グローバルキャッシュとは,Groupmax Object Serverのデータベースページの,入出力用のバッファキャッシュです。グローバルキャッシュは共有メモリ上に確保されます。
次に示すグローバルキャッシュパラメタの識別子に,Groupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Server for Active Directoryが使用するグローバルキャッシュの面数を加算してください。
- AREA識別子
WF_is_class,WF_is_string,WF_work_area,WF_case_area,WF_case_inf_area,WF_relation_area,WF_case_add_area及びWF_data_obj_areaの,各エリアの入出力用にグローバルキャッシュを使用します。
-mオペランドの値に,次に示す見積もり式を参考に算出した値を加算してください。
C=C1+C2+C3+C4+C5+C6+C7+C8+100
- C1
- WF_is_classの面数=(3×α1+α2+1)/ 100
- (α1及びα2は,WF_is_classのディスク占有量の見積もり式の値)
- C2
- WF_is_stringの面数
- ={3×(α1+α2+α3+α4)+α5+α6+α7+α8+3}/ 100
- (α1~α8は,WF_is_stringのディスク占有量の見積もり式の値)
- C3
- WF_work_areaの面数
- =(WF_work_areaのディスク占有量のαの値)×
- (ログインユーザ数×2)/(最大ワーク数)
- C4
- WF_case_areaの面数
- =(WF_case_areaのディスク占有量のαの値)×(ログインユーザ数)
- ×(ユーザに滞留しているケース数)/(最大ケース数)
- C5
- WF_case_inf_areaの面数=WF_case_inf_areaのディスク占有量のαの値
- C6
- WF_relation_areaの面数
- =α1+α2+α3+α4+α5+α6+α7+α8+α9
- (α1~α9は,WF_relation_areaのディスク占有量のαの値)
- C7
- WF_case_add_areaの面数
- =(WF_case_add_areaのディスク占有量のαの値)×(ログインユーザ数)
- ×(ユーザに滞留しているケース数)/(最大ケース数)
- C8
- WF_data_obj_areaの面数
- =(WF_data_obj_areaのディスク占有量のαの値)×
- (ログインユーザ数)×(ユーザに滞留しているケース数)/
- (最大ケース数)
- 注
- 見積もり式の中で使用するα及びα1~α9の値については,「付録D ディスク占有量の計算式」を参照してください。また,最大ワーク数及び最大ケース数は,次のように算出します。
- 最大ワーク数
- =(1日当たりのワーク件数)×{(ワークの処理日数)+(ワーク保存日数)}
- 最大ケース数
- =(最大ワーク数)×(1ワーク当たりの平均ケース数)
- OIDINDEX識別子
OIDインデクスの入出力用にグローバルキャッシュを使用します。
-mオペランドの値に,次に示す見積もり式を参考に算出した値を加算してください。
C=oidindexの面数
=(α+10)×(ワーク処理日数)/{(ワーク処理日数)+(ワーク保存日数)}
- 注
- αはoidindexのディスク占有量の見積もり式の値です。αについては,「付録D ディスク占有量の計算式」を参照してください。
- INDEX識別子
インデクスの入出力用にグローバルキャッシュを使用します。
-mオペランドの値に,次に示す見積もり式を参考に算出した値を加算してください。
C=WF_index_areaの面数
=α1+α2+α3+α4+α5+α6+α7+20
- 注
- α1~α7は,WF_index_areaのディスク占有量の見積もり式の値です。α1~α7については,「付録D ディスク占有量の計算式」を参照してください。