8.34 障害発生時にサーバを停止する
この節では,サーバ停止ユティリティについて説明します。
- <この節の構成>
- (1) 機能
- (2) 起動方法
- (3) 文法
- (4) 注意事項
(1) 機能
通常,Document Managerサーバの機能は,Windows NTのサービスによって停止します。しかし,障害などが発生してWindows NTのサービスを使用できない場合があります。この場合は,サーバ停止ユティリティを使用してDocument Managerサーバを停止させることができます。処理を実行中のDocument Managerサーバを強制的に終了させることもできます。
なお,このユティリティはWindows NTのサービスからの停止ができない場合だけ実行するようにしてください。
(2) 起動方法
サーバ停止ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。
- Document Managerのユティリティが,起動中又は実行中でないことを確認する
- コマンドプロンプトを起動する
- 文法に従ってコマンドを入力する
(3) 文法
(a) 形式
ISstopSV
〔-f〕
(b) オプション
- 省略
- 実行中の処理が終了してから,Document Managerを終了させます。これを計画終了といいます。計画終了している間は,新たなログインの要求は受け付けません。ただし,計画終了が完了していないときに,強制終了させることはできます。
- -f
- Document Managerで実行中の処理が終了していなくてもDocument Managerを終了させます。これを強制終了といいます。
- ただし,データベースを更新中に強制終了を実行すると,データベースに障害が発生することがあります。
(4) 注意事項
- このユティリティを実行できるのは,Windows NTのシステム管理者だけです。
- このユティリティは,障害が発生した場合など,Document Managerを正常に終了できない場合にだけ使用してください。通常の運用では,必ずWindows NTのサービスからDocument Managerを停止させてください。
- データの更新中にこのユティリティによって強制終了を実行した場合,更新対象のデータが不整合な状態になり,データの修復が必要になる場合があります。不整合なデータが要因となって障害が発生する場合は,イベントログに出力されるメッセージに従って対処してください。