付録B.3 稼働状況解析をする前の準備

ここでは,稼働状況を解析するのに必要な,ユーザジャーナルのアンロード及びビジネスプロセス定義情報の抽出について説明します。

ユーザジャーナルのアンロード及びビジネスプロセス定義情報の抽出には,Groupmax Object Serverを起動しておく必要があります。

Groupmax Object Serverの起動方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

<この項の構成>
(1) ユーザジャーナルのアンロード
(2) ビジネスプロセス定義情報の抽出

(1) ユーザジャーナルのアンロード

Workflowでは,Groupmax Object Serverのユーザジャーナルに,ワークフローログを取得しています。ワークフローの稼働状況を解析するには,解析したい期間のユーザジャーナルをGroupmax Object Serverのジャーナルアンロード機能でアンロードした,アンロードジャーナルファイルが必要となります。稼働状況解析ユティリティで一度に解析できるアンロードジャーナルファイルは,10個までです。解析する期間内にジャーナルをアンロードする回数を見積もってください。

ジャーナルアンロード機能については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

(2) ビジネスプロセス定義情報の抽出

(a) ビジネスプロセス定義情報の抽出

ワークフローログレコード中には,ビジネスプロセス定義情報の識別子を出力しています。

稼働状況解析ユティリティのビジネスプロセス定義情報抽出機能は,識別子を名称に変換するためのビジネスプロセス定義情報をワークフローデータベースから抽出し,ビジネスプロセス定義情報ファイルに出力します。

稼働状況解析ユティリティについては,「5.1 以前のバージョンとの互換のための環境設定」を参照してください。

ビジネスプロセス定義情報抽出機能は,ビジネスプロセス定義の新規追加又はバージョンアップ直後に実行してください。

ビジネスプロセス定義を削除する場合,そのビジネスプロセス定義情報を抽出しているかどうか確認してください。ビジネスプロセス定義情報ファイルに抽出していない場合だけ,ビジネスプロセス定義情報抽出機能を実行してください。

(b) ビジネスプロセス定義情報ファイルの保管

ビジネスプロセス定義情報ファイルは,ログ編集機能及び稼働実績集計機能を実行する場合に必要です。

このため,ビジネスプロセス定義情報ファイルは,アンロードジャーナルファイルと共に保存しておいてください。