稼働状況解析ユティリティは,ワークフローログを基に,業務の稼働状況を解析するためのユティリティです。
稼働状況解析ユティリティを実行できるのは,Administratorsグループ(ローカルログオン時)又はDomain Adminsグループ(ドメインログオン時)のユーザだけです。
ビジネスプロセス定義情報抽出機能を使用する場合は,Groupmax Object Serverを起動しておいてください。また,この機能を実行している間は,ビジネスプロセス定義を登録・削除しないでください。抽出する情報が不正になる場合があります。機能の実行時には,ビジネスプロセス定義情報ファイルが存在していても上書きします。以前の情報は,別のファイルに保管しておいてください。
また,このユティリティを使用する場合は,環境設定ユティリティの[ワークフローログレベル]を設定する必要があります。[ワークフローログレベル]の詳細は,「4.2.2 環境設定ユティリティ」を参照してください。
稼働状況解析ユティリティは,Windows NTのコマンドプロンプトでWFanbp,WFanlog及びWFanrsltコマンドを使用するか,[稼働状況解析ユティリティ]ダイアログボックスを使用して実行します。
次に,それぞれのコマンドとダイアログボックスの操作方法について示します。
- 注
- 02-10以降のバージョンのGroupmax Workflow Definerから登録したビジネスプロセス定義については,ワークフローログ出力ユティリティが使用できるため,稼働状況解析ユティリティを使用する必要はありません。
- <この項の構成>
- (1) コマンド
- (2) 稼働状況解析ユティリティダイアログボックス
- (3) オプション(ログ編集)ダイアログボックス
- (4) オプション(稼働実績集計)ダイアログボックス
稼働状況解析ユティリティでは,次に示すコマンドを使用します。
それぞれのコマンドについて次に示します。
(a) WFanbp(ビジネスプロセス定義情報抽出コマンド)の形式
ビジネスプロセス定義オブジェクトから定義情報を抽出し,ビジネスプロセス定義情報ファイルを作成します。
コマンドの形式を次に示します。
WFanbp
[-b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称]
- -b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称
ビジネスプロセス定義情報を出力するファイルのパス名を設定してください。ファイルを格納するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループに,フルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
(b) WFanbp(ビジネスプロセス定義情報抽出コマンド)の終了コード
コマンド終了時に返される終了コードを次に示します。
- 1
- 正常終了
- 1以外
- 異常終了
(c) WFanlog(ワークフローログ編集コマンド)の形式
ビジネスプロセス定義情報ファイルと,Groupmax Object Serverのユーザジャーナルのアンロードジャーナルファイルから,ワークフローログレコードファイルを作成します。
ワークフローログレコードファイルのデフォルトの出力先は,%WFdir%¥analyst¥runtime.lgです。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。
このファイルが既に存在する場合,上書きによるファイル紛失を防ぐため,ファイルは出力されません。既存のファイルを別ファイルとして保存した後,実行してください。また,ディレクトリが見つからない場合,及びディレクトリに書き込み権限がない場合は,ファイルは出力されません。
コマンドの形式を次に示します。
WFanlog
[-p パラメタファイル名称]
-b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称
-n 編集対象ビジネスプロセス定義名称
-v 編集対象ビジネスプロセス定義バージョン番号
-j アンロードジャーナルファイル名称
[-j アンロードジャーナルファイル名称 …]
- -p パラメタファイル名称
このコマンドのパラメタファイルのパス名を設定してください。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
パラメタファイルでは,編集するワークフローログの種類を設定できます。設定したファイルが見つからない場合,及びファイルに対する参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。また,このオプションを設定しなかった場合は,デフォルト値で動作します。
パラメタファイルの形式の詳細は,「5.1.3(1)(d) WFanlog(ワークフローログ編集コマンド)のパラメタファイル」を参照してください。
- -b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称
