ここでは,その他の構成変更に関する注意事項を説明します。「(3) シングルサーバ構成からマルチサーバ構成への変更」~「(8) 各種配布サーバの追加・削除」はマルチサーバ機能を使用する場合に注意してください。「(9) ドメイン間連携機能の連携先サーバの追加・削除」はドメイン間連携機能を使用する場合に注意してください。
Groupmax Object Serverの構成変更については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
Groupmax Address Serverの構成変更については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)又は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。
インストールドライブやディレクトリを変更する場合,次の手順で行います。なお,次に示す手順は1例であり,ほかのGroupmax関連プログラムがインストールされている場合,該当しないことがあります。実施前には別マシンで,確認することをお勧めします。
別オペレーティングシステムへの入れ替え(Windows NTからUNIXなど)はできません。システム初期構築時には注意してください。
シングルサーバ構成からマルチサーバ構成に変更する場合,既存のサーバがWorkflow管理サーバになります。新規サーバをWorkflow管理サーバとすることはできません。
なおGroupmax Address Server,Groupmax Mail Serverがマルチサーバ構成になっている必要があります。シングルサーバ構成の場合,サイトにサーバを追加してください。Workflowサーバに関しては次の手順で行います。
Workflow管理サーバに集約することはできますが,それ以外のサーバに集約することはできません。ビジネスプロセス定義の登録サーバ,ロールの登録サーバは削除できません。
登録サーバの変更に関しては,「(7) 各種登録サーバの変更」を参照してください。各サーバを登録サーバとするビジネスプロセス定義の全案件が終了した後,それぞれのサーバを切り離してください。
マルチサーバ構成に新しくサーバを追加する場合,「(3) シングルサーバ構成からマルチサーバ構成への変更」と同様に行います。この場合はビジネスプロセス定義,ロールは追加サーバに配布できます。詳細は,「(8) 各種配布サーバの追加・削除」を参照してください。
また,サーバを追加した場合は,Groupmaxの全サーバのすべてのサービスを停止してください。その後,Groupmax Addressのマスタ管理サーバから順にGroupmaxの全サービスを起動してください。
マルチサーバ構成で運用していたサーバを削除する場合,サイトから削除する前に必ず,そのサーバに配布していたビジネスプロセス定義,ロール,アプリケーションについて,配布先サーバから削除して配布指示し,削除するサーバから配布していたものの削除を行ってください。詳細は,「(8) 各種配布サーバの追加・削除」を参照してください。
削除しようとするサーバが,ビジネスプロセス定義の登録サーバ,ロールの登録サーバの場合は,削除できません。登録サーバの変更に関しては,「(7) 各種登録サーバの変更」を参照してください。各サーバを登録サーバとするビジネスプロセス定義の全案件が終了した後,それぞれのサーバを切り離してください。
なお,運用中にサーバの追加,削除を行った場合は,各サーバの各機能を再起動する必要があります。
Workflow管理サーバは変更できません。システム初期構築時には注意してください。
ビジネスプロセス定義,ロールにはそれぞれ登録サーバが決められ,ビジネスプロセス定義,ロールの管理情報を保持しています。またユーザにはホームサーバが決められ,トレーに配布される案件を保持しています。各種登録サーバを変更する場合の注意事項を次に示します。
ビジネスプロセス定義,ロールにはそれぞれWorkflow管理サーバから各サーバに配布することで,マルチサーバ構成全体で情報を共有します。またビジネスプロセス定義にはノードごとに処理アプリケーションを定義し,それを各サーバに配布します。各種配布サーバを変更する場合の注意事項を次に示します。
ドメイン間連携機能では,サーバ環境定義とビジネスプロセス定義中の連携ノードの定義で連携先のサーバが決まります。連携先サーバを連携情報定義ファイルに追加した場合は,Groupmax Workflow Server - Connectionを再起動してください。また,連携情報定義ファイルから削除する場合は,該当する連携先サーバへ連携する案件がなくなったことを確認した後,削除してください。