7.2 POP3/IMAP4機能の設定手順

POP3/IMAP4の設定方法を次に示します。これらの設定が終わると,アドレス管理ドメイン内のすべてのメールサーバで,POP3/IMAP4を使用できるようになります。

  1. アドレス管理ドメイン内のすべてのメールサーバのservicesファイルに次のポート番号を定義します。

    popcfg    106/tcp
    pop3     110/tcp
    imap     143/tcp

  2. マスタ管理サーバのAddress_Mailセットアップアイコンを起動します。
    Address_Mail Serverセットアップダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. Mail Serverオプション欄の「POP3/IMAP4を使用する(O)」をチェックします。
  4. 最優先アドレスマッピングの中からどちらか一つを選択し,チェックします。
  5. ニックネームマッピングで使用するドメインパートを入力します。
  6. [OK]ボタンを選択します。
    アドレス管理ドメイン内でPOP3/IMAP4を使用する設定が完了します。[キャンセル]ボタンを選択すると,設定しないで終了します。
  7. マスタ管理サーバのアドレスサービスを起動します。
  8. アドレス管理ドメイン内のすべてのアドレスサーバのアドレスサービスを再起動します。
注意
ニックネームマッピングで使用するドメインパートを変更すると,それまでインターネットクライアントにダウンロードされたメールの宛先は無効になります。

POP3/IMAP4サービス制御用のアプリケーションプログラム(ispdemon)を,サーバ単位で起動しないようにすることができます。起動しないようにするメールサーバの<インストール先ディレクトリ>¥nxcdir¥gmpublicinfoファイルに次のキーワードを記述してください。ただし,マスタ管理サーバのセットアップで,「POP3/IMAP4を使用する」にチェックしていない場合は,このキーワードは無視されます。

POP3=OFF