4.2.22 要求再送ユティリティ
要求再送ユティリティは,一度送信した連携要求(応答)を再度送信するためのユティリティです。このユティリティはメール送信後,そのメールが紛失(相手に届かない)した場合に使用します。
要求再送ユティリティは,Windows NTのコマンドプロンプトでWFifrsndコマンドを使用して実行します。
コマンドの形式,返却値及び注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) WFifrsndコマンド
- (2) 要求再送ユティリティの返却値
- (3) 注意事項
(1) WFifrsndコマンド
コマンドの形式を次に示します。
WFifrsnd
{(-c再送要求の連携管理ID -m再送要求の要求番号)|(-s[再送間隔])}
- -c再送要求の連携管理ID -m再送要求の要求番号
WFifsconコマンドで表示された連携管理IDと要求番号を指定します。
このオプションは,-sオプションと一緒には指定できません。
- -s[再送間隔]
送信済みのメールで指定した再送間隔の時間応答がない要求をすべて再送します。
再送間隔を省略した場合は,サーバ環境定義で指定した再送間隔になります。
このオプションを指定した場合は,サーバ環境定義で指定した再送回数が有効になり,再送回数を超えるものは再送しません。
このオプションを指定しない場合(-c,-mオプション指定の場合)サーバ環境定義で指定した再送回数が無効になり,再送回数を超えても再送します。
(2) 要求再送ユティリティの返却値
このコマンドを実行したときの返却値を次に示します。
- 0
- 正常
- 255
- 異常
(3) 注意事項
このコマンドを実行できるのは,Administratorsグループ(ローカルログオン時)又はDomain Adminsグループ(ドメインログオン時)のユーザだけです。