[ユーザ処理]タブでは,ソースプログラム中で要求されているユーザ追加処理(UOC)の編集およびソースプログラム中で展開させる業務ルール処理の設定をします。また,ソースプログラム上で編集したユーザ追加処理をプログラム定義ファイルに取り込みます。
ユーザがソースプログラム中で要求されている処理をコーディングしたり(ユーザ追加処理の編集),ソースプログラム上で編集したユーザ追加処理をプログラム定義ファイルに取り込んだり(UOCリバース機能),自分でコーディングする代わりに,処理の書かれた業務ルールを設定したりする(業務ルール処理の設定)ときの[ユーザ処理]タブとダイアログの関係を次の図に示します。
図3-5 [ユーザ処理]タブとダイアログの関係
[ユーザ処理]タブを次に示します。
[ユーザ処理]タブには,ユーザ追加処理群および業務ルール処理群が表示されています。
[ユーザ処理]タブには,ユーザ追加処理群および業務ルール処理群が表示されています。ソースプログラム中で要求されている処理をユーザがコーディングして展開させる場合は,表示されているユーザ追加処理群から,目的のユーザ追加処理を選んで作業を開始します。ソースプログラム中で要求されている処理について,業務ルールを設定して展開させる場合は,表示されている業務ルール処理群から,目的の業務ルール処理を選んで作業を開始します。
[ユーザ処理]タブに表示されているユーザ追加処理や業務ルール処理から必要なものを選び,それぞれ編集したり設定したりします。また,ソースプログラム上で編集したユーザ追加処理をプログラム定義ファイルに取り込みます(UOCリバース機能)。
ソースプログラム上で要求されている処理を,ユーザが独自にコーディングし展開させる場合は,ユーザ追加処理を選びます。ユーザ追加処理を選んで[設定]ボタンをクリックすると,ユーザ追加処理を編集するためのエディタが表示されます。エディタ上で処理を編集してください。このとき,固定形式またはホスト向け固定形式でソースプログラムを生成する場合は,COBOLの固定形式またはホスト向け固定形式の規則に従ってユーザ追加処理を編集してください。
ソースファイル上で直接編集したユーザ追加処理を,プログラム定義ファイルのユーザ追加処理の中に取り込む(リバースする)ことができます。これをUOCリバース機能といいます。
UOCリバース機能を使うためには,ユーザ追加処理の開始と終了が判定できるUOCコメントが出力されている必要があります。UOCコメントを出力するには,次の二つの方法があります。
UOCリバース機能を使う場合,UOCコメントをユーザ追加処理ごとにユニークにすることをお勧めします。なお,ユーザ追加処理の開始/終了文字列が@@lang文とSEWB+/CONSTRUCTION環境設定の両方で指定された場合には,@@lang文で指定された文字列が優先されます。
ソースプログラム上で要求されている処理を,業務ルールを使用して展開させる場合は,業務ルール処理を選びます。業務ルール処理を選んで[設定]ボタンをクリックすると,実際にソースプログラム上に展開させる業務ルールを選ぶためのダイアログが表示されます。また,選ばれた業務ルールを確認する場合は,業務ルール処理を選んで[参照]ボタンをクリックし,[業務ルール展開表示]ダイアログを表示させます。
なお,業務ルールの詳細,およびスクリプトは,[適用項目詳細]ダイアログまたは[業務ルールスクリプト表示]ダイアログで見られます。
プログラム定義ファイルから生成されたソースファイルのユーザ追加処理をプログラム定義ファイルに反映させる場合,コマンド「CSPDREV.EXE」を実行させます。
コマンドは,次のディレクトリに格納されています。
SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名¥Construction |
SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名は,デフォルトでは次のように設定されています。システムドライブとは,Windowsが組み込まれているドライブです。
システムドライブ:¥Program Files¥HITACHI¥Sewb |
CSPDREV.EXE△リバースファイル名
[△/sp△ソースファイル検索パス名]
[△/l△ログファイル名]
[△/help]
[△/?]