8.12 配布する文書を追加又は削除する
この節では,配布文書追加・削除ユティリティの機能について説明します。
- <この節の構成>
- (1) 機 能
- (2) 起動方法
- (3) 文 法
- (4) 注意事項
(1) 機 能
配布文書追加・削除ユティリティは,一般文書データベース,分類索引又はフォルダに追加又は削除した文書を調べて,文書配布対象グループを更新するユティリティです。文書配布対象グループを更新した後,このグループに属する文書を配布します。オペレーティングシステムのスケジューリング機能と組み合わせて,定期的に文書配布対象グループの更新と文書の配布ができます。
(2) 起動方法
配布文書追加・削除ユティリティを起動する前に,次の準備をしてください。
- Windows NTにシステム管理者でログインする
- オブジェクトサーバを起動する
- Groupmax Addressと連携している場合は,Groupmax Addressサーバを起動する
- メールシステムと連携して文書を配布する場合は,メールシステムを起動する
- Document Managerサーバを起動する
- コマンドプロンプトを起動する
- 文法に従ってコマンドを入力する
(3) 文 法
(a) 形式
ISadddoc {-g 文書配布対象グループ名称|-G 文書配布対象グループID}
{-d 文書データベースID|-i 分類ID|-f フォルダID}
(b) オプション
- -g 文書配布対象グループ名称
- 文書を追加又は削除する文書配布対象グループの名称を指定します。同じ文書配布対象グループが複数ある場合は,最初に作成した文書配布対象グループに文書が追加又は削除されます。
- -G 文書配布対象グループID
- 文書を追加又は削除する文書配布対象グループIDを指定します。
- -d 文書データベースID
- 文書配布対象グループに追加又は削除する文書が格納された一般文書データベースの文書データベースIDを指定します。指定した一般文書データベースに下位一般文書データベースがある場合は,そこに格納されている文書も追加又は削除の対象になります。
- -i 分類ID
- 文書配布対象グループに追加又は削除する文書がリンクされた分類索引の分類IDを指定します。指定した分類索引に下位分類がある場合は,そこに格納されている文書も追加又は削除の対象になります。
- -f フォルダID
- 文書配布対象グループに追加又は削除する文書が格納されたフォルダのフォルダIDを指定します。指定したフォルダに下位フォルダがある場合は,そこに格納されている文書も追加又は削除の対象になります。
(4) 注意事項
- このユティリティを実行できるのは,Windows NTのシステム管理者だけです。
- 文書配布対象グループ名称には,完全一致名称を指定してください。
- あるグループに対して,前回指定した文書配布対象(文書データベース,分類又はフォルダ)と違う指定をして実行すると,今回指定された対象でグループが再作成されます。したがって,前回の配布対象に対する差分情報を配布できなくなるため,別の対象を配布する場合は,新しくグループを作成して,このユティリティを実行してください。