2.2.2 ディレクトリ構成の決定

決定したユーザ管理方法及びデータベースの構造・容量を基に,ディレクトリ構成を決定します。

ディレクトリ構成を決定する場合には,次のことに注意してください。

次に,Workflowのディレクトリと,ディレクトリのデフォルトの割り当て先を示します。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。

Workflowインストール先ディレクトリ(Flowmate)
デフォルトの割り当て先は,Windows NTが組み込まれているドライブ下のWin32app¥HITACHI¥Groupmax¥Flowmateです。
通常,Workflowインストール先ディレクトリには,2バイトから64バイトまでの文字列を設定できます。
しかし,次に示すプログラムはインストール先ディレクトリを32バイトまでの文字列で設定する必要があります。
  • Groupmax Address Server
  • Groupmax Mail Server
  • Groupmax Mail - X.400
したがって,これらのプログラムをWorkflowと同じディレクトリにインストールする場合は,インストール先ディレクトリの長さの制限を考慮して設定する必要があります。
インストール先ディレクトリの設定例を次に示します。
(例1)
Groupmax Workflow Serverのインストール先ディレクトリの設定
例えば次に示すように設定します。設定したディレクトリ下にFlowmateディレクトリが作成されます。
C:¥Groupmax
(例2)
Groupmax Mail Serverのインストール先ディレクトリの設定
例えば次に示すように設定します。インストール先ディレクトリは32バイトまでの文字列で設定してください。
C:¥Groupmax¥Addr
なお,インストール先ディレクトリには,長さのほかに文字列の制限もあります。次に示す文字列を含むディレクトリ名は設定できません。
  • 半角の空白
  • 半角のピリオド
これらの文字列を含むディレクトリ名を設定した場合,Groupmax Workflow Serverは正常に動作しません。既に設定してしまった場合は,次に示す手順で再インストールを行ってください。
  1. プログラムをアンインストールする
    日立総合インストーラを起動して「プログラムの削除」を選択し,インストール時に作成したファイル及びディレクトリをすべて削除します。
  2. プログラムを再インストールする
    日立総合インストーラを起動して,インストール先ディレクトリに,半角の空白及び半角のピリオドが含まれないディレクトリ名を設定してください。
ワークエリアディレクトリ(WFexport)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥WFexportです。
文書実体ディレクトリ(WFdoc)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥WFdocです。
ログ情報エリアディレクトリ(WFspool)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥WFspoolです。
ワークフローログ出力ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥Wflogです。
稼働状況解析ユティリティ作業ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥analystです。
テンポラリファイルディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥tmpです。
マルチサーバ環境設定ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,マルチサーバ機能の使用時に必要です。
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥SVetcです。
マルチサーバ作業ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,マルチサーバ機能の使用時に必要です。
デフォルトのディレクトリ名は,ログ情報エリアディレクトリのディレクトリ名です。
サーバ機能管理ファイルディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,サーバ機能の使用時に必要です。
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥msgqueです。
ユーザデータ格納ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ビジネスプロセス定義のユーザ処理リストで,アプリケーションプログラムなどのユーザ固有のデータをサーバから取り出す指定をした場合に必要です。
デフォルトの割り当て先は,%WFdir%¥userdataです。
ワークフローデータベース用ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ワークフローデータベースの構築に必要です。
ドメイン間連携作業ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ドメイン間連携機能の使用時に必要です。
デフォルトのディレクトリ名は,%WFdir%¥WFmc¥tmpです。
ドメイン間連携メール格納ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ドメイン間連携機能の使用時に必要です。
デフォルトのディレクトリ名は,%WFdir%¥WFmc¥mailです。
ドメイン間連携送受信ログ出力ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ドメイン間連携機能の使用時に必要です。
デフォルトのディレクトリ名は,%WFdir%¥WFmc¥SRlogです。
ドメイン間連携不当メール格納ディレクトリ(ディレクトリ名は任意)
このディレクトリは,ドメイン間連携機能の使用時に必要です。
デフォルトのディレクトリ名は,%WFdir%¥WFmc¥tmpです。