5.1.1 GUI構築ツールでのクライアントAPの設計

GUI構築ツールとして, XMAP3およびVisual BasicをクライアントAPとした,C/Sシステムを構築できます。

<この項の構成>
(1) XMAP3を使用した場合
(2) Visual Basicを使用した場合

(1) XMAP3を使用した場合

XMAP3は,レイアウト定義ウィンドウにテキストやボタンなどのオブジェクトを置くことで,表現力豊かな画面・帳票を簡単に作成できるツールです。画面・帳票を作成するには,XMAP3のドロー機能を使用します。作成した画面・帳票の定義情報は,マップ定義ファイルとして保存されます。さらに,マップ定義ファイルをクライアントAP作成時にSEWB+/CONSTRUCTIONで使用すると,画面との整合性を取れます。

XMAP3での画面・帳票の作成方法については,次に示すマニュアルを参照してください。

XMAP3 Version 3,XMAP3 Version 4
「XMAP3 プログラミングガイド 画面編」または「XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」
XMAP3 Version 5
「XMAP3 開発ガイド」または「XMAP3 プログラミングガイド」

XMAP3を使用したクライアントAPの設計手順を次の図に示します。

図5-1 XMAP3を使用したクライアントAPの設計手順

[図データ]

(2) Visual Basicを使用した場合

Visual Basicは,フォームの上にテキストやコマンドボタンなどの部品を置くことで,インタフェースを作成します。さらに,部品に対してプロパティを設定したりコードを記述したりして,GUIを設計します。

ただし,RPCに関する処理や,クライアントAPとサーバAPのレコード形式を合わせる作業は,データ項目辞書を基にユーザが行う必要があります。

Visual Basicを使用したクライアントAPの設計手順を次の図に示します。

図5-2 Visual Basicを使用したクライアントAPの設計手順

[図データ]