7.4.1 一般文書の一括登録とは
一般文書の一括登録とは,ユーザが様々なアプリケーションプログラムによって作成した文書(ファイル)を,まとめてDocument Managerデータベースに一般文書として登録する機能です。例えば,Document Managerを導入する前に作成していた文書をまとめてDocument Managerに登録したい場合など,この機能によって一括して登録できます。
なお,一括登録できるのは,一般文書だけです。
一般文書の一括登録には,次の二通りの方法があります。
- 一括登録ユティリティ(ISregistコマンド)を使用して登録する
一般文書として登録するファイルとその一般文書に設定する属性を記述したファイル(登録用属性ファイル)を指定して,一般文書に属性を付けて登録する方法です。これらのファイルの組み合わせは,定義ファイルに記述します。
このユティリティでは分類索引にも同時に登録できます。また,テキストデータなどの関連ファイルも同時に登録できます。なお,このユティリティでは,文書ごとに設定する属性を記述したファイルを作成する必要があります。
- 簡易一括登録ユティリティ(ISregdocコマンド)を使用して登録する
一般文書として登録する複数のファイルとそれぞれの一般文書に設定する属性を,リストとしてまとめて一つのファイル(登録文書リストファイル)に記述して,まとめて登録する方法です。登録する一般文書についての情報をまとめて一つのファイルに記述できるので,一括登録ユティリティに比べて簡単な手順で文書を登録できます。
ただし,簡易一括登録ユティリティでは,同時に関連ファイルは登録できません。全文検索用のテキストファイルを登録する場合は,登録ファイルとは別に,全文検索用テキストファイルの絶対パス名を指定する必要があります。また,分類索引に登録する場合,1回の簡易一括登録ユティリティの実行で登録できる分類索引及び分類は一つだけです。