8.1.3 Windows NT/2000版サーバ管理者ライブラリ

<この項の構成>
(1) 通信環境の設定
(2) 作業ディレクトリの設定

(1) 通信環境の設定

次の通信環境の設定が必要です。

  1. サーバのIPアドレスの登録
  2. サービス名の登録

環境設定の方法はサーバライブラリWindows NT/2000版と同じです。「3.1.2章 (2) 通信環境の設定」を参照してください。

(2) 作業ディレクトリの設定

作業ディレクトリとはサーバ管理者ライブラリが利用する一時ファイルの格納先のディレクトリのことです。作業ディレクトリはサーバ管理者ライブラリを使用するアプリケーションプログラムごとに異なるディレクトリを指定する必要があります。

作業ディレクトリは環境変数「GMAXWFTMP」で指定します。作業ディレクトリは次のディレクトリを指定してください。

  1. ドライブ名を含むフルパス名称で指定してください。
    例 "C:¥temp","D:¥Win32App¥Hitachi¥Groupmax¥Flowmate¥tmp"
  2. ディレクトリ名称は128バイト以内の文字列で指定してください。
  3. 指定するディレクトリはあらかじめ作成してください。指定されたディレクトリが存在しない場合,ログイン関数はエラーリターンします。
  4. 読み込み,書き込み,および,実行権限のあるディレクトリを指定してください。
    アプリケーションプログラムで環境変数に作業ディレクトリ名を指定する場合は_putenv関数を使用してください。コーディング例を以下に示します。

    (例) _putenv( "GMAXWFTMP=c:¥¥temp");