4.2.1 初期設定ユティリティ
(1) 初期設定ユティリティダイアログボックス
[初期設定ユティリティ]ダイアログボックスでは,初期化又は移行のどちらかの機能を選択します。
[初期設定ユティリティ]ダイアログボックスを次に示します。
![[図データ]](figure/zu04020s.gif)
- [動作環境の初期化]オプションボタン
ワークフローデータベース及び必要なディレクトリを初期化する場合に選択します。
- [データベースの移行]オプションボタン
ワークフローデータベースを,06-00以降のバージョンのWorkflowで使用できるように移行できます。
- [設定]又は[OK]ボタン
[動作環境の初期化]オプションボタンを選択すると,[設定]ボタンが表示されます。[設定]ボタンをクリックすると,[動作環境の初期化]ダイアログボックスが表示されます。
[データベースの移行]オプションボタンを選択すると,[OK]ボタンが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,[データベースの移行を行いますか?]というメッセージダイアログボックスが表示されます。[はい]ボタンをクリックすると,移行を開始します。
- [キャンセル]ボタン
[初期設定ユティリティ]ダイアログボックスを閉じます。
- [ヘルプ]ボタン
ヘルプウィンドウを開き,[初期設定ユティリティ]ダイアログボックスのヘルプを表示します。
(2) 動作環境の初期化ダイアログボックス
[動作環境の初期化]ダイアログボックスでは,ワークフローデータベース及びWorkflowのディレクトリの名称を設定して初期化を実行します。
初期化後は設定値を変更できません。バックアップや将来の拡張性を考慮して決定してください。
[動作環境の初期化]ダイアログボックスを次に示します。
![[図データ]](figure/zu04030s.gif)
- [データベース名称(スキーマ名称)]テキストボックス
データベース名には,Groupmax Object Serverのスキーマ名を設定します。
Groupmax Object Serverではスキーマを一つだけ設定でき,Groupmax Object Server上のプログラムで一つのスキーマを共有します。
例えば,最初にGroupmax Address ServerでGroupmax Address Serverのデータベースのスキーマ名を定義すると,以降のGroupmax Object Server上のすべてのプログラムがそのスキーマ名を使用することになります。
1バイトから63バイトまでの次に示す文字列で設定します。
- 1バイトコードの英大文字,英小文字,数字及び「_」
- 空白以外の2バイトコード
ただし,「WF_」,「IS_」又は「_」で始まる名称及び「MASTER」は使用できません。
- [文書実体ディレクトリ]テキストボックス
文書実体を格納するディレクトリ名を設定します。Workflowインストール先ディレクトリのパス名が表示されます。必要に応じて変更してください。
設定するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループにフルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。ただし,Windows NTクラスタで環境を初期化するときは,共有ディスクのドライブ下に設定します。初期設定ユティリティは,設定したディレクトリ下にWFdocのディレクトリを作成します。
1バイトから128バイトまでの文字列で設定します。設定時には,以下のことに注意してください。
- 次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:,半角の空白
- 次のディレクトリは指定できません。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。
%WFdir%¥SVbin
%WFdir%¥SVlib
%WFdir%¥SVetc
%WFdir%¥tools
%WFdir%¥SVadm
%WFdir%¥SVsample
- 次に示す文字又は文字の組み合わせは指定できません。
「¥」を除く1バイトの文字※
先頭が「¥」の場合,2バイト目が「:」
先頭が「¥」でない場合,2バイト目が「:」以外の文字(例:ctmp)
¥と¥の間の,3個以上の「.」(例:c:¥tmp¥...¥tmp)
- 注※
- 1バイト目に「¥」を指定すると,Workflowインストール先ドライブ直下のディレクトリが設定されます(例えば,DドライブにWorkflowをインストールしたとすると,D:¥が設定されます)。
- 必ず存在するディレクトリを指定してください。
- 長いファイル名の文書を登録する可能性がある場合は,文書実体ディレクトリのパス名をできるだけ短く設定してください。文書実体ディレクトリと,登録する文書のファイル名を合わせた長さが255バイトを超える場合は,文書を登録できないことがあります。
- [ワークエリアディレクトリ]テキストボックス
ワークエリアのディレクトリ名を設定します。Workflowインストール先ディレクトリのパス名が表示されます。必要に応じて変更してください。
設定するディレクトリは,あらかじめ作成し,Everyoneグループにフルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。ただし,Windows NTクラスタで環境を初期化するときは,共有ディスクのドライブ下に設定します。初期設定ユティリティは,設定したディレクトリ下に,WFexportのディレクトリを作成します。
1バイトから128バイトまでの文字列で設定します。設定時には,以下のことに注意してください。
- 次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:,半角の空白
- 次のディレクトリは指定できません。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。
%WFdir%¥SVbin
%WFdir%¥SVlib
%WFdir%¥SVetc
%WFdir%¥tools
%WFdir%¥SVadm
%WFdir%¥SVsample
- 次に示す文字又は文字の組み合わせは指定できません。
「¥」を除く1バイトの文字※
先頭が「¥」の場合,2バイト目が「:」
先頭が「¥」でない場合,2バイト目が「:」以外の文字(例:ctmp)
¥と¥の間の,3個以上の「.」(例:c:¥tmp¥...¥tmp)
- 注※
- 1バイト目に「¥」を指定すると,Workflowインストール先ドライブ直下のディレクトリが設定されます(例えば,DドライブにWorkflowをインストールしたとすると,D:¥が設定されます)。
- 必ず存在するディレクトリを指定してください。
- [ログ情報エリアディレクトリ]テキストボックス
ログ情報エリアのディレクトリ名を設定します。Workflowインストール先ディレクトリのパス名が表示されます。必要に応じて変更してください。
設定するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループにフルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。ただし,Windows NTクラスタで環境を初期化するときは,共有ディスクのドライブ下に設定します。初期設定ユティリティは,設定したディレクトリ下に,WFspoolのディレクトリを作成します。
1バイトから128バイトまでの文字列で設定します。設定時には,以下のことに注意してください。
- 次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:,半角の空白
- 次のディレクトリは指定できません。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。
%WFdir%¥SVbin
%WFdir%¥SVlib
%WFdir%¥SVetc
%WFdir%¥tools
%WFdir%¥SVadm
%WFdir%¥SVsample
- 次に示す文字又は文字の組み合わせは指定できません。
「¥」を除く1バイトの文字※
先頭が「¥」の場合,2バイト目が「:」
先頭が「¥」でない場合,2バイト目が「:」以外の文字(例:ctmp)
¥と¥の間の,3個以上の「.」(例:c:¥tmp¥...¥tmp)
- 注※
- 1バイト目に「¥」を指定すると,Workflowインストール先ドライブ直下のディレクトリが設定されます(例えば,DドライブにWorkflowをインストールしたとすると,D:¥が設定されます)。
- [OK]ボタン
[OK]ボタンをクリックすると,[Groupmax Workflowの環境を初期化しますか?]というメッセージダイアログボックスが表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると,初期化を開始します。
- [キャンセル]ボタン
[動作環境の初期化]ダイアログボックスを閉じます。
- [ヘルプ]ボタン
ヘルプウィンドウを開き,[動作環境の初期化]ダイアログボックスのヘルプを表示します。