はじめに

このマニュアルは,日立のグループウェアGroupmax Version 6iのアプリケーションを連携して文書を管理する,Groupmax Document Manager Version 6の機能及び環境設定について説明したものです。

以降このマニュアルではGroupmax Version 6iをGroupmax,Groupmax Document Manager Version 6をDocument Managerと呼びます。

〈対象読者〉

このマニュアルは,Document Managerの環境を管理及び運用するシステム管理者を対象にしています。また,Document Managerの導入を検討している方も対象にしています。

〈マニュアルの構成〉

このマニュアルは,次に示す九つの章と付録から構成されています。

第1章 解 説
Document Managerの機能の概要について説明しています。
第2章 一般文書データベースでの文書の管理
一般文書データベースでの文書の管理方法について説明しています。
第3章 フォーム文書データベースでの文書の管理
フォーム文書データベースでの文書の管理方法について説明しています。
第4章 Document Managerの操作環境の構築
Document Managerを操作するための環境を構築するときに考慮する点について説明しています。
第5章 Document Managerの環境設定
Document Managerを起動する前に必要な環境設定について説明しています。
第6章 サーバの起動と終了
Document Managerのサーバを,起動及び終了する方法について説明しています。
第7章 システムの運用
Document Managerのシステムの運用について説明しています。
第8章 Document Managerで使用するユティリティ
Document Managerで使用するユティリティの機能について説明しています。
第9章 障害対策
Document Managerで障害が発生した場合の対処について説明しています。
付録A Document Managerのディレクトリ構成
Document Managerのディレクトリ構成について説明しています。
付録B 属性ファイル
属性ファイルの概要及び形式について説明しています。
付録C Groupmax Addressを使用しない環境でのユーザ及びグループの登録
Groupmax Addressを使用しないでDocument Managerを運用する場合に必要な環境設定について説明しています。
付録D ローカルグループの登録
Groupmax全体で一元管理しているグループとは別のグループ管理について説明しています。
付録E Document Managerに登録できるファイルの規則
Document Managerに登録できるファイルの規則について説明しています。
付録F 同義語辞書の形式
全文検索に使用する同義語辞書の作成について説明しています。
付録G 全文検索サーバと連携する場合の注意
全文検索サーバと連携する場合の注意事項について説明しています。
付録H 異なるバージョンが混在する環境を使用する場合の注意
バージョンが異なるクライアントを使用する場合の注意事項について説明しています。
付録I テキストデータベースの移行
Infoshare/TextSearchのテキストデータベースをBibliotheca2 TextSearchのテキストデータベースに移行する方法について説明しています。
付録J Windows NTクラスタでのDocument Managerの環境設定
Windows NTクラスタの機能を使用する場合の環境設定について説明しています。
付録K エリア再構成時の分割手順
Document Managerシステムのエリアを再構成する場合のエリアの分割手順について説明しています。
付録L 分類索引・分類・フォルダ名称に半角コンマを使用した場合に発生する障害
分類索引・分類・フォルダの名称に半角コンマを使用している場合に,文書配布機能,インポートユティリティ,一括登録ユティリティ及び登録用属性ファイルによる属性登録機能で発生する障害と対策について説明しています。
付録M 用語解説
Document Managerで使用する用語について説明しています。

〈関連マニュアル〉

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

Groupmax Integrated Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B38)
Groupmax Integrated Desktop Version 6を操作する場合に参照してください。
Windows 3.1 Groupmax Document Manager Version2.0 ユーザーズガイド(3020-3-933)
Groupmax Document Manager Client Version2.0を使って,環境を構築する場合に参照してください。
Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B44)
Groupmax World Wide Web Desktop Version 6を使ってDocument Managerを操作する場合に参照してください。
Groupmax Document Manager Version 6 プログラマーズガイド(3020-3-B66)
Document Managerサーバの機能を利用したアプリケーションプログラムをC言語で作成する場合に参照してください。
Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編(3020-3-B52)
Groupmax Mail Version 6及びGroupmax Address Version 6と連携する場合に参照してください。
Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B59)
Groupmax Workflow Version 6の環境を設定する場合に参照してください。
Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B56)
Groupmax Object ServerVersion 6及びGroupmax High-end Object Server Version 6の環境を設定する場合に参照してください。
Groupmax Form Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B36)
Groupmax Form Client - Design Version 6を操作する場合に参照してください。
Windows NT Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド(3020-3-A76)
Groupmax Agent Server Version 6の環境を設定する場合に参照してください。
Groupmax Agent Version 5 エージェント作成ガイド(3020-3-A77)
サーバエージェントを作成する場合に参照してください。
Bibliotheca2 TextSearch Version 2 システム管理者ガイド(3000-7-224)
全文検索サーバとしてBibliotheca2 TextSearchを使用する場合に参照してください。

