3.2.3 HP-UX版Server - Scan
環境設定内容を変更する場合は,Object Serverサービスが動作している状態で行なってください。
Object Serverサービスが起動されていないと,管理者への通知メールの宛先の妥当性がチェックできません。Object Serverサービスの起動方法についてはマニュアル「Groupmax Object Server Version 6システム管理者ガイド」を参照してください。
次の手順に従ってServer - Scanの環境設定内容を変更してください。
- スーパーユーザでログインします。
- 環境変数を設定します。
環境変数名 | 設定内容 |
---|
XODDIR | Object Serverのホームディレクトリのフルパス名 |
XODCONFPATH | Object Serverの共通定義ファイルxodrcが格納されているディレクトリのフルパス名 |
- GSS_SETUPコマンドを実行します。
# /opt/SrvScan/bin/GSS_SETUP
GSS_SETUPコマンドを実行すると,メッセージが表示され始めます。変更する環境設定内容に応じて,メッセージに応答してください。
表示されるメッセージと応答方法を次に示します。
- KDGV300-I Groupmax Server - Scanの環境設定を開始します。
- KDGV320-I 現在の設定内容は次の通りです。
・ウィルスチェックエンジン:Trend Micro
・作業用ディレクトリ :/xxxx/xxxx
・ウィルス検出時の処置 :特定ディレクトリへの隔離
・隔離用ディレクトリ :/xxxx/xxxx
・ウィルス検出時の通知方法
Groupmax Address Server Consoleウィンドウ
への表示:Yes
管理者へメールを送信:Yes
宛先 - No. 種別 名称
1 n xxxxxxxx
2 s xxxxxxxx
:
9 e xxxxxxxx
10 n xxxxxxxx
ファイル所有者へメールを送信
:Yes (E-Mailユーザを含む)
送信者として使用するニックネーム:xxxxxxxx
起動するアプリケーション :/xxxx/xxxx
表示内容を確認後,改行キーを入力してください。
=>
改行キーを応答してください。項番3.に進みます。
- KDGV301-Q 作業内容を選択してください。[デフォルト=e]
1 設定情報の変更
2 設定情報の表示
e 終了
=>
- 1:
- 設定情報を変更します。項番4.に進みます。
- 2:
- 現在の設定情報を表示します。「3.1 新規導入時のServer - Scanの環境設定」を参照してください。
- e:
- GSS_SETUPコマンドを終了します。
- KDGV302-Q 変更する情報を選択してください。[デフォルト=e]
1 ウィルスチェックエンジン
2 作業用ディレクトリ
3 ウィルス検出時の処置
4 ウィルス検出時の通知方法
e 終了
=>
- 2:
- 作業用ディレクトリを変更します。項番5.に進みます。
- 3:
- ウイルス検出時の処置を変更します。項番6.に進みます。
- e:
- 項番3.に戻ります。
1および4については,「3.1 新規導入時のServer - Scanの環境設定」を参照願います。
- KDGV304-Q 作業用ディレクトリ名を指定してください。改行キーだけを入力すると,
・/xxxx/xxxx
を仮定します。
=>
Server - Scanがウイルスチェック処理で使用する作業用ディレクトリの名称をフルパス名で指定してください。"/xxxx/xxxx"は変更前のディレクトリ名です。
指定する場合は,半角なら150文字,全角なら75文字以内で指定してください。また,指定するディレクトリは作成済みで,かつ空き状態(ディレクトリ下にファイル及びディレクトリが存在しない状態)でなければなりません。
作業用ディレクトリを変更する場合は,Address Serverサービスを停止してください。
Address Serverサービスが動作中の場合は変更できません。
応答すると項番4.に戻ります。
- KDGV305-Q ウイルス検出時の処置を選択してください。[デフォルト=○]
1 感染ファイルを削除
2 特定ディレクトリへ隔離
=>
- 1:
- 「特定ディレクトリへ隔離」から「感染ファイルを削除」に変更する場合で,変更前の隔離用ディレクトリに感染ファイルが存在する場合は,項番7.に進みます。隔離用ディレクトリに感染ファイルが存在しない場合は,項番4.に戻ります。
- 2:
- 項番8.に進みます。
- e:
- 項番4.に戻ります。
改行キーだけを入力すると「デフォルト=○○○○」に示す値(現在の設定値)を仮定します。
- KDGV317-Q 隔離していたウイルス感染ファイルを削除しますか?[デフォルト=e]
1 削除する
2 削除しない
e 終了
=>
- 1:
- 隔離用ディレクトリ下の感染ファイルを削除し,項番4.に戻ります。
- 2:
- 隔離用ディレクトリ下の感染ファイルを削除しないで,項番4.に戻ります。
- e:
- 隔離用ディレクトリ下の感染ファイルを削除しないで,項番6.に戻ります。
- KDGV306-Q 隔離用ディレクトリ名を指定してください。改行キーだけを入力すると,
・/xxxx/xxxx
を仮定します。
=>
隔離用ディレクトリの名称をフルパス名で指定してください。"/xxxx/xxxx"は変更前のディレクトリ名です。指定する場合は,半角なら150文字,全角なら75文字以内で指定してください。また,指定するディレクトリは作成済みで,かつ空き状態(ディレクトリ下にファイル及びディレクトリが存在しない状態)でなければなりません。
「感染ファイルを削除」から「特定ディレクトリへ隔離」に変更した場合は,項番4.に戻ります。隔離用ディレクトリの名称を変更した場合で,変更前の隔離用ディレクトリに感染ファイルが存在する場合は,項番9.に進みます。変更前の隔離用ディレクトリに感染ファイルが存在しない場合は,項番4.に戻ります。
- KDGV318-Q 隔離していたウイルス感染ファイルを移動しますか?[デフォルト=e]
1 移動する
2 移動しない
e 終了
=>
- 1:
- 感染ファイルを変更後のディレクトリに移動後,隔離用ディレクトリを変更し,項番4.に戻ります。
- 2:
- 変更前のディレクトリはそのままの状態で,隔離用ディレクトリを変更し,項番4.に戻ります。
- e:
- 変更前のディレクトリはそのままの状態で,隔離用ディレクトリを変更せずに,項番6.に戻ります。