8.2.1 概要

トレース情報は,クライアント管理者ライブラリ及びWindows NT/2000版サーバ管理者ライブラリで採取できます。HI-UX/WE2版,HP-UX版,及びAIX版サーバ管理者ライブラリでは採取できません。

<この項の構成>
(1) トレース情報
(2) トレースレベル
(3) トレース情報の出力先ファイル

(1) トレース情報

Groupmax Workflow - Library Extensionで採取できるトレース情報を以下に示します。

(2) トレースレベル

トレース情報を採取するには,環境設定ツールで以下に示す3種類のトレースレベルのいずれかを設定する必要があります。

99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(200) HwfAdStartUp CALL(0x0):(0x0)
99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(150) HwfAdStartUp Parameters
 gmax_mode                :       0x00000000
 server_name                      WFserver
 user_name                :       User01
 user_type                :       0x00000000
 hWnd                     :       0x0166064a
 login_autho              :       0x00000001

99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(361) HwfAdStartUp request_id(0x14f990):(0x0)
99/04/09 14:01:17 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(455) HwfAdStartUp AWF_OK
99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(502) HwfAdCleanUp CALL(0x14f990):(0x0)
99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(93) HwfAdCleanUp Parameters
 request_id               :       0x0014f990

99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(595) HwfAdCleanUp AWF_OK

表8-4 トレースレベルと採取されるトレース情報

トレースレベルトレース情報
トレース取得詳細設定関数コールシーケンストレース関数リターントレース関数パラメタトレース
正常リターン時エラーリターン時
エラー時取得エラートレースだけ×××
シーケンストレースとエラートレースだけ××
常時取得すべて取得

(凡例)○は採取されることを示します。×は採取されないことを示します。

(3) トレース情報の出力先ファイル

トレース情報は,クライアント管理者ライブラリとサーバ管理者ライブラリで,それぞれ以下のファイルに出力されます。

出力される情報は,基本的に数値は16進数で表示され,文字列は英数字が使用されます。

ファイルサイズは500キロバイトを上限とし,500キロバイトを超えた時点で,ファイル名がAwfTrc.logからAwfTrc2.logに変更されて,AwfTrc.logファイルの内容は保存されます。その後,AwfTrc.logファイルのサイズが再び500キロバイトを超えると,AwfTrc.logファイルの内容はAwfTrc2.logファイルに上書きされます。したがって,AwfTrc2.logファイルに必要なトレース情報が残っている場合は,早めに任意のファイルにAwfTrc2.logファイルの内容を退避してください。