3.5.1 [共通設定]プロパティページ

[共通設定]プロパティページを,図3-5に示します。

図3-5 [共通設定]プロパティページ

[図データ]

<この項の構成>
(1) システム環境の設定
(2) データベースの作成
(3) 通信環境の設定
(4) 簡易ジャーナルファイルの作成

(1) システム環境の設定

システム内の全ユーザ数
Groupmaxシステム全体のユーザ数を指定します。
次に示す範囲のユーザ数をリストボックスで選択できます。
  • 1~100
  • 101~1,000
  • 1,001~5,000
  • 5,001~10,000
  • 10,001~20,000
  • 20,001~32,500
また,ユーザ数を1~32,500の範囲で直接入力することもできます。
デフォルトは,1~100です。
Groupmax Address Serverをシングルサーバとして設定する場合,この項目は非活性表示となり,設定及び変更はできません。
このサーバに登録するユーザ数
このサーバをホームサーバとするユーザ数を指定します。
次に示す範囲のユーザ数をリストボックスで選択できます。
  • 1~10
  • 11~50
  • 51~100
  • 101~500
  • 501~1,000
  • 1,001~2,000
  • 2,001~3,000
  • 3,001~4,000
  • 4,001~5,000
また,ユーザ数を1~5,000の範囲で直接入力することもできます。
デフォルトは,1~10です。
システム停止時のデバッグ情報の出力先
システムで指定した,システム停止時のデバッグ情報の出力先ディレクトリを指定します。このディレクトリは,[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[システム]で表示される[起動/シャットダウン]の画面で[デバッグ情報を次へ書き込む]の項目に指定したディレクトリです。
このディレクトリには,実装メモリ分の空き容量が必要です。
デフォルトは,Windows NTのインストール先ディレクトリです。
性能優先モード(共有メモリ上限拡大)
共有メモリの上限を拡大して性能を優先するかどうかを,チェックボタンで指定します。
デフォルトでは,チェックボタンはオフ(優先しない)に設定されています。

(2) データベースの作成

データベース名称(スキーマ名称)
使用するデータベースのスキーマ名称を,63バイト以内の文字列で指定します。英大文字,英小文字,数字,_(アンダーバー),及び2バイトコードが使用できます。ただし,「IS_」,「WF_」,「_」で始まる文字,「MASTER」を含む文字列,及び空白は指定できません。
デフォルトは,「gmax」です。
データベース作成ディレクトリ
データベースを作成するディレクトリのパス名を,175バイト以内の文字列で指定します。ただし,ネットワークドライブは指定できません。[参照]ボタンをクリックすると,ディレクトリ名を選択できます。
このディレクトリは,性能及び運用の観点から,Windows NT及びサーバプログラムのインストール先とは別の独立したボリュームに作成することをお勧めします。
デフォルトは,「E:¥OBJECTSV¥DATABASE」です。ただし,ドライブEがない又は固定ディスクでない場合,デフォルトは「Groupmax Object Serverのインストール先のドライブ¥OBJECTSV¥DATABASE」となります。
プログラム毎の設定
プログラム毎に異なるデータベースを作成するかどうかを,チェックボタンで指定します。チェックボタンをオンにした場合,該当するサーバプログラムの[詳細]ダイアログボックスでディレクトリ名を指定します。
デフォルトでは,チェックボタンはオフ(作成しない)に設定されています。
構成変更のための一時ファイル格納ディレクトリ
構成変更の場合に,一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。この項目は,新規導入時には非活性表示となります。指定内容については,「4.2 共通設定(構成変更)」を参照してください。

(3) 通信環境の設定

ホスト名称
使用しているDNSのホスト名が表示されます。変更はできません。
IPアドレス
ホスト名称に対応するIPアドレスが表示されます。IPアドレスが複数登録されている場合,ドロップダウンリストボックスに一覧が表示され,使用するIPアドレスの選択ができます。

(4) 簡易ジャーナルファイルの作成

簡易ジャーナルファイル作成ディレクトリ
Groupmax Object Serverで使用する簡易ジャーナルファイルを作成するディレクトリのパス名を,145バイト以内の文字列で指定します。
パス名にネットワークドライブは指定できません。また,「Groupmax Object Serverのインストール先のパス名」下にディレクトリを作成する場合は,パス名を指定しないでデフォルトを使用してください。
[参照]ボタンをクリックすると,ディレクトリ名を選択できます。
デフォルトは,「Groupmax Object Serverのインストール先のパス名¥spool」です。
Groupmax High-end Object Serverがインストールされている場合,この項目は非活性表示となり,設定及び変更はできません。

[ポート番号]ボタンをクリックすると,[ポート番号設定]ダイアログボックスが表示されます。

Groupmax High-end Object Serverの設定をする場合,[High-end Object Server]ボタンをクリックすると,[High-end Object Serverの設定]ダイアログボックスが表示されます。

[次へ]ボタンをクリックすると,[電子アドレス帳/メール]プロパティページが表示されます。