3.3.1 レコードソース生成

レコード定義ファイルからレコードソースを生成する場合は,コマンド「CSRDGEN.EXE」を実行します。

コマンドは,次のディレクトリに格納されています。

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名¥Construction

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名は,デフォルトでは次のように設定されています。システムドライブとは,Windowsが組み込まれているドライブです。

システムドライブ:¥Program Files¥HITACHI¥Sewb
注意
64ビット版のWindowsでの,デフォルトの組み込み先パス名を次に示します。
システムドライブ:¥Program Files (x86)¥HITACHI¥Sewb

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 解説

(1) 形式

CSRDGEN.EXE △/i△入力ファイルパス名
           △/o△出力ファイルパス名
           △[/d△インデンテーション長]
           △[/pi△PICTURE句などの生成位置]
           △[/cf△COBOLソース正書法]
           △[/f]
           △[/c]
           △[/r]
           △[{/ds | /s}]
           △[/si△一連番号初期値]
           △[/sa△一連番号増分値]
           △[/t△トレースファイル名]
           △[/help]
           △[/?]

(凡例)△:1文字以上の空白を示します。
[ ]は省略できることを示します。{ }はどちらかを指定することを示します。

(2) 解説

/i△入力ファイルパス名:
レコード定義ファイル(.csc)のファイルパス名を指定します。
/o△出力ファイルパス名:
生成するレコードソースの出力先ファイルパス名を指定します。
/d△インデンテーション長:
インデンテーション長を0~8の範囲で指定します。
/pi△PICTURE句などの生成位置:
PICTURE句などの生成位置の範囲を指定します。COBOLソースの形式が固定形式またはホスト向け固定形式の場合は8~60。フリー形式の場合は1~60。
/cf△COBOLソース正書法:
生成するCOBOLソースの形式を「fix」または「free」または「hostfix」で指定します。「fix」はCOBOLソースを固定形式で生成します。「free」はCOBOLソースをフリー形式で生成します。「hostfix」はCOBOLソースをホスト向け固定形式で生成します。
注 ホスト向け固定形式では,2バイトコードがある場合,機能キャラクタ占有領域が考慮されます。ホスト向け固定形式では,項目名が30バイト(機能キャラクタ占有領域を含めて)を超えた場合,31バイト以降は切り捨てられます。
/f:
初期値を生成する場合に指定します。
/c:
コメントを生成する場合に指定します。
/r:
レコード定義ファイルを最新の状態にする場合に指定します。
/ds
COBOLソース正書法が固定形式またはホスト向け固定形式の生成レコードソースに一連番号を付けない場合に指定します。
/s
COBOLソース正書法が固定形式またはホスト向け固定形式の生成レコードソースに一連番号を付ける場合に指定します。
/si△一連番号初期値
一連番号をソースに付ける場合,一連番号の初期値を1~999,999の範囲で指定します。
/sa△一連番号増分値
一連番号をソースに付ける場合,一連番号の増分値を1~999,999の範囲で指定します。
/t△トレースファイル名:
トレース情報の出力先ファイル名を指定します。
トレース情報には,プログラムの実行などの情報が出力されます。
/help:
コマンドヘルプメッセージを表示します。
/?:
コマンドヘルプメッセージを表示します。
大文字と小文字は区別されません。
注※
何も指定しない場合は,環境設定で定義されている情報が有効になります。