7.5.3 インタフェース定義部

テンプレートとプログラム定義,データ定義,パラメタ,および部品との関係は,すべてテンプレートのインタフェース定義部で@@interface文を使って定義します。

また,@@lang文で,記述する言語の種別と生成規則を指定します。@@lang文の詳細は「7.9.21 @@lang文」を参照してください。

<この項の構成>
(1) @@interface文の記述規則
(2) データ定義識別子と内容

(1) @@interface文の記述規則

形式1 データ定義を使用する場合([入出力]タブ)
[図データ]
形式2 [パラメタ]タブを使用する場合([パラメタ]タブ)
[図データ]
形式3 XMLを使用する場合([パラメタ]タブ)
[図データ]
形式4 部品を使用する場合([部品]タブ)
[図データ]
形式5 マップ定義を使用する場合([入出力]タブ)
[図データ]
規則
(a) ATTR
(例)

@@interface @マスタDB={ATTR=DB,IO=IN_OUT,COMMENT="集計結果に従い…"};
  :
@@interface @集計サービス={ATTR=RPC_INPARM,IO=IN,COMMENT="2集計元ファイルを…"};
  :
@@interface @集計作業ファイル={ATTR=FILE,IO=IN_OUT,COMMENT="売上げを…"};
  :
@@interface @参照ファイル={ATTR=FILE,IO=IN,ARRAY_MAX=7,COMMENT="マスタDBに…"};

このとき,プログラム定義の[入出力]タブの入出力項目一覧には次のように表示される。
[図データ]
(例)

@@interface @入力ファイル={ATTR=DB,COMMENT="問い合わせ
                         データ…",IO=IN,表名
                         ={ATTR=TABLE_NAME}};
  :
@@interface @確認内容設定先={ATTR=ITEM,REF=@入力ファイ
                           ル,COMMENT="今回の確認内
                           容を…"};

このとき,プログラム定義の[パラメタ]タブの指示項目一覧には次のように表示される。
[図データ]
(例)

@@interface @追加部品={ATTR=PARTS,COMMENT="追加部品を選択する"};

(b) ARRAY_MAX
(c) COMMENT
(d) REF
(e) IO
(f) 修飾名
(g) VALUE
(h) PARSE_LEVEL
(i) TAG_NAME
(j) ATTR_NAME

(2) データ定義識別子と内容

プログラム作成者が,データ定義で定義しておく必要のある項目を修飾名として指定し,ATTR=のあとにその項目をデータ定義識別子で記述します。

データ定義識別子の指定によって,データ定義で定義した内容をテンプレート上で使用できます。修飾名用ATTRに指定できるデータ定義識別子の一覧を次の表に示します。

表7-1 データ定義識別子の一覧

データ定義種別データ定義識別子データ定義での定義個所内     容
FILEFILE_NAMEファイル名SELECT句,FD句のファイル名。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブのファイル名フィールドの指定値。
ORGANIZATIONファイル編成ORGANIZATION句の編成。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブのファイル編成の指示番号。
[1:順編成][2:相対編成]
[3:索引編成][4:索引順編成]
[5:テキスト編成][6:CSV形式]
[7:直接編成]
RECORD_NAMEレコード定義1FD句のレコード記述項にある,最初の01レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
KEY_NAMEキー名プログラムで使用するキー名。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブのキー名フィールドの指定値。
RECORDING_MODEレコード形式レコードの形式。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブのレコード形式フィールドの指示番号。
[0:指定なし][1:固定長][2:可変長]
FILE_EXTERNALEXTERNAL外部属性の有無の指定。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブのEXTERNALチェックボックスの指示番号。
[0:チェックOFF][1:チェックON]
VSIZE_ITEM長さ設定エリアレコードの長さを設定する項目の名称。
データ定義ウィンドウの[ファイル]タブの長さ設定エリア名フィールドの指定値。
DBTABLE_NAME表名称表名称。
データ定義ウィンドウの[RDB]タブの表名称フィールドの指定値。
RECORD_NAMEレコード定義表に対応するテーブルにある,01レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[RDB]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
DAMFILE_NAMEファイル定義DAMファイル名。
データ定義ウィンドウの[DAM]タブのファイル名フィールドの指定値。
BLOCK_SIZE入出力ブロックサイズアクセスするブロックの大きさ。
データ定義ウィンドウの[DAM]タブの入出力ブロックサイズの指定値。
RECORD_NAMEレコード定義DAMアクセス時の入出力領域にある,01レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[DAM]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
TAMTABLE_NAMEテーブル定義TAMテーブル名。
データ定義ウィンドウの[TAM]タブのテーブル名称フィールドの指定値。
KEY_SIZEキー名称キー項目のサイズ。
データ定義ウィンドウの[TAM]タブのキーフィールドに指定したデータ項目のサイズ。
RECORD_NAMEレコード定義TAMアクセス時の入出力領域にある,01レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[TAM]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
RPC入力パラメタRECORD_NAMEレコード定義入力パラメタの02レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[RPC]タブの入力パラメタ定義の結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
RPC応答領域RECORD_NAMEレコード定義応答領域の02レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[RPC]タブの応答領域定義の結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
メッセージRECORD_NAMEレコード定義入力メッセージの02レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[メッセージ]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
ユーザジャーナルUSER_JOURNAL_CODEコードユーザジャーナルのコード。
データ定義ウィンドウの[ユーザジャーナル]タブのコードフィールドの指定値。
RECORD_NAMEレコード定義ユーザジャーナルアクセス時の出力領域にある,02レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[ユーザジャーナル]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
メッセージログRECORD_NAMEレコード定義メッセージログアクセス時の出力領域にある02レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[メッセージログ]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義の最初に定義さているデータ項目の名前※2
共通作業領域RECORD_NAMEレコード定義1共通作業領域の最初の01レベルのデータ項目名。
データ定義ウィンドウの[共通作業領域]タブの結合項目名称/レコード定義名称フィールドの結合項目の指定値,またはレコード定義ファイルの最初に定義さているデータ項目の名前※2

注※1

データ定義で結合項目またはレコード定義ファイルが複数指定されている場合,次の点を考慮してください。

(例)@入力ファイルの2番目のレコード名を参照する。
@@interface @入力ファイル ={ATTR = FILE,
レコード名 =
{ATTR=RECORD_NAME}};
:
@入力ファイル[レコード名,2]

注※2

名前が指定されていない場合はデータ項目名になります。