ビジネスプロセス定義情報抽出コマンド(WFanbp)で出力したビジネスプロセス定義情報ファイルのパス名を設定してください。ファイルを格納するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループに,フルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
ここで設定したファイルに含まれるビジネスプロセス定義のワークフローログだけが編集対象となります。設定したファイルが見つからない場合,及びファイルに対する参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。
- -n 編集対象ビジネスプロセス定義名称
編集対象とするワークフローログのビジネスプロセス定義名称を設定してください。
1バイトから63バイトまでの文字列で設定します。
- -v 編集対象ビジネスプロセス定義バージョン番号
編集対象とするワークフローログの,ビジネスプロセス定義のバージョン番号を設定してください。
1バイトから10バイトまでの文字列で設定します。設定できるバージョン番号は,1から4294967295までです。
- -j アンロードジャーナルファイル名称
Groupmax Object Serverのユーザジャーナルのアンロードジャーナルファイルのパス名を設定してください。ファイルを格納するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループに,フルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
設定したファイルが見つからない場合,及びファイルに対する参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。
複数のファイルを設定する場合の設定方法を,次に示します。
-j ファイル名1 [-j ファイル名2]…[-j ファイル名n]
一度に設定できるファイル数の上限は10個です。ファイル名が重複した場合,コマンドは実行されません。
(d) WFanlog(ワークフローログ編集コマンド)のパラメタファイル
コマンドのパラメタファイルは,各オペランド名と,その設定値から構成されます。パラメタの一般形式を次に示します。括弧内は,ユーザがオペランドを設定しなかった場合にシステムがとる標準値です。
オペランド名=設定値(デフォルト値)
パラメタファイルを記述する場合の規則,記述形式とオペランドの説明,記述例及び注意事項を次に示します。
- 記述の規則
- 頭文字が「#(半角)」の行はコメントとなり,空行として認識されます。
- 一つのオペランドの記述が複数行にわたる場合は,継続させる行の行末に「¥(半角)」を記述してください。ただし,一つのオペランドの長さは,空白を含めて17バイトから1,023バイトまでです。
- オペランド名が間違っている場合,設定値が記述されていない場合,及び同一オペランドを複数記述した場合は,コマンドは実行されません。
- 形式
edit_log_type=メッセージ種別
- オペランド
edit_log_type=メッセージ種別(ALL)
ワークフローログの編集対象となる処理の種別を設定します。設定値はすべて大文字で記述してください。設定値が複数の場合,「, (半角コンマ)」で区切って記述してください。ALLを設定すると,他の設定値は無視されます。
メッセージ種別の設定値及び意味を,表5-1に示します。
表5-1 メッセージ種別
メッセージ種別 | 意味 |
---|
ALL | すべての処理(デフォルト値) |
BEGIN_WORK | ワークの生成 |
MOVE_ROOT_CASE | 案件の送付(ノード間の遷移) |
SEND_CONSULT_CASE | 相談する案件の相談ユーザへの送信 |
GO_ROOT_CASE | 案件遷移要求 |
SUSPEND_ROOT_CASE | 案件遷移の一時停止 |
SUSPEND_WORK | ワーク単位での案件遷移の一時停止 |
READY_ROOT_CASE | 案件遷移の再開始 |
READY_WORK | ワーク単位での案件遷移の再開始 |
PUT_ROOT_CASE | 案件の投入 |
CANCEL_WORK | ワークのキャンセル |
SEND_ANSWER_CASE | 相談された案件の回答 |
ROLE_TO_USER | ロールトレーからユーザトレーへの案件の移動 |
API_MSG | ログに出力したユーザデータ |
SEND_BACK_ROOT_CASE | 案件の差し戻し |
TAKE_BACK_ROOT_CASE | 案件の引き戻し |
END_OF_ROOT_CASE | 案件の遷移終了 |
END_OF_WORK | ワークの終了 |
- 記述例
![[図データ]](figure/zu05010i.gif)
- 注意事項
コマンド実行時に,パラメタファイルの設定(-pオプション)が設定されなかった場合,デフォルト値(ALL)を仮定し,すべてのワークフローログを編集します。
(e) WFanlog(ワークフローログ編集コマンド)の終了コード
コマンド終了時に返される終了コードを次に示します。
- 1
- 正常終了
- 0
- 異常終了
(f) WFanrslt(稼働実績集計コマンド)の形式
