3.2 メールサーバ環境構築のための事前準備
メールサーバ環境構築時の事前準備では,「プログラム(Object Server,Address ServerおよびMail Server)のインストール」,「データベース定義ファイルの作成」以外はアドレスサーバ環境構築時と同じです。「2.2 アドレスサーバ環境構築のための事前準備」を参照してください。
- システム管理者のユーザアカウントの登録
- hostsファイルの設定
- プログラム(Object Server,Address ServerおよびMail Server)のインストール
- システムのリブート
- servicesファイルの設定
- データベース定義ファイルの作成(アドレスサーバ環境構築時と異なる)
- データベースの初期化
- Object Serverの起動
ここでは,アドレスサーバ環境構築時との相違点である,「プログラム(Object Server,Address ServerおよびMail Server)のインストール」と「データベース定義ファイルの作成」について説明します。
- <この節の構成>
- (1) プログラムのインストール
- (2) データベース定義ファイルの作成
(1) プログラムのインストール
日立総合インストーラ(HCD_INST.EXE)を起動してインストールを開始します。Object Server,Address ServerおよびMail Serverをインストールします。なお,「運転席あり」でインストールするhost1と「運転席なし」でインストールするhost2では,インストール方法が異なります。それぞれの方法に従ってください。
(a) 運転席あり(host1)のインストール
- 日立総合インストーラ(HCD_INST.EXE)を起動します。
- インストールプログラムの画面に従って作業を進め,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されたら,インストールするサーバセット製品名を選択します。
- [インストールの実行]をクリックします。
サーバセット製品をインストールするGroupmax統合インストーラが起動されます。
- 「カスタム」を選択します。
インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されます。
- 「Groupmax Object Server Version 6」,「Groupmax Address Server Version 6」および「Groupmax Mail Server Version 6」を選択します。
管理者の会社名と個人名を入力するダイアログボックスが表示されます。
- 会社名と個人名を入力し,[開始(S)]ボタンを選択します。
Object Serverのインストール先ディレクトリを指定するダイアログボックスが表示されます。
- Object Serverインストール先ディレクトリを入力します。
デフォルトとして次のディレクトリが表示されています。
<Windows NTインストール先ドライブ>:¥Win32app¥HITACHI¥Groupmax¥ObjectSV
そのまま[続行(G)]ボタンを選択します。指定したディレクトリがない場合,作成するかどうか問い合わせてきますので[はい]を選択します。
Object Serverがインストールされます。
- [終了(E)]ボタンを選択します。
Object Serverのインストールが完了します。
続いて,次のMail Serverインストールダイアログボックスが表示され,Mail Serverのインストールが開始されます。
![[図データ]](figure/h2020030.gif)
- 「運転席あり(E)」をチェックして,[続行(G)]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020040.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
Mail Serverのインストール処理が開始されます。
処理が終了すると,次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020050.gif)
- [終了(E)]ボタンを選択します。
Mail Serverのインストールは完了です。
続いて,Address Serverのインストールに進みます。手順の詳細は,「2.2 アドレスサーバ環境構築のための事前準備」の「(3) プログラムのインストール」を参照してください。
(b) 運転席なし(host2)のインストール
- 日立総合インストーラ(HCD_INST.EXE)を起動します。
- インストールプログラムの画面に従って作業を進め,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されたら,インストールするサーバセット製品名を選択します。
- [インストールの実行]をクリックします。
サーバセット製品をインストールするGroupmax統合インストーラが起動されます。
- 「カスタム」を選択します。
インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されます。
- 「Groupmax Object Server Version 6」,「Groupmax Address Server Version 6」および「Groupmax Mail Server Version 6」を選択します。
管理者の会社名と個人名を入力するダイアログボックスが表示されます。
- 会社名と個人名を入力し,[開始(S)]ボタンを選択します。
Object Serverのインストール先ディレクトリを指定するダイアログボックスが表示されます。
- Object Serverインストール先ディレクトリを入力します。
デフォルトとして次のディレクトリが表示されています。
<Windows NTインストール先ドライブ>:¥Win32app¥HITACHI¥Groupmax¥ObjectSV
そのまま[続行(G)]ボタンを選択します。指定したディレクトリがない場合,作成するかどうか問い合わせてきますので[はい]を選択します。
Object Serverがインストールされます。
- [終了(E)]ボタンを選択します。
Object Serverのインストールが完了します。
続いて,次のMail Serverインストールダイアログボックスが表示され,Mail Serverのインストールが開始されます。
![[図データ]](figure/h2020060.gif)
- 「運転席なし(N)」をチェックして,[続行(G)]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020070.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
Mail Serverのインストール処理が開始されます。
処理が終了すると,次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020080.gif)
- [終了(E)]ボタンを選択します。
Mail Serverのインストールは完了です。
続いて,Address Serverのインストールに進みます。手順の詳細は,「2.2 アドレスサーバ環境構築のための事前準備」の「(3) プログラムのインストール」を参照してください。
(2) データベース定義ファイルの作成
データベース定義ファイルの作成で,アドレスサーバ環境構築時とメールサーバ環境構築時では,選択するプログラムが異なります。
次に,システム構成の設定 - データベース初期設定ダイアログボックスを示します。
![[図データ]](figure/h2020020.gif)
このダイアログボックスで,「プログラムの選択」に次の違いがあります。
- アドレスサーバ環境構築時
- 「電子アドレス帳(A)」一つだけをチェックした状態にします。
- メールサーバ環境構築時
- 「メール(M)」と「電子アドレス帳(A)」の二つをチェックした状態にします。