Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド
Groupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Multi-Server,Groupmax Workflow Server - Connectionは環境設定ユティリティを使用して環境を設定します。
Windows NTクラスタでWorkflowを使用する場合は,環境設定ユティリティの次に示すオプションに共有ディスク上のディレクトリ名を設定します。
その他のオプションの設定については,「2.4.3 Workflowでの環境設定」を参照してください。
Groupmax Workflow Serverには,Groupmax Address Serverに登録された組織情報及びユーザ情報を格納するキャッシュがあります。また,ビジネスプロセス情報を読み込むためのメモリマップトファイルと呼ばれるファイルがあります。キャッシュ及びメモリマップトファイルは,サーバ機能管理ファイルディレクトリ下に作成されます。Windows NTクラスタでWorkflowを使用する場合は,キャッシュ及びメモリマップトファイルを現用系と待機系のサーバ間で共有するため,サーバ機能管理ファイルディレクトリを共有ディスク上に作成する必要があります。
設定手順を次に示します。
環境の設定が完了したら,環境を初期化します。Groupmax Object Serverを起動した状態で,初期設定ユティリティを使用してWorkflowの環境を初期化します。
Windows NTクラスタでWorkflowを使用する場合は,初期設定ユティリティを起動して表示される[文書実体ディレクトリ],[ワークエリアディレクトリ],及び[ログ情報エリアディレクトリ]のそれぞれのテキストボックスに,共有ディスク上のディレクトリのパスを指定します。
設定手順を次に示します。なお,初期設定ユティリティの起動方法,[データベース名称(スキーマ名称)]への入力,及び注意事項については,「2.4.3 Workflowでの環境設定」を参照してください。
環境の初期化が完了したら,キャッシュパラメタファイルを作成します。
キャッシュパラメタファイルは,現用系及び待機系の両方とも同じ内容で定義します。まず現用系で定義を作成し,その定義内容を待機系にコピーしてください。
キャッシュパラメタファイルの作成方法及び定義内容の詳細については,「2.4.5 ユーザの設定」を参照してください。
Workflowの初期設定を実行すると,%WFdir¥%SVadm¥WFstatus.datファイルが作成されます。「%WFdir%」はWorkflowインストール先ディレクトリ,「SVadm」はWorkflowサーバ管理ディレクトリを示します。
このファイルを現用系のサーバから待機系のサーバの同じディレクトリ下にコピーしてください。
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