クライアントライブラリは,アプリケーションの構築環境としてVisual C++を使用できます。
Groupmax Workflow Client - Libraryは,Visual C++ Version 5.0サービスパック2で作成されています。 Visual C++を使用してアプリケーションを作成する場合は,Windows NT 4.0とVisual C++ Version 5.0 サービスパック2又は Visual C++ Version 6.0 を使用してアプリケーションを作成してください。
Visual C++を使用した場合の開発手順を説明します。
●プロジェクトの作成
AppWizardなどを使用してプロジェクトを作成します。
HwfDrawRoute関数を使用する場合は,ActiveXコントロールをチェックしてください。これは,AfxEnableControlContainer関数を発行する必要があるためです。
●アプリケーションのコンパイル
次のコンパイルオプションを指定する必要があります。
●アプリケーションのリンケージ
提供のインポートライブラリとリンクする,又はアプリケーションでLoadLibrary関数,GetProcAddress関数を使用して,Groupmax Workflow Client - Library関数のアドレスを取得して呼び出してください。
表3-1 提供ライブラリ
製品名 | 提供インポートライブラリ | 用途 |
---|---|---|
Groupmax Workflow Client-Library | bwfapi32.lib | 基本ライブラリ |
wfmsg32.lib | メッセージテキスト取得用ライブラリ |
上記に準じた設定で使用してください。
Workflowでは,ネットワーク環境にTCP/IPを使用しています。TCP/IPの組み込みについては,Windows 95/98/MeまたはWindows NT/2000のマニュアルのネットワークサービスのセットアップに関する記述を参照してください。
クライアントのGroupmax 統合セットアップ又は,ログイン関数でIPアドレスを指定せずにサーバ名を指定する場合,HOSTSファイル又はDNS(Domain Name System)のデータベースに,ワークフローサーバのIPアドレスを設定します。HOSTSファイルには,サーバのIPアドレスを次の形式で追加してください。
Workflowで使用するポート番号を設定する必要があります。
Groupmax 統合セットアップの「サーバ」のタブを選択し,「ポート番号の設定」の中の「Workflow」にポート番号を指定してください。