6.4.6 環境設定時の障害対策
(1) サーバでの環境設定時の対処
サーバでWorkflowの環境設定時に障害が発生した場合の対処を図6-2に示します。
図6-2 サーバでWorkflowの環境設定時に障害が発生した場合の対処
![[図データ]](figure/zu06020c.gif)
エラーが発生した場合の対処方法を,図中の番号ごとに示します。
- 1.でエラーが発生したときの対処
- Groupmax Object Serverの初期設定パラメタを見直します。
- 初期設定が正常終了したあと,再度初期設定を実行する場合は,初期設定で作成したファイル(Groupmax Object Serverの初期設定パラメタで指定したファイル)をすべて削除後に実行します。
- 2.でエラーが発生したときの対処
- エラーメッセージを基に,障害要因を排除します。
- 初期設定後に初めてGroupmax Object Serverを起動した場合,データベース常駐指定の警告メッセージが出力されます。このメッセージは異常ではないので,初期設定を続行します。
- 3.でエラーが発生したときの対処
- エラーメッセージを基に,障害要因を排除します。
- Workflowの初期設定で作成したファイル(文書実体ディレクトリ,ワークエリアディレクトリ)をすべて削除します。
- 5.でエラーが発生したときの対処
- システム共通定義ファイルを見直します。
- 対処の詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
- 6.でエラーが発生したときの対処
- Workflowの環境設定ユティリティを実行します。
- エラーメッセージを基に,障害要因を排除します。
- 7.でエラーが発生したときの対処
- Workflowの環境設定ユティリティを実行します。
- エラーメッセージを基に,障害要因を排除します。
(2) サーバへログインができない場合の対処
Workflowの環境を設定した後,クライアントからサーバへログインした場合,ログインできない場合の対処について次に示します。
(a) サーバ機能の確認
サーバ機能が起動されているか,障害が発生していないかを確認してください。サーバ機能が起動していないか又は障害が発生していた場合,障害要因を取り除いてサーバ機能を起動してください。
(b) Groupmax Address Serverの確認
Groupmax Address Serverが起動されているか,障害が発生していないかを確認してください。Groupmax Address Serverが起動されていないか又は障害が発生していた場合,障害要因を取り除いてGroupmax Address Serverを起動してください。
(c) 通信環境の設定内容の確認
- クライアントの通信環境の設定内容の確認
次の2点について確認してください。
- Groupmax統合セットアップのサーバの設定内容及びサーバのホスト名
- IPアドレスがHOSTSファイルに登録されているか,又は,DNSによってアドレス解決されるように設定されているか
- サーバでの通信環境の設定内容の確認
SERVICESファイルの設定内容を確認してください。SERVICESファイルのパス名は,Windows NTのシステムディレクトリ下のSYSTEM32¥DRIVERS¥ETC¥SERVICESです。
また,HOSTSファイルの設定内容を確認してください。HOSTSファイルのパス名は,Windows NTのシステムディレクトリ下のSYSTEM32¥DRIVERS¥ETC¥HOSTSです。
サーバでの通信環境の設定については,「2.4.1 Windows NTでの環境設定」を参照してください。
(d) ユーザ情報の確認
- ユーザIDの確認
Groupmax Address ServerにユーザIDが登録されていることを確認してください。ユーザIDの確認方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)又は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。
- ワークフローデータベースへの定義内容の確認
Groupmax Workflow Monitor又はGroupmax Workflow Definerで,ワークフローデータベースにユーザが登録されていることを確認してください。