Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
Document Managerは,NTFSファイルシステムを前提としています。これまでに決定した内容を基に,次のディレクトリのパス名を決定します。
なお,次に示すディレクトリは,ネットワークドライブに作成して使用することはできません。
- <この項の構成>
- (1) 組み込み先ディレクトリ
- (2) 作業領域ディレクトリ
- (3) 文書実体ファイル格納ディレクトリ
- (4) スプールディレクトリ
- (5) 文書配布ディレクトリ
- (6) オブジェクトサーバ関連のディレクトリ
- (7) 全文検索サーバのテキストデータベースのディレクトリ
- (8) ディレクトリ構成を決定する際の注意
デフォルトは,
「(システムドライブ) :\WIN32APP\HITACHI\Groupmax\GroupIS」です。
デフォルトのパス名のうち,
「(システムドライブ) :\WIN32APP\HITACHI\Groupmax」の部分は,組み込み時にシステム管理者が任意に指定できます。
なお,システムドライブは,Windows NTが組み込まれているドライブです。
システム管理者が環境初期化ユティリティで指定します。
デフォルトは,「(Document Managerの組み込み先のパス名)\ISusers」です。ユーザが指定した場合は,「(ユーザが指定したディレクトリのパス名)\ISusers」です。なお,このマニュアルではこの二つのディレクトリを総称して「作業領域ディレクトリ」と呼びます。
システム管理者が環境初期化ユティリティで指定します。
デフォルトは,「(Document Managerの組み込み先のパス名)\ISdoc」です。ユーザが指定した場合は,「(ユーザが指定したディレクトリのパス名)\ISdoc」です。なお,このマニュアルではこの二つのディレクトリを総称して「文書実体ファイル格納ディレクトリ」と呼びます。
システム管理者が環境初期化ユティリティで指定します。
デフォルトは,「(Document Managerの組み込み先のパス名)\ISspool」です。ユーザが指定した場合は,「(ユーザが指定したディレクトリのパス名)\ISspool」です。なお,このマニュアルではこの二つのディレクトリを総称して「スプールディレクトリ」と呼びます。
システム管理者が環境初期化ユティリティで指定します。
デフォルトは,「(Document Managerの組み込み先のパス名)\ISreplic」です。ユーザが指定した場合は,「(ユーザが指定したディレクトリのパス名)\ISreplic」です。なお,このマニュアルではこの二つのディレクトリを総称して「文書配布ディレクトリ」と呼びます。
(6) オブジェクトサーバ関連のディレクトリ
オブジェクトサーバ関連のディレクトリについては,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
なお,ディレクトリ構成を決定する場合は,次のことに注意してください。
- バックアップを容易にするためや,将来の拡張性を確保するために,それぞれを別のファイルシステムにすることをお勧めします。
- 同時ログインするユーザ数に応じて,十分なスワップエリアを確保してください。
(7) 全文検索サーバのテキストデータベースのディレクトリ
ファイルシステムを決定する場合は,次のことに注意してください。
- バックアップを容易にするためや,将来の拡張性を確保するために,それぞれを別のファイルシステムにすることをお勧めします。
- 同時ログインするユーザ数に応じて,十分なスワップエリアを確保してください。
(8) ディレクトリ構成を決定する際の注意
ディレクトリ構成を決定する場合は,次の点に注意してください。
- バックアップを容易にするためや,将来の拡張性を確保するために,それぞれを別のファイルシステムにすることをお勧めします。
- 同時ログインするユーザ数に応じて,十分なスワップエリアを確保してください。
- Windows NTクラスタのクラスタリング機能を使用する場合は,共用ディスク上に作成する必要があるディレクトリがあります。Windows NTクラスタについては,「付録J Windows NTクラスタでのDocument Managerの環境設定」を参照してください。
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