4.7 各種障害発生時の対処方法
- <この節の構成>
- (1) Server - Scanサービスを監視する方法
- (2) Server - Scanサービスが異常終了した場合
- (3) Scan - Connectorサービスが異常終了した場合
- (4) ディスクフルとなった場合
(1) Server - Scanサービスを監視する方法
(a) メッセージファイルによる監視
Server - Scanサービスは異常を検知すると,異常に関するメッセージをServer - Scanのログディレクトリ※1下のメッセージファイル(errormsg.txt)に出力します。このメッセージファイルの内容を確認することにより,Server - Scanサービスの障害発生状況を監視できます。
(b) Groupmax Address Server Consoleウィンドウによる監視
Server - Scanサービスは,メッセージファイルに出力するエラーメッセージを,Groupmax Address Server Consoleウィンドウへも表示します。従ってGroupmax Address Server Consoleウィンドウを表示させておくことにより,Server - Scanサービスの障害発生状況を監視できます。
エラーメッセージをGroupmax Address Server Consoleウィンドウへ表示させるためには,Server - Scanの環境設定の「ウイルス検出時の通知方法」で「Groupmax Address Server Consoleウィンドウへの表示」を選択しておかなければなりません。詳細は「3.1 新規導入時のServer - Scanの環境設定」を参照してください。
なお,Groupmax Address Server Consoleウィンドウを表示する方法については,マニュアル 「Groupmax Address/Mail Version 6システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
HI-UX/WE2版Server - Scanを使用している場合の障害は,まず出力されているメッセージからServer - Scan側の障害によるものか,Scan - Connector側の障害によるものかを切り分けてください。Scan - Connector側の障害によるものであれば,Scan - Connector側のメッセージファイルに,より詳細なメッセージが出力されています。
(2) Server - Scanサービスが異常終了した場合
- Server - Scanサービスを再起動してください。再度異常終了する場合は,ログディレクトリ※1下のメッセージファイル(errormsg.txt)及びログファイル(vakzinlog.txt)を採取し,障害受付窓口に連絡してください。HI-UX/WE2版Server - Scanを使用している場合,接続しているScan - Connectorの稼動状態を調査してください。最低1台のScan - Connectorサービスが稼動状態でないとServer - Scanサービスは起動できません。この場合,Scan - Connectorサービスを先に起動した後,Server - Scanを起動してください。
- ※1:ログディレクトリは以下の通りです。
- Server - Scan(Windows NT版):<インストールディレクトリ>¥log¥
- Server - Scan(HP-UX版):/var/opt/SrvScan/log/
- Server - Scan(HI-UX/WE2版):/usr/SrvScan/log/
- Server - Scan - Connector:<インストールディレクトリ>¥CSlog¥
(3) Scan - Connectorサービスが異常終了した場合
- Scan - Connectorサービスを再起動してください。その後,当該Scan - Connectorと接続していたServer - Scanの稼動状態を調査してください。Scan - Connectorが異常終了した影響で接続しているServer - Scanサービスが停止している可能性があります。この場合,Server - Scanも再起動してください。Scan - Connectorサービスが再度異常終了する場合は,ログディレクトリ※1下のメッセージファイル(errormsg.txt)及びログファイル(vakzinlog.txt)を採取し,障害受付窓口に連絡してください。
(4) ディスクフルとなった場合
(a) インストールディレクトリが存在するディスクがディスクフルとなった場合
- インストールディレクトリが存在するディスク内の不要なファイルを削除してください。
- 作業用ディレクトリ及び隔離用ディレクトリをインストールディレクトリ内に設定してある場合は,作業用ディレクトリ及び隔離用ディレクトリを,空き容量に余裕があるほかのディスクに変更してください。作業用ディレクトリ及び隔離用ディレクトリの変更は「3.2 Server - Scanの環境設定内容の変更」を参照してください。
(b) 作業用ディレクトリが存在するディスクがディスクフルとなった場合
(c) 隔離用ディレクトリが存在するディスクがディスクフルとなった場合
- 隔離用ディレクトリが存在するディスク内の不要なファイルを削除してください。
- 隔離用ディレクトリ内の不要なファイルを削除してください。
- 隔離用ディレクトリを,空き容量に余裕があるほかのディスクに変更してください。隔離用ディレクトリの変更は「3.2 Server - Scanの環境設定内容の変更」を参照してください。