Integrated DesktopなどのGroupmaxのクライアントを利用する場合に比べて,POP3/IMAP4クライアントを利用する場合には次の制限があります。なお,ここで説明するのは,POP3/IMAP4クライアントに共通の制限事項です。IMAP4クライアントには,ここで説明する制限事項以外に,さらに注意事項があります。詳細は「付録B.4 IMAP4クライアント利用時の注意事項」を参照してください。
- 回覧,電子アドレス帳の機能は使用できません。また,メールの宛先を指定するときにシステム宛先,グループ宛先,および外部宛先が使用できません。POP3クライアントを利用する場合は,さらに掲示板の機能も使用できません。
- メールの宛先に組織を指定できません。
- 送信したメールは,メールサーバの送信メールボックスに保存されません。このため,送信済みのメールを参照するには,メールを送信する前にローカルPCのハードディスクに保存しておく必要があります。
- 親展メールのパスワードチェック機能がありません。このため,親展パスワードを入力しなくても,親展メールが開封します。
- メールの送信時に宛先を確認する機能がありません。
- アドレス管理ドメイン内のユーザ(同報者含む)へメールを送信する場合は,同報者の合計を256人以下にしてください。257人以上を指定した場合は,受信したアドレス管理ドメイン内のユーザに同報者の情報が正しく伝達されません。
- アドレス管理ドメイン内のユーザ(同報者含む)へメールを送信する場合は,主題の長さは80バイト以下にしてください。80バイトを超える部分はアドレス管理ドメイン内のユーザに伝達されません。
- アドレス管理ドメイン内のユーザへ暗号化したメールを送信する場合,アドレス管理ドメイン内のユーザが暗号を解読できない場合があります。
- 宛先の属性をBccにしてアドレス管理ドメイン内のユーザあてにメールを送信する場合,属性がTOに変更される場合があります。
- アドレス管理ドメイン内のユーザ(同報者含む)へメールを送信する場合は,添付ファイル数の合計を24個以下にしてください。25個以上を指定した場合は,受信したアドレス管理ドメイン内のユーザに24個目までの添付ファイルの情報しか伝達されません。