ここでは,計算式に関する注意事項について説明します。
- 計算式中の「S」はGroupmax Object Serverの初期設定パラメタファイルで指定したセグメントサイズです。セグメントは,Groupmax Object Serverでのファイルの割り当て及び増分の単位で,ページという単位で指定されます。1ページのページ長は8,192バイトです。
α,α1,α2などの値がセグメントサイズより大きくなると,ファイルが増分されます。
- ファイル増分の単位は,セグメントサイズですが,セグメントサイズが128以下の場合は無条件に1メガバイト増分します。
セグメントサイズが128以下のディスク占有量については,計算値より実測値の方が大きくなる場合がありますので注意してください。
- 次に示す場合は,データの削除をしてもその領域が再利用されないことがあります。その場合は,削除するデータの数も含めて計算してください。ただし,1ページ内の全データを削除すれば再利用されます。
- ファイル増分の発生後で,増分前の領域に格納しているデータを削除する場合
- 削除データのページ(8,192バイト)内に他のデータが存在する場合
- ディスク占有量の見積もりのときは,余裕を持って見積もってください。
データを削除した領域を効率良く再利用するためには,データベースを適切な配置に再編成し,データベースのスペース効率を最適にする必要があります。データベースの再編成には,Groupmax Object Serverの[データベースの再編成ユティリティ]を使用します。データベースのスペース効率を最適にするために,定期的にデータベースを再編成してください。
また,データベースを再編成する場合は,必ず,あらかじめデータベースのバックアップを取得してください。
データベースの再編成ユティリティについては,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。