5.8.4 全文検索サーバと連携するときの文書の操作
ここでは,全文検索サーバと連携するときの,文書の操作について説明します。
- <この項の構成>
- (1) テキストファイルの作成
- (2) テキストデータベースへの文書の登録
- (3) Bibliotheca2 TextSearchと連携するときの注意
(1) テキストファイルの作成
AP情報管理ファイルに定義したテキストファイル名で,テキストファイルを作成します。
テキストファイルは,次のどれかの方法で作成してください。
- テキスト自動抽出機能を使用する方法
テキスト自動抽出機能については,「5.8.5 テキスト自動抽出機能の設定」を参照してください。
- Wordのカスタマイズマクロなどを使用する方法
Wordのカスタマイズマクロに,テキストデータを抽出する操作及び抽出するファイルの名称を明示しておきます。さらに,これらのカスタマイズマクロを使って,テキストデータを抽出しておきます。
- アプリケーションプログラムのテキストファイルを書き出す機能を使用する方法
これらの方法によってテキストデータを抽出することで,テキストデータベースに格納できます。AP情報管理ファイルにファイル名を定義していないと,該当する文書はテキストデータベースに登録されないため,全文検索の対象になりません。
(2) テキストデータベースへの文書の登録
サーバに文書を保存する時に,テキストデータベースにも文書を登録します。
(3) Bibliotheca2 TextSearchと連携するときの注意
- Bibliotheca2 TextSearchのテキストデータベースには,一般文書の最新バージョンに対応するテキストデータだけが格納されます。このため,バージョンを管理しているDocument Managerサーバで最新のバージョンを削除すると,Bibliotheca2 TextSearchのテキストデータベースでは文書の最新バージョンに対応していたテキストデータが削除されます。この場合,文書に対応するテキストデータがない状態になるので,該当する文書を全文検索することはできません。文書の最新バージョンを削除した場合は,サーバから文書を1度取り出して,テキストデータを抽出してからサーバに保存し直してください。なお,AP情報管理ファイルの関連ファイルに,テキストファイルを指定しておくと,Document Managerデータベースにテキストファイルを残しておくことができます。
- 文書の検索や登録などを実行する場合は,Bibliotheca2 TextSearch Server Version 2を起動しておいてください。また,テキストファイルを格納するテキストデータベースをオープンしておいてください。Bibliotheca2 TextSearch Server Version 2の起動方法及びテキストデータベースをオープンする方法については,マニュアル「Bibliotheca2 TextSearch Version 2 システム管理者ガイド」を参照してください。