(a) ステータスファイルの項目
- 論理ファイル名
- ステータスファイルの論理ファイル名が表示されます。
- A系ファイル名
- 論理ファイルを構成するA系ステータスファイル名が表示されます。
- B系ファイル名
- 論理ファイルを構成するB系ステータスファイル名が表示されます。
- デフォルトは,次に示すステータスファイルです。
- 論理ファイル名:stsfile1
A系ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS1¥stsfile1A
B系ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS2¥stsfile1B
- 論理ファイル名:stsfile2
A系ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS1¥stsfile2A
B系ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS1¥stsfile2B
- 論理ファイル名:stsfile3
A系ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS2¥stsfile3A
B系ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILESTS2¥stsfile3B
- ドライブF及びGがない又は固定ディスクでない場合は,Groupmax Object Serverのインストール先のドライブが表示されます。
ステータスファイルを設定するには,[追加],[削除]又は[修正]ボタンをクリックします。
- 追加
[追加]ボタンをクリックすると,[ステータスファイルの設定]ダイアログボックスが表示され,ステータスファイルを追加できます。
- 削除
削除するステータスファイル名を選択して[削除]ボタンをクリックすると,ステータスファイルを削除できます。
- 修正
修正するステータスファイル名を選択して[修正]ボタンをクリックすると,[ステータスファイルの設定]ダイアログボックスが表示され,ステータスファイルの情報を修正できます。
修正するステータスファイル名をダブルクリックする方法でも[ステータスファイルの設定]ダイアログボックスを表示できます。
(b) [ステータスファイルの設定]ダイアログボックス
[ステータスファイルの設定]ダイアログボックスを,図3-8に示します。
図3-8 [ステータスファイルの設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/zu030800.gif)
- 論理ファイル名
- ステータスファイルの論理ファイル名を,1~8文字で指定します。半角で,英大文字,英小文字,数字,及び_(アンダーバー)を指定できます。ただし,先頭文字には数字を指定できません。
- A系ファイル名
- A系ステータスファイル名を,ドライブ名から始まる絶対パス名で指定します。
- [参照]ボタンをクリックすると,ディレクトリを参照できます。
- このファイルは新規に生成されるため,既存のファイルは指定できません。
- レコード数は,固定で32となります。
- B系ファイル名
- B系ステータスファイル名を,ドライブ名から始まる絶対パス名で指定します。
- [参照]ボタンをクリックすると,ディレクトリを参照できます。
- このファイルは新規に生成されるため,既存のファイルは指定できません。
- レコード数は,固定で32となります。
- 注意
- ハードディスク障害時にすべてのステータスファイルが障害とならないようにするため,A系ファイルとB系ファイルは別のディスク上に作成することをお勧めします。同様に,それぞれの論理ファイルも別のディスク上に作成することをお勧めします。すべてのステータスファイルに障害が発生すると,Groupmax High-end Object Serverは異常終了し,自動再起動ができない状態になります。
(a) システムジャーナルファイルの項目
- グループ名
- システムジャーナルファイルのグループ名が表示されます。
- 開始状態
- オンライン開始時のジャーナルファイルの状態が表示されます。
- 物理ファイル名
- ファイルグループを構成する物理ファイル名が表示されます。
- デフォルトは,次に示すファイルです。開始状態は,すべてオープンとなります。
- グループ名:jnlfile1
物理ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL1¥jnlfile1
- グループ名:jnlfile2
物理ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL1¥jnlfile2
- グループ名:jnlfile3
物理ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL1¥jnlfile3
- グループ名:jnlfile4
物理ファイル名:F:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL1¥jnlfile4
- グループ名:jnlfile5
物理ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL2¥jnlfile5
- グループ名:jnlfile6
物理ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL2¥jnlfile6
- グループ名:jnlfile7
物理ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL2¥jnlfile7
- グループ名:jnlfile8
物理ファイル名:G:¥OBJSVFILE¥XODFILEJNL2¥jnlfile8
- ドライブF及びGがない又は固定ディスクでない場合は,Groupmax Object Serverのインストール先のドライブが表示されます。
システムジャーナルファイルを設定するには,[追加],[削除]又は[修正]ボタンをクリックします。
- 追加
[追加]ボタンをクリックすると,[システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックスが表示され,システムジャーナルファイルを追加できます。
- 削除
