オプションパラメタの設定内容を変更します。
プロンプト「smtpmng>」にサブコマンドのedit_optionを入力すると,次のようなメニューメッセージが表示されて,プロンプトが「edit_option>」に変わります。メニュー番号「5」またはサブコマンドの省略形「eo」を入力しても同じ結果になります。
次にedit_optionの実行例を示します。
smtpmng> edit_option
設定する項目の番号を入力してください。
0.設定項目一覧の表示
1.現在の設定値表示
2.ゲートウェイの監視時間(gw_poll_time)
3.smtp_gw用ログ出力パラメタ(log_parameter)
4.smtp_dm用ログ出力パラメタ(log_parameter_daemon)
5.dbmap用ログ出力パラメタ(log_parameter_dbmap)
6.エラーログレベル(error_level)
7.送信プロセスのリトライ処理間隔(daemon_retry_interval)
8.送信プロセスのリトライ処理回数(daemon_retry_count)
9.送信処理時のSMTPコマンドのタイムアウト時間(daemon_alarm_intervel)
10.送信制限を行うメールのサイズと時間帯(send_body_size_limit)
11.エラーメール返信先アドレスの優先順位(error_mail_to)
99.edit_optionサブコマンドの終了
edit_option>
プロンプト「edit_option>」の状態でメニュー番号「2」から「11」のどれかを入力してください。メニュー番号を入力すると,現在の設定値を表示してから,変更値と確認(Yes/No)の入力を求めてきます。また,設定項目によっては続けて関連項目を設定します。
メニュー番号「2」を入力した場合を次に示します。
edit_option> 2 [ゲートウェイの監視時間]
現在の設定値(GW_POLL_TIME) -> 10
変更する値 (GW_POLL_TIME) -> 20
設定しますか?(Yes/No) y
edit_option>
プロンプト「edit_option>」に99を入力するとサブコマンドを終了し,メインメニューが表示されプロンプトが「smtpmng>」に変わります。
edit_optionで設定できる値は次の11種類です。
edit_option> 8
現在の設定値(SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 0/0-24 (送信制限されていません)
設定する項目の番号を入力してください。
1.制限値の設定・変更
2.送信制限の解除
99.送信制限の設定の終了
edit_option>
edit_option> 1
'制限サイズ/送信制限開始時間-送信制限終了時間'
の形式で設定してください。
制限サイズはキロバイト単位で設定してください。
設定例)8:00時から20:00時までの間,ボディサイズ 1Mバイトを
越えるメールを送信制限する場合 -> 1000/8-20
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) ->
のプロンプトが表示されますので,次の内容を設定します。
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) ->1000/8-17
8:00時から17:00時まで,1000 Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から17:00時まで 1000 Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 1000/8-15
8:00時から15:00時まで,1000 Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から17:00時まで 1000 Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
続けて送信制限の設定を行いますか?(Yes/No)y
'制限サイズ/送信制限開始時間-送信制限終了時間'
の形式で設定してください。
制限サイズはキロバイト単位で設定してください。
設定例)8:00時から20:00時までの間,ボディサイズ
1Mバイトを越えるメールを
送信制限する場合 -> 1000/8-20
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 2000/15-20
15:00時から20:00時まで,2000 Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から15:00時まで 1000 Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
15:00時から20:00時まで 2000 Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
edit_option> 11
設定する項目の番号を入力してください。
1.エラーメール返信先の設定・変更
2.デフォルト値に戻す
99.エラーメール返信先の設定の終了
edit_option> 1
エラーメール返信先アドレスの優先順位(error_mail_to)の設定:
エラーメールの返信先の優先順に以下の文字列を指定して下さい。
"Envelope_From" : エンベロープ送信者
"Return-Path" : 返信先
"Errors-To" : エラー送信先
"Resent-Sender" : 再送信者
"Resent-From" : 再送信者
"Reply-To" : 返信先
"Sender" : 送信者
"From" : 送信者
現在の設定値(ERROR_MAIL_TO) -> Envelope_From Errors-To Return-Path Resent-Sender Resent-From Sender From
変更する値 (ERROR_MAIL_TO) -> Envelope_From From
設定しますか?(Yes/No) y