ワークフロー機能を利用する場合,一般ユーザへ案件の利用環境を提供するため,ワークフローの流れを定義するビジネスプロセスのサーバへの登録やドメイン内の業務の流れの監視など,様々な管理業務が必要です。管理業務をするワークフローの管理者を次に示します。
ワークフロー機能を利用する環境でのユーザの関係を図8-6に示します。
図8-6 ワークフローの利用ユーザの関連
必要な管理業務は管理者によって異なりますが,ワークフロー運用管理者及びビジネスプロセス管理者は,ドメイン管理者が設定します。ドメイン管理者は,既存のドメイン管理者が設定します。最初のドメイン管理者の登録は,Workflow環境設定で指定したユーザIDを使用してクライアント環境で実行します。この作業はサーバ上からコマンドを使って実行することもできます。ユーザIDの標準値にはsystemが仮定されています。
クライアント環境での管理ユーザの登録は,Groupmax Workflow Definerを利用して実行します。なお,実行の前にGroupmax Address Serverにドメイン管理者とするユーザを登録し,各ユーザの案件トレーを作成しておく必要があります。また,Workflow管理サーバ及びドメイン管理者にするユーザのホームサーバ(案件トレーを配置するサーバ)を起動した状態で操作する必要があります。