Groupmax Workflow - Library Version 6プログラミングガイド
Windows NT/2000版サーバライブラリは,アプリケーションプログラムの構築環境としてVisual C++を使用できます。
Windows NT/2000版サーバライブラリは,Visual C++ Version 5.0サービスパック2で作成されています。Visual C++を使用してアプリケーションプログラムを作成する場合は,Visual C++ Version 6.0,Visual Studio 2010,又はVisual Studio 2013を使用してアプリケーションプログラムを作成してください。
Visual C++を使用した場合の開発手順を説明します。
表3-2 提供ライブラリ
| 製品名 | 提供インポートライブラリ | 用途 |
|---|---|---|
| Groupmax Workflow Server-Library (Windows NT/2000版) | bwfsapi.lib | 基本ライブラリ |
| wfsmsg.lib | メッセージテキスト取得用ライブラリ |
その他のC/C++コンパイラを使用する場合も,上記に準じた設定で使用してください。
Workflowでは,ネットワーク環境にTCP/IPを使用しています。TCP/IPの組み込みについては,Windows NT/2000のマニュアルのネットワークサービスのセットアップに関する記述を参照してください。
ログイン関数でIPアドレスを指定せずにサーバ名を指定する場合,HOSTSファイル又はDNS(Domain Name System)のデータベースに,ワークフローサーバのIPアドレスを設定します。HOSTSファイルには,サーバのIPアドレスを次の形式で追加してください。
Workflowで使用するポート番号,又はサービス名を設定する必要があります。
サービス名はSERVICESファイルに設定する必要があります。SERVICESファイルは,Windows NT/2000システムディレクトリ下の次に示すパスにあります。
SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES
Workflowで使用するサービス名の定義を次の形式で,SERVICESファイルに追加してください。
workflow 40076/tcp
workflow 40076/tcp workflow2 40077/tcp
Workflow Serverの複数サービス機能を使用している場合,SERVICESファイルにそれぞれのWorkflow Serverが使用するサービス名とポート番号を指定してください。ログイン関数を発行する前に環境変数「GMAXWFSERVICE」でサービス名を指定してください。アプリケーションプログラムで環境変数にサービス名を指定する場合は_putenv関数を使用してください。コーディング例を以下に示します。
(例) _putenv( "GMAXWFSERVICE=workflow2");
なお,環境変数「GMAXWFSERVICE」の設定がない又は,環境変数に値が指定されていない場合,サービス名「workflow」で指定されたポート番号を使用してWorkflow Serverにログインします。また,Workflow Serverに接続中は環境変数「GMAXWFSERVICE」の設定値を変更しないでください。
作業ディレクトリとはサーバライブラリが利用する一時ファイルの格納先のディレクトリのことです。作業ディレクトリはサーバライブラリを使用するアプリケーションプログラムごとに異なるディレクトリを指定する必要があります。
作業ディレクトリは環境変数「GMAXWFTMP」で指定します。作業ディレクトリは次のディレクトリを指定してください。
例 "C:\temp","D:\Win32App\Hitachi\Groupmax\Flowmate\tmp"
(例) _putenv( "GMAXWFTMP=c:\\temp");
ワークフローサーバのインストールディレクトリ\Flowmate\WFexport
サーバライブラリのインストールディレクトリ\tmp
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