8.24 フォルダを一覧で表示する

この節では,フォルダ一覧表示ユティリティについて説明します。

<この節の構成>
(1) 機 能
(2) 起動方法
(3) 文 法
(4) 注意事項

(1) 機 能

フォルダの名称をファイルに出力します。また,文書実体ファイル格納ディレクトリも出力できます。

(2) 起動方法

フォルダ一覧表示ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。

  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. 文法に従ってコマンドを入力する

(3) 文 法

(a) 形式

ISlsfldr

 -o 出力ファイル名称

 〔-f {LIST|INDENT|TREE}〕

 〔-v〕

 〔-p〕

(b) オプション

-o 出力ファイル名称
フォルダの一覧を出力するファイル名を指定します。ファイル名はドライブ名から指定してください。ファイル名だけを指定した場合は,ISlsfldr.exeの存在するディレクトリ下に出力されます。
-f {LIST|INDENT|TREE}
ファイルに出力するときの形式を指定します。形式には,LIST,INDENT及びTREEの3種類があります。-fオプションを省略した場合は,LISTが仮定されます。
LIST
Document Managerで使用するすべての文書実体ファイル格納ディレクトリ名称が,リスト(箇条書き)形式で出力されます。重複しているディレクトリ名は一つ目だけが出力されます。出力順序はASCIIコード順です。
(出力例)
C:¥Groupmax¥Database¥DocumentManager¥ISdoc
C:¥Win32app¥HITACHI¥GroupIS¥ISdoc
C:¥開発部¥第1グループ¥ISdoc
INDENT
フォルダを階層的に出力します。出力される形式は次のとおりです。
フォルダのオブジェクトID フォルダ名
  <文書実体ファイル格納ディレクトリ>
注 文書実体ファイル格納ディレクトリは< >で囲まれ,先頭に4バイトの半角の空白(0x20)が付与されて出力されます。
(出力例)

C000000000000001  root
   <C:¥Win32app¥HITACHI¥GroupIS¥ISdoc>
     C000000000000003  開発部
         <C:¥開発部¥ISdoc>
           C000000000000004  開発第1グループ
               <C:¥開発部¥第1グループ¥ISdoc>
     C000000000000002  default
         <C:¥Win32app¥HITACHI¥GroupIS¥ISdoc>

TREE
けい線を使ってフォルダを階層的に出力します。
(出力例)

C000000000000001  root
<C:¥Win32app¥HITACHI¥GroupIS¥ISdoc>
|- C000000000000003  開発部
|    <C:¥開発部¥ISdoc>
|     |- C000000000000004  開発第1グループ
|         <C:¥開発部¥第1グループ¥ISdoc>
|- C000000000000002  default
|  <C:¥Win32app¥HITACHI¥GroupIS¥ISdoc>

-v
このユティリティの開始,終了及びエラーの発生時にメッセージを出力する場合に指定してください。
-p
このユティリティの処理が終了した時に,「なにかキーを押してください」というメッセージを出力して,キーが押されるまで処理を一時的に停止する場合に指定します。

(4) 注意事項

このユティリティを実行できるのは,Windows NTのシステム管理者だけです。