付録K.4 画面の説明

<この項の構成>
(1) Address Server - Monitorセットアップ画面
(2) ディレクトリ選択画面
(3) ファイル保存期間の設定画面
(4) Address Server - Monitor起動画面
(5) Data Collectionサーバの設定画面
(6) 稼働情報CSVファイルの設定画面
(7) 監視間隔の設定画面
(8) 稼働情報の編集画面
(9) 監視ホストの選択画面
(10) セキュリティ情報画面
(11) レスポンス情報画面
(12) メールボックス使用量画面
(13) メールキュー情報画面

(1) Address Server - Monitorセットアップ画面

「スタート」メニューから「Groupmaxサーバ」を選択し,さらに「Address Server - Monitor セットアップ」をクリックすると起動されます。

「Address Server - Monitor セットアップ」を起動すると次の画面が表示されます。

Address Server - Monitorのセットアップ画面
[図データ]
データ格納ディレクトリ
データ格納ディレクトリにはAddress Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionから収集した稼働情報やCSVファイルが格納されます。データ格納ディレクトリには任意のディレクトリを設定することができます。 設定されたディレクトリにMonDataディレクトリが作成されます。
データ格納ディレクトリとして指定するために必要なディスク容量についてはマニュアルの「付録Dデータ格納ディレクトリのディスク容量の見積り」を参照してください。
項目の説明
「ディレクトリ名(P)」
データ格納ディレクトリのディレクトリ名を指定します。
セットアップ画面を初めて起動した場合
デフォルトのディレクトリ名として,Address Server - Monitorインストールディレクトリが設定されます。
再セットアップの場合
既存のデータ格納ディレクトリが設定されます。
「参照(V)...」ボタン
データ格納ディレクトリのディレクトリ名指定を補助します。「参照(V)...」ボタンをクリックすると「ディレクトリ選択 」画面が表示され,ディレクトリを選択できます。
「変更前データ格納ディレクトリ以下の情報をコピーする(C)」
再セットアップで「ディレクトリ名(P)」を変更すると,このチェックボックスが選択できるようになります。チェックボックスをオンにすると変更前のデータが,変更後のデータ格納ディレクトリにコピーされます。
「変更前データ格納ディレクトリ以下の情報を削除する(D)」
「変更前データ格納ディレクトリ以下の情報をコピーする(C)」をオンにすると,このチェックボックスが選択できるようになります。このチェックボックスをオンにするとデータをコピーした後に,変更前のデータ格納ディレクトリが削除されます。
注意事項
  • 「ディレクトリ名(P)」に設定したディレクトリがない場合は,「XXXXXXディレクトリを作成しますか?」のメッセージが表示されます。ディレクトリを作成してセットアップを完了する場合は,「OK」を選択してください。ディレクトリを作成しない場合は,「キャンセル」を選択してください。
  • 「ディレクトリ名(P)」に設定したディレクトリにMonDataディレクトリがある場合は,「XXXXXXデータ格納ディレクトリが既に存在します。データ格納ディレクトリの設定を続けますか?」のメッセージが表示されます。このMonDataディレクトリをデータ格納ディレクトリに使用する場合は,「OK」を選択してください。データ格納ディレクトリに使用しない場合は「キャンセル」を選択してください。
  • データ格納ディレクトリにネットワークドライブや,特別なアクセス権限のあるディレクトリを指定する場合は次の設定が必要です。
  1. 「コントロールパネル」から「管理ツール」の「サービス」を開く
  2. 「Address Server - Monitor」を選択し,「プロパティ」ボタンをクリックする
  3. 「ログオン」タブを選択後,「アカウント(T)」を選択し,データ格納ディレクトリにフルコントロール許可のあるアカウントを指定する。
  4. 指定したアカウントの「パスワード(P)」と「パスワードの確認入力(C)」を設定し,「OK」をクリックする。
稼働情報の設定
稼働情報の取得に関する設定を行います。
項目の説明
「ファイル保存期間の設定(K)」ボタン
稼働情報として採取した情報など,Address Server - Monitorがデータ格納ディレクトリに作成したファイルの保存期間を設定します。CSVファイルを期間を指定して出力する場合に,最大,ここで指定した期間の稼働情報を編集することができます。保存期間を長く設定するほど,データ格納ディレクトリのディスク使用量が増加します。
「ファイル保存期間の設定(K)」ボタンをクリックすると,「ファイル保存期間の設定 」画面が表示されます。
その他
項目の説明
「OK」ボタン
「OK」ボタンをクリックすると,セットアップ画面で設定した内容が適用されます。
「キャンセル」ボタン
「キャンセル」ボタンをクリックすると,セットアップ画面で設定した内容を適用せずに終了します。
注意事項
  • 「Address Server - Monitor」サービスが起動している場合は,設定の変更はできません。「Address Server - Monitor」サービスが起動している場合,「Address Server - Monitorサービスが起動中です。Address Server - Monitorのサービス停止後に,OKボタンをクリックして下さい。」を表示し,設定画面に戻ります。

