ワークフローサーバの無応答時間を監視します。ワークフローサーバにアクセスしてから指定された時間ワークフローサーバより応答がない場合,API関数はエラーリターンします。
(a) 適用範囲
Windows NT/2000版 サーバライブラリ,Windows NT/2000版 サーバ管理者ライブラリ,クライアントライブラリおよび,クライアント管理者ライブラリを使用して作成したアプリケーションプログラムに適用します。
(b) 環境設定ツールの起動方法
- Windows NT/2000版 サーバライブラリの場合
スタートメニューから「プログラム」- サーバライブラリを格納したホルダ(デフォルトは「Groupmaxサーバ」)-「Workflow Server-Library環境設定」を起動する。「Groupmax Workflow Server-Library環境設定のプロパティ」ダイアログの「サーバ監視」のタブを選択する。
- Windows NT/2000版 サーバ管理者ライブラリの場合
スタートメニューから「プログラム」- サーバライブラリを格納したホルダ(デフォルトは「Groupmaxサーバ」)-「Workflow LibraryExtension環境設定」を起動する。「Groupmax Workflow Server-Library Extension環境設定のプロパティ」ダイアログの「サーバ監視」のタブを選択する。
- クライアントライブラリまたは,クライアント管理者ライブラリの場合
スタートメニューから「プログラム」- Groupmax Client製品を格納したホルダ(デフォルトは「Groupmax Clients」)-「Workflow Client環境設定」を起動する。「Groupmax Workflow Client 環境設定のプロパティ」ダイアログの「サーバ監視」のタブを選択する。
(c) 環境設定
- セッション共用(クライアントライブラリのみ有効)
セッション共用モードを指定してHwfStatuUpWorkflow関数(WFocStatuUpメソッド)を発行してワークフローを利用する場合のワークフローサーバの無応答監視方法を設定します。
- サーバ応答監視機能を使用する
- サーバ応答監視機能を使用するかどうか指定します。チェックするとワークフローサーバの無応答状態を監視します。チェックをはずすとワークフローサーバの応答を待ち続けます。
- なお,デフォルトではチェック(監視する)状態です。
- 監視時間
- サーバ応答監視機能を使用する場合,ワークフローサーバの無応答状態を監視する時間を分単位で指定します。監視時間は5~120(分)の間で指定できます。ワークフローサーバにアクセスしてから指定された時間応答がない場合,API関数はエラーリターンします。
- なお,デフォルトでは10(分)が設定されています。
- 応答なし時に処理続行確認を行う
- ワークフローサーバから応答がないときにサーバからの応答を待つかどうかを問い合わせるダイアログの表示方法を指定します。チェックすると,ワークフローサーバにアクセスしてから監視時間で指定された時間応答がない場合,さらにサーバからの応答を待ちつづけるかどうかを問い合わせるダイアログを表示します。問い合わせるダイアログで「はい」を選択すると監視時間で指定された時間サーバからの応答を待ちます。3回目の問い合わせダイアログで「はい」を選択後,監視時間で指定された時間サーバからの応答がない場合,API関数はエラーリターンします。「いいえ」を選択するとAPI関数はエラーリターンします。
- なお,デフォルトではチェック(表示する)状態です。
- セッション非共用
サーバライブラリ,サーバ管理者ライブラリ,クライアント管理者ライブラリ,およびクライアントライブラリのAPI関数HwfStartUpWorkflow(WFocStartUpメソッド)をセッション非共用モードで発行してワークフローを利用する場合,ワークフローサーバの無応答監視方法を設定します。
- サーバ応答監視機能を使用する
- サーバ応答監視機能を使用するかどうか指定します。チェックするとワークフローサーバの無応答状態を監視します。チェックをはずすとワークフローサーバの応答を待ち続けます。
- なお,デフォルトではチェック(監視する)状態です。
- 監視時間
- サーバ応答監視機能を使用する場合,ワークフローサーバの無応答状態を監視する時間を分単位で指定します。クライアントライブラリおよびクライアント管理者ライブラリは5~480(分)の間で監視時間を指定できます。サーバライブラリおよび,サーバ管理者ライブラリは1~480(分)の間で監視時間を指定できます。ワークフローサーバにアクセスしてから指定された時間応答がない場合,API関数はエラーリターンします。
- なお,デフォルトでは60(分)が設定されています。
(d) 注意事項
取得する情報量,回線の状態によりサーバからの応答が遅くなくことがあります。サーバ応答監視時間オーバーで頻繁にAPI関数がエラーリターンしないように十分考慮してサーバ無応答監視時間を設定してください。