18.4 ポート番号を変更して運用する

Groupmax Directory Serverのポート番号にデフォルト(389)以外の番号を使用する場合には次の操作が必要です。

注意
Groupmax Directory Serverのポート番号を変更して運用する場合には,接続するGroupmax Directory Clientや他アドレス管理ドメインのディレクトリサーバにもポート番号の変更を反映する必要があります。
<この節の構成>
(1) ポート番号をservicesファイルに追加する
(2) 接続ドメインのサービス名(ポート番号)を変更する

(1) ポート番号をservicesファイルに追加する

最初にGroupmax Directory Serverが利用するサービス名「ldap」と変更するポート番号の対応をservicesファイルに追加します。

  1. 次の場所にあるservicesファイルをメモ帳などのエディタで開きます。
    <OSインストール先ディレクトリ>¥system32¥drivers¥etc¥services ファイル
  2. servicesファイルに次の行を追加します。
    ldap ポート番号/tcp
    ポート番号には,Groupmax Directory Serverが利用するポート番号を指定します。
注意
追加した行の最後には必ず改行を入力してください。

(2) 接続ドメインのサービス名(ポート番号)を変更する

接続ドメインのアドレス設定ダイアログの自アドレス管理ドメインの詳細でservicesファイルに定義したポート番号を指定します。

  1. 接続ドメインのアドレス設定ダイアログを表示します。
    インストール直後に新規でGroupmax Directory Serverのセットアップをする場合は,セットアップの中で接続ドメインのアドレス設定ダイアログが表示されます。また,ドメイン情報設定ユティリティアイコンを起動してもダイアログを表示できます。
  2. 詳細情報を設定するダイアログを表示します。
    「追加」ボタンを選択するか,接続ドメインの日本語名称一覧から自アドレス管理ドメインを選んだ後「詳細」ボタンを選択して,詳細情報を設定するダイアログを表示します。
  3. 接続ドメインのサービス名(ポート番号)に使用するポート番号を設定します。
    servicesファイルに指定したポート番号を設定してください。
    手順2で「追加」ボタンを選択した場合は,その他の項目も設定してください。
  4. 「追加」又は「更新」ボタンを選択します。
注意
ドメイン情報設定ユティリティアイコンから起動した場合は,管理者のDN,管理者のパスワード,サービス名(ポート番号)を入力するダイアログが表示されます。このダイアログのサービス名(ポート番号)にも,servicesファイルに指定したポート番号を入力してください。