(2) ディレクトリ選択画面

Address Server - Monitorセットアップ画面の「参照(V)...」ボタンをクリックすると表示されます。

Address Server - Monitorのデータ格納ディレクトリのディレクトリ名を選択します。

ディレクトリ選択画面
[図データ]
項目の説明
「OK」ボタン
「OK」ボタンをクリックすると,「ディレクトリ名(P)」に表示されているディレクトリをデータ格納ディレクトリとしてAddress Server - Monitorセットアップ画面の「ディレクトリ名(P)」に設定します。
「キャンセル」ボタン
「キャンセル」ボタンをクリックすると,内容を変更せずに終了します。
注意事項
ドライブとして選択できるのはハードディスク及びネットワークドライブだけです。

(3) ファイル保存期間の設定画面

Address Server - Monitorセットアップ画面の「ファイル保存期間の設定(K)」ボタンをクリックすると表示されます。

Address Server - Monitorが作成する稼働結果データ及びログファイルの保存期間を設定します。保存期間を過ぎた稼働結果データ及びログファイルは削除されます(ただし,CSVファイルは削除されません)。

CSVファイルを期間を指定して出力する場合に,稼働結果データ(D)で指定した期間の稼働情報を編集することができます。

ファイル保存期間の設定画面
[図データ]
項目の説明
「稼働結果データ(D)」
「XX日」又は「無制限」をチェックします。日数指定の範囲は,1日から99日までです。「無制限」を選択した場合は,作成した稼働結果データファイルは削除されません。セットアップ画面をはじめて起動した場合は,デフォルトの日数60日が表示されます。
「Monitorのログ(L)」
「XX日」又は「無制限」をチェックします。日数指定の範囲は,1日から99日までです。「無制限」を選択した場合は,作成したAddress Server - Monitorのログファイルは削除されません。セットアップ画面をはじめて起動した場合は,デフォルトの日数60日が表示されます。
「OK」ボタン
「OK」ボタンをクリックすると,設定した内容を記憶して画面を終了します。セットアップ画面の「OK」が選択されると適用されます。
「キャンセル」ボタン
「キャンセル」ボタンをクリックすると,指定した内容を記憶せずに画面を終了します。
注意事項
  • 保存期間を超えた稼働結果データとAddress Server - Monitorのログは,Address Server - Monitorの「稼働情報CSVファイルの設定」で指定する「データ収集開始時刻(T)」に設定した時刻に,情報を収集した後に削除されます。
  • 稼働結果データの保存期間は,Address Server - Monitorで稼働情報の編集を定期的に行う間隔の2倍以上の期間を指定してください。例えば,月に1回稼働情報の編集を行う場合,60日以上の期間を指定するようにします。

(4) Address Server - Monitor起動画面

「スタート」メニューから「Groupmaxサーバ」を選択し,さらに「Address Server - Monitor」をクリックするとAddress Server - Monitor起動画面が表示されます。

Address Server - Monitor起動画面
[図データ]
「ファイル(F)」メニュー
「終了(X)」
「Address Server - Monitor」画面を終了します。
「設定(S)」メニュー
「Data Collectionサーバの設定(D)...」
Data Collectionサーバの設定 」画面を開きます。
稼働情報の収集対象,及び監視対象とするAddress Server - Data Collectionサーバの登録や削除,ホスト名の変更を行う場合に選択します。
「監視間隔の設定(I)...」
監視間隔の変更を行うホストを監視中の子画面を選択した状態で「監視間隔の設定(I)...」を選択すると,「監視間隔の設定 」画面を開きます。
選択している監視画面のホストに対する監視間隔を設定する場合に選択します。
「稼働情報CSVファイルの設定(C)...」
稼働情報CSVファイルの設定 」画面を開きます。
稼働情報CSVファイルを作成する,しないの選択や, Data Collectionサーバの稼働結果データの収集時刻の設定を行う場合に選択します。
「編集(E)」メニュー
「稼働情報の編集(K)...」
稼働情報の編集 」画面を開きます。
指定した期間の稼働結果データをCSVファイルに出力する場合に選択します。
「表示(V)」メニュー
「ツールバー(T)」
ツールバーボタンの表示,非表示を切り替えます。
「ステータス バー(S)」
ステータスバーの表示,非表示を切り替えます。
「監視ホストの選択(H)...」
監視ホストの選択 」画面を開きます。
グラフ形式の監視画面を開く場合に選択します。
「最新の情報に更新(R)」
監視画面は「監視間隔の設定 」で設定した間隔でAddress Server - Data Collectionが取得している最新情報に更新されますが,更新のタイミングになっていなくても「最新の情報に更新(R)」を選択することで,現在選択されている監視画面の最新の情報を取得することができます。
「監視画面情報の保存(A)」
現在表示されている監視画面を保存するには,「表示(V)」メニューの「監視画面情報の保存(A)」を選択してください。Address Server - Monitor起動画面を終了した後に再起動した際に「監視画面情報の保存(A)」を行った時点の監視画面が自動的に表示されます。
「ウィンドウ(W)」メニュー
「重ねて表示(C)」
監視画面を重ねて表示します。
「並べて表示(T)」
監視画面を並べて表示します。
「ホスト名 : 監視情報名」
選択した監視画面をアクティブ(選択状態)にします。
「ヘルプ(H)」メニュー
「トピックの検索(H)」ボタン
Address Server - Monitorヘルプの「トピックの検索」画面を表示します。
「このウィンドウの説明(W)」ボタン
Address Server - Monitor起動画面のヘルプを表示します。
「バージョン情報(A)」
Address Server - Monitorのバージョン情報を表示します。

