POP3/IMAP4クライアント側でGroupmaxのメールを利用するために必要な設定項目と設定内容について説明します。メールサーバ側に必要な設定については,「7 POP3/IMAP4機能の設定」を参照してください。
- 注意
- 使用するPOP3/IMAP4クライアントによって設定項目の名称は異なります。このため,以降で説明する設定項目の名称とPOP3/IMAP4クライアントの設定項目の名称が異なる場合があります。
- 送信メールサーバ(SMTP)
- SMTPサーバを指定します。
- Groupmaxのメールを利用する場合は,Mail - SMTPが起動しているPCをドメイン名/ホスト名,またはIPアドレスで指定してください。
- 受信メールサーバ(POP3/IMAP4)
- POP3/IMAP4サーバを指定します。
- Groupmaxのメールを利用する場合は,POP3/IMAP4サービスが起動しているGroupmaxのメールサーバをドメイン名/ホスト名,またはIPアドレスで指定してください。
- メールサーバのユーザ名
- メールサーバにログインするためのユーザ名を指定します。
- Groupmaxのメールを利用する場合は,GroupmaxのユーザIDを指定してください。POP3クライアントで,メールサーバに登録されているPOP3クライアント利用時の環境テンプレートを選択するときは,次の形式でログインIDの後ろに環境テンプレートの番号を入力してください(これはPOP3の場合だけ有効です)。
ログインID # 環境テンプレートの番号 #
- ただし,同一のPOP3クライアントで複数の環境番号を切り替えて使用すると,同じメールを二重にダウンロードしてしまうことがあります。
- 環境テンプレートについては,「16.20 mlmakcfg」を参照してください。
- 電子メールのアドレス
- 自分の電子メールのアドレスを指定します。
- Groupmaxのメールを利用する場合は,Mail - SMTPでのアドレスマッピングルールの設定によって,「ニックネーム(Groupmaxのメール宛先)@ドメイン名」,または「ユーザ属性のE-mailアドレス登録時に使用したアドレス」を指定してください。
- サーバにメッセージを残す(POP3の場合)
- POP3クライアントで,受信したらメールをサーバから削除するのか,または削除しないでサーバに保存したままにするのかを指定します。
- ただし,メールを削除するように設定しても,環境テンプレートでメールを削除しないように設定されている場合は,環境テンプレートでの設定が優先されます。環境テンプレートについては,「16.20 mlmakcfg」を参照してください。
- 購読中のフォルダのみ表示する(IMAP4の場合)
- 購読機能を利用できるIMAP4クライアントで,フォルダ情報としてアクセスできる情報をすべて表示するのか,またはInboxおよびユーザが購読したフォルダだけ表示するのかを指定します。
- 購読中のフォルダの新着メッセージをチェックする(IMAP4の場合)
- 購読機能を利用できるIMAP4クライアントで購読したフォルダに対して,新着メッセージがないかどうかチェックします。Mail Serverではこの機能を利用できないため,必ずチェックをOFFにしてください。
- 削除したメッセージをごみ箱に移動する(IMAP4の場合)
- IMAP4クライアントで,削除したメッセージをごみ箱(Trash)フォルダにいったん移動して,ごみ箱からUndoを実行します。Mail Serverではごみ箱フォルダからのUndo機能を利用できないため,必ずこの設定を無効にしてください。
- サーバ上のメッセージを検索する(IMAP4の場合)
- IMAP4クライアントがメッセージを検索するときに,ローカルにダウンロード済みのメッセージから検索するか,またはIMAP4サーバの検索機能を使用して検索するかを指定します。