8.15 フォルダ,分類索引体系を抽出及び登録する

この節では,フォルダ,分類索引体系の抽出・登録ユティリティについて説明します。

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 起動方法
(3) 文法
(4) 注意事項

(1) 機能

フォルダ,分類索引,一般文書データベースの体系(定義)を定義情報ファイル(csv形式のファイル)に抽出します。また,抽出した定義情報ファイルを基にフォルダ,分類索引,一般文書データベースの体系をサーバに登録します。抽出元サーバと登録先サーバを指定することで,定義情報を複写,登録することもできます。

(2) 起動方法

定義の抽出・登録ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。

  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. 文法に従ってコマンドを入力する

(3) 文法

(a) 形式

IScpdef

 { 〔-s 抽出元サーバ識別子 〕 -o 出力ファイル名 |

 〔-t 登録先サーバ識別子 〕 -i 入力ファイル名 |

 -s 抽出元サーバ識別子 -t 登録先サーバ識別子 }

 〔-k 定義種別 〔-v 分類ID〕〕

 〔-r〕

 〔-c〕

 〔-h 引き継ぎ情報〕

(b) オプション

-s 抽出元サーバ識別子
定義の抽出元となるサーバ識別子を指定します。省略した場合は,コマンドを実行したサーバが指定されます。
-t 登録先サーバ識別子
定義の登録先となるサーバ識別子を指定します。省略した場合は,コマンドを実行したサーバが指定されます。
-o 出力ファイル名
抽出した定義を出力するファイルを絶対パスで指定します。既に存在する場合は,バックアップファイル(出力ファイル名.bak)作成後,出力ファイルを作成します。
-i 入力ファイル名
登録する定義を入力するファイルを絶対パスで指定します。
-k 定義種別
抽出及び登録の対象となる定義種別を次の文字列で指定します。複数の指定をする場合は「,」で区切って指定します。省略した場合はFOLDERとなります。
FOLDER:フォルダ
VIEW  :分類索引
DOCDB :一般文書データベース
-v 分類ID
抽出及び登録する定義の種別が分類索引の場合,抽出する分類IDを指定します。このオプションを省略した場合は,すべての分類索引を対象とします。複数の指定をする場合は「,」で区切って指定します。
-r
定義登録時に登録定義の登録状況(実行結果)をログ出力します。次に示すファイルにログ情報を出力します。
スプールディレクトリ¥IScpdef.log
既にファイルが存在する場合は,バックアップファイル(IScpdef.bak)作成後,ファイルを作成します。
-c
定義指定でエラーが発生した場合,エラーの発生した定義をスキップして後続の定義の処理をします。
-h 引き継ぎ情報
定義抽出時に定義と共に抽出する情報を指定します。
ACCESS
アクセス権(所有者名,所有者アクセス権,グループアクセス権,全ユーザアクセス権)

(4) 注意事項