ユーザ,組織の登録情報の変更は,ユーザ登録ファイルの処理区分M(移動)又はC(変更)で実行します。ここでは処理区分MとCの違いについて説明します。
- 処理区分Mではホームサーバや所属する最上位組織などほとんどの項目を変更できますが,処理区分Cでは変更できない項目があります。処理区分Mで変更できて,処理区分Cで変更できない項目を次に示します。
- 最上位組織ID
- MTA名
- ホームサーバ
- タイプ
- O/R名
- 共用メールボックス追加フラグ
- 共用メールボックスID
- 統括組織ID
- 設定済みのメールボックス番号
- 処理区分Mではデータを一度削除するため,SAVE_MB/LOAD_MBコマンドを実行する必要があります。しかし,処理区分Cではデータを削除しないため,SAVE_MB/LOAD_MBコマンドを実行する必要がありません。
このため,変更したい項目が処理区分Cで変更できる項目の場合,処理区分Cで変更を行い,変更できない項目の場合,処理区分Mで変更することを推奨します。
- 補足
- ユーザ,組織の移動の場合,処理区分にMの代わりにUを設定することもできます。ただし,通常はMを設定するようにしてください。
- 処理区分MとUに違いはありません。処理区分にUを設定した場合,処理区分にMを設定した場合と同じように一括登録ユティリティを実行してください。
- 処理区分Mで変更を行なった場合,かつ変更を行なったユーザを宛先に含むメールがサーバ上に存在する場合,メール宛先中のニックネームはO/R名で表示されるようになります。