2.7.3 関連を基に,資源の相互関係を調査する

資源間に付けられている関連を基にして,データ項目同士の関係や,辞書の資源とリポジトリに登録されているドキュメントとの相互の依存関係などを調査できます。

<この項の構成>
(1) 変更波及を調査する
(2) データ項目の継承関係を調査する
(3) 業務ルールをブラウジングする

(1) 変更波及を調査する

辞書の作成者が,データ項目や業務ルールの定義内容などを変更する場合には,その変更が,ほかのどの資源に波及するのかを把握しておく必要があります。リポジトリブラウザの関連ブラウザウィンドウを使用すれば,資源同士の相互関係を,資源間に付けられた関連を基に調査できます。

リポジトリブラウザで調査の起点とする資源のアイコンを選び,[リポジトリ]-[関連ブラウザ]-[すべての関連](関連種別を指定したい場合は[他の関連])を選択すると,関連ブラウザウィンドウが表示されます。

例えば,あるレコード定義を構成するデータ項目を変更するとき,そのレコード定義を調査の起点にすれば,SEWB+/CONSTRUCTIONで作成されたどのドキュメントに波及するのかをツリー形式の関連図で確認できます。

関連ブラウザウィンドウのツールバーで[インパクトレポート]ボタンをクリックすると,表示された資源の関連図(インパクトレポート)を印刷することもできます

辞書の資源の調査に利用できる関連の例を次に示します。

注※
インパクトレポートの印刷機能を使用するには,クライアントにSEWB+/REPORT MANAGERをインストールしていることが前提となります。詳細は,マニュアル「SEWB+/REPORT MANAGER ドキュメント作成支援 使用の手引」を参照してください。

(2) データ項目の継承関係を調査する

データ項目の継承関係を調査したい場合は,リポジトリブラウザウィンドウを使用します。

(3) 業務ルールをブラウジングする

業務ルールのブラウジングには,「業務ルールブラウザ」を使用します。データ項目を調査の起点にして,そのデータ項目を使用している業務ルールを調査できます。また,業務ルールを起点にして,その業務ルールで使用しているデータ項目を一覧表示することもできます。