3.2.8 エージェントのデータの扱い

エージェント機能が扱うデータは,「エージェント情報」とも呼ばれ,「個人エージェント」の情報から生成されます。個人エージェントは,ユーザごとに定義されているAgent Server用のホームサーバで管理されていて,指定されたサーバマシン上にエージェント情報を生成します。Agent Serverは,これらの情報を管理し,Agent - Applicationがイベントの管理とアクションの実行をします。

Mailでエージェントを利用した場合のデータの流れを図3-11に示します。この図の中では,Agent - Mail Function,及びAgent - Mail Serverが,Agent - Applicationに相当します。

図3-11 Mailでエージェントを利用した場合のデータの流れ

[図データ]

補足説明
エージェント機能では,独自のエージェントを作成できます。独自のエージェントとは,図3-11中ではAgent - Mail Function及びAgent - Mail Serverを指します。独自のエージェントを作成した場合のサーバマシン内の構成は様々で,Agent - Mail Functionだけの形態,又はAgent - Mail FunctionとAgent - Mail Serverが同じサーバマシンにある形態にもできます。