グループデータファイルの1レコード(行)には6項目分の領域を確保する必要があります。表9-2にグループデータファイルの6項目の名称とそこに設定する内容を示します。
グループデータファイルは,ユーザ用データファイル,組織用データファイル,最上位組織用データファイル,及びグループ用データファイルの4種類があります。この4種類の違いは,次に示すようにファイルの5番目の項目に設定するIDの種類だけです。
グループデータファイルには,グループ定義ファイルに指定した処理種別と処理区分の対象であるメンバのID(ユーザID,組織ID,最上位組織ID,グループID)を指定します。
表9-2 グループデータファイルの設定項目とその内容
項番 | 設定項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | チェック結果 | gmaxgchkコマンドがチェック結果を出力します。値は設定できませんが,項目欄は必ず確保してください。 |
2 | チェック部エラー要因 | gmaxgchkコマンドがチェックした結果,設定項目に誤りがある場合にエラー要因を出力します。設定は不要ですが,項目欄は必ず確保してください。 |
3 | 実行結果 | gmaxgsetコマンドが実行結果を出力します。値は設定できませんが,項目欄は必ず確保してください。 |
4 | 実行部エラー要因 | gmaxgsetコマンドを実行した結果,エラーが発生した場合のエラー要因を出力します。設定は不要ですが,項目欄は必ず確保してください。 |
5 | ID | グループ定義ファイルで指定した処理(グループの追加,グループのメンバの追加・削除・更新など)の対象となるメンバのIDを指定します。指定するIDは,グループデータファイルの種類によって異なります。ユーザ用データファイルの場合はユーザID,組織用データファイルの場合は組織ID,最上位組織用データファイルの場合は最上位組織ID,グループ用データファイルの場合は,グループIDを指定してください。 |
6 | アクセス権 | グループ定義ファイルの処理区分が「掲示板のメンバ(L)」又は「掲示板のメンバのアクセス権(A)」の場合は,掲示板のメンバのアクセス権を半角英大文字の"R"(読み),"W"(書き),"D"(削除),"N"(権限無し)で指定します。表計算ソフトでグループデータファイルを作成した場合で,アクセス権を指定しないときは,半角スペースを指定してください。 |