この節で説明する方法は,Groupmax Mail Serverのサーバ(MTA)をサブドメインによって区別して,インターネットから受信したメールを各サーバのMail - SMTPに分配する運用方法です。この方法は,sendmailの設定を比較的簡単にできます。
図5-1 サーバ(MTA)単位にサブドメインを割り振る場合のメール送受信の例
![[図データ]](figure/zu050100.gif)
メールの送受信での各サーバの処理
- インターネットからメールを受信する場合は,内部メールサーバが受信者のドメイン名に応じてメールをサーバA,またはサーバBに転送(受信)します。また内部メールサーバからメールを転送された各サーバのMail - SMTPが自サーバ内のGroupmax Mail Serverにメールを転送(受信)します。
- Groupmax Mailユーザからインターネットへメールを送信する場合は,Groupmax Mailユーザが所属するサーバのいちばん近くにあるMail - SMTPからsendmailを経由してメールを送信します。
図5-1で示したメール環境を実現するための設定手順の概略を次に示します。
- Groupmaxサーバの設定
詳細は,「5.2.1 Groupmaxサーバの設定」で説明します。
- Mail - SMTPの設定
詳細は,「5.2.2 Mail - SMTPの設定」で説明します。
- sendmailの設定
詳細は,「5.2.3 sendmailの設定」で説明します。
- 内部メールサーバの設定
詳細は,「5.2.4 内部メールサーバの設定」で説明します。
次に,設定手順の詳細を説明します。
- <この節の構成>
- 5.2.1 Groupmaxサーバの設定
- 5.2.2 Mail - SMTPの設定
- 5.2.3 sendmailの設定
- 5.2.4 内部メールサーバの設定