5.2 データ追加の例

データ追加のサンプルファイルは,<インストール先ディレクトリ>¥sample¥Aasya.csvです。このファイルを基にデータ追加の例を説明します。

<この節の構成>
(1) サンプルの説明
(2) データの追加手順

(1) サンプルの説明

サンプルファイルAasya.csvは,A株式会社の構成(最上位組織,組織,ユーザ)を新規に追加する場合のユーザ登録ファイルです。Aasya.csvファイルには,データを追加する順番に従って,最上位組織,組織,ユーザの順番でデータが設定されています。

ユーザがAasya.csvファイルを編集して,ユーザ自身の環境(最上位組織,組織,ユーザ)を追加するユーザ登録ファイルを作成する場合,サンプルファイルのとおり,最上位組織,組織,ユーザ登録で必要なすべての項目を設定する必要があります。

また,Aasya.csvファイルをそのままユーザの使用するサーバ環境に登録する場合,Aasya.csvファイルのユーザ,組織のMTA名やサーバ名を,ユーザの使用するサーバ環境と一致させる必要があります。そのため,Aasya.csvファイルのMTA名,ホームサーバ,Schedulerサーバ,Workflowサーバ,Document Managerサーバなどの各設定値をユーザのサーバ環境の値に修正してください。

MTA名については,ルーティンググループ詳細ダイアログボックスに登録済みのMTA名を設定してください。登録済みMTA名の詳細は,「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。

(2) データの追加手順

データ追加の例として,サンプルファイルでデータを追加する手順を次に示します。

なお,この例ではインストール先ディレクトリをC:¥Groupmax¥Addrと仮定しています。

  1. 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でコマンドプロンプトを起動して,<インストール先ディレクトリ>¥binディレクトリにカレントディレクトリを変更します。
    次のように実行してください。
    cd c:¥Groupmax¥Addr¥bin
  2. 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でgmaxchkコマンドを実行します。
    Aasya.csvをチェックします。次のように実行してください。
    gmaxchk -v c:¥Groupmax¥Addr¥sample¥Aasya.csv
  3. 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でgmaxsetコマンドを実行します。
    サンプルデータの追加をマスタ管理サーバに登録します。次のように実行してください。
    gmaxset -v m c:¥Groupmax¥Addr¥sample¥Aasya.csv
  4. 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でnxsrepstatコマンドを実行します。
    サンプルデータの追加がレプリケーションされたかを確認します。次のように実行してください。
    nxsrepstat