4.2.12 ユーザ定義情報出力ユティリティ

ユーザ定義情報出力ユティリティは,Workflowのユーザ定義情報をユーザ定義更新ユティリティ(WFdefusrコマンド)で使用するユーザ定義更新情報入力ファイルの形式で出力します。ユーザ定義情報を更新する場合,あらかじめこのユティリティを実行してファイルを出力しておけば,そのファイルの内容を更新する情報に変更するだけでユーザ定義更新情報入力ファイルとして使用できるので便利です。

ユーザ定義情報出力ユティリティは,Windows NTのコマンドプロンプトでWFexpusrコマンドを使用して実行します。

コマンドの形式,ファイルの出力形式,終了コード及び実行時の注意事項を次に示します。

<この項の構成>
(1) WFexpusrコマンド
(2) 出力形式
(3) ユーザ定義情報出力ユティリティの終了コード
(4) 注意事項

(1) WFexpusrコマンド

コマンドの形式を次に示します。

WFexpusr

-f ユーザ定義情報出力ファイル名

[-c 最上位組織ID|-o 組織ID]

[[-a 出力情報種別コード] …]

(2) 出力形式

ユーザ定義情報の出力形式を,表4-8に示します。実際の出力ファイルでは,項目と項目は「, (半角コンマ)」で区切られています。

処理コードの「# (半角シャープ)」を必要に応じて「C」,「A」又は「D」に変更することで,ユーザ定義更新ユティリティの入力ファイルとなります。

表4-8 ユーザ定義情報の出力形式

処理
コード
ユーザ
ID
出力情報
種別コード
出力値
1
出力値
2
出力値
3
出力値
4
出力値
5
"#"対象
ユーザ
ID
STATact
dea
inac
HMAX0~1023
CMNTコメント情報
ATR1ユーザ属性1
ATR2ユーザ属性2
ALLA
(全属性)
案件受付状態ユーザヒストリ最大数コメントユーザ
属性1
ユーザ
属性2
AUTHdomi
admi
wfm
ORG組織ID
CMP最上位組織ID
ROLE業務ロール名2
KEYV業務ロール名2自動配布キー名自動配布キー値
BPAGビジネスプロセス定義名1代行配布ユーザID
AGNT代行者ユーザID
BADMビジネスプロセス定義名1ビジネスプロセス定義バージョン
BDST(Groupmax Address Serverの場合だけ)ビジネスプロセス定義名1ビジネスプロセス定義バージョン
RDEFロール名2
RDST(Groupmax Address Serverの場合だけ)ロール名2
注※1
02-10以降のバージョンのGroupmax Workflow Definerから登録したものだけが出力対象となります。
注※2
02-10以降のバージョンのGroupmax Workflow Definer又はロール定義更新ユティリティで登録したものが出力対象となります。

(3) ユーザ定義情報出力ユティリティの終了コード

コマンド終了時に返される終了コードを次に示します。

0
正常終了
255
異常終了

(4) 注意事項

コマンド実行時の注意事項を次に示します。