(1) メッセージファイルについて
Server - Scanの環境設定のウイルス検出時の通知方法で,「Groupmax Address Server Consoleウィンドウへの表示」を選択しないで「管理者へのメール通知」などのほかの項目だけ選択した場合は,「ウイルス検出通知メッセージ以外の各種障害メッセージ」も「Groupmax Address Server Consoleウィンドウ」へ表示されません。その場合は,Server - Scanのメッセージファイルの内容を適宜チェックして,Server - Scanで障害が発生していないかチェックしてください。
環境設定のウイルス検出時の通知方法で,「Groupmax Address Server Consoleウィンドウへの表示」を選択した場合は,ウイルス検出通知メッセージ以外の各種障害メッセージもGroupmax Address Server Consoleウィンドウへ表示されますので,Server - Scanの障害はGroupmax Address Server Consoleウィンドウで監視してください。
なお,メッセージファイルerrormsg.txtは容量が1Mバイトに達すると,ファイルが切り替えられます。また,この操作はScan - Connectorのメッセージファイルでも同様に行われます。
図4-1 メッセージファイルの切り替え
(2) 他のワクチンソフト(ウイルス駆除ソフト)との共存について
Server - ScanおよびScan - Connectorを組み込んだシステムに,他のワクチンソフトを組み込んで運用することは可能です。但し,次に示す制限事項があります。
(3) Mail Serverの稼動中バックアップとの競合について
Mail Server側で稼動中バックアップを実行する場合,特にServer - Scanサービスを停止する必要はありません。
Mail Serverのバックアップは各ユーザあるいは組織のメールボックス単位で行われます。今まさにバックアップ対象になっているメールボックスと,ウイルスチェック中のメールが存在するメールボックスが重ならない限り正常にウイルスチェック処理が行えます。もし重なった場合,ウイルスチェック処理は一時的に失敗します。しかし,一定時間の経過後に再試行を行いメールあるいは掲示板記事のウイルスチェック処理を完了させます。