5.7.2 文書配布機能を使用するための環境設定

ここでは,文書配布機能を使用してGroupmax Mailで文書を配布する場合の環境設定について説明します。

<この項の構成>
(1) 連携サーバ設定ファイルでの定義を基に文書を配布する場合
(2) Groupmax Addressでの定義を基に文書を配布する場合
(3) 注意事項

(1) 連携サーバ設定ファイルでの定義を基に文書を配布する場合

(a) 連携サーバ設定ファイルとは

連携サーバ設定ファイルは,文書配布機能による文書の送受信で,連携するサーバの情報を記述するファイルです。

連携サーバ設定ファイルはサンプルファイルが提供されていますので,複写して使用してください。

(b) 環境設定ユティリティでの設定

連携サーバ設定ファイルに記述されたサーバに文書を配布する場合,環境設定ユティリティの「文書配布用連携サーバ取得方法」に「File」を指定します。環境設定ユティリティについては,「8.2 Document Managerの環境を設定する」を参照してください。

(c) 連携サーバ設定ファイルの格納先と記述形式

連携サーバ設定ファイルの格納先と記述形式を次に示します。

(2) Groupmax Addressでの定義を基に文書を配布する場合

Groupmax Addressでの定義を基に,文書を配布できます。この場合,Groupmax Addressに登録したDocument Manager用組織「DMSERVER」の下に定義したサーバに文書が配布されます。この場合,連携サーバ設定ファイルを定義する必要はありません。

(a) 環境設定ユティリティでの設定

Groupmax Addressでの定義を基に文書を配布する場合,環境設定ユティリティの「文書配布用連携サーバ取得方法」に「GroupAddress」を指定します。環境設定ユティリティについては,「8.2 Document Managerの環境を設定する」を参照してください。なお,連携サーバ設定ファイルは,(Document Managerの組み込み先のパス名)¥adm¥svinfo.txtに作成されます。

(b) サーバ一覧更新ユティリティの実行

環境設定ユティリティでGroupmax Addressでの定義を基に文書を配布する設定をした後,サーバ一覧更新ユティリティを実行します。サーバ一覧更新ユティリティについては,「8.28 サーバ情報一覧を更新する」を参照してください。

(3) 注意事項

バージョン02-20以前に文書配布機能を使用していたサーバで,取得する連携サーバの情報を連携サーバ設定ファイルでの定義からGroupmax Addressでの定義に変更する場合は,次に示す手順が必要となります。

  1. 配付先及び配布元の文書配布機能を停止する
  2. 配布元のDocument Managerサーバを停止する
  3. 配布元のDocument Managerサーバで環境設定ユティリティの「文書配布用連携サーバ取得方法」の指定を「GroupAddress」に変更する
  4. 使用していたメールシステムユーザIDをDMSERVER(Document Manager用組織)に移動する
    移動したメールシステムユーザIDのホームサーバ名は,文書を受信するDocument Managerサーバにしてください。
    移動したメールシステムユーザIDのホームサーバ名を変更した場合は,配付先サーバで文書配布対象グループを再作成してください。このとき,文書配布対象グループのホスト名は,移動したメールシステムユーザIDのホームサーバ名を指定してください。
  5. 配布元でサーバ一覧更新ユティリティの実行後,Document Managerサーバを起動する
  6. 配付先及び配布元の文書配布機能を開始する