Mail - Administrator Utilitiesでは,メールサーバを測定サーバと収集サーバの二つに分類して扱います。次にそれぞれのサーバについて説明します。
- 収集サーバ
- Mail - Administrator Utilitiesをインストールしたメールサーバです。収集サーバでは,稼働結果の収集対象となるメールサーバ(測定サーバ)を指定します。指定した測定サーバで採取された稼働結果は収集サーバによって集められます。収集した稼働結果は,収集サーバ上の稼働管理システムメンテナンスプログラムで編集したり,管理したりできます。稼働情報のCSVファイルへの出力も収集サーバに行います。
- 1台の収集サーバは,最大100台までの測定サーバを管理できます。
- 測定サーバ
- 収集サーバで稼働結果の収集対象として指定されたメールサーバです。測定サーバは,自サーバの稼働結果を採取します。
Mail - Administrator Utilitiesのシステム構成を図20-1に示します。
図20-1 Mail - Administrator Utilitiesのシステム構成
![[図データ]](figure/h2001010.gif)
- 注意
- マルチサーバ構成で,同一のアドレス管理ドメイン内にWindows NT版とUNIX版のメールサーバが混在する場合,Windows NT版からはUNIX版のメールサーバの稼働結果は収集できません(03-00以前の場合)。
- Mail - Administrator Utilities 03-10では,Windows NT版の収集サーバからUNIX版の測定サーバの稼働結果を収集できます。