X.400MHS詳細情報を設定します。これは,MTAがほかのMTAと通信するために必要な情報です。X.400MHS詳細情報は,MTAを登録するときに,デフォルト値で自動的に登録できます。デフォルト値以外の値を設定する必要があるときには,次に示す手順で設定値を変更してください。なお,各項目の入力条件については,「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。
ルーティンググループ詳細ダイアログボックスのリストからMTAを選択して,[詳細]ボタンを選択します。
X.400MHS詳細ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h4070080.gif)
- 注意
- パスワードを除く「TCP/IP接続情報」「OSI接続情報」以外の各項目は,指定したMTAにすでにメールボックスが設定されている場合は,変更できません。
- ルーティンググループ名
- 指定したMTAの属するルーティンググループの名称が表示されます。
- MTA名
- 指定したMTAの名称が表示されます。
- ドメイン名/ホスト名
- MTAのドメイン名またはホスト名が表示されます。文字列長が入力欄より長い場合,先頭側を表示しますので,隠れた部分を参照する場合は,カーソルを移動してください。
- 国名
- MTAの国名を指定します。半角英大文字で2文字以内で指定してください。省略はできません。日本国内で使用する場合は,「JP」を指定します。
- ADMD
- MTAの主官庁領域名(ADMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略はできません。
- 英大文字,数字,+,-
- 一つのマスタ管理サーバとその配下のメールサーバ内だけでメールをやり取りする場合は,入力条件に従った文字列で設定します。X.400のアドレス(O/R名)の「ADMD」として使用されます。
- PRMD
- MTAの私設領域名(PRMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略はできません。
- 英大文字,数字,+,-
- 一つのマスタ管理サーバとその配下のメールサーバ内だけでメールをやり取りする場合は,入力条件に従った文字列で設定します。X.400のアドレス(O/R名)の「PRMD」として使用されます。
- パスワード
- MTAのパスワードを指定します。半角の英大文字および数字で16文字以内で指定してください。省略することもできます。
- ほかのX.400メールシステムとメールをやり取りする場合は,相手サーバが認証機能を持つときにサーバの認証に使用するので,設定が必要です。Mail Serverだけでメールをやり取りする場合は,設定する必要はありません。
- TCP/IP接続情報
- TCP/IPの接続情報を設定します。なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
- Pセレクタ
- MTAのPセレクタを指定します。省略できます。
- Sセレクタ
- MTAのSセレクタを指定します。省略できます。
- Tセレクタ
- MTAのTセレクタを指定します。省略できません。
- OSI接続情報
- OSIの接続情報を設定します。この項目は,ほかのX.400MHSとOSIで接続するときにだけ必要です。XNFで設定したのと同じ値を設定してください。
- ただし,HP-UXサーバとWindows NTサーバとAIXサーバは,OSI接続を使用できません。
- なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
- Pセレクタ
- MTAのPセレクタを指定します。省略することもできます。
- Sセレクタ
- MTAのSセレクタを指定します。省略することもできます。
- Tセレクタ
- MTAのTセレクタを指定します。省略することもできます。
- ネットワークアドレス
- MTAのNSAPアドレスを指定します。半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,24文字以内の偶数けたで指定してください。また,LSB形式(エンコーディング形式)で記述してください。省略はできません。
- トランスポートクラス
- MTAのトランスポートクラスを指定します。0,2,4のどれかを指定してください。省略はできません。
- [OSI接続解除]ボタン
- OSI接続情報を削除します。
変更する値を入力して,[変更]ボタンを選択すると,X.400MHS詳細情報が変更されます。[閉じる]ボタンを選択すると,値を変更しないでダイアログボックスを閉じます。