8.25 文書実体ファイル格納ディレクトリを変更する
この節では,文書実体ファイル格納ディレクトリ変更ユティリティの機能について説明します。
- <この節の構成>
- (1) 機 能
- (2) 起動方法
- (3) 文 法
- (4) 注意事項
(1) 機 能
指定したフォルダに属する一般文書を,指定したディレクトリに変更します。
(2) 起動方法
文書実体ファイル格納ディレクトリ変更ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。
- Windows NTにシステム管理者でログインする
- オブジェクトサーバを起動する
- Groupmax Addressと連携している場合は,Groupmax Addressサーバを起動する
- Document Managerサーバを起動する
- コマンドプロンプトを起動する
- 文法に従ってコマンドを入力する
(3) 文 法
(a) 形式
ISchfldr
-f フォルダID
-d 変更先ディレクトリ
〔-t〕
(b) オプション
- -f フォルダID
- 文書実体ファイル格納ディレクトリを変更する一般文書が属するフォルダのフォルダIDを指定します。
- -d 変更先ディレクトリ
- 変更先のディレクトリ名を指定します。ディレクトリ名は,ドライブ名から指定します。
- -t
- -fオプションで指定したフォルダ及びその下位フォルダに属するすべての一般文書の文書実体ファイル格納ディレクトリを変更する場合に指定します。省略すると,-fオプションで指定したフォルダに属する一般文書の文書実体ファイル格納ディレクトリだけを変更します。
(4) 注意事項
- このユティリティを実行できるのは,Windows NTのシステム管理者だけです。
- ほかのユーザがDocument Managerサーバにログインしている場合は,このユティリティは実行できません。サーバからログアウトさせてから,実行してください。
- 変更先ディレクトリはあらかじめ作成しておいください。
- このユティリティ実行後,文書実体ファイル格納ディレクトリは,(変更先ディレクトリ)¥ISdocとなります。なお,¥ISdocは,Document Managerが自動的に作成します。
- 変更先のディスクの容量が満杯の場合などで,このユティリティが異常終了した場合は,再実行の前に次の手順で変更途中のディレクトリを削除してください。
cd スプールディレクトリ
rename chdirerr.txt chdirerr.bat
chdirerr
delete chdirerr.bat
なお,スプールディレクトリ(ISspool)下にchdirerr.txtが存在しない場合は,この手順は不要です。
- このユティリティは,ファイルマネージャなどのファイルシステムを操作するプログラムを起動していない状態で実行してください。