ビジネスプロセス定義情報ファイル,及びGroupmax Object Serverのユーザジャーナルのアンロードジャーナルファイルから稼働実績を集計し,次に示す2種類の実績ファイルを%WFdir%¥analystディレクトリ下に作成します。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリを示します。
- ユーザ実績ファイル(ファイル名:result.us)
- ビジネスプロセス実績ファイル(ファイル名:result.bp)
ファイルが既に存在する場合,上書きによるファイル紛失を防ぐため,ファイルは出力されません。既存のファイルを別ファイルとして保存し,再度実行してください。また,ディレクトリが見つからない場合,及びディレクトリに書き込み権限がない場合も,ファイルは出力されません。
コマンドの形式を次に示します。
WFanrslt
[-p パラメタファイル名称]
[-b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称]
-j アンロードジャーナルファイル名称
[-j アンロードジャーナルファイル名称 …]
- -p パラメタファイル名称
このコマンドのパラメタファイルのパス名を設定してください。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
パラメタファイルでは,作成する実績ファイルの種類や,集計期間を設定できます。設定したファイルが見つからない場合,及びファイルに対する参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。また,このオプションを設定しなかった場合は,デフォルト値で動作します。
パラメタファイルの形式の詳細は,「5.1.3(1)(g) WFanrslt(稼働実績集計コマンド)のパラメタファイル」を参照してください。
- -b ビジネスプロセス定義情報ファイル名称
ビジネスプロセス定義情報抽出コマンド(WFanbp)で出力したビジネスプロセス定義情報ファイルのパス名を設定してください。ファイルを格納するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループに,フルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
設定したファイルが見つからない場合,及び参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。
また,このオプションを省略した場合は,稼働実績集計結果で出力されるビジネスプロセス定義名及びノード名に,システム内で管理する識別子を出力し,ビジネスプロセス定義のバージョン番号は出力されません( * * で出力します)。
- -j アンロードジャーナルファイル名称
Groupmax Object Serverのユーザジャーナルのアンロードジャーナルファイルのパス名を設定してください。ファイルを格納するディレクトリは,あらかじめ作成し,Administratorsグループに,フルコントロールのアクセス権を与えておいてください。ネットワークドライブ下には設定できません。
ドライブ名を含めて,1バイトから250バイトまでの文字列で設定します。次の文字は使用できません。
?,",/,¥,<,>,*,|,:
設定したファイルが見つからない場合,及びファイルに対する参照権限がない場合は,コマンドは実行されません。複数のファイルを設定する場合の設定方法を,次に示します。
-j ファイル名1 [-j ファイル名2] … [-j ファイル名n]
一度に設定できるファイル数の上限は10個です。ファイル名が重複した場合,コマンドは実行されません。
(g) WFanrslt(稼働実績集計コマンド)のパラメタファイル
コマンドのパラメタファイルを次に説明します。
パラメタファイルは,各オペランド名と,その設定値から構成されます。パラメタの一般形式を次に示します。括弧内は,ユーザがオペランドを設定しなかった場合にシステムがとる標準値です。
オペランド名=設定値(デフォルト値)
パラメタファイルを記述する場合の規則,記述形式とオペランドの説明,記述例及び注意事項を次に示します。
- 記述の規則
- 頭文字が「#(半角)」の行はコメントとなり,空行として認識されます。
- 一つのオペランドの記述が複数行にわたる場合は,継続させる行の行末に「¥(半角)」を記述してください。ただし,一つのオペランドの長さは,空白を含めて2バイトから1,023バイトまでです。
- オペランド名が間違っている場合,設定値が記述されていない場合,及び同一オペランドを複数記述した場合は,コマンドは実行されません。
- 形式
result_user=ユーザ稼働実績の集計要否
result_bp=ビジネスプロセス稼働実績の集計要否
analysis_type=集計期間の設定種別
time_table=タイムテーブル
day_table=日付テーブル
- result_user=ユーザ稼働実績の集計要否(ON)
ユーザの稼働実績を集計するかどうか設定します。
- ON
- ユーザ稼働実績を集計します。
- OFF
- ユーザ稼働実績を集計しません。
- result_bp=ビジネスプロセス稼働実績の集計要否(ON)
ビジネスプロセスの稼働実績を集計するかどうか設定します。
- ON
- ビジネスプロセス稼働実績を集計します。
- OFF
- ビジネスプロセス稼働実績を集計しません。
