6.1.1 Mail Serverでのウイルスチェックの概要

サードパーティ製ワクチンソフト(ウイルスチェックエンジン)とServer-Scanを設定して導入しますと,メール及び記事によるウイルス感染の拡大を防ぐことが可能です。チェックを行う対象を表6-1に示します。

以下の対象データで感染ファイルが検出された場合,Server - Scan環境設定の「メール,掲示板記事の処置」の設定により「破棄」または「駆除」を行います。

表6-1 対象データ

対象データ
送信メール
保留メール※1
掲示記事
送信回覧メール
回覧メール回送時の変更添付ファイル※1
受信メール
※1:本データはServer - Scanの設定に依存せず常に「破棄」を行います。

 

基本的にはウイルスチェックは,メールボックスへの格納前に行われます。チェック場所(×印)を図6-1に示します。

図6-1 ウイルスチェックの場所

[図データ]

ウイルスチェックを行わない場合の送信系データは図6-2のように遷移します。ウイルスチェックを行う場合の送信系データは図6-3のように遷移します。

図6-2 ウイルスチェックがない場合の遷移

[図データ]

図6-3 ウイルスチェックがある場合の遷移

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ウイルスチェックを行わない場合の受信系データは図6-4のように遷移します。ウイルスチェックを行う場合の受信系データは図6-5のように遷移します。

図6-4 ウイルスチェックがない場合の遷移

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図6-5 ウイルスチェックがある場合の遷移

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