ワークフローログ出力ユティリティは,終了前の稼働中のワークから,ワークフローログ(ユーザの作業履歴,及びシステムの稼働情報)を出力するためのユティリティです。出力対象のワークの,案件投入から終了までのワークフローログをすべて出力します。既に終了したワークについて,ワークフローログを出力することもできます。
ワークフローログ出力ユティリティは,ビジネスプロセス登録サーバ上で実行します。実行したサーバ上に登録されているビジネスプロセスだけがワークフローログの出力対象となります。
ワークフローログ出力ユティリティを実行できるのは,Administratorsグループ(ローカルログオン時)又はDomain Adminsグループ(ドメインログオン時)のユーザだけです。このユティリティを実行する場合は,Groupmax Object Server及びGroupmax Address Serverを起動しておいてください。Groupmax Workflow Server for Active Directoryの場合は,Groupmax Object Server及びディレクトリサーバを起動しておいてください。
ワークフローログ出力ユティリティは,Windows NTのコマンドプロンプトでWFdestlgコマンドを使用するか,[ワークフローログ出力ユティリティ]ダイアログボックスを使用して実行します。それぞれの操作方法について次に示します。
コマンドの形式を次に示します。
WFdestlg
[-y]
[-d ワークフローログ出力ディレクトリ]
[-b 出力対象ビジネスプロセス名
[-v 出力対象ビジネスプロセス定義バージョン]
[-w 出力対象ワークID]]
[-s {sink|active}]
[-r]
[ワークフローログ出力ユティリティ]ダイアログボックスでは,ワークフローログの出力先ディレクトリや,出力対象となるワークを設定します。
[ワークフローログ出力ユティリティ]ダイアログボックスを次に示します。
次に示す形式でファイルを出力します。
なお,ワークフローログを出力するディレクトリに同一名のファイルがある場合は,ファイルの最後に追加されます。出力したワークフローログは,必要に応じて別名で保存してください。
コマンド終了時に返される終了コードを次に示します。