資源のリストアは,システム管理者(Administrators権限)が実行します。
バックアップした資源のリストア(回復)をするには,Windows Serverのバックアップ機能を使用します。リストアをする場合は,次のことに注意してください。
- SEWB+/REPOSITORYおよびデータベースが実行されていないことを確認する。
- リポジトリ内の資源間に矛盾が発生しないように,バックアップしたすべてのファイルを同時に回復する。
- ファイルアクセス権を復元するオプションを選択する。
- Windows Server※のバックアップ機能でファイルを復元したあと,SEWB+/REPOSITORYの「環境回復ユティリティ」で,「環境構築ユティリティ」で設定されていた環境情報を回復する。
- 注※
- Windows Server 2008およびWindows Server 2008 x64では,バックアップ機能はサポートされていません。
資源のリストアを実行する手順を,Windows Server 2003の例で説明します。
- バックアップをしたテープをテープドライブに挿入する
- [スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]から[アクセサリ]-[システムツール]-[バックアップ ユーティリティ]を選ぶ,またはコマンドプロンプトで「nt backup」を実行する
[バックアップ ユーティリティ]ウィンドウが表示されます。
![[図データ]](figure/zu070200.gif)
- [メディアの復元と管理]タブを表示したあと,メディアを選んで展開し,復元する項目のチェックボックスをチェックする
![[図データ]](figure/zu070300.gif)
- [バックアップ ユーティリティ]ウィンドウの[ツール]-[オプション]を選ぶ
[オプション]ダイアログが表示されます。
- [メディアの復元と管理]タブを表示したあと,「常にディスク上のファイルを置き換える」を選ぶ
![[図データ]](figure/zu070310.gif)
- [OK]ボタンをクリックする
[バックアップ ユーティリティ]ウィンドウが再表示されます。
- [復元の開始]ボタンをクリックする
[復元の確認]ダイアログが表示されます。
- [OK]ボタンをクリックする
リストアが実行されます。
リストアが終了したら,[OK]ボタンをクリックして[復元の確認]ダイアログを閉じます。
- テープドライブからテープを取り出す
- [バックアップ ユーティリティ]ウィンドウの[ジョブ]-[バックアップの終了]を選ぶ
[バックアップ ユーティリティ]ウィンドウが閉じます。
- [スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]から[Sewb+]-[Repository]-[環境構築ユティリティ]を選ぶ
復元されたファイルから,環境構築ユティリティで設定されていた環境情報が回復されます。
- 注意事項
- 資源のリストアでファイルのアクセス権を復元するには,[詳細な復元オプション]ダイアログで「セキュリティを復元する」をチェックします。
![[図データ]](figure/zu070400.gif)
- [詳細な復元オプション]ダイアログを表示するには,[復元の確認]ダイアログで[詳細設定]ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu070500.gif)