2.8.2 表計算ソフトやテキストエディタで作成する

Microsoft(R) Excelなどの表計算ソフトやメモ帳などのテキストエディタを使ってユーザ登録ファイルを作成する方法を説明します。

表計算ソフトとテキストエディタのどちらを使ってもユーザ登録ファイルは作成できます。しかし,表計算ソフトを使った方がデータが見やすいため,ユーザ登録ファイルの作成が容易です。

<この項の構成>
(1) 表計算ソフトでユーザ登録ファイルを作成する
(2) テキストエディタでユーザ登録ファイルを作成する

(1) 表計算ソフトでユーザ登録ファイルを作成する

表計算ソフトで作成する場合,各レコード(行)のセルに項目の値を設定します。値を設定する必要がないセルには,データを入力しないでください。

注意
ユーザ登録ファイルは,1レコード(行)に70項目分の領域を確保する必要があります。このためには,表計算ソフトで作成する場合は,70番目のセルに半角スペースを1文字設定する必要があります。

表計算ソフトで作成したユーザ登録ファイルを保存する場合,保存形式にCSV形式(コンマ区切り形式)を選択して保存します。

表計算ソフトで作成する場合の例を次に示します。なお,ユーザ登録ファイルの70番目のセルには,半角スペースが設定してあります。

12345671011121370
U AMWS155A0001 Akaisya田中一朗TanakaIchirouI.Tanaka 

サンプルファイルやgmaxexpコマンドで出力したファイルを基にしてユーザ登録ファイルを作成すると,先頭行に見出しが設定されるため,項目に何を設定するのかが分かりやすくなります。

(2) テキストエディタでユーザ登録ファイルを作成する

メモ帳などのテキストエディタで作成する場合,各レコード(行)に各項目の値を,(コンマ)で区切って設定します。値を設定する必要がない場合は,コンマだけを設定します。

項目の値にコンマが含まれる場合は,項目の値全体を"(ダブルクォーテーション)で囲んで設定してください。

項目の値:12,345
設定する値:"12,345"

項目の値にダブルクォーテーションが含まれる場合は,ダブルクォーテーション1文字につきダブルクォーテーション2文字を設定した上で,項目の値全体をダブルクォーテーションで囲んで設定してください。

項目の値:AB"c"D
設定する値:"AB""c""D"
注意
ユーザ登録ファイルは,1レコード(行)に70項目分の領域を確保する必要があります。このためには,テキストエディタで作成する場合は,1レコード(行)に69個のコンマが必要です。

テキストエディタで作成する場合の例を次に示します。

U,,A,MWS155,A0001,,Akaisya,,A社社長,田中一朗,Tanaka,Ichirou,I.Tanaka,,ws155,printername,,,,,,,,0,03-1234-0001,1,03-1234-0001,,,,,,,,,,,,A,,1,,,,,,ws155,ws155,ws155,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,