4.4 辞書使用時の注意事項

SEWB+の辞書を使用するときの注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) COBOL2002使用時の注意
(2) 辞書変更での注意事項
(3) データ定義情報生成時の注意

(1) COBOL2002使用時の注意

COBOL2002を使用する場合,次のことに注意してください。

SEWB+/RECORD DEFINERでレコード定義ファイルを作成する場合には,REDEFINES句,FILLERを定義できます。

(2) 辞書変更での注意事項

辞書を変更するときの注意事項について説明します。

(a) 辞書の状態保存

辞書は自動的に最新の状態になるので,履歴を採る必要はありません。データ定義など,辞書参照で作成するドキュメントをある時点の状態のまま保存しておきたい場合は,次のどちらかを実施してください。

(b) プログラム生成への影響

データ定義で使用している辞書情報に変更があった場合,それらを取り込んだプログラム定義でプログラム生成すると,最新のデータ項目情報を取得するため時間が掛かることがあります。ソースプログラムの生成時間を短縮するために,次の操作を定期的に行うことをお勧めします。

データ定義の更新方法
  1. ローカルマシンに更新専用でチェックアウトする。
  2. リポジトリにチェックインする。

(3) データ定義情報生成時の注意

SEWB+/CONSTRUCTIONの環境設定で「辞書を参照しないでデータ定義情報を生成する」を設定すると,辞書を参照しないでデータ定義情報を生成します。データ定義ファイルがチェックインされている場合またはプログラム定義で「辞書の利用」を指定している場合でも,辞書を参照しないで,データ定義情報が生成されるので注意が必要です。