5.9.2 Document Managerの初期化Document Managerデータベースの作成

Document Managerの環境設定が終了したら,Document Managerの環境を初期化します。この時,Document Managerデータベースが作成されます。

Document Managerの環境の初期化は,環境初期化ユティリティを使用します。環境初期化ユティリティについては,「8.4 Document Managerの環境を初期化する」を参照してください。

なお,環境初期化ユティリティを実行する前に,オブジェクトサーバを起動しておいてください。オブジェクトサーバの起動については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

さらに,ほかのプログラムと連携するときの環境の初期化については,「7.12 ほかのプログラムと連携するときの運用」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 最上位フォルダ及びシステム文書データベースへのアクセス権の設定
(2) システム文書データベースへの属性値の設定
(3) 文書配布機能の実行環境の作成

(1) 最上位フォルダ及びシステム文書データベースへのアクセス権の設定

Document Managerの環境を初期化し,Document Managerデータベースを作成した直後は,最上位フォルダ及びシステム文書データベースに対するアクセス権が次のように設定されています。

Document Manager管理者以外のユーザにフォルダ又は一般文書データベースを作成させたくない場合,Document Manager管理者は,最上位フォルダ及びシステム文書データベースに対する「全ユーザ」のアクセス権を変更します。Groupmax Integrated Desktopから操作する場合は,参照権又は文書作成権を設定します。Document Managerから操作する場合は,作成権を削除します。ただし,システム文書データベースに対する参照権又は読み出し権は削除しないでください。参照権(読み出し権)のないユーザは,Document Managerにログインできません。

(2) システム文書データベースへの属性値の設定

システム文書データベースは,下位に作成する一般文書データベースの基になります。したがって,一般文書データベースに共通となる属性は,システム文書データベースに設定することをお勧めします。

(3) 文書配布機能の実行環境の作成

文書配布機能を使用する場合は,はじめに,環境初期化ユティリティを実行しておきます。環境初期化ユティリティを実行すると,文書配布機能を使用するための実行環境がDocument Managerデータベースに追加されます。また,次の二つのディレクトリが作成されます。