈この項の構成〉

(1) COBOLソース解析の起動に失敗した

COBOLソース解析の起動に失敗する理由は次のことが考えられます。

  1. 同じWindowsマシンでDBユティリティを起動している。

  2. Windows Serverの場合,ほかのユーザーがCOBOLソース解析を使用している。

1. の場合は,DBユティリティをいったん終了してから,COBOLソース解析を起動してください。

2. の場合は,ほかのユーザーが使用し終わるのを待ってから,COBOLソース解析を起動してください。

(2) COBOLプログラムを登録できない

COBOLソース解析を管理者権限で起動すると,[COBOLソース解析−ステップ1/3]画面の[COBOLソースファイル一覧]および[解析オプション設定]画面の[登録集原文フォルダ]に,COBOLソースファイルまたは登録集原文フォルダをドラッグ&ドロップで登録できないときがあります。[追加]ボタンをクリックし,COBOLソースファイルまたは登録集原文フォルダを登録してください。

(3) COBOLプログラムの登録に失敗した

COBOLソース解析でCOBOLプログラムを登録しようとして,登録に失敗したことを示すエラーダイアログが表示された場合は,解析ログまたは操作ログの内容を確認し,内容に応じて次のように対処してください。解析ログについては「9.2.1 解析ログを参照する」,操作ログについては「9.2.2 操作ログを参照する」を参照してください。

(4) COBOLソース解析の操作で予期しないエラーが発生する

次のことが考えられます。

(5) 解析結果がエラーになる

COBOL2002でコンパイルエラーがないCOBOLソースファイルを解析しているかどうかを確認してください。

COBOLソースファイルの解析でエラーになった場合は,次のことが考えられます。

原因によって,エラーの結果が異なります。詳細は,「10. COBOLソース解析の仕様範囲のリファレンス」を参照してください。

なお,機能キャラクタを含むCOBOLソースファイルを解析するため,コンパイラオプションを選択して解析エラーになった場合は,COBOLエディタの[オプション]−[カスタマイズ]メニューから,カスタマイズダイアログボックスの[表示]タブにある[機能キャラクタの設定]で[グラフィック]オプションを選択して,COBOLソースが72カラム以内に収まっているかを確認してください。72カラム以内に収まっていないときは,72カラム以内に収まるようにCOBOLソースを変更してください。