Server - Scanは,サードパーティ製ワクチンソフト(ウイルスチェックエンジン),及びGroupmaxアプリケーションサーバ(Mail Server等)と連携して,日立の統合型グループウェアGroupmaxを媒介したウイルスの拡散を防止するための機能を提供します。
Windows NT版およびHP-UX版Server - Scanの概要を次に示します。
図1-1 Server - Scanの概要1
HI-UX/WE2版Server - Scanの場合,HI-UX/WE2システム上で動作するウイルスチェックエンジンが存在しないため,Windows NT Serverシステム上で動作するScan - Connectorと連携して機能を提供します。
HI-UX/WE2版 Server - ScanとScan - Connectorの概要を次に示します。
図1-2 Server - Scanの概要2
HI-UX/WE2システム上で動作するServer - ScanがGroupmaxアプリケーションからウイルスチェック要求を受けつけると,LANを介してWindows NT Serverシステム上で動作するScan - Connectorに対してチェック対象ファイルを転送します。Windows NT Serverシステム上で動作するScan - Connectorは転送されてきたチェック対象ファイルを受取り,Windows NT Serverシステム上で動作するウイルスチェックエンジンを使用してウイルスチェックを行い,チェック結果を要求元へ返信します。このようにして,HI-UX/WE2版Server - ScanもWindows NT版およびHP-UX版Server - Scanと全く同様な機能を提供します。
なお,Scan - Connectorを搭載したWindows NT Serverシステムを「ウイルスチェックサーバ」と呼びます。