ここでは,Workflowのユティリティの操作方法について説明します。
Workflowのユティリティの一覧を,表4-1に示します。
表4-1 Workflowのユティリティの一覧
ユティリティ | Address対応版※1 | Active Directory対応版※2 | 機能 |
---|---|---|---|
初期設定ユティリティ | ○ | ○ |
|
環境設定ユティリティ | ○ | ○ | Groupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Multi-Server及びGroupmax Workflow Server - Connectionの環境設定をする |
パスワード設定ユティリティ | ○ | × | Groupmax Workflow Clientが動作するクライアントを使用する場合に,ユーザID「system」のパスワードを設定・変更する |
ファイル整合性チェックユティリティ | ○ | ○ | 文書実体ファイルとワークフローデータベースとの整合性をチェックし,無効なファイルを削除する |
ワーク削除ユティリティ | ○ | ○ | 終了したワークを削除する |
ワークフローログ出力ユティリティ | ○ | ○ | 終了前のワークから,ワークフローログを出力する |
稼働状況解析ユティリティ※3 | ○ | × | 02-00以前のWorkflowで登録したビジネスプロセスの定義情報抽出,ワークフローログの編集及び稼働実績の集計をする |
転送データ一覧取得ユティリティ | ○ | × | 受信結果が未確認の連携データの情報を出力する |
連携データ再送ユティリティ | ○ | × | 連携データを再度送信する |
環境削除ユティリティ | ○ | ○ | Workflowの環境だけを削除する |
ユーザ定義ユティリティ | ○ | ○ | Workflowのユーザ情報を設定する |
ユーザ定義更新ユティリティ | ○ | ○ | ユーザ情報をファイルから一括で設定・更新する |
ユーザ定義情報出力ユティリティ | ○ | ○ | ユーザ情報をファイルに出力する |
ロール定義更新ユティリティ | ○ | ○ | ロール情報をファイルから一括で設定・更新する |
ロール定義情報出力ユティリティ | ○ | ○ | ロール情報をファイルに出力する |
配布指示ユティリティ | ○ | × | ロール情報,ビジネスプロセス情報及びアプリケーション情報の配布を指示する |
キャッシュローディングユティリティ | ○ | ○ | Groupmax Address Server又はActive Directoryに登録されたWorkflowのユーザ情報をキャッシュに読み込む |
ログインユーザ表示ユティリティ | ○ | ○ | Workflowにログインしているユーザの情報を表示する |
強制ログアウトユティリティ | ○ | ○ | クライアントの障害などでログインしたままになっているユーザを強制的にログアウトさせる |
送受信要求表示ユティリティ | ○ | × | ドメイン間連携機能でメールの送受信に失敗した連携要求の情報を表示する |
未応答要求表示ユティリティ | ○ | × | ドメイン間連携機能で連携要求メールを送信後,それに対する応答メールを受信していない連携要求の情報を表示する |
送受信エラー要求再処理ユティリティ | ○ | × | WFifsreqコマンドで表示した結果,送受信エラーになっている連携要求に対して再処理を要求する |
要求再送ユティリティ | ○ | × | 一度送信した連携要求(応答)を再度送信する |
Active Directoryスキーマ拡張ユティリティ | × | ○ | Active Directoryのスキーマを拡張し,Workflow用の属性を追加できるようにする |
役職登録ユティリティ | × | ○ | Workflowで使用する役職をActive Directoryのデータベースに登録する |
ディレクトリアクセスアカウント定義ユティリティ | × | ○ | ワークフローディレクトリサービス及びユーザ定義コマンド(WFregusr)がActive Directoryへアクセスするときに使用するアカウント情報を定義する |
Groupmax Workflow Serverを組み込むと,[Groupmaxサーバ]グループに[Workflow管理ツール]がアイコンとして登録されます。
Workflow管理ツールは,Groupmax Workflow Server及びGroupmax Workflow Multi-Serverの各ユティリティを実行するツールです。実行できるユティリティは,[Workflow管理ツール]ウィンドウでアイコンとして表示されます。Workflow管理ツールを実行できるのは,Administratorsグループのユーザだけです。
[Workflow管理ツール]ウィンドウを次に示します。
ユティリティの実行には,[ユティリティ]メニューから選択する方法,[Workflow管理ツール]ウィンドウに表示されているアイコンを開く方法,又はWindows NTのコマンドプロンプトでコマンドを実行する方法があります。ユティリティによって,選択できる実行方法は異なります。
[Workflow管理ツール]ウィンドウのメニューを次に示します。