構成情報の設定ダイアログから設定できる項目について説明します。
- Groupmaxドメイン管理レベル
- Groupmaxドメイン管理レベルとは,ディレクトリサーバがX.500のどの階層を管理しているかを意味するものです。ここでは,Groupmaxのドメイン間の管理レベルを組織で行うか,組織単位で行うかを選択します。デフォルトは「組織」です。
- なお,このダイアログで設定するドメイン関連の項目では,X.500とGroupmaxのそれぞれの階層管理方式をマッピングするルールに従って値を設定します。
- 例えば,日本の会社で,会社内を一つのGroupmaxドメインで管理する場合は,次のようになります。
- Groupmax ドメイン管理レベル :組織
- Groupmax ドメインが所属する国名 :JP
- Groupmax ドメインが所属する組織名:(設定できません)
- Groupmax ドメイン名 :会社名
- また,アメリカの会社で,会社内を部単位に複数のGroupmaxドメインで管理する場合は,次のようになります。
- Groupmax ドメイン管理レベル :組織単位
- Groupmax ドメインが所属する国名 :US
- Groupmax ドメインが所属する組織名:会社名
- Groupmax ドメイン名 :部名
- Groupmaxドメインが所属する国名
- 国名をリストから選択します。
- 国名を設定しない場合は(なし)を選択します。デフォルトはJPです。
- Groupmaxドメインが所属する組織名
- Groupmaxドメイン管理レベルで組織単位を選択した場合に設定します。それ以外の場合は設定できません。
- Groupmaxドメイン名
- ほかと重複しないアドレス管理ドメイン名を,64文字以内で設定します。Groupmax Directory Serverの初期導入時に必ず設定してください。
- ドメインの日本語名称
- Groupmaxドメインの日本語名称を,128文字以内で設定します。設定名称はレジストリに登録されます。セットアップを再実行した場合には,レジストリに登録された値が表示されます。
- 管理者ログイン名
- ディレクトリファイルの管理者のログイン名を設定します。Groupmax Directory Serverの初期導入時に必ず設定してください。
- なお,管理者ログイン名は,Groupmax Directory Server独自のもので,Groupmax Directory Serverの管理やDirectoryデータベースのメンテナンスに使用されます。したがって,Windows NTのユーザ管理とは関係ありません。
- 管理者パスワード
- 管理者のログイン名に対するパスワードを設定します。このパスワードは,確認のため次の「パスワード再入力」の欄に再度入力してください。
- なお,管理者パスワードには"(ダブルクォーテーション)と¥は使用できません。
- データと設定ファイルの格納場所
- ディレクトリファイルとslapd.confの格納場所を設定します。なお,導入時のデフォルトはOSインストールドライブにある次のディレクトリです。
- <Groupmax Directory Serverインストール先ディレクトリ>¥config
- 「参照」を選択して標準のファイル選択ダイアログからデータと設定ファイルの格納場所を選択することもできます。