5.2.1 ワークフローデータベースの移行手順

バージョンアップは,次の手順で環境を設定します。02-00から移行する場合と02-10以降のバージョンから移行する場合とでは,設定方法が異なります。

なお,Groupmax Object Serverの機能については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

<この項の構成>
(1) 02-00から移行する場合
(2) 02-10以降のバージョンから移行する場合

(1) 02-00から移行する場合

  1. Groupmax Object Serverをユティリティ実行モードで起動する
    Groupmax Object Serverのサービスの起動時に,スタートアップパラメタに「utl」を指定すると,Groupmax Object Serverがユティリティ実行モードで起動されます。Groupmax Object Serverのサービスが既に起動されている場合は,いったん停止させてスタートアップパラメタに「utl」を指定後,サービスを再起動してください。
    システム共通定義ファイルでデータベース常駐化を指定していると,起動時にメッセージが表示されますが,無視してください。
  2. エリアを追加するための構成変更パラメタファイルを作成する
    構成変更パラメタファイルの作成方法については,「5.2.2 構成変更パラメタファイルの作成」を参照してください。
  3. Groupmax Object Serverのデータベースへエリアを追加する
    Groupmax Object Serverの[データベースへのエリアの追加]ユティリティでエリアを追加します。このとき,2.で作成した構成変更パラメタファイルの名称を指定します。
  4. Groupmax Object Serverのサービスを停止後,再起動する
    Groupmax Object Serverのサービスを停止後,再起動します。この場合は,スタートアップパラメタに「utl」を指定しません。
  5. Groupmax Workflowの初期設定ユティリティで,ワークフローデータベースをバージョンアップする
    初期設定ユティリティで[データベースの移行]を選択して実行します。

初期設定ユティリティの詳細については,「4.2.1 初期設定ユティリティ」を参照してください。

(2) 02-10以降のバージョンから移行する場合

  1. Groupmax Object Serverを起動する
    スタートアップパラメタは指定しません。
  2. Groupmax Workflowの初期設定ユティリティで,ワークフローデータベースをバージョンアップする
    初期設定ユティリティで[データベースの移行]を選択して実行します。

初期設定ユティリティの詳細については,「4.2.1 初期設定ユティリティ」を参照してください。

02-10以降のバージョンから移行する場合,エリアの追加はありませんが,インデクスの定義数が増えているためディスク占有量は増加します。