付録F.4 Windows NTクラスタアドミニストレータでの設定
(1) グループの設定
- Groupmaxのグループを作成する
- 優先所有者を定義する
優先所有者を定義します。
ノードAを現用系のサーバ,ノードBを待機系のサーバとしている場合は,ノードAを優先的に所有者にします。
(2) 物理ディスクリソースの設定
- 物理ディスクリソースを作成する
既に作成している場合は,「(1) グループの設定」で設定したグループに移動してください。
作成していない場合は,Windows NTクラスタアドミニストレータから作成後,「(1) グループの設定」で設定したグループに移動してください。
(3) IPアドレスリソースの設定
- IPアドレスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録しますが,ここでは,依存関係が必要なリソースはないため,そのまま次に進みます。
- ネットワーク,IPアドレス及びサブネットマスクを設定する
(4) ネットワーク名リソースの設定
- ネットワーク名リソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,「(3) IPアドレスリソースの設定」で作成したIPアドレスリソースを設定して,次に進みます。
- クライアントから接続する仮想ネットワーク名を設定する
(5) 汎用サービスリソース(Groupmax Object Server)の設定
- Groupmax Object Serverの汎用サービスリソースを作成する
- Groupmax Object Serverのリソースを設定する
設定方法の詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
Groupmax Object Serverのリソースの依存関係にGroupmax Address Serverのインストール先ディスクが設定されていない場合は,依存関係にインストール先ディスクを追加してください。
(6) 汎用サービスリソース(Groupmax Address Server)の設定
- Groupmax Address Serverの汎用サービスリソースを作成する
- Groupmax Address Serverのリソースを設定する
設定方法の詳細については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)又は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。
(7) 汎用サービスリソース(WFserver Directory Function)の設定
- WFserver Directory Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- 「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWGdirectory
- [レジストリの複製]画面で,WFserver Directory Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
- 32bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥HITACHI¥Groupmax
- 64bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥Groupmax
- Windows Server 2012の「フェールオーバークラスターマネージャー」を使用している場合,管理者権限のWindows PowerShellコマンドレットからAdd-ClusterCheckpointコマンドを使用して設定してください。
(Add-ClusterCheckpointコマンド実行例)
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFserver Directory Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFserver Directory Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax
- 「セットアップ パラメーター」を以下のように設定する
リソースの「セットアップパラメーター」または「開始パラメータ」は,空にするか,または適切なスタートアップパラメタを指定してください。
Windows Server 2008の「フェイルオーバークラスタ管理」を使用している場合,clusterコマンドを使用して,スタートアップパラメタを設定してください。
(clusterコマンド実行例)
管理者権限のコマンドプロンプトで次のコマンドを実行してください。
cluster res "WFserver Directory Function" /priv StartupParameters=""
(8) 汎用サービスリソース(WFserver Function)の設定
- WFserver Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- Groupmax Object Server
- WFserver Directory Function
- 「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWGserver
- [レジストリの複製]画面で,WFserver Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
- 32bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥HITACHI¥Groupmax
- 64bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥Groupmax
- Windows Server 2012の「フェールオーバークラスターマネージャー」を使用している場合,管理者権限のWindows PowerShellコマンドレットからAdd-ClusterCheckpointコマンドを使用して設定してください。
(Add-ClusterCheckpointコマンド実行例)
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFserver Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFserver Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax
(9) 汎用サービスリソース(WFmanager Function)の設定
- WFmanager Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- Groupmax Object Server
- WFserver Directory Function
- WFserver Function
- 「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWGmanager
- [レジストリの複製]画面で,WFmanager Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
- 32bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥HITACHI¥Groupmax
- 64bit版OSの場合,以下のように設定してください。
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥FlowmateManager
SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥Groupmax
- Windows Server 2012の「フェールオーバークラスターマネージャー」を使用している場合,管理者権限のWindows PowerShellコマンドレットからAdd-ClusterCheckpointコマンドを使用して設定してください。
(Add-ClusterCheckpointコマンド実行例)
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFmanager Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥FlowmateManager
「SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax」のレジストリを設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName "WFmanager Function" -RegistryCheckpoint SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥Groupmax
(10) 汎用サービスリソース(WFsend_dm Function)の設定
この汎用サービスリソースは,Groupmax Workflow Multi-Serverを使用するときにだけ設定します。
- WFsend_dm Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- Groupmax Object Server
- Groupmax Address Server
- WFserver Directory Function
- WFserver Function
- [汎用サービスパラメタ]画面で,「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWHsenddm
- [レジストリの複製]画面で,WFsend_dm Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateMultiServer
(11) 汎用サービスリソース(WFreceive_dm Function)の設定
この汎用サービスリソースは,Groupmax Workflow Multi-Serverを使用するときにだけ設定します。
- WFreceive_dm Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- Groupmax Object Server
- Groupmax Address Server
- WFserver Directory Function
- WFserver Function
- [汎用サービスパラメタ]画面で,「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWHrcvdm
- [レジストリの複製]画面で,WFreceive_dm Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateMultiServer
(12) 汎用サービスリソース(WFserver Connection Function)の設定
この汎用サービスリソースは,ドメイン間連携機能を使用するときにだけ設定します。
- WFserver Connection Functionの汎用サービスリソースを作成する
グループは,「(1) グループの設定」で設定したグループを指定します。
- [実行可能な所有者]画面では,設定を追加又は変更しないで,そのまま次に進む
[実行可能な所有者]画面では実行できる所有者にノードを追加しますが,ここでは,デフォルトですべてのノードが既に追加されているので,そのまま次に進みます。
- [依存関係]画面で,以下の設定をする
[依存関係]画面では,あるリソースがオンラインになる前にオンラインにする必要がある(依存関係を設定する必要がある)リソースを登録します。ここでは,以下の汎用サービスリソースを設定して,次に進みます。
- Groupmax Object Server
- WFserver Directory Function
- WFserver Function
- [汎用サービスパラメタ]画面で,「サービス名」を以下のように設定する
「サービス名」:GroupmaxGWGconnection
- [レジストリの複製]画面で,WFserver Connection Functionサービスの「ルートレジストリキー」を以下のように設定する
SOFTWARE¥HITACHI¥FlowmateServerConnection
SOFTWARE¥HITACHI¥Groupmax