付録E Document Managerに登録できるファイルの規則
ここでは,Document Managerで登録できるファイルの規則について説明します。
- <この節の構成>
- (1) ファイル名の規則
- (2) ファイルの個数の規則
- (3) 注意事項
(1) ファイル名の規則
Document Managerで使用できるファイル名の規則は次のとおりです。
(a) ファイル名の長さ
128バイト以内(拡張子を含む)で指定できます。
(b) 使用できる文字
- 次の文字を除く半角文字及び全角文字を使用できます。
? “ / ¥ < > * | : 制御コード(0x00~0x1F,0x7F)
- 次に示す文字列は,拡張子を除いた部分に使用しないでください。
con,aux,prn,nul,com1,com2,com3,com4,lpt1,lpt2,lpt3
- 空白で始まる又は終わるファイル名は使用できません。
- is_ 又は_(アンダースコア)で始まるファイル名は使用できません。
- .(ピリオド)で始まる又は終わるファイル名は使用できません。
- ファイル名に=(イコール)を含む名称を使用した場合,一括登録ユティリティ(ISregist)では使用できません。また,エクスポートユティリティ(ISexport)でファイル名に=(イコール)を含む名称を使用した場合,=(イコール)が_(アンダーバー)に変換されます。
(2) ファイルの個数の規則
1文書を構成するファイルは,次のとおりです。これらのファイルは,1文書当たり合計で64個まで作成できます。
- 起動ファイル
- 文書データベース関連ファイル
- 文書関連ファイル
- テキストファイル
- 登録用属性ファイル
- 参照用属性ファイル
(3) 注意事項
Groupmax Integrated Desktopから登録されたファイルを,Document Manager Clientから操作するときの,ファイル名の変換規則を次に示します。
(a) 文字の変換の規則
- 次の文字はすべて「 ̄」に変換されます。
. [ ] ; = , +
ただし,拡張子を区切る「.」(ピリオド)は除きます。
- 半角の空白は省略されます。
(b) 文書実体ファイルの変換の規則
- 拡張子を除いた部分
Groupmax Integrated Desktopから登録されたファイルの先頭から8バイトに編集されます。ただし先頭から8バイト目が全角文字の1バイト目になっている場合は,先頭から7バイトが編集されます。また,ファイル名の拡張子以外の部分が8バイト又はそれに満たない場合はそのまま適用されます。
- 拡張子
Groupmax Integrated Desktopから登録されたファイルの先頭から3バイトが編集されます。ただし先頭から3バイト目が全角文字の1バイト目になっている場合は,先頭から2バイトが編集されます。また,ファイル名の拡張子の部分が3バイト又はそれに満たない場合はそのまま適用されます。
(c) 参照用属性ファイル及び関連ファイルの変換の規則
- 拡張子を除いた部分
Groupmax Integrated Desktopから登録されたファイルの先頭から8バイトに編集されます。ただし先頭から8バイト目が全角文字の1バイト目になっている場合は,先頭から7バイトが編集されます。また,ファイル名の拡張子以外の部分が8バイト又はそれに満たない場合はそのまま適用されます。8バイトに編集されたファイル名が拡張子を併せて既に存在するものと一致する場合は,編集後のファイル名の先頭6バイトに2バイトの通番が16進文字列(00~FF)で付加されます。ただし,先頭から6バイト目が全角文字の1バイト目になっている場合は,先頭から5バイトに2バイトの通番が付加されます。なお,ファイル名称の変換は,文書実体ファイル,参照用属性ファイル,関連ファイルの順番に行われます。
- 拡張子
Groupmax Integrated Desktopから登録されたファイルの拡張子の先頭から3バイトが編集されます。ただし先頭から3バイト目が全角文字の1バイト目になっている場合は,先頭から2バイトが編集されます。また,ファイル名の拡張子の部分が3バイト又はそれに満たない場合はそのまま適用されます。