〈読書手順〉

このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択してお読みいただけます。利用目的別に,次の流れに従ってお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

〈マニュアルで使用する記号〉

このマニュアルで使用する記号について次に示します。

記号意 味
[ ]メニュー名及びボタン名を示します。
{ }この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを示します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例){A|B|C}では,A,B又はCのどれかを指定することを示します。
〔 〕この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。複数の項目が横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか一つを選択します。
(例1)〔A〕は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。
(例2)〔B|C〕では「何も指定しない」か「B又はCを指定する」ことを示します。
< >項目を記述するとき従わなければならない構文要素を示します。
::=::=の左にあるものを右にあるもので定義することを示します。
(例)A::=Bでは,「AとはBである」と定義することを示します。
 △1文字の空白を示します。
 △n文字以上の空白を示します。

〈マニュアルで使用する構文要素〉

このマニュアルで使用する構文要素の種類を次に示します。

種類定義
<英字>A~Z a~z
<英大文字>A~Z @ # ¥
<英小文字>a~z
<カナ文字>ア~ン ヲ カナ小文字 ゛ ゜ ー
<数字>0~9
<数値><数字> . + -
<英数字><英字>又は<数字>
<漢字>2バイトコードの文字列

〈図で使用する記号〉

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

〈このマニュアルでの表記〉

このマニュアルでは,製品名称を次に示す略称で表記しています。

製品名称略称
Bibliotheca2 TextSearch Server Version 2及び
Bibliotheca2 TextSearch Server Library for Document Manager
Bibliotheca2 TextSearch1
Groupmax Document Manager Version 6Document Manager
Windows 3.1 Groupmax Document Manager
Client Version2.0
Document Manager Client
Groupmax Document Manager Client-
Development Kit Version 6
Document Manager Development Kit
Groupmax Document Manager -
Development Kit Version 6
Microsoft(R) ExcelExcel
Groupmax Address Server Version 6Groupmax Address
Groupmax Agent Server Version 6及び
Groupmax Agent - Application Version 6
Groupmax Agent
Groupmax Form Client - Design Version 6Groupmax Form
Groupmax Integrated Desktop Version 6Groupmax Integrated Desktop
Groupmax Mail Server Version 6Groupmax Mail
Groupmax Workflow Server Version 6Groupmax Workflow
Groupmax World Wide Web Desktop Version 6Groupmax World Wide Web
Infoshare/TextSearch Version 3Infoshare/TextSearch1
Microsoft(R) MS-DOS(R)MS-DOS
Microsoft(R) PowerPoint(R)PowerPoint
Microsoft(R) Windows(R) Operating System Version 3.1Windows
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating System
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating System
Microsoft(R) Windows (R) 2000 Professional Operating SystemWindows 20002
Microsoft(R) Windows (R) 2000 Server Network Operating System
Microsoft(R) Windows (R) 2000 Advanced Server Network Operating System
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network
Operating System Version4.0
Windows NT
Microsoft(R) WordWord
Groupmax Object Server Version 6オブジェクトサーバ
Groupmax High-end Object Server Version 6

注※1 全文検索用の検索エンジンを,「全文検索サーバ」という略称で表記します。このマニュアルでは,「Infoshare/TextSearch」と「Bibliotheca2 TextSearch」を指します。

注※2 Windows 2000を御使用の方は,本文中のWindows NTをWindows 2000に読み替えてください。


また,マニュアルの本文中でマニュアル名称の後に「(Windows用)」と記述されている場合は,そのマニュアルの適用OSがWindows NT,及びWindows 2000であることを示します。

〈マニュアルとオンラインヘルプの使い分け〉

Document Managerでは,オンラインヘルプを提供しています。マニュアルとオンラインヘルプはそれぞれの用途に応じて使い分けてください。

次の場合は,マニュアルを参照してください。

次の場合はオンラインヘルプを参照してください。

〈常用漢字以外の漢字の使用について〉

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

宛て先(あてさき) 汎用(はんよう)

〈KB(キロバイト)などの単位表記について〉

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。