手順を次に示します。
手順1から手順6は統合化モードにする,すべてのUNIX版の測定サーバに対して行ってください。
- UNIX版の測定サーバを使用するために必要なファイルをコピーします。
UNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンでACT_mcpyコマンドを実行してください。
なお,ACT_mcpyコマンドはUNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンと設定する測定サーバの間で,rcpコマンドが正常に動作する環境でないと使用できません。ACT_mcpyコマンドを利用しない場合は,UNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンの/usr/gmailadm/ACCT/etc(HP-UX:/opt/gmailadm/ACCT/etc)ディレクトリに存在するすべてのファイルを,設定する測定サーバの/usr/GroupMail/ACCT/etc(HP-UX:/var/opt/GroupMail/ACCT/etc)ディレクトリにコピーします。
ftpを使用する場合は,バイナリ形式でコピーしてください。コピー後は各コマンドにスーパーユーザの実行権限を与えてください。
- 設定する測定サーバの/etc/servicesファイルに,「gadmutil 20017/tcp」を追加します。
ファイルの最後に追加するときは,行の最後に改行を設定してください。サンプルとして/usr/gmailadm/ACCT/Sample/services(HP-UX:/opt/gmailadm/ACCT/Sample/services)ファイルを提供しています。
- 設定する測定サーバにシステム稼働情報取得を設定します。
localrcにstartupを設定したり,runacct,dodisk,ckpacct,及びmonacctコマンドをcronに登録したりすることがこれにあたります。詳細はマニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド ユティリティ編」(UNIX用)を参照してください。
- 「23.2.5 古くなったシステム稼働情報を削除する設定」を参照して,稼働情報ファイルが残らないように設定します。
- 設定する測定サーバで/usr/GroupMail/ACCT/etc/ACT_dset(HP-UX:/var/opt/GroupMail/ACCT/etc/ACT_dset)コマンドを実行します。
-ntオプションを指定してスーパーユーザで実行してください。
- Mail稼働管理デーモン(gactmain,gactdmnd)がマシン起動時からマシン停止時までデーモンとして動作するように設定してください。
スーパーユーザ権限で起動する必要があります。
HI-UX/WE2の場合は設定例を「23.5.2 gactmain,gactdmndを自動起動にしたい(HI-UX/WE2の場合)」に記述してありますので参考にしてください。
HP-UXの場合は,HP-UXのマニュアルを参照して,適した自動起動の設定してください。
- 注意
- 手順3で示したrunacct,dodisk,ckpacct,及びmonacctコマンドは,収集サーバ上の稼働管理システムメンテナンスプログラムの実行スケジュールダイアログで設定する「測定サーバの集計開始時刻」より前に実行されるように設定してください。