5.3.2 インポートの実行

インポートの実行には,コマンドによってインポートを実行する方法と,[インポート運用の一覧]ダイアログからインポートを実行する方法があります。

<この項の構成>
(1) コマンドによるインポートの実行
(2) [インポート運用の一覧]ダイアログからのインポートの実行
(3) インポートの自動実行
(4) インポート実行時のエラー
(5) インポートの中止
(6) インポートの終了コード

(1) コマンドによるインポートの実行

インポートのコマンドについて説明します。

インポートのコマンドのファイルは,次の場所に格納されています。

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先のパス名¥bin¥RPimport

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先のパス名は,デフォルトでは次のように設定されています。システムドライブとは,Windows Serverが組み込まれているドライブです。

システムドライブ:¥Program Files¥HITACHI¥Sewb
注意
64ビット版のWindowsでの,デフォルトの組み込み先パス名を次に示します。
システムドライブ:¥Program Files (x86)¥HITACHI¥Sewb

インポートは,次のコマンドで実行します。

[図データ]

/nomsg
インポートを実行するときに,ダイアログを表示しません。このオプションを指定すると,エラーメッセージ,問い合わせ,進捗情報のダイアログが表示されなくなります。このオプションを指定した場合,複数ファイルにわたって作成されたエクスポートファイルをインポートすることはできません。
/rootdir ルートドキュメントフォルダ作成先フォルダパス
/nomsgを指定し,かつインポートする資源の中にインポート先にないルートドキュメントフォルダがある場合,またはインポート運用の設定でインポート先にないルートドキュメントフォルダにインポートするように指定されている場合に,ルートドキュメントフォルダの作成先となるサーバマシンのローカルフォルダのパスをフルパスで指定します。パス文字列中に空白がある場合は,ダブルクォーテーション(")で囲んでください。

(2) [インポート運用の一覧]ダイアログからのインポートの実行

[インポート運用の一覧]ダイアログで,実行するインポート運用を指定して[実行]ボタンをクリックするとインポートが実行されます。

(3) インポートの自動実行

Windows Serverのatコマンドなどで,インポートのコマンド(RPimport)を特定の時刻に実行するように登録することによって,インポートを自動化できます。atコマンドについては,Windows Serverのヘルプを参照してください。

次に,自動実行をする際の注意事項を説明します。

(4) インポート実行時のエラー

インポート実行時にエラーが発生した場合は,メッセージログファイルにエラーの内容が出力されます。

(5) インポートの中止

インポートの実行時に表示される進捗情報ダイアログの[中止]ボタンをクリックすると,中止確認のダイアログが表示されます。そこで[OK]ボタンをクリックするとインポートが中止されます。

インポートを中止した場合,中止する前までの資源はインポート先に登録されているので,エクスポート元のリポジトリとインポート先のリポジトリで矛盾が生じてしまいます。インポート先のリポジトリを回復するためには,中止したインポートを再実行してインポートを完了させる必要があります。

(6) インポートの終了コード

インポートが終了すると,次に示す終了コードを返します。