Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
ここでは,Windows NTクラスタを使用するための,Document Managerの環境の初期化と環境設定について説明します。なお,Document Managerの環境設定の詳細については,「5. Document Managerの環境設定」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 環境の初期化
- (2) 環境設定
(1) 環境の初期化
アクティブノードとスタンバイノードの環境の初期化について説明します。
(a) アクティブノードの環境の初期化
アクティブノードの環境初期化ユティリティを実行して,Document Managerの環境を初期化します。なお,環境初期化ユティリティの詳細については,オンラインヘルプを参照してください。
- アクティブノードの環境初期化ユティリティを起動します。
- 次に示すディレクトリを共有ディスク上に割り当てて,初期化を実行します。
- 文書実体ファイル格納ディレクトリ
- 作業領域ディレクトリ
- スプールディレクトリ
- 文書配布ディレクトリ
(b) スタンバイノードの環境の初期化
スタンバイノードでは,環境初期化ユティリティを使用した環境の初期化はしません。
(2) 環境設定
アクティブノードとスタンバイノードの環境設定をします。
(a) 環境情報のコピー
スタンバイノードでは,環境情報として,アクティブノードで作成した環境ファイルをコピーして使用します。
アクティブノードの(Document Manager組み込み先パス名)\etc以下のファイルを,スタンバイノードの(Document Manager組み込み先パス名)\etc以下にコピーしてください。
(b) アクティブノードの環境設定
アクティブノードの環境設定ユティリティを実行して,Document Managerの環境を設定します。なお,環境設定ユティリティの詳細については,オンラインヘルプを参照してください。
- アクティブノードの環境設定ユティリティを起動します。
- 「サーバ機能管理ファイルディレクトリ名」に,共有ディスク上のパス名を設定します。
- Groupmax Addressと連携しない場合は,「共通ユーザ管理ディレクトリ名」のパス名を,共有ディスク上のパス名に変更します。
- 3.で変更した場合は,次のファイルを変更前のディレクトリから変更後のディレクトリにコピーします。
このとき,ファイルは移動しないでください。
- Document Manager・Groupmax Workflow共通ユーザ登録ファイル
(共通ユーザ管理ディレクトリ名※)\passwd
- Document Manager・Groupmax Workflow共通グループ登録ファイル
(共通ユーザ管理ディレクトリ名※)\group
注※ デフォルトは,「(Document Managerの組み込み先パス名から\GroupISを除いたパス名)\etc」です。
- 文書配布管理機能を使用する場合は,「サーバ識別子」を設定します。
- 「同期書き込みモード」に「use」を設定します。
(c) スタンバイノードの環境設定
スタンバイノードでは,環境設定ユティリティを使用した環境設定はしません。
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