はじめに

このマニュアルは,Groupmax Version 6iの Address Server Version 6(以降,Address Serverと呼びます)及びMail Server Version 6(以降,Mail Serverと呼びます)のアドレス情報を一括して登録する機能について説明したものです。

また,次に示すAddress ServerやMail Serverのオプション プログラムプロダクトのセットアップと運用についても説明しています。

対象読者

Groupmax上でAddress ServerとMail Serverの環境設定,運用,及び管理を行うシステム管理者の方を対象としています。このマニュアルでシステム管理者とは,次の前提知識がある方とします。

Groupmax Object Server Version 6又はGroupmax High-end Object Server Version 6

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す五つの編から構成されています。

第1編 一括登録ユティリティ
第1章 一括登録ユティリティの概要
一括登録ユティリティの機能や運転席からの最上位組織,組織,ユーザに対する操作との違いなどについて説明しています。
第2章 一括登録ユティリティのユーザ登録ファイル
一括登録ユティリティの実行に必要なユーザ登録ファイルについて説明しています。
第3章 一括登録ユティリティの実行手順
一括登録ユティリティを使用して最上位組織,組織,ユーザを登録する手順について説明しています。一括登録ユティリティを使用するときは,この手順どおりに実行してください。
第4章 一括登録ユティリティのコマンド
一括登録ユティリティのコマンドの詳細について説明しています。
第5章 一括登録ユティリティの使用例
一括登録ユティリティの使用例をサンプルを使って説明しています。
第6章 一括登録ユティリティのデータシート
一括登録ユティリティのコマンドの実行条件や実行時間の目安について説明しています。
第7章 一括登録ユティリティのメッセージ一覧
一括登録ユティリティの各コマンドを実行したときに出力されるメッセージについて説明しています。
第2編 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティ
第8章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの概要
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの機能やコマンドの構成などについて説明しています。
第9章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのユーザ作成ファイル
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの実行に必要な,グループ定義ファイルとグループデータファイルについて説明しています。
第10章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの実行手順
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使用して,グループの情報や掲示板のメンバの情報を登録する手順について説明しています。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使用するときは,この手順どおりに実行してください。
第11章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンド
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンドの詳細について説明しています。
第12章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの使用例
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの使用例について説明しています。
第13章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのデータシート
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンドの実行条件や実行時間の目安について説明しています。
第14章 グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのメッセージ一覧
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティの各コマンドを実行したときに出力されるメッセージについて説明しています。
第3編 ユーザ任意情報
第15章 ユーザ任意情報の概要
ユーザ任意情報の機能や設定方法について説明しています。
第4編 Groupmax Directory Server
第16章 Groupmax Directory Serverの概要
Address Serverのオプション プログラムプロダクトであるGroupmax Directory Serverの概要について説明しています。
第17章 Groupmax Directory Serverのセットアップ
Groupmax Directory Serverを運用するために必要なセットアップの操作について説明しています。
第18章 Groupmax Directory Serverの運用
Groupmax Directory Serverの運用に関する事項について説明しています。
第19章 Groupmax Directory Serverのメッセージ一覧
Groupmax Directory Serverは,エラーメッセージ及びロギング情報を,それぞれイベントログとログファイルへ出力します。ここでは,出力される各メッセージ情報について説明しています。
第5編 Mail - Administrator Utilities
第20章 Mail - Administrator Utilitiesの概要
Mail Serverのオプション プログラムプロダクトであるMail - Administrator Utilitiesの概要について説明しています。
第21章 Mail - Administrator Utilitiesのセットアップ
Mail - Administrator Utilitiesのセットアップの操作について説明しています。
第22章 Mail - Administrator Utilitiesの運用
Mail - Administrator Utilitiesの運用方法について説明しています。
第23章 Mail - Administrator Utilitiesの統合管理機能
Mail - Administrator Utilitiesの統合管理機能について説明しています。
第24章 Mail - Administrator Utilitiesのメッセージ一覧
Mail - Administrator Utilitiesが出力するメッセージの要因と対処について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

