統合テスト時には,Windowsからターゲットシステムへ,テストの対象になるドキュメントを転送します。統合テストをするためのシステム統合では,個々に作成されたプログラムを統合し,一つのプログラムとして組み立てるので,それぞれのプログラムの同期や修正履歴を採る必要があります。
SEWB+/REPOSITORYのシステムバージョンを利用して,次の図のようなドキュメントフォルダ構成で運用し,ターゲットシステムへ生成物を転送してください。システムバージョンについては,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド」を参照してください。
図10-1 転送を考慮したドキュメントフォルダ構成
SI(System Integration)支援ユティリティは,システムバージョンを利用して,サーバ上で異なるシステムバージョンに関連づけられたドキュメントを比較し,抽出します。統合テスト用にターゲットシステムへファイルを転送する場合,SI支援ユティリティを利用すると,特定のシステムバージョンに関連づけられたドキュメントのファイル内容だけをローカルフォルダに抽出できるので,転送するファイルを容易に準備できます。
なお,SI支援ユティリティはリポジトリ管理者だけが実行できます。SI支援については,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY運用ガイド」を参照してください。
SI支援ユティリティを利用するための実行条件を次に示します。