プロトタイプを使用したレビューの初期段階では,画面の色や配置などのデザイン面に指摘が偏り,必要なデータや機能の不備が見過ごされることがあります。評価の初期段階でこれらの不備を見逃すと,後工程で大きな手戻りが発生してしまいます。評価の初期段階から必要な項目を適切に評価し,DB構造を早期に確定するために,仕様評価ではデータに関するレビューを優先させます。レビュー対象の優先度は,高い順に「データ」,「機能仕様」,「ユーザインタフェース」となります。