付録M 用語解説
Document Managerで使用する用語について説明します。
(英字)- Document Manager管理者
- 環境設定ユティリティで,Document Manager管理者として登録されているユーザです。Document Manager管理者は,アクセス権に関係なくDocument Managerのすべての情報を操作できます。
- Document Managerデータベース
- Document Managerで定義及び管理するデータベースのことです。Document Managerデータベースは,アプリケーションプログラムで作成した文書実体ファイルを格納する領域と,文書の属性情報を格納する領域で構成されます。
(ア行)- アクセス権
- Document Managerデータベースに格納された情報を,操作するために必要な権限のことです。アクセス権は,一般文書,フォルダ,分類索引及び文書データベースに設定できます。
- 一般文書
- WordやExcelなどのアプリケーションプログラムで作成されたファイルに,Document Managerでの属性を追加した文書です。
- 一般文書データベース
- Windows上の様々なアプリケーションで作成したファイルを,一般文書として管理するための文書データベースです。
- エリア
- オブジェクトサーバのディレクトリ,ディクショナリ,ユーザデータベースなどを格納する領域です。エリアは,一つ又は複数のファイルから構成されます。
- オブジェクト
- Document Managerで管理されるデータのことです。オブジェクトには,文書,フォルダ,分類索引,文書データベース及びDocument Managerデータベースが含まれます。
- オブジェクトサーバ
- Document Managerの属性を管理するプログラムです。Groupmax Object Server Version 6又はGroupmax High-end Object Server Version 6を指します。
(カ行)- 改変禁止フォルダ管理者
- 改変禁止モードが設定されたフォルダの管理者です。改変禁止モードが設定されたフォルダに属する文書を削除できます。
- 改変禁止モード
- 文書のアクセス権に関係なく,文書の更新や削除を禁止するモードです。改変禁止モードは,フォルダに対して設定します。改変禁止モードが設定されたフォルダに属する文書は,どのユーザも更新できません。ただし,Document Manager管理者と改変禁止フォルダ管理者は,改変禁止モードが設定されたフォルダに属する文書を削除できます。なお,改変禁止モードは文書に対してだけ有効です。改変禁止モードが設定されたフォルダに属する下位フォルダについての操作は,既存のアクセス権に依存します。
- グループ
- 複数のユーザをまとめる単位です。文書,フォルダ,分類索引及び文書データベースに対するアクセス権は,グループ単位で設定することもできます。
- また,グループに付けられる識別子を,グループIDといいます。
(サ行)- 最上位フォルダ
- Document Managerを初期化した時に,システムによって作成されるフォルダです。初期名称は「root」です。ユーザは,このフォルダの下位に任意のフォルダを作成できます。
- 作業領域
- 文書を編集するための領域です。作業領域は,ユーザごとに割り当てられます。
- システム管理者
- Windows NTのAdministrator権限を持つユーザです。
- サーバ全体の管理や運用をします。また,Document Managerのユティリティを実行できます。
- システム文書データベース
- システムで提供する一般文書データベースのことです。
- 集計フォーム
- フォーム文書データベースに登録されているフォーム文書から,特定のデータを集計するときに使用するフォームです。
- セグメント
- オブジェクトサーバのデータベースファイルの初期割り当て及び増分の単位です。
- 全文検索
- 一般文書に含まれる単語をキーワードにして検索する方法です。
- 全文検索サーバ
- 全文検索をする場合に連携するプログラムです。Infoshare/TextSearch又はBibliotheca2 TextSearchが相当します。
- 属性
- オブジェクトに関する情報です。属性は,Document Managerによって付けられます。
- また,属性に設定される具体的なデータを,属性値といいます。したがって,オブジェクトの「作成日時」が属性,「2000/12/20」などの値が属性値になります。
- 属性ファイル
