この節では,文書一覧表示ユティリティについて説明します。
(1) 機能
指定されたフォルダに格納されている文書の属性値の一覧を表示します。また,配布文書については,オリジナル文書の情報も出力します。
(2) 起動方法
文書一覧表示ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。
(3) 文法
(a) 形式
ISlsdoc
-o 出力ファイル名
-f フォルダID
〔-s { SHALLOW | DEEP } 〕
〔-t { BOTH | LOCAL | REPLICA } 〕
(b) オプション
(4) 出力形式
ユティリティの実行結果として,次に示す情報をCSV形式で出力します。
(a) フォルダ情報
文書の一覧を表示する対象となるフォルダに関する情報を出力します。表示項目は次のとおりです。各表示項目は,タブで区切られて出力されます。
(b) 文書一覧情報
各フォルダに格納されている文書の一覧を出力します。文書一覧情報の出力形式を表8-13に示します。なお,ヘッダ情報及びヘッダ情報に対応する表示項目は,タブで区切られて出力されます。
表8-13 文書一覧情報
ヘッダ情報 | ヘッダに対応する表示項目 | 説明 |
---|---|---|
'IS_object_id' | 文書ID | 文書IDを16バイトで出力 |
'IS_object_name' | 文書名 | 文書名を最大63バイトで出力 |
'IS_class_id' | 文書データベースID | 文書が所属する一般文書データベースのIDを16バイトで出力 |
'IS_class_name' | 文書データベース名 | 文書が所属する一般文書データベース名を最大63バイトで出力 |
'IS_owner_name' | 所有者名 | 文書の所有者名を最大8バイトで出力 |
'IS_create_time' | 作成日時 | 文書の作成日時を「YYYY/MM/DD-HH:MM:SS」の形式で19バイトで出力 |
'IS_creator_name' | 作成者名 | 文書の作成者名を最大255バイトで出力 |
'IS_modify_time' | 更新日時 | 文書の更新日時を「YYYY/MM/DD-HH:MM:SS」の形式で19バイトで出力 |
'IS_modifier_name' | 更新者名 | 文書の更新者名を最大8バイトで出力 |
'IS_replica_flag' | 文書配布フラグ | ユティリティを実行したサーバに存在する文書か配布文書かを示すフラグを1バイトで出力。ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は,0又は1を出力。配布文書の場合は,2を出力 |
'IS_file_size' | 文書実体ファイルサイズ | 文書実体ファイルのサイズを最大10バイトで出力 |
'IS_file_name' | 文書実体ファイル名 | 文書実体ファイル名を最大128バイトで出力 |
'IS_version_no' | 文書実体ファイルバージョン番号 | 文書実体ファイルのバージョン番号を最大10バイトで出力 |
'IS_ts_id' | TS情報ID | 文書のTS情報IDを最大10バイトで出力 |
'IS_ts_document_id' | TS文書ID | 文書のTS文書IDを最大10バイトで出力 |
'IS_comment' | コメント | 文書に対するコメントを最大7167バイトで出力。改行コードは空白に変換する |
'IS_folder_id' | 所属フォルダID | 文書が格納されているフォルダのフォルダIDを16バイトで出力 |
'IS_doc_lock_user' | 更新中ユーザ名 | 現在,文書を更新中のユーザ名を最大8バイトで出力 |
'Document Type' | 文書種別 | ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は「LOCAL」,配布文書の場合は「REPLICA」と出力 |
'Original ID' | オリジナル文書の文書ID | オリジナル文書の文書IDを16バイトで出力。ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は出力しない |
'Server Name' | 配布元サーバ名 | 配布文書の配布元サーバ名を最大8バイトで出力。ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は出力しない |
'Distribute Count' | 配布回数 | 配布文書の配布回数を最大10バイトで出力。ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は出力しない |
'Distribute Time' | 配布日時 | 配布文書の配布日時を「YYYY/MM/DD-HH:MM:SS」形式で19バイトで出力。ユティリティを実行したサーバに存在する文書の場合は出力しない |
(5) 注意事項