付録E.1 COBOLでのコーディング

COBOLインタフェースでGroupmax Workflow - Library関数を使用する場合のパラメタの設定,及び参照方法をCインタフェースと比較して説明します。ここでは,Groupmax Workflow - LibraryのHwfGetCaseFormSelectEx関数を例題として使用しています。

<この項の構成>
(1) データ部の記述

(1) データ部の記述

COBOLプログラムからGroupmax Workflow - Library関数を呼び出すには,呼び出す関数のパラメタ定義が必要になります。Groupmax Workflow - Libraryでは,COBOLプログラミング専用に表E-1に示す関数の引数定義ファイル(COPYライブラリ"bwf.cbl")を提供しています。COBOLプログラムからGroupmax Workflow - Library関数を呼び出す場合,COPY文でそのCOPYライブラリを取り込んで利用してください。概要図を次に示します。

[図データ]

(a) 関数の引数(HwfGetCaseFormSelectEx関数)

ここでは,Groupmax Workflow - Library関数を呼び出すときの引数を,C言語での記述と対応付けてCOBOL言語の記述を説明します。なお,Groupmax Workflow - Libraryが提供しているヘッダファイルには,次のようにHwfGetCaseFormSelectEx関数の宣言がされています。ここでは,BWF_useroid型,long型,及びBWF_formlistex_t型(四角で囲まれている部分)について,C言語とCOBOL言語の定義方法を比較します。

[図データ]

●BWF_useroid型(キャラクタの8バイト)

C言語の記述
BWF_useroid_t useroid ;文字列の8バイト
COBOL言語の記述
01 useroid PIC X(08). 英数字の8バイトとして定義

●long型(符号付き4バイト2進項目)

C言語の記述
long reqmode ; 符号付き4バイト2進項目
COBOL言語の記述
01 reqmode PIC S9(09) BINARY. 符号付き4バイト2進項目で定義

●BWF_formlistex_t型(Groupmax Workflow - Libraryの構造体)

C言語の記述

[図データ]

COBOL言語の記述

[図データ]