1.6.2 サーバエージェント
サーバエージェントは,Groupmaxのサーバ側で動作するエージェントです。サーバエージェントの機能はAgent Serverで実現でき,エージェント生成環境はIntegrated Desktopで実現できます。
- <この項の構成>
- (1) サーバエージェントの特徴
- (2) Agent Serverの機能概要
(1) サーバエージェントの特徴
サーバエージェントは,サーバで稼働します。サーバエージェントの特徴を次に示します。
- ユーザがログインしていなくてもエージェントが処理を代行
サーバエージェントはサーバで稼働するため,クライアントのPCからユーザがログインしていない状態でも,指定した条件に従って作業が代行されます。したがって,夜間などの無人の状態でも,サーバが動作していれば,エージェントによって業務が代行されます。
- 様々なエージェントアプリケーションを提供
一般ユーザと管理者ユーザの一般的な作業を処理するエージェントが数多くあるので,Groupmaxの導入後,すぐにエージェントを活用できます。
既成のエージェントが業務に合わない場合は,テンプレートを含む開発環境によって,独自のエージェントを容易に作成できます。
(2) Agent Serverの機能概要
Agent Serverの機能概要を次に示します。
- エージェントの動作環境の管理機能
エージェントの動作を管理するためのツールによって,エージェント機能を容易に運用できます。
- エージェントを開発するAPI
独自のエージェントのプログラミングや,ユーザインタフェースの作成をするためのAPIがあります。
- 補足説明
- サーバエージェントを容易に導入するためのオプション製品を,次に示します。
- エージェントのアプリケーション群
Agent - Applicationには,Groupmaxの導入後,すぐに使えるサーバエージェントのプログラム群があります。
このプログラム群は,ワークフロー用,メール用,及び文書管理用に分類されていて,メールの転送や文書削除などの機能があります。機能の詳細については,マニュアル「Windows NT Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」又は「Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」を参照してください。
- 開発支援環境
Agent - Development Kitには,サーバエージェントを容易に開発するための各種APIやユーザインタフェースのテンプレートなどがあります。