5.4.2 エラー情報

<この項の構成>
(1) ダイアログボックスに表示するエラーメッセージ
(2) エラー情報プロパティ
(3) ステータスコード(SCODE)

(1) ダイアログボックスに表示するエラーメッセージ

OCXインタフェースがダイアログボックスに表示するメッセージについては,Groupmax Workflow Client - Libraryエラーヘルプを参照してください。

(2) エラー情報プロパティ

OCXインタフェースがエラー通知をしたとき,OCXのエラー情報プロパティにエラーメッセージの情報が設定されます。アプリケーションがOCXインタフェースからエラーの通知を受けたときは,エラー情報プロパティを参照してエラー原因を調査します。

OCXのエラー情報プロパティを表5-1に示します。エラー情報プロパティに設定されるエラー情報については,Groupmax Workflow Client - Libraryエラーヘルプを参照してください。

表5-1 OCXのエラー情報プロパティ

プロパティ名称設定内容
MsgIdメッセージ識別子を示します。"KDWO"で始まるメッセージはOCXが検出したエラーです。"KDWO"以外で始まるメッセージは,クライアントライブラリのAPI関数(DLL)などが検出したエラーです。
MsgLvlメッセージの重要度
MsgTextメッセージテキスト
Msgkbnエラー区分
MsgNoエラー番号
MsgInsWord埋字情報

Msgkbn,MsgNo,及びMsgInsWordプロパティで取得したエラー情報は,msgDLL関数へ引数として入力すると,MsgId,MsgLvl,及びMsgTextプロパティと同じ情報が取得できます。

(3) ステータスコード(SCODE)

OCXインタフェースが通知するエラーイベントのステータスコード(SCODE)を表5-2に示します。詳細なエラー原因は,エラー情報プロパティを参照して調査してください。

表5-2 エラーイベントのステータスコード(SCODE)

ステータスコード意味
CTL_E_ILLEGALFUNCTIONCALL無効な関数の呼び出し
CTL_E_OUTOFMEMORYメモリ不足
CTL_E_INVALIDPROPERTYVALUEプロパティの値が不正