削除するシステムジャーナルファイル名を選択して[削除]ボタンをクリックすると,システムジャーナルファイルを削除できます。
- 修正
修正するシステムジャーナルファイル名を選択して[修正]ボタンをクリックすると,[システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックスが表示され,システムジャーナルファイルの情報を修正できます。
修正するシステムジャーナルファイル名をダブルクリックする方法でも[システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックスを表示できます。
- アンロードされていないファイルを交代選択先の対象とする
- 交代先を選択するときに,アンロードされていないファイルであっても交代選択時の対象とするかどうかを,チェックボタンで指定します。
- デフォルトでは,チェックボタンはオフ(対象としない)に設定されています。
- システム再開時にジャーナルをスワップする
- システム再開時にジャーナルをスワップするかどうかを,チェックボタンで指定します。
- デフォルトでは,チェックボタンはオフ(スワップしない)に設定されています。
- チェックポイントを取得する間隔
- チェックポイントを取得する間隔(ジャーナルブロック数)を,100~32,000の範囲で指定します。
- データベースファイルには,チェックポイントごとに,それまでのデータベースのすべての更新内容が反映されます。Groupmax High-end Object Serverの再開始時には,チェックポイント以降のジャーナルを基にデータベースが回復されます。
- データベースの回復時間はジャーナル件数に比例するため,再開始時間に合ったチェックポイント間隔を指定してください。
- また,この値を大きくすることで,データベースファイルの更新回数を削減するなどのチューニングができます。チューニングについては,連携するGroupmaxサーバプログラムの指示に従ってください。
- デフォルトは,次に示す値です。
- Groupmax Mail Server及びGroupmax Workflow Serverを使用しない場合:100
- Groupmax Mail Serverを使用し,Groupmax Workflow Serverを使用しない場合:200
- Groupmax Mail Server及びGroupmax Workflow Serverを使用する場合:300
(b) [システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックス
[システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックスを,図3-9に示します。
図3-9 [システムジャーナルファイルの設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/zu030900.gif)
- ファイルグループ名
- ジャーナルファイルのファイルグループ名を,1~8文字で指定します。半角で,英大文字,英小文字,数字,及び_(アンダーバー)を指定できます。ただし,先頭文字には数字を指定できません。
- 物理ファイル名
- 物理ファイル名を,ドライブ名から始まる絶対パス名で指定します。
- [参照]ボタンをクリックすると,ディレクトリを参照できます。
- このファイルは新規に生成されるため,既存のファイルは指定できません。
- 性能及び運用の観点から,データベースが格納されているドライブとは別のディスク上に物理ファイルを作成することをお勧めします。
- また,ハードディスクの障害時にすべての物理ファイルが障害とならないようにするため,複数のディスクに物理ファイルを作成することをお勧めします。
- 作成サイズ
- ジャーナルファイルの作成サイズ(KB)を,80~1,048,576の範囲で指定します。ただし,実際に作成されるサイズは,4KB単位で切り上げとなります。
- デフォルトは,100,000(約100MB)です。
- オンライン開始と同時にオープンする
- このファイルグループをオンライン開始と同時にオープンするかどうかを,チェックボタンで指定します。
- 2つ以上のジャーナルファイルグループに,同時にオープンする物理ファイルが必要です。
- デフォルトでは,チェックボタンはオン(オープンする)に設定されています。
(c) ジャーナルファイルの容量見積り
ジャーナルファイルの容量は,次に示す方法で見積もることをお勧めします。なお,次に示す方法は,毎日夜間にジャーナルをアンロードするという運用を前提にしています。
- 1日のジャーナル出力量を,各サーバプログラムの計算式によって見積もります。
- 1つのジャーナルファイルの容量を求めます。
このとき,ジャーナルのスワップ回数を1日数回として見積もります。
また,ジャーナルファイルの障害に備えて,アンロードしなくても1日ですべてのジャーナルファイルを使い切らないように(例えば,ジャーナルファイルが8ファイルあれば3~4ファイルは残るように)1つのジャーナルファイルの容量を求めます。
- 運用後,ジャーナルファイルの使用状況を監視し,ジャーナル容量の見積もり値を検証します。
1日のジャーナル出力量を各サーバプログラムの計算式で見積もることが難しい場合は,次に示す手順で見積もってください。
- 仮のジャーナルサイズでジャーナルファイルを複数作成します(例:デフォルトのサイズ及びファイル数で作成)。
- Groupmax High-end Object Serverのシステムサービス定義の,ジャーナルアンロードチェックの指定(jnl_unload_check)を,一時的にN指定(ジャーナルアンロードチェックをしない)に変更します。
Nを指定した場合,ジャーナルのアンロードをしなくても,自動的にジャーナルファイルが再利用されます。しかし,ジャーナルを使用したデータベースの回復ができなくなるため,データベースのバックアップを毎日取得するなどの対策が必要です。
- ジャーナルファイルのスワップ回数など,ジャーナルの使用状況を監視して,1日で必要なジャーナル容量を求めます。
- 手順3で求められた値で,ジャーナルファイルを再作成します。
- Groupmax High-end Object Serverのシステムサービス定義のジャーナルアンロードチェックの指定(jnl_unload_check)を元に戻します。