23.1.3 Windows NTモードとUNIXモードを統合する

バージョン03-00以前のMail - Administrator Utilitiesでは,アドレス管理ドメインにWindows NT版の測定サーバとUNIX版の測定サーバが混在している場合,収集サーバもWindows NT版とUNIX版をそれぞれ用意する必要がありました。Mail - Administrator Utilities 03-10では,Windows NT版の収集サーバだけでWindows NT版とUNIX版両方の測定サーバのデータを集計できます。統合化モードにする場合の設定方法の概要を図23-1に示します。

図23-1 設定方法の概要

[図データ]

実際の手順を次に示します。

  1. Windows NTモードの収集サーバにWindows NT版のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールします。
    インストール方法は,「20.4.1 インストール」を参照してください。
  2. UNIXモードの収集サーバに,UNIX版のMail - Administrator Utilities(03-10)をインストールします。
    HI-UX/WE2マシンには,HI-UX/WE2のMail - Administrator Utilities 03-10をインストールしてください。HP-UXマシンには,HP-UXのMail - Administrator Utilitiesをインストールしてください。インストール方法は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド ユティリティ編」(UNIX用)を参照してください。
  3. Windows NT版の測定サーバを統合化モード対応にします。
    23.2.2 Windows NT版の測定サーバを統合化モード対応にする」を参照してください。
  4. UNIX版の測定サーバをUNIXモードから削除します。
    23.2.1 UNIXモードの測定サーバを解除する」を参照してください。
  5. UNIX版の測定サーバを統合化モード対応にします。
    23.2.4 UNIXモードの測定サーバを統合化モード対応にする」を参照してください。
  6. すべてのWindows NT版の測定サーバの「Mail - Administrator Utilities」サービスを起動します。
  7. すべてのUNIX版測定サーバでACT_dmn startによりMail稼働管理デーモン(gactmain,gactdmnd)を起動します。
    スーパーユーザで起動してください。
  8. 収集サーバの稼働管理システムメンテナンスプログラムで,すべてのUNIX版の測定サーバを設定してください。
    設定方法は,「21.5.4 測定サーバを設定/解除する」を参照してください。
注意
  • 統合化モードに切り替える前に取得した稼働結果は,UNIXモード(既存)の収集サーバで集計されます。切り替えた後に取得した稼働結果は,Windows NT版の収集サーバで集計されます。
  • 切り替える前に「23.3.5 統合化モードとUNIXモードとの違い」を参照して,運用上問題がないことを確認してから作業をしてください。