Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
ユーザが対処できない障害が発生した場合は,システム管理者に連絡する必要があります。Document Managerのオンラインヘルプに「システム管理者に連絡してください」とあるメッセージが出力された場合は,システム管理者に連絡してください。
システム管理者に連絡する場合は,障害が発生した時点の障害情報を採取しておく必要があります。
次に,採取しておく必要がある情報の内容と採取方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 採取しておく情報の種類
- (2) 採取方法
(1) 採取しておく情報の種類
採取しておく必要がある情報を次に示します。
- 操作手順の記録
- メッセージ
- アクセスログ(環境設定でアクセスログを出力する設定をしている場合)
- 文書配布ログ(文書配布機能を使用している場合)
- 文書配布エラーメッセージファイル(文書配布機能を使用している場合)
- 配布先の文書配布エラーメッセージファイル(文書配布機能と文書配布状態管理機能を使用している場合)
- 環境設定情報
- AP情報管理ファイル
- TS情報管理ファイル(全文検索機能を使用している場合)
- 連携サーバ管理ファイル
- サーバ情報管理ファイル
- トレースファイル
- ローカルグループファイル(ローカルグループを設定して運用している場合)
- イベント通知リストファイル
(2) 採取方法
それぞれの情報の採取方法について説明します。
(a) 操作手順の記録
障害が発生するまでの詳細な操作手順を記録して,どのような状況で発生した障害かを明確にしておく必要があります。
障害が発生した画面のハードコピーや,操作内容の詳細なメモなどを取るようにしてください。
(b) メッセージ
障害が発生した時に出力されたDocument Manager及びオブジェクトサーバのメッセージを採取します。採取する内容は,障害の要因によって異なりますので,メッセージの要因から次のどちらを採取するかを判断してください。
- Document Managerサーバ又はオブジェクトサーバで障害が発生した場合
イベントログを取得してください。取得するログは,「アプリケーション」及び「システム」です。
イベントログは,[イベントビューア]の[ログ]メニューから[名前を付けて保存]を選択して取得してください。
- Document Managerで使用するユティリティで障害が発生した場合
次のファイルを取得してください。
(スプールディレクトリ)\(ユティリティ名+α).msg
(c) アクセスログ
環境設定で,アクセスログを出力する設定をしている場合は,次の三つのファイルを取得してください。
- (アクセスログファイル)
- (スプールディレクトリ)\aclog
- (スプールディレクトリ)\aclog.bak
- (アクセスログ定義ファイル)
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\etc\acloglst.txt
(d) 文書配布ログ
文書配布機能を使用している場合は,次の四つのファイルを取得してください。
- (エクスポートログファイル)
- (スプールディレクトリ)\explog
- (スプールディレクトリ)\explog.bak
- (インポートログファイル)
- (スプールディレクトリ)\implog
- (スプールディレクトリ)\implog.bak
(e) 文書配布エラーメッセージファイル
文書配布機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
- (エクスポートログファイル)
- (スプールディレクトリ)\文書配布対象グループ名YYYYMMDDhhmmss.msg
(f) 環境設定情報
次のレジストリキー下のレジストリ情報を取得してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\GroupInfoshareServer
(g) AP情報ファイル
次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込みのパス名)\etc\ap.cfg
(h) TS情報管理ファイル
全文検索機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\etc\ts.cfg
(i) 連携サーバ管理ファイル
次の四つのファイルを取得してください。
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\etc\svinfo.txt
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\adm\svinfo.txt
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\adm\dmsvlist.dat
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\adm\dnslist.dat
(j) サーバ情報管理ファイル
次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\adm\isinit.dat
(k) トレースファイル
トレースファイルはマップトファイルで管理していますので,次の二つのファイルを取得してください。
- (スプールディレクトリ)\ISF.txt
- (Document Managerの組み込み先のパス名)\tmp\ISFxxx.tmp
(l) 例外ダンプファイル
次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\tmp\ISexpdmp.xxx
(m) サーバ機能管理ファイル
次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\shared\ISipcmsg.que
(n) ローカルグループファイル
ローカルグループファイルを使用して運用している場合は,次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\etc\localgrp.txt
(o) イベント通知リストファイル
イベント通知機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
(Document Managerの組み込み先のパス名)\etc\apnotify.txt
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