UNIXモードで動作していた期間に取得した稼働結果は,UNIX版の収集サーバで集計されます。統合化モードに切り替えてから取得した稼働結果は,Windows NT版の収集サーバで集計されます。
手順を次に示します。
- UNIX版の測定サーバを使用するために必要なファイルをコピーします。
UNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンでACT_mcpyコマンドを実行してください。なお,ACT_mcpyコマンドはUNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンと設定する測定サーバの間で,rcpコマンドが正常に動作する環境でないと使用できません。ACT_mcpyコマンドを利用しない場合は,UNIX版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしたマシンの/usr/gmailadm/ACCT/etc(HP-UX:/opt/gmailadm/ACCT/etc)ディレクトリに存在するすべてのファイルを,設定する測定サーバの/usr/GroupMail/ACCT/etc(HP-UX:/var/opt/GroupMail/ACCT/etc)ディレクトリにコピーします。
ftpを使用する場合は,バイナリ形式でコピーしてください。コピー後は各コマンドにスーパーユーザの実行権限を与えてください。
- 設定する測定サーバの/etc/servicesファイルに,「gadmutil 20017/tcp」を追加します。
ファイルの最後に追加するときは,行の最後に改行を設定してください。サンプルとして/usr/gmailadm/ACCT/Sample/services(HP-UX:/opt/gmailadm/ACCT/Sample/services)ファイルを提供しています。
- 変更する測定サーバで/usr/GroupMail/ACCT/etc/ACT_dset(HP-UX:/var/opt/GroupMail/ACCT/etc/ACT_dset)コマンドを実行します。
-ntオプションを指定してスーパーユーザで実行してください。
- Mail稼働管理デーモン(gactmain,gactdmnd)がマシン起動時からマシン停止時までデーモンとして動作するように設定します。
スーパーユーザ権限で起動する必要があります。HI-UX/WE2の場合は設定例を「23.5.2 gactmain,gactdmndを自動起動にしたい(HI-UX/WE2の場合)」に記述してありますので参考にしてください。
HP-UXの場合は,HP-UXのマニュアルを参照して,適した自動起動の設定をしてください。