5.2.1 レコード定義

APで使用するファイルやDBを定義するには,SEWB+/CONSTRUCTIONのデータ定義機能を利用します。リポジトリでは,すでに辞書作成の段階で,SEWB+/CONSTRUCTIONのデータ定義を考慮してレコード構造が設計され,そのレコード構造に従ったデータ項目の組み合わせが結合項目として登録してあります。また,結合項目の中で,レコードとして定義されるものは「最上位結合項目」として登録されています。SEWB+/CONSTRUCTIONでのデータ定義では,最上位結合項目を取り込みます。

なお,SEWB+/CONSTRUCTIONでのデータ定義では,SEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義ファイルを使用することもできます。詳細は,マニュアル「SEWB+/RECORD DEFINER操作ガイド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) SEWB+/CONSTRUCTIONでのファイルおよびDB定義

(1) SEWB+/CONSTRUCTIONでのファイルおよびDB定義

SEWB+/CONSTRUCTIONのデータ定義では,データ定義種別ごとに必要な情報を定義します。この工程で定義するデータ定義種別は,「ファイル」,「DAM」,「TAM」および「RDB」です。

ファイル
ファイルの入出力に必要な「ファイル名」,「ファイル編成」および「レコード構造」を定義します。「レコード構造」は,データ項目辞書から最上位結合項目,またはSEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義ファイルを選んで定義します。
DAM
DAMファイルの入出力に必要な「DAMファイル名」,「入出力ブロックサイズ」および「レコード構造」を定義します。「レコード構造」は,データ項目辞書から最上位結合項目,またはSEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義ファイルを選んで定義します。
TAM
TAMテーブルの入出力に必要な「TAMテーブル名」および「レコード構造」を定義します。「レコード構造」は,データ項目辞書から最上位結合項目,またはSEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義ファイルを選んで定義します。
RDB
RDBの入出力に必要な「表名称」および「レコード構造」を定義します。「レコード構造」は,データ項目辞書から最上位結合項目,またはSEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義ファイルを選んで定義します。