セットアップの「POP3/IMAP4プロトコルを使用する」で指定した「ニックネームマッピングで使用するドメインパート(D)」の値とユーザのニックネームを組み合わせたアドレスに変換します。
例えば,「ニックネームマッピングで使用するドメインパート(D)」にgmax.hitachi.co.jpが指定されたアドレス管理ドメイン内のニックネームT.HITACHIを持ったユーザのアドレスは次のようになります。
T.HITACHI@gmax.hitachi.co.jp
なお,ニックネームに全角文字,半角仮名,または( )[]<>":;@¥,(スペース)を含むユーザにこのマッピングは適用されません。ほかのマッピングで処理されます。
このマッピングルールは,Mail - SMTPのDBマッピングと同じで,Address Serverに登録されたユーザのE-mailアドレスに変換します。
なお,ユーザ属性としてE-mailアドレスを持っていないユーザにはこのマッピングは適用されません。ほかのマッピングで処理されます。
セットアップの「POP3/IMAP4プロトコルを使用する」で指定した「ニックネームマッピングで使用するドメインパート(D)」の値とユーザのO/R名を組み合わせたアドレスに変換します。なおO/R名文字列は半角のダブルクォーテーション(")で囲みます。
例えば,「ニックネームマッピングで使用するドメインパート(D)」にgmax.hitachi.co.jpが指定されたアドレス管理ドメイン内で,ユーザが次のO/R名を持っているとします。
/C=JP/A=gmax/P=gmax/OU1=gmax/O=HITACHI/S=HITACHI/G=TARO
このユーザのアドレスは次のように変換されます。
"/C=JP/A=gmax/P=gmax/OU1=gmax/O=HITACHI/S=HITACHI/G=TARO"@gmax.hitachi.co.jp
ただし,O/R名に全角文字または半角仮名を含むユーザにはこのマッピングは適用されません。ほかのマッピングで処理されます。
ユーザのO/R名の姓(/S=)と名(/G=)を使用したアドレスに変換します。次に示すように,/G=の値と/S=の値を間に半角スペースを挟んで連結し,その文字列を半角のダブルクォーテーション(")で囲みます。
"/G=の値△/S=の値"
(凡例)△は半角スペースを示す。
例えば,ユーザが次のO/R名を持っているとします。
/C=JP/A=gmax/P=gmax/OU1=gmax/O=HITACHI/S=HITACHI/G=TARO
このユーザのアドレスは次のように変換されます。
"TARO HITACHI"
このマッピングルールが適用されると,受信の場合はすべてのアドレスに対応できます。ただし,返信した場合,sendmailが受けられない形式のためエラーになります。
このマッピングルールは,記事掲示者が上記のどの形式のアドレスにも変換できなかった場合のルールです。送信者のアドレスに固定文字列(DummySender@Gmax)を設定します。記事掲示者の方法は送信者のコメント領域に付加しています。このマッピングルールが適用されると,返信した場合,sendmailが受けられない形式のためエラーになります。