ツールバー

「Data Collectionサーバの設定」ボタン
Data Collectionサーバの設定 」画面を開きます。
稼働情報の収集対象,及び監視対象とするAddress Server - Data Collectionサーバの登録や削除,ホスト名の変更を行う場合にクリックします。
「監視間隔の設定」ボタン
監視間隔の変更を行うホストを監視中の子画面を選択した状態で「監視間隔の設定(I)...」を選択すると,「監視間隔の設定 」画面を開きます。
選択している監視画面のホストに対する監視間隔を設定する場合にクリックします。
「監視ホストの選択」ボタン
監視ホストの選択 」画面を開きます。
グラフ形式の監視画面を開く場合にクリックします。
「稼働情報の編集」ボタン
稼働情報の編集 」画面を開きます。
指定した期間の稼働結果データをCSVファイルに出力する場合にクリックします。
「トピックの検索」ボタン
Address Server - Monitorヘルプのトピックを検索する場合にクリックします。

(5) Data Collectionサーバの設定画面

Address Server - Monitor起動画面の「設定(S)」メニューから「Data Collection サーバの設定(D)...」を選択,又はツールバーの「Data Collection サーバの設定」ボタンをクリックすると「Data Collectionサーバの設定」画面が表示されます。

この画面ではAddress Server - Data Collectionサーバの登録,削除,登録したサーバのホスト名の変更を行うことができます。

Data Collectionサーバの設定画面
[図データ]
  • 「設定済みホスト名一覧(L)」
    Address Server - Data Collectionサーバとして既に登録されたサーバのホスト名を表示します。「変更(M)」又は「削除(D)」の場合に指定します。
  • 「追加/変更するホスト名(H)」
    Address Server - Data Collectionサーバのホスト名を入力します。「追加(A)」又は「変更(M)」の場合に指定します。
  • 「追加(A)」ボタン
    Address Server - Data Collectionサーバを追加する場合に選択します。
  • 「変更(M)」ボタン
    Address Server - Data Collectionサーバのホスト名を変更する場合に選択します。
  • 「削除(D)」ボタン
    Address Server - Data Collectionサーバを削除する場合に選択します。
  • 「閉じる(C)」ボタン
    Data Collectionサーバの設定画面を閉じる場合に選択します。
Address Server - Data Collectionサーバの登録
稼働情報の収集,及び状況監視の対象となるAddress Server - Data Collectionサーバを登録します。
「追加/変更するホスト名(H)」 にAddress Server - Data Collectionサーバのホスト名又はドメイン名付きのホスト名を255文字以内で入力し,「追加(A)」ボタンをクリックしてください。
指定したホスト名が登録され,「設定済みホスト名一覧(L)」に追加されます。
注意
  • 「追加/変更するホスト名(H)」には,Address Server - Data Collectionセットアップで設定されているホスト名を必ず指定してください。
  • 登録するAddress Server - Data Collectionがクラスタ機のフェールオーバー運用を行っているマシンである場合,「追加/変更するホスト名(H)」には,ネットワーク名を指定してください。クラスタ環境の設定の詳細についてはマニュアルの「付録C Windows NTクラスタ環境の設定」を参照してください。
  • 「追加(A)」を選択したときに,Address Server - Data Collectionサーバへの接続が可能かどうかのチェックが行われます。Address Server - Data Collectionのサービスが未起動などの理由で,接続できない場合,「指定したホストに接続できませんでした。ホスト名の設定/変更処理を続行しますか?」の確認ダイアログが出力されます。指定ホスト名に間違いがないかどうかを確認し,問題がなければ「OK」をクリックして続行してください。問題があるまま続行した場合,稼働情報の収集や,稼働状況の監視が正しく行われないので注意してください。
Address Server - Data Collectionサーバの削除
登録済みのAddress Server - Data Collectionサーバのホスト名を一覧から削除し,稼働情報の収集及び状況監視の対象外にします。
