3.4 Scan - Connectorの環境設定

この章では,Scan - Connectorの環境設定の方法について説明します。

また,Scan - Connectorの環境設定は,Scan - Connectorサービスが停止している状態で行ってください。

<この節の構成>
(1) LAN環境の設定
(2) Scan - Connectorの環境設定

(1) LAN環境の設定

Scan - Connectorが使用するサービス名称ポート番号を登録します。<Scan - Connectorインストールディレクトリ>¥CSsample¥servicesというテンプレートファイルに,既にサービス名称とポート番号が提供されています。ファイル内容を次に示します。

srvscan_cksrv_m 20133/tcp # Groupmax Server - Scan - Connector
srvscan_cksrv_c 20134/tcp # Groupmax Server - Scan - Connector

このテンプレートファイルの内容を,<Windows NTインストールディレクトリ>¥system32¥drivers¥etc¥servicesファイルに追加してください。なお,他のプログラムが使用しているポート番号と重複している場合には,ポート番号を重複しない番号に変更してください。その場合には,接続するHI-UX/WE2(Server - Scan)側のservicesファイルのポート番号も同じ番号に変更してください。

(2) Scan - Connectorの環境設定

Scan - Connectorの環境情報は,<Scan - Connectorインストールディレクトリ>¥CSbin¥Setup¥Setup.iniファイルに設定します。メモ帳(Notepad)等のテキストエディタで,変更してください。

ファイル内容説明
[Setup]
WORK_FOLDER=<インストールディレクトリ>¥CSspool
作業用ディレクトリ名
WORK_FOLDER=
Scan - Connectorがウイルスチェック処理で使用する作業用ディレクトリの名称をフルパス名で指定してださい。指定する場合は,半角なら150文字,全角なら75文字以内で指定してください。
また,指定するディレクトリは作成済みで,かつ空き状態(ディレクトリ下にファイル及びディレクトリが存在しない状態)のディレクトリを指定してください。なお,ディレクトリ名に「全角英大文字」は使用しないでください。

Setup.iniファイルをScan - Connectorサービス動作中に変更した場合,変更した内容を有効にするためには,Scan - Connectorサービスを再起動する必要があります。