共通部品の設計手順について説明します。
システム処理方式で決定した機能分散の方式をプログラム単位に分割して,各プログラムの処理を明確にします。
(1)で抽出した処理パターンに,標準テンプレートを適用するかどうかを検討します。標準テンプレートとは,他プロジェクトで作成したものおよびSEWB+/CS-FRAMEWORK,SEWB+/BATCH-FRAMEWORKなどを指します。検討後,処理パターンを次のように分類しておきます。
処理パターンを分類したあと,「標準テンプレートをカスタマイズして使用するもの」,「新規にテンプレートを作成するもの」について,テンプレート部分,部品部分およびユーザ追加処理部分の区別を明確にします。それぞれの部分に含まれる内容を次に示します。
共通部品設計での結果をドキュメントにまとめ,AP開発者とレビューをします。ドキュメントとしてまとめる項目を次に示します。
作成するドキュメント(仕様書)を図6-2~図6-7に示します。なお,それぞれの図の仕様書およびテンプレートは,SEWB+/CONSTRUCTIONのサンプルとして提供されています。
図6-2 パターンテンプレート仕様書(1)
図6-3 パターンテンプレート仕様書(2)
図6-4 パターンテンプレート仕様書(3)
図6-5 パターンテンプレート仕様書(4)
図6-6 部品テンプレート仕様書(1)
図6-7 部品テンプレート仕様書(2)