7.11.2 ユティリティを使用したテキストファイルの登録と削除

ここでは,全文検索用テキスト登録・削除ユティリティを使った,テキストファイルの登録と削除について説明します。全文検索用テキスト登録・削除ユティリティについては,「8.23 テキストファイルを登録又は削除する」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 全文検索用テキスト登録・削除ユティリティ
(2) テキストファイルの登録に失敗した場合

(1) 全文検索用テキスト登録・削除ユティリティ

全文検索用テキスト登録・削除ユティリティのSYNCオプションを実行すると,全文検索サーバにテキストファイルを登録できます。また,Document Managerデータベースから削除した文書のテキストファイルを,全文検索サーバから削除できます。

(2) テキストファイルの登録に失敗した場合

(a) テキスト登録エラーログファイルとは

テキストファイルの登録に失敗した場合は,テキスト登録エラーログファイル((ユーザが指定したパス名)¥ISspool¥tssynlog.txt)にエラーの要因などが出力されます。テキスト登録エラーログファイルは,全文検索用テキスト登録・削除ユティリティを実行するたびに,最新状態が出力されます。

全文検索用テキスト登録・削除ユティリティの実行後にテキスト登録エラーログファイルが出力されている場合は,次の操作をしてください。

  1. テキスト登録エラーログファイルに記述された障害要因を取り除く
  2. 必要に応じて,Groupmax Integrated Desktop又はDocument Manager Clientから再登録する

テキスト登録エラーログファイルに出力したエラーのうち,テキストサイズの不正な文書が含まれている場合は,次の操作をして,テキストファイルを全文検索サーバの登録対象から除外してください。

  1. テキスト登録エラーログファイルを,全文検索登録対象外ファイル((ユーザが指定したパス名)¥ISspool¥tscancel.txt)に複写する
  2. 複写後,全文検索サーバに登録しない文書だけが残るように全文検索登録対象外ファイルを編集する
  3. 全文検索用テキスト登録・削除ユティリティのCANCELオプションを実行する

(b) テキスト登録エラーログファイルの形式

テキスト登録エラーログファイルの形式を次に示します。

AA…AA△UU…UU△II…II△NN…NN

AA…AA
エラー要因コードです。次の内容で表示します。
INV_SIZE
登録するテキストファイルが,最大サイズを超えています。全文検索用テキスト登録・削除ユティリティのCANCELオプションを実行して,テキストファイルを修正した後,再登録してください。
テキストファイルの最大サイズについては,「付録G 全文検索サーバと連携する場合の注意」を参照してください。
TS_ERROR
全文検索サーバでエラーが発生しています。イベントログに出力されたエラーの要因を取り除いた後,全文検索用テキスト登録・削除ユティリティを実行してください。
UU…UU
エラーになった文書を登録又は削除したユーザ名を示します(半角英数字8文字)。
II…II
エラーになった文書の文書IDを示します(半角英数字16けた)。
NN…NN
エラーになった文書の文書名を示します(半角で63文字)。