1.4.2 サーバとユーザの関係

ここでは,サーバがユーザを管理する方法について説明します。

<この項の構成>
(1) サーバのセション管理
(2) Document Managerを管理するユーザ
(3) サーバとユーザの関係
(4) ユーザとグループ

(1) サーバのセション管理

ユーザがサーバを利用している間を,セションといいます。セションは,ユーザがログインすると開始し,ログアウトすると終了します。

(2) Document Managerを管理するユーザ

Document Managerは,次に示す2種類のユーザが管理します。

環境設定ユティリティについては,「8.2 Document Managerの環境を設定する」を参照してください。

(3) サーバとユーザの関係

Document Managerではユーザを,Groupmax Address又はDocument Managerのファイルのどちらかで管理します。システム管理者は,あらかじめGroupmax Address又はDocument Managerに対してユーザを登録します。サーバは,登録されているユーザのユーザIDが正しいかを判断して,クライアントからの要求を実行します。

なお,Groupmax Addressに複数のサーバを登録しておけば,クライアントからの操作でログイン先のサーバを切り替えられます。

ユーザの名称やユーザIDの登録については,「5.6.2 Groupmax全体でのユーザ情報の一元管理」又は「5.7.5 Groupmax Addressを使用しない場合の環境設定」を参照してください。

(4) ユーザとグループ

Document Managerでは,ユーザをグループという単位に分けて管理しています。グループは,複数のユーザをまとめた単位です。一人のユーザが,複数のグループに所属することもできます。システム管理者は,どのグループにどのユーザが所属するかを,ユーザの登録と同様に定義しておきます。

文書を参照したり更新したりするアクセス権は,このグループ単位に設定することもできます。この場合,Document Managerで管理するオブジェクトごとに,グループのアクセス権を設定できます。

グループの登録については,「5.6.2 Groupmax全体でのユーザ情報の一元管理」又は「5.7.5 Groupmax Addressを使用しない場合の環境設定」を参照してください。

ユーザとグループの関係を,図1-3に示します。

図1-3 ユーザとグループの関係

[図データ]