ここでは,文書配布機能を使用してGroupmax Mailで文書を配布する場合の環境設定について説明します。
(1) 連携サーバ設定ファイルでの定義を基に文書を配布する場合
(a) 連携サーバ設定ファイルとは
連携サーバ設定ファイルは,文書配布機能による文書の送受信で,連携するサーバの情報を記述するファイルです。
連携サーバ設定ファイルはサンプルファイルが提供されていますので,複写して使用してください。
(b) 環境設定ユティリティでの設定
連携サーバ設定ファイルに記述されたサーバに文書を配布する場合,環境設定ユティリティの「文書配布用連携サーバ取得方法」に「File」を指定します。環境設定ユティリティについては,「8.2 Document Managerの環境を設定する」を参照してください。
(c) 連携サーバ設定ファイルの格納先と記述形式
連携サーバ設定ファイルの格納先と記述形式を次に示します。
host1:sv_01:195.70.135.11:IS_server1
host2:sv_02:195.70.135.12:IS_server2
(2) Groupmax Addressでの定義を基に文書を配布する場合
Groupmax Addressでの定義を基に,文書を配布できます。この場合,Groupmax Addressに登録したDocument Manager用組織「DMSERVER」の下に定義したサーバに文書が配布されます。この場合,連携サーバ設定ファイルを定義する必要はありません。
(a) 環境設定ユティリティでの設定
Groupmax Addressでの定義を基に文書を配布する場合,環境設定ユティリティの「文書配布用連携サーバ取得方法」に「GroupAddress」を指定します。環境設定ユティリティについては,「8.2 Document Managerの環境を設定する」を参照してください。なお,連携サーバ設定ファイルは,(Document Managerの組み込み先のパス名)¥adm¥svinfo.txtに作成されます。
(b) サーバ一覧更新ユティリティの実行
環境設定ユティリティでGroupmax Addressでの定義を基に文書を配布する設定をした後,サーバ一覧更新ユティリティを実行します。サーバ一覧更新ユティリティについては,「8.28 サーバ情報一覧を更新する」を参照してください。
(3) 注意事項
バージョン02-20以前に文書配布機能を使用していたサーバで,取得する連携サーバの情報を連携サーバ設定ファイルでの定義からGroupmax Addressでの定義に変更する場合は,次に示す手順が必要となります。