トレース情報は,クライアント管理者ライブラリ及びWindows NT/2000版サーバ管理者ライブラリで採取できます。HI-UX/WE2版,HP-UX版,及びAIX版サーバ管理者ライブラリでは採取できません。
Groupmax Workflow - Library Extensionで採取できるトレース情報を以下に示します。
トレース情報を採取するには,環境設定ツールで以下に示す3種類のトレースレベルのいずれかを設定する必要があります。
99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(200) HwfAdStartUp CALL(0x0):(0x0)
99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(150) HwfAdStartUp Parameters
gmax_mode : 0x00000000
server_name WFserver
user_name : User01
user_type : 0x00000000
hWnd : 0x0166064a
login_autho : 0x00000001
99/04/09 14:01:16 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(361) HwfAdStartUp request_id(0x14f990):(0x0)
99/04/09 14:01:17 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(455) HwfAdStartUp AWF_OK
99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(502) HwfAdCleanUp CALL(0x14f990):(0x0)
99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(93) HwfAdCleanUp Parameters
request_id : 0x0014f990
99/04/09 14:01:22 ID(0x16c:0xb6) awfcsess.c(595) HwfAdCleanUp AWF_OK
表8-4 トレースレベルと採取されるトレース情報
トレースレベル | トレース情報 | ||||
---|---|---|---|---|---|
トレース取得 | 詳細設定 | 関数コールシーケンストレース | 関数リターントレース | 関数パラメタトレース | |
正常リターン時 | エラーリターン時 | ||||
エラー時取得 | エラートレースだけ | × | × | ○ | × |
- | シーケンストレースとエラートレースだけ | ○ | × | ○ | × |
常時取得 | すべて取得 | ○ | ○ | ○ | ○ |
(凡例)○は採取されることを示します。×は採取されないことを示します。
トレース情報は,クライアント管理者ライブラリとサーバ管理者ライブラリで,それぞれ以下のファイルに出力されます。
出力される情報は,基本的に数値は16進数で表示され,文字列は英数字が使用されます。
ファイルサイズは500キロバイトを上限とし,500キロバイトを超えた時点で,ファイル名がAwfTrc.logからAwfTrc2.logに変更されて,AwfTrc.logファイルの内容は保存されます。その後,AwfTrc.logファイルのサイズが再び500キロバイトを超えると,AwfTrc.logファイルの内容はAwfTrc2.logファイルに上書きされます。したがって,AwfTrc2.logファイルに必要なトレース情報が残っている場合は,早めに任意のファイルにAwfTrc2.logファイルの内容を退避してください。