MAPPING_MODEの設定を「all」で運用することを推奨します。また,「all」の設定から「table」へモードを変更する場合は,Address Serverの登録情報からE-mailアドレス情報の削除を行う必要があります。
Mail - SMTPの運用時の「アドレスマッピングルールの優先順位に関する設定(mapping_mode)」によって以下の作業を行う必要があります。なお,作業はアドレスマッピングファイル(rfc1327-mapping1)が更新されるたびに再実行する必要があります。
(a) MAPPING_MODEの設定が「table」の場合
- Mail - SMTPをインストールしたコンピュータで,次に示すアドレスマッピングファイルのバックアップを行います。
<Mail - SMTPインストール先ディレクトリ>¥rfc1327-mapping1
- 手順1でバックアップしたファイルを,Groupmax Directory Serverをインストールしたコンピュータのファイルにリストアします。
<Groupmax Directory Serverインストール先ディレクトリ>¥config¥rfc1327-mapping1
- Address Serverに登録されている情報からE-mailアドレスを削除します。
- Directory Serverセットアップを起動してデータを再構築します。
- Information Propagatorを起動します。
(b) MAPPING_MODEの設定が「all」の場合
- Mail - SMTPをインストールしたコンピュータで,次に示すアドレスマッピングファイルのバックアップを行います。
<Mail - SMTPインストール先ディレクトリ>¥rfc1327-mapping1
- 手順1でバックアップしたファイルを,Groupmax Directory Serverをインストールしたコンピュータのファイルにリストアします。
<Groupmax Directory Serverインストール先ディレクトリ>¥config¥rfc1327-mapping1
- Directory Serverセットアップを起動してデータを再構築します。
- Information Propagatorを起動します。
(c) MAPPING_MODEの設定が「db」の場合
rfc1327-mapping1ファイルをGroupmax Directory Serverのインストール先ディレクトリにコピーする必要はありません。
- 既に<Groupmax Directory Serverインストール先ディレクトリ>¥config¥rfc1327-mapping1ファイルが存在している場合はファイルを削除し,Directory Serverセットアップを起動してデータを再構築してください。
- Information Propagatorを起動してください。
- 注意
- MAPPING_MODEの設定を「table」とし,かつ運転席よりE-mailアドレス情報を削除しなかった場合,Groupmax Directory ServerはMAPPING_MODEの設定が「all」で動作しているものとみなし,Address Serverに登録されているE-mailアドレス情報をGroupmax Directory Serverに登録して動作します。そのため,Address ServerからE-mailアドレス情報を削除しない場合は,MAPPING_MODEを「all」に設定し,Groupmax Directory Serverのデータを再構築してください。