Groupmax Directory Serverの主な機能は次の五つです。
- LDAPによるアドレス情報の公開
Groupmax Directory Serverは,LDAPを利用してアドレス管理ドメイン内のアドレス情報を,ほかのアドレス管理ドメインなどから参照できるようにする機能を持っています。
- Address Serverに登録されているアドレス情報の変換
Groupmax Directory Serverは,Address Serverに登録されているユーザ,組織の情報を利用してアドレス情報を公開します。ただし,Address Serverの情報はそのままではGroupmax Directory Serverに利用できません。このため,Groupmax Directory Serverで利用できるようにAddress Serverに登録されているユーザ,組織の情報を変換する機能を持っています。
- 接続先ディレクトリサーバの登録
Groupmax Directory Serverは,接続可能なほかのアドレス管理ドメインのGroupmax Directory Serverのホスト名やIPアドレスなどを登録する機能を持っています。
この機能を利用すれば,Groupmax Directory Clientは調べたいアドレス情報が登録されているGroupmax Directory Serverのホスト名やIPアドレスを意識する必要がありません。
- 汎用ディレクトリサーバとの接続
Groupmax Directory Serverだけでなく,Netscape社などの汎用ディレクトリサーバが公開しているアドレス情報を,Groupmax Directory Clientから参照できるようにする機能を持っています。
Groupmax Directory Clientから参照できるアドレス情報の項目と汎用ディレクトリサーバが公開している情報の項目には差異があります。この差異は,Groupmax Directory Serverに変換テーブルを用意して,項目同士を対応付けることで解消します。
- アドレス情報の変更を自動的に反映する
Groupmax Directory Serverは,Address Serverに登録されているアドレス情報を変換して公開します。しかし,情報の変換後に発生したアドレス情報の変更(ユーザ,組織などの追加・変更・削除)は,Information Propagatorが自動的にGroupmax Directory Serverに反映します。