Groupmax Mail - SMTP Version 6 運用ガイド
![[目次]](figure/content.gif)
![[索引]](figure/index.gif)
![[前へ]](figure/front.gif)
(1) インターネットからGroupmax Mailにメールを受信する場合の設定
- 場合1
- メールサーバ(A)から「nslookup メールサーバ(B)のドメイン」を実行するとメールサーバ(B)が応答する。
- メールサーバ(A)から「nslookup メールサーバ(C)のドメイン」を実行してもメールサーバ(C)が応答しない。
- メールサーバ(B)から「nslookup メールサーバ(C)のドメイン[又はメールサーバ(C)のホスト名]」を実行するとメールサーバ(C)が応答する。
- この条件を満たしている場合にはメールサーバ(A)のsendmail.cfには1に示す定義を追加してください。メールサーバ(B)のsendmail.cfには2に示す定義を追加してください。また,メールサーバ(C)のsendmail.cfには「3.3.2 sendmail.cfの定義例」で示した定義例をsendmail.cfに定義してください。
- メールサーバ(C)に定義されているMail - SMTPのドメインを定義するクラス定義(ここでは'Y'とします)を追加します。なお,Mail - SMTPのドメインを決める場合には,必ずメールサーバ(C)のサブドメインとして位置付けてください。
CY smtpgw0.hitachi.co.jp smtpgw1.hitachi.co.jp※
- 注※
- この例では,メールサーバ(C)のドメインを「hitachi.co.jp」とし,Mail - SMTPのドメインを「hitachi.co.jp」にサブドメイン「smtpgw0」,「smtpgw1」を与えた場合を示しています。
-
次に,ルールセット0(S0)にメールサーバ(C)あてのドメインを持つアドレスをメールサーバ(B)に転送する定義を追加します。
R$+<@$=Y> $#smtp※$@メールサーバ(B)のドメイン$:$1<@$2>
R$+<@$=Y.> $#smtp※$@メールサーバ(B)のドメイン$:$1<@$2>
- 注※
- 「smtp」にはsendmail.cfのメーラ定義(sendmail.cf中で先頭が「M」で始まる記述)で,メーラとして[IPC]が設定されているエントリ(Metherという定義が[IPC]に割り当てられていたならば,「smtp」の個所に「ether」)を指定してください。
- メールサーバ(C)のドメインを定義するクラス定義(ここでは'Y'とします)を追加します。ここに設定するドメインは,メールサーバ(A)のクラス定義'Y'に設定したドメインと同じドメインにしてください。
CY smtpgw0.hitachi.co.jp smtpgw1.hitachi.co.jp
次に,ルールセット0(S0)にメールサーバ(C)あてのドメインを持つアドレスをメールサーバ(C)に転送する定義を追加します。
R$+<@$=Y> $#smtp※1$@メールサーバ(C)のドメイン名※2$:$1<@$2>
R$+<@$=Y.> $#smtp※1$@メールサーバ(C)のドメイン名※2$:$1<@$2>
- 注※1
- 「smtp」にはsendmail.cfのメーラ定義(sendmail.cf中で先頭が「M」で始まる記述)で,メーラとして[IPC]が設定されているエントリ(Metherという定義が[IPC]に割り当てられていたならば,「smtp」の個所に「ether」)を指定してください。
- 注※2
- この例では,「smtpgw0.hitachi.co.jp」と「smtpgw1.hitachi.co.jp」の両方に共通している「hitachi.co.jp」を指定するようになります。
- 場合2
- メールサーバ(A)から「nslookup メールサーバ(B)のドメイン」を実行するとメールサーバ(B)が応答する。
- メールサーバ(A)から「nslookup メールサーバ(C)のドメイン」を実行してメールサーバ(C)が応答しない。
- メールサーバ(B)から「nslookup メールサーバ(C)のドメイン[又はメールサーバ(C)のホスト名]」を実行してもメールサーバ(C)が応答しない。
- この条件を満たしている場合には,メールサーバ(B)がアドレス解消に利用しているDNSサーバにメールサーバ(C)のアドレス解消定義を追加してください。
- メールサーバ(A)からメールサーバ(B)が認識できない場合は,メールサーバ(A)がアドレス解消に利用しているDNSサーバに,メールサーバ(B)のアドレス解消ルールを追記した後に「場合1」に示した定義を行ってください。
(2) Groupmax Mailからインターネットにメールを送信する場合の設定
- 場合1
- メールサーバ(C)から「nslookup メール送信先のドメイン名[又はホスト名]」を実行しても応答がない。
- メールサーバ(C)から「nslookup メールサーバ(B)のドメイン名[又はホスト名]」を実行するとメールサーバ(B)が応答する。
- メールサーバ(B)から「nslookup メールサーバ(A)のドメイン名[又はホスト名]」を実行するとメールサーバ(A)が応答する。
- メールサーバ(A)から「nslookup メール送信先のドメイン名」を実行すると指定したメール送信先が応答する。
- この条件を満たしている場合にはメールサーバ(C)のsendmail.cf(Mail - SMTPで提供しているテンプレートのsendmail.cf)に,1に示す定義の変更を行ってください。
- ルールセット96(S96)に定義されている,次に示すアドレス書き換えルールをコメントアウト(行の先頭に'#'を付ける)します。
R$*<@$*$~P> $* $:$1<@$[$2$3$]>$4
次に,ルールセット0(S0)に定義されている,次のルールを変更してください。
変更前:
R$*<@$*>$* $#smtp※$@$2$:$1<@$2>$3
変更後:
R$*<@$*>$* $#smtp※$@メールサーバ(B)のドメイン名$:$1<@$2>$3
または
R$*<@$*>$* $#smtp※$@[メールサーバ(B)のIPアドレス]$:$1<@$2>$3
- 注※
- sendmail.cfによってはsmtpという文字列の代わりにesmtpが指定されている場合もあります。
- 場合2
- メールサーバ(C)から「nslookup メールサーバ(B)のドメイン名[又はホスト名]」を実行してもメールサーバ(B)が応答しない。
- この条件を満たしている場合にはメールサーバ(C)のネットワーク定義にDNSサーバの参照定義を実行してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2003, Hitachi, Ltd.