4.2 ユティリティの操作方法

ここでは,Workflowのユティリティの操作方法について説明します。

Workflowのユティリティの一覧を,表4-1に示します。

表4-1 Workflowのユティリティの一覧

ユティリティAddress対応版※1Active Directory対応版※2機能
初期設定ユティリティ
  • ワークフローデータベースと各種ファイルの初期設定をする
  • ワークフローデータベースを06-00以降のWorkflowで使用できるように移行する
環境設定ユティリティGroupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Multi-Server及びGroupmax Workflow Server - Connectionの環境設定をする
パスワード設定ユティリティ×Groupmax Workflow Clientが動作するクライアントを使用する場合に,ユーザID「system」のパスワードを設定・変更する
ファイル整合性チェックユティリティ文書実体ファイルとワークフローデータベースとの整合性をチェックし,無効なファイルを削除する
ワーク削除ユティリティ終了したワークを削除する
ワークフローログ出力ユティリティ終了前のワークから,ワークフローログを出力する
稼働状況解析ユティリティ※3×02-00以前のWorkflowで登録したビジネスプロセスの定義情報抽出,ワークフローログの編集及び稼働実績の集計をする
転送データ一覧取得ユティリティ×受信結果が未確認の連携データの情報を出力する
連携データ再送ユティリティ×連携データを再度送信する
環境削除ユティリティWorkflowの環境だけを削除する
ユーザ定義ユティリティWorkflowのユーザ情報を設定する
ユーザ定義更新ユティリティユーザ情報をファイルから一括で設定・更新する
ユーザ定義情報出力ユティリティユーザ情報をファイルに出力する
ロール定義更新ユティリティロール情報をファイルから一括で設定・更新する
ロール定義情報出力ユティリティロール情報をファイルに出力する
配布指示ユティリティ×ロール情報,ビジネスプロセス情報及びアプリケーション情報の配布を指示する
キャッシュローディングユティリティGroupmax Address Server又はActive Directoryに登録されたWorkflowのユーザ情報をキャッシュに読み込む
ログインユーザ表示ユティリティWorkflowにログインしているユーザの情報を表示する
強制ログアウトユティリティクライアントの障害などでログインしたままになっているユーザを強制的にログアウトさせる
送受信要求表示ユティリティ×ドメイン間連携機能でメールの送受信に失敗した連携要求の情報を表示する
未応答要求表示ユティリティ×ドメイン間連携機能で連携要求メールを送信後,それに対する応答メールを受信していない連携要求の情報を表示する
送受信エラー要求再処理ユティリティ×WFifsreqコマンドで表示した結果,送受信エラーになっている連携要求に対して再処理を要求する
要求再送ユティリティ×一度送信した連携要求(応答)を再度送信する
Active Directoryスキーマ拡張ユティリティ×Active Directoryのスキーマを拡張し,Workflow用の属性を追加できるようにする
役職登録ユティリティ×Workflowで使用する役職をActive Directoryのデータベースに登録する
ディレクトリアクセスアカウント定義ユティリティ×ワークフローディレクトリサービス及びユーザ定義コマンド(WFregusr)がActive Directoryへアクセスするときに使用するアカウント情報を定義する
(凡例)
○:サポートする
×:サポートしない
注※1
Groupmax Workflow Serverのことです。
注※2
Groupmax Workflow Server for Active Directoryのことです。
注※3
稼働状況解析ユティリティの詳細は「5.1.3 稼働状況解析ユティリティ」を参照してください。

Groupmax Workflow Serverを組み込むと,[Groupmaxサーバ]グループに[Workflow管理ツール]がアイコンとして登録されます。

Workflow管理ツールは,Groupmax Workflow Server及びGroupmax Workflow Multi-Serverの各ユティリティを実行するツールです。実行できるユティリティは,[Workflow管理ツール]ウィンドウでアイコンとして表示されます。Workflow管理ツールを実行できるのは,Administratorsグループのユーザだけです。

[Workflow管理ツール]ウィンドウを次に示します。

[図データ]

ユティリティの実行には,[ユティリティ]メニューから選択する方法,[Workflow管理ツール]ウィンドウに表示されているアイコンを開く方法,又はWindows NTのコマンドプロンプトでコマンドを実行する方法があります。ユティリティによって,選択できる実行方法は異なります。

[Workflow管理ツール]ウィンドウのメニューを次に示します。

<この節の構成>
4.2.1 初期設定ユティリティ
4.2.2 環境設定ユティリティ
4.2.3 パスワード設定ユティリティ
4.2.4 ファイル整合性チェックユティリティ
4.2.5 ワーク削除ユティリティ
4.2.6 ワークフローログ出力ユティリティ
4.2.7 転送データ一覧取得ユティリティ
4.2.8 連携データ再送ユティリティ
4.2.9 環境削除ユティリティ
4.2.10 ユーザ定義ユティリティ
4.2.11 ユーザ定義更新ユティリティ
4.2.12 ユーザ定義情報出力ユティリティ
4.2.13 ロール定義更新ユティリティ
4.2.14 ロール定義情報出力ユティリティ
4.2.15 配布指示ユティリティ
4.2.16 キャッシュローディングユティリティ
4.2.17 ログインユーザ表示ユティリティ
4.2.18 強制ログアウトユティリティ
4.2.19 送受信要求表示ユティリティ
4.2.20 未応答要求表示ユティリティ
4.2.21 送受信エラー要求再処理ユティリティ
4.2.22 要求再送ユティリティ
4.2.23 Active Directoryスキーマ拡張ユティリティ
4.2.24 役職登録ユティリティ
4.2.25 ディレクトリアクセスアカウント定義ユティリティ