8.14 文書を再配布する
この節では,文書再配布ユティリティについて説明します。
- <この節の構成>
- (1) 機能
- (2) 起動方法
- (3) 文法
- (4) 注意事項
(1) 機能
文書の配布状態管理機能を使用している場合に,文書の配布が失敗しているサーバに対して,障害を取り除いた後の再配布を実行します。
(2) 起動方法
文書再配布ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。
- Windows NTにシステム管理者でログインする
- オブジェクトサーバを起動する
- Groupmax Addressと連携している場合は,Groupmax Addressサーバを起動する
- Document Managerサーバを起動する
- コマンドプロンプトを起動する
- 文法に従ってコマンドを入力する
(3) 文法
(a) 形式
ISrprsnd
{-g文書配布対象グループ名称|-G文書配布対象グループID}
〔{-m配布先サーバのメールユーザID|-s 配布先サーバのサーバ識別子}〕
〔-t 配布回数〕
(b) オプション
- -g 文書配布対象グループ名称
- 文書再配布の対象となる文書配布対象グループの名称を指定します。
- -G 文書配布対象グループID
- 文書再配布の対象となる文書配布対象グループIDを指定します。
- -m メールユーザID
- 文書再配布の対象となる配布先サーバのメールユーザを指定します。複数のメールユーザを指定する場合には「,」で区切ります。指定がない場合はすべての配布先サーバが指定されたと仮定します。
- -s 配布先サーバのサーバ識別子
- 文書再配布の対象となる配布先サーバのサーバ識別子を指定します。複数のサーバ識別子を指定する場合には「,」で区切ります。指定がない場合はすべての配布先サーバを指定したと仮定されます。
- -t 配布回数
- 文書再配布の対象となる配布回数(文書の配布状態表示で表示される配布回数)を指定します。
- 省略した場合は最後に配布したエクスポートファイルを配布対象とします。
(4) 注意事項
- このユティリティを実行できるのは,Windows NTのシステム管理者だけです。
- 文書配布対象グループ名称には完全一致名称を指定してください。
- 配布回数及び配布先サーバの指定(メールユーザID,又は配布先サーバのサーバ識別子)を省略した場合は,最後に配布したエクスポートファイルを文書配布対象グループ中のすべてのサーバに配布します。
- エクスポートファイルの自動削除機能を使用している場合には,正常に配布された配布回のエクスポートファイルを再送することはできません。