8.2.1 TPモニタで動作するAPの作成

TPモニタで動作するAPの作成例について説明します。この例では,コードチェックプログラム作成用のテンプレートファイル「コードチェック.cst」をプログラム定義で選択します。そのあと,データ定義を選択して入出力項目を指示し,業務コードチェックのソースプログラムを生成します。データ定義ファイル「業務情報ファイル.csd」からは,レコードソースを生成します。

SEWB+/CONSTRUCTIONのプログラム定義では,ソースプログラム生成に必要な情報を各タブで定義します。ここでは,TPモニタ利用時のプログラム定義で使用するタブと,定義内容を説明します。詳細は,マニュアル「SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

図8-2 TPモニタで動作するプログラムの作成

[図データ]

作成手順

  1. テンプレート選択([サイン]タブ)
    目的のAPを作成するためのテンプレートを選びます。
    APが提供するサービスの内容は,選んだテンプレートで決まります。
    なお,選んだテンプレートは変更できます。ただし,その際は,同一の可変記号だけが引き継がれます。
  2. 入出力項目指示([入出力]タブ)
    選択したテンプレートがAP内でDBをアクセスする場合はDBの定義情報を,メッセージを送受信する場合はメッセージの定義情報を参照するので,それらが定義されているデータ定義ファイルを指定します。
  3. 指示項目の定義([パラメタ]タブ)
    テンプレートでの宣言に従って,プログラム定義で指示項目に値を設定します。なお,途中でテンプレートを変更した場合,同一の可変記号だけが引き継がれます。
  4. レコードの生成
    COPY文を使用してAPを作成する場合,データ定義ファイルからレコードソースを生成します。@@expand文を使用する場合は,展開時に自動的にレコード情報を取り込んでレコードソースを生成するので,データ定義ファイルからレコードソースを生成しておく必要はありません。
    なお,レコードソースは,レコード定義ファイルからも生成できます。詳細は,マニュアル「SEWB+/RECORD DEFINER操作ガイド」を参照してください。
  5. ユーザ追加処理・業務ルールの設定([ユーザ処理]タブ)
    [ユーザ処理]タブで,ユーザ追加処理としてAP固有の処理を編集します。また,APで使用する業務ルール処理を設定します。同一項目用業務ルールを使用すると,ユーザ追加処理の記述量を軽減できます。
  6. ソースプログラム生成
    プログラム定義で定義した情報に基づき,ソースプログラムを生成します。