ここでは,Groupmax Directory Serverのメッセージについて説明します。
なお,<>内には,それぞれの可変のメッセージが入ります。
KDGA00001-I Groupmax Directory Serverからの状態通知です -<状態情報>
- Groupmax Directory Serverの起動,停止処理の完了を示します。<状態情報>には次のメッセージが表示されます。
- slapd starting
- Groupmax Directory Serverが実行を開始したことを示します。
- slapd stopping
- Groupmax Directory Serverが実行を終了したことを示します。
KDGA00002-W Groupmax Directory Serverからの警告です - <警告情報>
- Groupmax Directory Server処理中に続行可能な異常事態が発生したことを示します。<警告情報>には次のメッセージが表示されます。
- NEXTID almost overflow (ID値):
- ディレクトリエントリのIDが上限値に近づきました。あと約100エントリは登録可能ですが,それを超えるとディレクトリエントリIDが重複します。ディレクトリファイルを作成し直してください。
- ldbm_cache_open no unused db to close - waiting:
- ディレクトリファイルオープン用キャッシュが不足しました。処理に支障はありませんが,処理性能が低下する可能性があります。構成定義ファイル中のindex指定が多すぎると考えられます。
- next_id ID値: could not open "ファイル名":
- NEXTIDファイルを入力しようとしましたがオープンできませんでした。Address-Directory Data Converterセットアップを実行しないでGroupmax Directory Serverを起動すると,この警告が出力される場合があります。
KDGA00003-E Groupmax Directory Serverでエラーが発生しました - <エラー情報>
- 要因
- Groupmax Directory Server内で処理続行不可能なエラーが発生しました。クライアントからのリクエスト処理中の場合は,当該リクエスト処理は異常終了します。処理中のGroupmax Directory Serverが異常終了する場合があります。<エラー情報>にはGroupmax Directory Server内で発生したエラー内容が表示されます。
- ただし,Information PropagatorがAddress ServerのデータをGroupmax Directory Serverに更新している最中に,外部宛先台帳が検索されると<エラー情報>に「idl_fetch of (¥****) returns NULL(****は数字です)」を表示したこのメッセージが出力される場合があります。同じメッセージが連続して出力されない限り,この場合は問題ありません。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
KDGA00004-E dbm処理中に<エラー関数>(<ファイル名>)でエラーが発生しました - <エラー内容>(<エラーコード>)
- 要因
- ディレクトリファイルアクセス(dbm)処理中に外部関数でエラーが発生しました。可変メッセージ部分にはそれぞれ次の情報が表示されます。
- <エラー関数> :dbm処理中にエラーの発生した関数を示します。
- <ファイル名> :dbm処理中のファイル名を示します。
- <エラー内容> :<エラー関数>で発生したエラーの内容を示します。
- <エラーコード>:エラー内容を表すコードを示します。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
KDGA00005-E dbm処理に不当なハンドルが渡されました
- 要因
- dbm処理中に不当なハンドルが検出されました。Groupmax Directory Server内部処理に矛盾が起きたと考えられます。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
KDGA00006-E dbm処理に必要なメモリを確保できません(<ファイル名>)
- 要因
- dbm処理に必要なメモリを確保できませんでした。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- dbm処理に必要なメモリを確保してください。
KDGA00007-E dbm処理中にディスク容量不足となりました(<ファイル名>)
- 要因
- ディレクトリファイル出力処理中にディスク容量が不足しました。ディレクトリファイルの拡張は構成定義ファイルのdbcachesizeの約25%単位で行ないます。dbcachesizeを小さくすると拡張可能になることもあります。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- Directory Serverセットアップで「データと設定ファイルの格納場所」を空き容量の大きいディスクに変更してください。
KDGA00008-E dbm初期化処理中にエラーが発生しました(<ファイル名>)
- 要因
- ディレクトリファイルの初期作成中にエラーが発生しました。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
KDGA00009-E dbmファイル(<ファイル名>)ヘッダ入力時にエラーが発生しました
- 要因
- ディレクトリファイルのヘッダ情報入力時にエラーが発生しました。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
KDGA00010-E dbmファイル(<ファイル名>)の形式が不当です
- 要因
- ディレクトリファイル中に形式が不当な箇所が発見されました。
- Groupmax Directory Server処理中に処理が中断されて矛盾が発生した可能性があります。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- ディレクトリファイルを作成し直してください。
KDGA00011-E dbmファイル(<ファイル名>)のブロックチェーンが不当です
- 要因
- ディレクトリファイル中のブロック間の関連情報に不当な箇所が発見されました。 Groupmax Directory Server処理中に処理が中断されて矛盾が発生した可能性があります。<ファイル名>には,dbm処理中のファイル名が表示されます。
- 対処
- ディレクトリファイルを作成し直してください。
KDGA00012-E スタートアップパラメータが不当です。
- 要因
- スタートアップパラメータに不正なオプションを指定しました。
- 対処
- スタートアップパラメータに正しいオプションを指定してください。
KDGA00013-E サービス制御マネージャに接続できません。
- 要因
- サービス制御マネージャに接続できませんでした。
- 対処
- システム管理者に連絡してください。
KDGA00014-E 制御ハンドラ関数を登録できません。戻り値=%d
- 要因
- 制御ハンドラ関数を登録できませんでした。
- 対処
- システム管理者に連絡してください。
KDGA00015-E サービスステータスを登録できません。戻り値=%d
- 要因
- サービスステータスを登録できませんでした。
- 対処
- システム管理者に連絡してください。
KDGA00016-E 構成定義ファイルがオープンできません。
- 要因
- 構成定義ファイル(slapd.conf)がオープンできませんでした。
- 対処
- 構成定義ファイルが存在するかを確認してください。存在する場合はアクセス権限があるかを確認してください。
KDGA00017-E レジストリの初期化に失敗しました。
- 要因
- レジストリに初期値を設定できませんでした。
- 対処
- システム管理者に連絡してください。