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SEWB+/標準サブルーチン ライブラリリファレンス


付録A.1 SJIS対応版との処理の違い

〈この項の構成〉

(1) 文字コードチェックの違い

次の表に示すサブルーチンでは,EUCのコード体系でチェックを行います。

表A‒1 文字コードチェックの範囲

サブルーチンID

サブルーチン名

SJIS

EUC

KEIS

LXRPIA01

文字コードチェック

(20〜7E)

(A1〜DF)

(20〜7E)

(8E:A1〜DF)

LXRPIB01

漢字コードチェック

(漢字)

(81〜9F:40〜FC)

(E0〜EF:40〜FC)

(A1〜FE:21〜7E)

(A1〜FE:A1〜FE)

(A1〜FE:A1〜FE)

LXRPIB02

漢字コードチェック

(含外字)

(81〜9F:40〜FC)

(E0〜EF:40〜FC)

(F0〜FC:40〜7E)

(F0〜FC:80〜FC)

(A1〜FE:21〜7E)

(A1〜FE:A1〜FE)

(A1〜FE:A1〜FE)

(41〜A0:A1〜FE)

(凡例)

(上位1バイトの範囲:下位1バイトの範囲)で示しています。

(2) 半角カナ文字の違い

半角文字列を扱うサブルーチンで,文字列の長さを指定する場合の単位はバイト数です。このため,表A-2に示すサブルーチンで入力文字列中に半角カナ文字を含む場合は,半角カナ1文字につき2バイトとして長さを指定してください。同様に,表A-3が示すサブルーチンでは,半角カナ1文字につき2バイトとして長さを出力します。

これによって,SJIS対応版と処理結果が異なる場合があります。

表A‒2 長さを入力するサブルーチン

サブルーチンID

サブルーチン名

長さを指定する項目

LXRPIA05

文字列シフト

I-SHFT-LENG

LXRPIA06

文字列左詰め

I-LENG

LXRPIA07

文字列右詰め

I-LENG

LXRPIA08

文字列中央揃え

I-LENG

LXRPIA13

文字列前後反転

I-LENG

LXRPIA14

指定文字削除

I-LENG

I-DEL-LENG

LXRPIA15

空白削除

I-LENG

LXRPIA16

不要空白削除

I-LENG

LXRPIA17

第1文字列取得

I-LENG

LXRPIA19

文字列交互挿入

I-1ST-LENG

I-2ND-LENG

LXRPIA28

文字列切断

I-LENG

LXRPIC01

半角→全角変換

I-LENG

表A‒3 長さを出力するサブルーチン

サブルーチンID

サブルーチン名

長さが返される項目

LXRPIA09

文字列有効桁数算出

O-LENG

LXRPIA17

第1文字列取得

O-LENG

EUC対応版とSJIS対応版で処理が異なる例を次に示します。

(例1)文字列シフト(LXRPIA05)

[図データ]

(例2)文字列右詰め(LXRPIA07)

[図データ]

(例3)文字列有効桁数算出(LXRPIA09)

[図データ]