2.5 外部仕様の作成・検討・評価

早期に,画面遷移や画面・帳票レイアウトを試験的に操作するプロトタイプを作成し,開発者とユーザとの間の誤解などを解消しておきます。プロトタイプでの評価と検討を繰り返し,早期に外部仕様を固定することで,手戻りのない効率的な開発を目指します。なお,プロトタイプは,ユーザインタフェースの基本設計工程で作成します。ユーザインタフェース基本設計では,外部仕様を決定し,画面・帳票の基準を作成します。詳細なエラー処理や編集処理は,ユーザインタフェース詳細設計で作成します。

外部仕様の作成・検討・評価する作業の流れを次の図に示します。

図2-5 外部仕様の作成・検討・評価する作業の流れ

[図データ]

<この節の構成>
2.5.1 画面遷移図の作成
2.5.2 代表シナリオの決定
2.5.3 プロトタイプの開発方法および評価項目の設定
2.5.4 画面・帳票レイアウトの確認
2.5.5 再利用できるテンプレートや部品の作成