10.1.1 障害対策の手順

SEWB+/REPOSITORYまたはクライアント(リポジトリブラウザなど)との通信に障害が発生した場合は,アプリケーションログが出力されます。アプリケーションログは,サーバのWindows Serverのイベントビューアで参照できます。

アプリケーションログを参照して障害の内容を確認したあとで,障害に対する処置をしてください。

<この項の構成>
(1) アプリケーションログの参照
(2) ユーザの処置

(1) アプリケーションログの参照

アプリケーションログを参照するための手順を次に示します。

  1. サーバに「Administrators」権限でログインする
  2. 「管理ツール」の「イベントビューア」を起動する
  3. イベントビューアでアプリケーションログの一覧を表示する
    [ツリー]タブから「アプリケーションログ」を選びます。
  4. アプリケーションログの一覧の中から「ソース」の項目に「SEWB+/REPOSITORY」または「Object Server」が表示されているログを探す
  5. 異常が発生した日時に近いログをダブルクリックする
    [イベントのプロパティ]ダイアログが表示されます。
    [イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」には,発生した事象,発生要因,ユーザの処置方法が表示されます。

(2) ユーザの処置

[イベントのプロパティ]ダイアログの表示内容に従って,障害に対する処置をしてください。

なお,アプリケーションログに示された処置方法では障害を回復できない場合は,「10.1.2 ユーザで障害を回復できない場合の処置」を参照してください。

(a) ユーザ環境に起因する障害の処置
  1. [イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」に示された処置に従って障害の要因を取り除く
  2. SEWB+/REPOSITORYまたはリポジトリブラウザを再起動させる
(b) データベースに起因する障害の処置
  1. [イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」に示された詳細コードに対応した処置で障害の要因を取り除く
    Object Server 管理ツール ヘルプを参照して,詳細コードに該当するエラーの要因と対処方法を確認してください。詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
  2. Object Serverが終了している場合は,再起動させる
  3. SEWB+/REPOSITORYまたはリポジトリブラウザを再起動させる
Object Serverで「排他資源が不足している」エラーが発生した場合は,「10.4 データベースの障害対策」を参照してください。