2.4.4 ドメイン間連携機能の定義ファイルの作成

ドメイン間連携機能を使用する場合,次の二つの定義ファイルをCSV形式で作成します。各ファイルは,Groupmax Workflow Server - Connection環境設定ディレクトリ(%WFdir%¥WFmc¥conf)の下に作成します。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。

この二つのファイルにはサンプルがあります。サンプルファイルの格納ディレクトリは,%WFdir%¥Flowmate¥WFmc¥sampleです。必要に応じて,Groupmax Workflow Server - Connection環境設定ディレクトリの下にコピーし,修正して使用してください。

それぞれのCSVファイルの記述形式を次に示します。

表2-3と表2-4に,それぞれのCSVファイルに必要な項目と内容を示します。

表2-3 メールサーバ定義ファイルの定義項目と内容

項目内容パラメタ指定
E-Mailアドレスドメイン間連携機能が使用するメールボックスのE-Mailアドレスを指定します(最大63バイト)。
E-MailアカウントE-Mailアドレスに対応する受信メールサーバのPOP3アカウントを指定します(最大8バイト)。
E-MailパスワードE-MailアカウントのPOP3パスワードを指定します(最大63バイト)。
SMTPサーバ名送信メールサーバ名を指定します(最大255バイト)。
POP3サーバ名受信メールサーバ名を指定します(最大255バイト)。
接続リトライ間隔メールサーバとの接続に失敗した場合,再接続するまでの間隔を分単位で,1から1440までの値を指定します。デフォルトは1分です。
接続リトライ回数メールサーバとの接続に失敗した場合,再接続する回数を0から1000までの値で指定します。デフォルトは60回です。0を指定した場合,無限にリトライします。
不当メール格納ディレクトリビジネスプロセス連携用メール以外のメールを受信した場合のメールファイル格納ディレクトリを指定します(最大255バイト)。
(凡例)
○:必須の項目です。
△:任意の項目です。

表2-4 連携情報定義ファイルの定義項目と内容

項目内容パラメタ指定
窓口名連携先を示す窓口名を指定します。ビジネスプロセス定義時にこの窓口を指定します(最大63バイト)。
E-Mailアドレス窓口名に対応するE-Mailアドレスを指定します(案件の宛先アドレス)(最大63バイト)。
契約IDドメイン間連携をするワークフローエンジン間で取り決めた契約IDを指定します(最大31バイト)。
ワークフローエンジン種別ワークフローエンジンの種別を指定します。
 Groupmax Workflow:Groupmax
 Groupmax Workflow以外:OTHER
ワークフローユーザID連携先ビジネスプロセスに案件を投入するためのユーザIDを指定します(最大8バイト)。
ロール名連携先ビジネスプロセスに案件を投入するときのロール名を指定します。連携先がGroupmaxの場合,この指定は無効になります(最大63バイト)。
MIMEエンコード種別IF4メッセージのエンコード種別を指定します。
省略した場合は,BASE64が指定されます。このバージョンでは,BASE64だけ指定できます。
キャラクタコードセット案件の転送先のシステムに合わせてキャラクタコードセットを指定します。
省略した場合は,SJISが指定されます。このバージョンではSJISだけ指定できます。
送信メール制限サイズ1メール分の送信するメールサイズを制限します。送信できるメールの最大サイズをキロバイト単位で0~2000000​の間で指定します。指定されたサイズを超過するメールは送信しません。
0を指定した場合,送信するメールサイズを制限しません。
省略した場合は,wfmcrcファイルのmail_send_limit_sizeバラメタの値が指定されます。
(凡例)
○:必須の項目です。
△:任意の項目です。