- analysis_type=集計期間の設定種別(EVERYDAY)
集計の対象となる期間を設定します。設定値は複数記述できません。
- EVERYDAY
- 毎日集計します。集計の範囲は,0時0分0秒から23時59分59秒までです。
- EVERYWEEK
- 毎週集計します。集計の範囲は,毎週月曜0時0分0秒から日曜23時59分59秒までです。
- EVERYMONTH
- 毎月集計します。集計範囲は,毎月1日0時0分0秒から31日23時59分59秒までです。
- TIMETABLE
- 任意に時間を区切って集計します。区切り方はtime_tableオペランドで設定します。
- DAYTABLE
- 任意に日付を区切って集計します。区切り方はday_tableオペランドで設定します。
- time_table=HH:MM-hh:mm
集計時間の範囲を設定します。設定値は,「, (半角コンマ)」で区切って複数記述できます。
- HH:MM-hh:mm
- 開始時刻及び終了時刻を,24時間制で設定します。00時00分から23時59分までの範囲で,「開始時間<終了時間」となるように設定してください。
このオペランドを設定する場合の注意事項を次に示します。
- 設定値を複数記述する場合,二つ目以降の時間の範囲が,それより前の時間の範囲と重ならないように注意してください。ただし,実際の集計に当たっては,集計終了時刻として設定された時間の1秒前までが,当該集計期間として処理されます。次に示す例では,12時30分00秒に発生したイベントは,2番目の集計範囲(12:30-17:15)に含まれます。
(例)time_table = 08:45-12:30,12:30-17:15
- time_tableでの設定期間外に発生したイベントは,その他の時間としてまとめて集計されます。次に示す例では,1日を8時45分~12時30分,13時15分~17時15分,17時45分~21時45分,及び「その他」の四つの時間帯に分けて集計されます。
(例)time_table =08:45-12:30,13:15-17:15,17:45-21:45
- day_table=YYYY/MM/DD/-yyyy/mm/dd
集計日時の範囲を設定します。設定値は,「, (半角コンマ)」で区切って複数記述できます。
- YYYY/MM/DD/-yyyy/mm/dd
- 開始日時及び終了日時を,「年(西暦)/月/日」の形式で設定します。1970年1月1日から2038年1月18日までの範囲で,「開始日時<終了日時」となるように設定してください。
このオペランドを設定する場合の注意事項を次に示します。
- 設定値を複数記述する場合,二つ目以降の日時の範囲が,それより前の日時の範囲と重ならないように注意してください。なお,実際の集計に当たっては,終了日時として設定した日の23時59分59秒までが当該集計期間として処理されます。次に示す例では,19xx年4月5日23時59分59秒までに発生したイベントが,1番目の集計期間(19xx/03/21-19xx/04/05)に含まれます。
(例)day_table =19xx/03/21-19xx/04/05,19xx/04/06-19xx/04/21
- day_tableでの設定期間外に発生したイベントは,その他の期間としてまとめて集計されます。次に示す例では,19xx年3月21日~19xx年4月5日,19xx年4月6日~19xx年4月21日,及び「その他」の三つの期間に分けて集計されます。
(例)day_table =19xx/03/21-19xx/04/05,19xx/04/06-19xx/04/21
- 記述例
(例1)
一日の業務実績を,午前,午後,定時後に分けて集計する場合
![[図データ]](figure/zu05020i.gif)
(例2)
四半期単位での業務実績を集計する場合
![[図データ]](figure/zu05030i.gif)
- 注意事項
- オペランドの設定が次のような場合には,コマンドは実行されません。
「analysis_typeオペランドの設定値にTIMETABLE以外が記述され,time_tableオペランドが設定された場合」
「analysis_typeオペランドの設定値にTIMETABLEが記述され,time_tableオペランドが省略された場合」
「analysis_typeオペランド設定値にDAYTABLE以外が記述され,day_tableオペランドが設定された場合」
「analysis_typeオペランド設定値にDAYTABLEが記述され,day_tableオペランドが省略された場合」
- コマンド実行時に,パラメタファイルの設定(-pオプション)が省略された場合,各オペランドのデフォルト値が仮定されます。
- 稼働実績集計コマンドの処理時間の多くの部分は,ユーザジャーナルのアンロードジャーナルファイルの読み込みに費やされます。このため,result_user又はresult_bpにOFFを設定しても,処理時間を圧縮する効果は期待できません(出力ファイル量の削減にはなります)。
- result_user及びresult_bpの両方にOFFを設定した場合は,ヘッダ情報だけが出力されます。
(h) WFanrslt(稼働実績集計コマンド)の終了コード
コマンド終了時に返される終了コードを次に示します。
- 1
- 正常終了
- 0
- 異常終了