Groupmax Integrated Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B38)
電子メール,電子掲示板,電子アドレス帳の機能について説明しています。
Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B56)
Object Serverの環境設定,運用方法について説明しています。
Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編(3020-3-B52)
Address ServerとMail Serverの環境設定,運用方法について説明しています。
Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド ユティリティ編(3000-3-472)
HI-UX/WE2及びHP-UXでの一括登録ユティリティの使用方法,Mail - Administrator Utilities及びGroupmax Directory Serverのセットアップと運用について説明しています。
Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B54)
Document Managerの環境設定,運用方法について説明しています。
Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B59)
Workflowの環境設定,運用方法について説明しています。
Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B57)
Schedulerの環境設定,運用方法について説明しています。
Groupmax Mail - SMTP Version 6 運用ガイド(3020-3-B55)
Mail - SMTPの環境設定,運用方法について説明しています。
Windows NT Groupmax System Manager - TCP/IP/System Agent - TCP/IP Version 5 システム管理者ガイド(3020-3-A82)
System Manager - TCP/IPとSystem Agent - TCP/IPの環境設定,運用方法について説明しています。
Windows NT Groupmax Remote Installation Server Version 3(3020-3-A40)
Windows NT Groupmax Remote Installation Server Version 3の使用方法について説明しています。
MULTI2暗号ライブラリ&ユーティリティ Keymate/Multiユーザーズガイド(3020-3-652)
MULTI暗号ライブラリ機能を利用したデータの暗号化の仕組みと操作方法について説明しています。
日立ディレクトリサービス管理者ガイド(3020-3-763)
Hitachi Directory Gatewayの機能を利用して,アドレス管理ドメイン間を接続する方法について説明しています。

マニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を以下に示す略称で表記しています。

製品名称略称
Groupmax Address Server Version 6Address Server
Groupmax Address Server - Replication Option Version 6Address Server - Replication Option
Groupmax Mail Server Version 6Mail Server
Groupmax Mail - X.400 Version 6Mail - X.400
Groupmax Mail - Administrator Utilities Version 3Mail - Administrator Utilities
Groupmax Directory Server Version 3Groupmax Directory Server
Groupmax Directory Client Version 3Groupmax Directory Client
Groupmax Mail - SMTP Version 6Mail - SMTP
Groupmax Document Manager Version 6Document Manager
Groupmax Object Server Version 6Object Server
Groupmax Scheduler Server Version 6Scheduler
Groupmax Workflow Server Version 6Workflow
Groupmax Voice Mail - Gateway Version2.0Voice - Gateway
Groupmax System Manager - TCP/IP Version 5System Manager - TCP/IP
Groupmax System Agent - TCP/IP Version 5System Agent - TCP/IP
Keymate/Multi for WindowsKeymate/Multi
Keymate Multi Version2
Microsoft(R) MS-DOS(R)MS-DOS
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0及びMicrosoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0,Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System及び Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating SystemWindows NT

Windows 2000をご使用の方は,本文中の「Windows NT」を「Windows 2000」と読み替えてください。

マニュアルの本文中でマニュアル名称の後に「(Windows用)」と記述されている場合は,そのマニュアルの適用OSがWindows NT,及びWindows 2000であることを示します。

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号について説明します。

記号意味
[  ]キーを示します。
[  ]+[  ]+の前のキーを押したまま,後のキーを押すことを示します。

このマニュアルでは,FLORAシリーズの代表的なキーボード表記を使用しています。

/usr/GroupMail/...(HP-UX:/opt/GroupMail/...)のように表記してある場合,「/usr/GroupMail/...」はHI-UX/WE2での,「(HP-UX:/opt/GroupMail/...)」はHP-UXでの,ディレクトリ,ファイル,コマンドを表します。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としておりますが,次に示す用語については常用漢字以外の漢字を使用しています。

宛先(あてさき),必須(ひっす),閉塞(へいそく),汎用(はんよう),迄(まで)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。