OCXインタフェースがダイアログボックスに表示するメッセージについては,Groupmax Workflow Client - Libraryエラーヘルプを参照してください。
OCXインタフェースがエラー通知をしたとき,OCXのエラー情報プロパティにエラーメッセージの情報が設定されます。アプリケーションがOCXインタフェースからエラーの通知を受けたときは,エラー情報プロパティを参照してエラー原因を調査します。
OCXのエラー情報プロパティを表5-1に示します。エラー情報プロパティに設定されるエラー情報については,Groupmax Workflow Client - Libraryエラーヘルプを参照してください。
表5-1 OCXのエラー情報プロパティ
プロパティ名称 | 設定内容 |
---|---|
MsgId | メッセージ識別子を示します。"KDWO"で始まるメッセージはOCXが検出したエラーです。"KDWO"以外で始まるメッセージは,クライアントライブラリのAPI関数(DLL)などが検出したエラーです。 |
MsgLvl | メッセージの重要度 |
MsgText | メッセージテキスト |
Msgkbn | エラー区分 |
MsgNo | エラー番号 |
MsgInsWord | 埋字情報 |
Msgkbn,MsgNo,及びMsgInsWordプロパティで取得したエラー情報は,msgDLL関数へ引数として入力すると,MsgId,MsgLvl,及びMsgTextプロパティと同じ情報が取得できます。
OCXインタフェースが通知するエラーイベントのステータスコード(SCODE)を表5-2に示します。詳細なエラー原因は,エラー情報プロパティを参照して調査してください。
表5-2 エラーイベントのステータスコード(SCODE)
ステータスコード | 意味 |
---|---|
CTL_E_ILLEGALFUNCTIONCALL | 無効な関数の呼び出し |
CTL_E_OUTOFMEMORY | メモリ不足 |
CTL_E_INVALIDPROPERTYVALUE | プロパティの値が不正 |