4.2.7 転送データ一覧取得ユティリティ

転送データ一覧取得ユティリティは,マルチサーバ機能の受信結果が未確認の連携データを一覧出力するユティリティです。

転送データ一覧取得ユティリティを実行できるのは,Administratorsグループ(ローカルログオン時)又はDomain Adminsグループ(ドメインログオン時)のユーザだけです。このユティリティを使用する場合は,Groupmax Object Serverを起動しておいてください。

転送データ一覧取得ユティリティで出力される情報を表4-3に示します。

表4-3 転送データ一覧ファイルの出力情報

項目ヘッダ内容
転送IDtransmit_ID転送したデータの識別子
要求種別function送信要求の種別
  • go(直列連携の連携先ビジネスプロセスへの案件投入)
  • call(階層連携の連携先ビジネスプロセスへの案件投入)
  • retn(階層連携の連携元ビジネスプロセスへ案件を戻す)
  • back(階層連携の連携元ビジネスプロセスへの案件差し戻し)
  • repo(転送元Workflowサーバへの処理結果の返却)
  • wcan(ワークのキャンセル)
  • wsus(ワークの一時停止)
  • wres(ワークの再開始)
  • wter(ワークの処理期限の変更)
  • wpri(ワークの優先度の変更)
  • put(Workflowサーバへの案件投入)
  • gocs(ノード遷移要求)
  • cons(相談)
  • answ(回答)
  • tran(振り替え)
  • gbbk(差し戻し)
  • gbtk(引き戻し)
  • rebk(差し戻し先ユーザが受付不可の場合の再配布)
  • retk(引き戻し先ユーザが受付不可の場合の再配布)
  • err(エラートレーへの送付)
  • redv(ノード遷移時の案件再配布)
  • ertr(エラー案件の復帰)
  • ustr(ホームサーバ変更時のユーザトレー情報の転送)
  • uscs(ホームサーバ変更時のユーザトレー内の案件転送)
転送先サーバIDserver_ID転送先WorkflowサーバのサーバID
ビジネスプロセス名BP_name転送先ビジネスプロセスの名称
ビジネスプロセスバージョンBP_version転送先ビジネスプロセスのバージョン
(最新バージョンの場合は「LATEST」と表示される)
ワークIDwork_ID転送する案件のワークID
転送先ユーザIDto_user_ID転送先のユーザID
エラーPPコードerror_prog転送元に返却するエラー発生プログラムコード
エラーコードerror_code転送元に返却するエラーコード
転送元転送IDorigin_transmit_ID転送元から転送されたデータの識別子
転送予約日時transmit_date転送要求を登録した日時
<この項の構成>
(1) 転送データ一覧取得ユティリティダイアログボックス

(1) 転送データ一覧取得ユティリティダイアログボックス

[転送データ一覧取得ユティリティ]ダイアログボックスでは,すべてのワーク又は設定したワークの中から,マルチサーバ機能の受信結果が未確認の連携データを一覧出力します。

[転送データ一覧取得ユティリティ]ダイアログボックスを次に示します。

[図データ]