Groupmax Version 6導入ガイド
Groupmaxのワークフロー機能は,Workflow Serverによって実現できます。次に,ワークフロー機能を運用するときの管理で,検討が必要となる代表的な項目について説明します。
- <この項の構成>
- (1) ユーザ権限の検討
- (2) ロール定義の検討
ワークフローを利用するユーザは,処理の権限によって,ドメイン管理者,ワークフロー運用管理者,ビジネスプロセス管理者,及び一般ユーザに分かれます。
- 一般ユーザ
- 自分自身のワークフローの案件を処理できます。
- ビジネスプロセス管理者
- 自分が管理するビジネスプロセスについて,定義内容を更新したり,業務管理をしたりできます。
- ワークフロー運用管理者
- ビジネスプロセス管理者の権限のほかに,Workflow管理サーバに登録したビジネスプロセス定義やロール定義を各Workflowサーバに配布できます。
- ドメイン管理者
- ドメイン内のすべてのワークフロー資源を管理できます。
これらのユーザ権限を検討する際は,運用体制を考慮して管理業務の分担を検討することが必要です。例えば,ユーザ情報の更新権限をワークフロー運用管理者及びビジネスプロセス管理者に与えることで,ドメイン管理者の負担を軽減できます。
ワークフローの業務上の役割(以降「ロール」と呼びます)を作成し,担当者を割り当てることができます。このロールによって,ビジネスプロセス内の作業者を定義できます。ロールには,業務の役割をもとに,任意のユーザをグループ化した業務ロール,Address Serverに登録されている部や課などの部署をロールに割り当てる組織ロール,複数のロールをグループ化した階層化ロールがあります。
ロールを定義する際には,各ビジネスプロセスで共通して使用するロールの作成や人事異動に伴うロールの更新方法(ツール)などを検討する必要があります。
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