17.6.4 スキーマの設定
(1) スキーマ設定ダイアログ
接続ドメイン設定ダイアログで「スキーマ設定」を選択すると,スキーマ設定ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/h1706040.gif)
- スキーマの設定を追加する場合
「追加」を選択します。スキーマ詳細設定ダイアログが表示されます。このダイアログでの操作については「(2) スキーマ詳細設定ダイアログ」を参照してください。
- スキーマの設定を参照・変更する
「詳細」を選択します。スキーマ詳細設定ダイアログが表示されます。このダイアログでの操作については「(2) スキーマ詳細設定ダイアログ」を参照してください。
- スキーマの設定を削除する
ユーザオブジェクトクラス一覧から削除したいオブジェクトクラスを選んだ状態で「削除」を選択する。
- オブジェクトクラスの優先順位を変更する
ユーザオブジェクトクラス一覧では,上に表示されるオブジェクトクラスほど優先順位が高くなります。優先順位を変更するには,変更したいオブジェクトクラスを選んだ状態で「上へ」又は「下へ」を選択します。
(2) スキーマ詳細設定ダイアログ
スキーマ設定ダイアログで「追加」又は「詳細」を選択するとスキーマ詳細設定ダイアログが表示されます。
- オブジェクトクラスが登録されていない状態で「追加」を選択した場合
- 「ユーザオブジェクトクラス」と属性名の対応付けの各項目にデフォルト値が設定されたダイアログが表示されます(下に示したダイアログに設定されているのがデフォルト値です)。
- オブジェクトクラスが登録されている状態で「追加」を選択した場合
- 属性名の対応付けの各項目にだけデフォルト値が設定されたダイアログが表示されます。
- 「詳細」を選択した場合
- 設定済みの情報が表示されます。なお,ダイアログ中央のボタンは「更新」に変わります。
![[図データ]](figure/h1706050.gif)
- 注意
- スキーマ詳細設定ダイアログでは,Groupmax Directory Clientから参照できる項目(名前,メールアドレスなど)に対して,汎用ディレクトリサーバでどんな属性名が付けられているかを設定します。接続する汎用ディレクトリサーバの管理者に問い合わせて,設定する内容に誤りがないようにしてください。誤りがあった場合は,検索ができません。
- *(アスタリスク)が付いた項目(「ユーザオブジェクトクラス」と「メールアドレス」)が必須項目です。それ以外はオプション項目です。オプション項目は,設定を省略することもできます。ただし,Groupmax Directory Clientの外部宛先台帳で検索項目として指定できる「名前」,「英語姓」,「英語名」,「ニックネーム」,及び「役職」については設定することを推奨します。
- Groupmax Directory Clientの外部宛先台帳からユーザを参照する場合,名前の項目には,次の優先順位で情報が表示されます。
(1)「名前」
(2)「ニックネーム」
(3)"cn"属性
例えば,「名前」に属性を割り当てていない場合や割り当てた属性の値がない場合は,「ニックネーム」が表示されます。「ニックネーム」もない場合は,"cn"属性の値が表示されます。
- ユーザオブジェクトクラス
- ユーザが属するオブジェクトクラス名を設定します。一つの接続ドメイン情報に同一のオブジェクトクラス名を登録することはできません。(必須項目)
- 名前
- ユーザの日本語名に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- 英語姓
- ユーザの英語姓に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- 英語名
- ユーザの英語名に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- ニックネーム
- ユーザのニックネームに割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- メールアドレス
- ユーザのメールアドレスに割り当てられた属性名を設定します。(必須項目)
- 役職
- ユーザの役職に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- 電話番号
- ユーザの電話番号に割り当てられた属性名を設定します。電話番号と専用線番号が一つの属性にマルチバリューとして格納されている場合は,電話番号と専用線番号に同一の属性名を設定してください。この場合,マルチバリューで格納された中で「+」で始まる値が電話番号に,「+」で始まらない値が専用線番号となります。通常,「+」で始まる電話番号は国際表記フォーマット電話番号です。(オプション項目)
- 例 日本表記:0123-45-6789
- 国際表記:+81-0123-45-6789
- 専用線番号
- ユーザの専用線番号に割り当てられた属性名を設定します。電話番号と専用線番号が一つの属性にマルチバリューとして格納されている場合は,電話番号と専用線番号に同一の属性名を設定してください。この場合,マルチバリューで格納された中で「+」で始まる値が電話番号に,「+」で始まらない値が専用線番号となります。通常,「+」で始まる電話番号は国際表記フォーマット電話番号です。(オプション項目)
- 例 日本表記:0123-45-6789
- 国際表記:+81-0123-45-6789
- ファックス番号
- ユーザのファックス番号に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)
- テレックス番号
- ユーザのテレックス番号に割り当てられた属性名を設定します。テレックス番号とアンサバック番号が,IETF RFC 1778 "telexNumber" 属性構文に基づいて一つの属性として定義されている場合は,テレックス番号とアンサバック番号に同一の属性名を設定してください。構文に従ってテレックス番号とアンサバック番号を取得します。これに対して,IETF RFC 1778 "telexNumber" 属性構文に基づいていない場合は,それぞれ別の属性名を設定してください。(オプション項目)
- アンサバック番号
- ユーザのアンサバック番号に割り当てられた属性名を設定します。テレックス番号とアンサバック番号が,IETF RFC 1778 "telexNumber" 属性構文に基づいて一つの属性として定義されている場合は,テレックス番号とアンサバック番号に同一の属性名を設定してください。構文に従ってテレックス番号とアンサバック番号を取得します。これに対して,IETF RFC 1778 "telexNumber" 属性構文に基づいていない場合は,それぞれ別の属性名を設定してください。(オプション項目)
- 組織略称
- ユーザの組織略称に割り当てられた属性名を設定します。(オプション項目)