- 属性の格納されたファイルのことです。属性ファイルは,サーバ上で管理されています。文書が作業領域に複写されるとき,属性ファイルも一緒に複写されます。また,オブジェクトが更新されるたびに,属性値も更新されます。
(タ行)- テキストファイル
- 一般文書からテキストデータだけを抽出して格納したファイルです。全文検索する場合に必要になります。
- デフォルトフォルダ
- Document Managerを初期化したときに,システムによって作成されるフォルダです。最上位フォルダの直下に作成されます。初期名称は「default」です。
- このフォルダには,バージョン01-xxのクライアントから登録された文書,及び文書配布時に配布先サーバに配布元サーバと同一名称の格納先のフォルダが存在しない配布文書が格納されます。
(ハ行)- バージョン(版)
- Document Managerでは,更新前と更新後の一般文書が時系列に管理されています。このとき,作成及び更新した順番に,文書に付けられる番号を指します。
- バージョンは,一般文書の実体と,文書ひな形にそれぞれ付けられます。
- 排他制御
- Document Managerデータベースにある一つの文書を複数のユーザが同時に更新すると,文書の一貫性が保てなくなります。これを避けるため,一人のユーザが文書を更新している間は,ほかのユーザがその文書を更新して登録できないように制御することです。
- フォーム(文書管理機能)
- フォーム文書データベースに登録するフォーム文書の基になるひな形です。Groupmax Formを使って作成します。
- フォーム文書
- フォームを基に作成された文書です。
- フォーム文書データベース
- フォーム文書を格納するための文書データベースです。
- フォルダ
- 一般文書がDocument Managerデータベースのどこに格納されているかを明確にするための単位です。フォルダは,ディレクトリを使用したファイル管理のような役目をします。
- 複数グループアクセス権機能
- グループを構成するメンバとして,複数のグループや複数のユーザの指定を可能にするための機能です。このメンバとそれぞれに付けられたアクセス権限を総称して,複数グループアクセス権といいます。
- フリーアクション
- 文書を参照する時などに使用するアプリケーションプログラムを,文書実体ファイル名に付けられた拡張子に従って起動させることです。一般文書データベースのアプリケーション名に指定します。
- Document Managerの環境を初期化した直後は,一般文書データベースにはフリーアクションが設定されています。
- 文書
- 文書データベースの定義情報に基づいて作成されたデータのことです。Document Managerでは,文書実体ファイルと,Document Managerによって付けられる属性を併せて文書と呼びます。文書には,一般文書とフォーム文書があります。
- Document Managerによって文書に付けられた識別子を,文書IDといいます。
- 文書実体ファイル
- 一般文書として一般文書データベースで管理する,Windows上のアプリケーションで作成したファイルのことです。
- 文書データベース
- 文書を編集するアプリケーションプログラムや文書ひな形を定義した形式です。文書は,文書データベースの定義情報を基に作成します。文書データベースには,一般文書データベースとフォーム文書データベースがあります。
- 文書配布機能
- あるサーバで管理している一般文書の複製を別のサーバに配布することによって,その一般文書を複数のサーバ間で共用できる機能です。
- 分類索引
- Document Managerで一般文書を管理するための分類のことです。分類索引を使って一般文書を分類することで,複数の観点から文書を絞り込んで検索できます。
- 分類索引帳
- フォルダや分類索引の位置情報をユーザの利用目的に合わせて編集したファイルです。フォルダや分類索引を利用するのと同様に,所属する(リンクしている)文書の一覧を表示したり,文書を編集したり,削除したりできます。
(マ行)- 目的別一覧
- フォーム文書データベースに登録されているフォーム文書を,目的に応じた観点から一覧表示するために定義する表示形式です。
(ヤ行)- ユーザ
- Document Managerの利用者のことです。ユーザは,登録されたログイン名とパスワードを持ちます。
(ラ行)- ログアウト
- クライアントからサーバへの接続を切断して,Document Managerの使用を終了することです。
- ログイン
- クライアントからサーバに接続して,Document Managerの使用を開始することです。