Mail - Administrator Utilitiesを使用するにあたっては次の注意事項があります。
- クライアントからの1日のアクセスが大量にあって,メールサーバのログに1日の情報が格納できない場合は,正常な稼働情報が収集できません。
- 最上位組織ID,組織ID,組織略称は,Groupmaxのメールシステム内でユニークに設定する必要があります。
- 組織ID,組織略称,組織名(日本語),及び掲示板名に,(コンマ)を含む名称は使用しないでください。
- Mail - Administrator Utilitiesが作成するファイル(収集した稼働情報のCSVファイルやログファイルなど)を直接修正しないでください。修正する場合は,別のファイルにコピーしたものを使用してください。
- Mail - Administrator Utilitiesは,Address Serverログファイル(<Address Serverインストールディレクトリ>¥nxcdir¥nxclog)から情報を取得しています。このファイルは,デフォルトで10メガバイトの情報を格納できます。ファイルに格納した情報が10メガバイトに達すると,バックアップが作成されます。バックアップは,4世代分まで保持します。したがって,デフォルトで最大五つのファイルで50メガバイトまでの情報が保持できます。しかし,1日分の情報が50メガバイト以上になる測定サーバでは,サイズを大きくしないと正しい値を取得できません。サイズはファイルにキーワードを記述することで変更できます。変更するためのファイル名とキーワードを示します。
- [ファイル]
- <Address Serverインストールディレクトリ>¥nxcdir¥gmpublicinfo
- [キーワード]
- NXCLOG_SIZE=20
- 注意
- マシンが1日停止していて解析ができなかった日があった場合,次の日に解析します。このため,2日分は取得できるように設定することを推奨します。
- 一部の測定サーバがハードウェア障害などで使えなくなったために稼働情報が採取できないケースで,その測定サーバを測定対象から解除して,稼働情報を採取できるようにする場合には次の手順を行ってください。
- 収集サーバの「Mail - Administrator Utilities」サービスを停止します。
- 収集サーバのデータをバックアップします。
<Mail - Administrator Utilitiesインストールディレクトリ>以下の全てのディレクトリとファイル
- 次に示すファイルの中にある,解除する測定サーバのホスト名が書かれた行を削除します。
<Mail - Administrator Utilitiesインストールディレクトリ>¥Acct¥all_Server
<Mail - Administrator Utilitiesインストールディレクトリ>¥Acct¥sokutei_server
- 次に示すディレクトリを削除します。
<Mail - Administrator Utilitiesインストールディレクトリ>¥Acct¥Host¥<削除する測定サーバのホスト名>
- 収集サーバの「Mail - Administrator Utilities」サービスを起動します。
- 注意
- 本設定を行うと,解除した測定サーバの稼働情報はすべて削除されるため,以後CSVファイルには出力されません。