Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編
![[目次]](figure/content.gif)
![[索引]](figure/index.gif)
![[前へ]](figure/front.gif)
(1) 新規に導入する場合
Object Serverのデータベースの設定時に使用する次のファイルについては,テンプレートファイルを提供します。各ファイルでのAddress ServerとMail Serverに固有のパラメタの設定については,「4.3.3 Object ServerとHigh-end Object Serverのデータベースファイルの例」を参照してください。また, Object Serverのデータベースの設定方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
- 初期設定パラメタファイル
- 初期設定パラメタファイルは,Object Serverのデータベースファイルを初期化するために必要な情報を記述するものです。Address Serverは,初期設定パラメタファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>\sample\dbinitfile1, dbinitfile2, dbinitfile3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,運用するメールシステムの形態に応じて,各エリアのセグメントサイズ(割り当ておよび増分サイズ)を,計算式を基に計算し書き換える必要があります。
- システム共通定義ファイル
- システム共通定義ファイルは, Object Serverのシステムに共通する定義情報を記述するものです。Address Serverは,システム共通定義ファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>\sample\xodrc1, xodrc2, xodrc3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,ファイル名をxodrcに変更し, Object Serverのエリア定義情報に記述するマスタディレクトリのファイル名を,絶対パスで,システム共通定義ファイルのdbm_masterオぺランドに書き込んでください。
(2) 既に導入している場合
次の作業をしてください。
(a) Address ServerとMail Serverが使用するエリアの追加
- エリア追加情報ファイルの作成
テンプレートファイル<インストール先ディレクトリ>\sample\dbinitfile1, dbinitfile2, dbinitfile3から,Address ServerとMail Server用のエリア定義部分を抜き出して,エリア追加情報になる新しいファイルを作成します。対象になるのは,ユーザデータベースとインデクスの部分です。この作業によって,構成変更パラメタファイルに転用できます。
- エリアの追加
作成したエリア追加情報ファイルを使用して,エリアを追加します。エリアの追加方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
(b) システム共通定義ファイルの変更
- lck_limit, trn_tran_process_count, static_shmpool_size, gcache, resipoolの変更
Address ServerとMail Serverが使用する分を加えた値にします。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001,2003, Hitachi, Ltd.
All rights reserved. Copyright (C) 1992-1996 Regents of the University of Michigan.