Groupmaxでは,使用するクライアントプログラムによって,利用できる機能やマシン構成が異なります。Groupmaxで使用できるクライアントプログラムは,次のように分類できます。
ここでは,使用するクライアントプログラムの種類ごとに,サーバプログラムとの関連を説明します。
以上の各形態にインターネットを連携させた形態もあります。
(1) 専用クライアントを使用した場合
専用クライアントを使用した場合の,クライアントプログラムとサーバプログラムの関連を図3-2に示します。
図3-2 クライアントプログラムとサーバプログラムの関連(専用クライアントの場合)
クライアントプログラムがどのサーバの機能を利用する場合でも,最初にAddress Serverでのユーザ認証が必要です。ユーザ認証の後で,各機能のサーバプログラムに接続されます。ユーザ認証は,Groupmaxをログアウトするまで有効です。Groupmaxをログアウトしなければ,別のサーバの機能を利用する場合もAddress Serverでのユーザ認証は省略され,各機能のサーバに直接接続されます。
(2) 一般流通品をクライアントとして使用した場合
一般流通品をクライアントとして使用した場合の,クライアントプログラムとサーバプログラムの関連を図3-3に示します。
図3-3 クライアントプログラムとサーバプログラムの関連(一般流通品の場合)
一般流通品をGroupmaxのクライアントプログラムとして使用する場合には,WWWブラウザを使用する方法と,POP3,IMAP4対応クライアントを使用する方法があります。ただし,どちらの場合もAgent Serverの機能は使用できません。
WWWブラウザを使用した場合は,Groupmax WWWを経由して,各機能を受け持つGroupmaxサーバに接続します。図3-3のGroupmax WWWマシンとサーバマシンは,理論上は一つのマシンで実現できますが,マシンへの負荷が大きくなるため,別のマシンに分ける方が適切です。
POP3メールクライアントを使用した場合は,Mail Serverの個人メールの送受信機能だけを利用できます。また,IMAP4メールクライアントを使用した場合は,Mail Serverが提供する個人メールの送受信機能,及び掲示板の参照だけが利用できます。その他のGroupmaxサーバの機能は利用できません。