3.2.1 サーバ側データの扱い
各サーバプログラムで扱うデータがどのような形態で管理されているか,その概要を図3-4に示します。
図3-4 使用データの管理形態
![[図データ]](figure/zu03100.gif)
各サーバプログラムで使用するデータには,データベースで管理されるデータと,一般ファイルとしてデータベース外に管理されるデータがあります。どちらで管理されるかは,そのデータの使用目的によって異なります。各データの管理場所は,次のとおりです。
- データベース内
どのデータも,データベース作成時に指定されたファイルで管理
- データベース外
- Address/Mail情報
Address/Mail Serverのインストールディレクトリ下
- Document Manager情報
「文書管理 管理ツール」で指定したディレクトリ下,又はフォルダ作成時に指定したディレクトリ下
- Workflow情報
「Workflow管理ツール」で指定したディレクトリ下
- Scheduler情報
「Scheduler Serverコンフィグレーション」で指定したディレクトリ下
- Facilities Manager情報
「Facilities Managerコンフィグレーション」で指定したディレクトリ下
- Agent情報
Agent Serverのインストールディレクトリ下
- 補足説明
- データベース外に管理される情報は,データベースを格納するボリュームとは別のボリュームに格納することで,特定ボリュームへのアクセス集中を回避できます。
- バックアップを取得するときは,一つのサーバマシンに存在するすべてのGroupmaxサーバを対象にしてください。
- また,複数台のサーバマシンで構成されるGroupmaxシステムの場合は,すべてのサーバマシンで同時期にバックアップを取得するようにしてください。データベースの内部と外部に分けて管理されていても,同じサーバプログラムで使用するデータは関連性があるため,データベースの内部と外部で同時期にバックアップを取得する必要があるからです。