Groupmax Directory Serverは,システム統合運用管理機能を使用して起動・停止できます。
システム統合運用管理機能を使用してGroupmax Directory Serverを起動する場合にも,コントロールパネルのサービスのスタートアップパラメタで指定できるパラメタはすべて指定できます。
指定する場合には,次の規則に従ってパラメタを設定してください。
- パラメタを指定する際にはGroupmax Directory Server,Information Propagatorの順で指定してください。Groupmax Directory ServerとInformation Propagatorの区切りには;(セミコロン)を使用してください。
- ;(セミコロン)の前後には必ず1文字以上の半角スペースを挿入してください。
- 最後のパラメタには;(セミコロン)を付加しないでください。
- Groupmax Directory Server,Information Propagatorで指定するパラメタが複数ある場合には,パラメタ間は半角スペースで区切ってください。
- ファイルのパス名に半角スペースを指定する場合には,パス名を"(ダブルクォーテーション)で囲ってください。
- スタートアップパラメタと違って,パス名に¥を指定する場合には1文字でディレクトリの区切りとしてください(¥¥とは記述しないでください)。
- 指定するパラメタは,1行にすべて記述してください。
システム統合運用管理機能を使って起動する場合のパラメタの指定例を次に示します。
- 例
/f "C:¥Program files¥HITACHI¥Groupmax¥Directory¥config¥slapd.conf" /l C:/temp/slapd.log /p 30000 ; /p 30000
- システム統合運用管理機能からサービスの起動・停止を行う場合の注意事項
- Groupmax Directory Serverのサービスである「Groupmax Directory Server」と「Information Propagator」は,異常が発生するとメッセージボックスを表示する場合があります。その場合には,次のような対処をお願いします。
- Groupmax Directory Serverの場合
システム統合運用管理機能から起動しようとした場合に,いつまでも起動処理中,又は停止処理中(詳細メッセージではStarting又はStopping)になっているときは,Groupmax Directory Serverの動作しているコンピュータにメッセージボックスが表示されている可能性があります。そのときは,障害要因を確認した上で再起動してください。
- Information Propagatorの場合
Information PropagatorではAddress ServerのデータがGroupmax Directory Serverへ反映できなかった場合にメッセージボックスを表示します。このメッセージボックスの表示を抑止するためには,Groupmax Directory Serverのセットアップ後,レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥GmaxDirectory¥DirectoryServer¥InformationPropagator¥Connect」キーの下に存在するキー(ホスト名でキーが作成されています)の下の「SyncErrorCount」を0に設定して運用してください。
システム統合運用管理機能の詳細は,マニュアル「Windows NT Groupmax System Manager - TCP/IP/System Agent - TCP/IP Version 5 システム管理者ガイド」を参照してください。