「設定済みホスト名一覧(L)」から削除対象のホスト名を選択し,「削除(D)」ボタンをクリックしてください。
選択したホスト名が「設定済みホスト名一覧(L)」から削除されます。
Address Server - Data Collectionサーバのホスト名変更
登録済みのAddress Server - Data Collectionサーバのホスト名を変更します。
「設定済みホスト名一覧(L)」から変更対象のホスト名を選択し,「追加/変更するホスト名(H)」 に変更後のホスト名又はドメイン名付きのホスト名を255文字以内でホスト名を入力し「変更(M)」ボタンをクリックしてください。
選択したホスト名が指定したホスト名に変更されます。
注意
  • 「追加/変更するホスト名(H)」には,Address Server - Data Collectionセットアップで設定されているホスト名を必ず指定してください。
  • 変更するAddress Server - Data Collectionがクラスタ機のフェールオーバー運用を行っているマシンである場合,「追加/変更するホスト名(H)」には,ネットワーク名を指定してください。クラスタ環境の設定の詳細についてはマニュアルの「付録C Windows NTクラスタ環境の設定」を参照してください。
  • 「変更(M)」を選択したときに, Address Server - Data Collectionサーバへの接続が可能かどうかのチェックが行われます。Address Server - Data Collectionのサービスが未起動などの理由で接続できない場合,「指定したホストに接続できませんでした。ホスト名の設定/変更処理を続行しますか?」の確認ダイアログが出力されます。指定ホスト名に間違いがないかどうかを確認し,問題がなければ「OK」をクリックして続行してください。問題があるまま続行した場合,稼働情報の収集や,稼働状況の監視が正しく行われないので注意してください。
  • Address Server - Data Collectionサーバのホスト名を変更した場合,作成されるCSVファイルには変更前,変更後のホスト名に分かれてデータが集計されます。

(6) 稼働情報CSVファイルの設定画面

Address Server - Monitor起動画面の「設定(S)」メニューから「稼働情報CSVファイル(C)...」を選択すると「稼働情報CSVファイルの設定 」画面が表示されます。

この画面では,稼働情報CSVファイルを作成する/しないの切替え,稼働情報CSVファイルを作成する場合,1日に1回行われる稼働結果データの収集を開始する時刻,及び,稼働情報CSVファイルのサイズ警告を行なうしきい値を設定します。

稼働情報CSVファイルの設定画面
[図データ]
  • 「稼働情報CSVファイルを作成する(C)」
    チェックをオンにした場合,Address Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionサーバから稼働情報データの収集を行い,稼働情報CSVファイルを作成することができます。
    チェックをオフにした場合は稼働情報データの収集は行われず,稼働情報CSVファイルを作成することはできません。
    デフォルトの設定ではオンになっています。
    Address Server - Monitorの稼働状況監視機能だけを使用する場合など,稼働情報CSVファイルを作成する必要がない場合にオフに設定します。
  • 「データ収集開始時刻(T)」
    「稼働情報CSVファイルを作成する(C)」チェックボックスをオンにした場合に設定できます。
    Address Server - Data Collectionサーバからの稼働結果データの収集,日次CSVファイルの作成を開始する時刻を設定します。
    指定は5分単位で選択でき,デフォルトの設定は12時0分になっています。
  • 「稼働情報CSVファイル警告(S)」
    「稼働情報CSVファイルを作成する(C)」チェックボックスをオンにした場合に設定できます。
    チェックをオンにした場合,日次CSVファイル(データ収集時に作成される稼働情報CSVファイル)のサイズが「しきい値」を超えるとイベントログに警告メッセージを出力します。
    稼働情報CSVファイルのサイズの確認は,稼働情報の採取後,稼働情報CSVファイルが作成された時点で行なわれます。
    しきい値の指定はMB(メガバイト)単位で1~1000の値を指定できます。デフォルトのしきい値は100MBです。
    MB(メガバイト)は1024×1024バイトです。
  • 「OK」ボタン
    設定した内容を適用して,「稼働情報CSVファイルの設定」画面を閉じ,Address Server - Monitor起動画面に戻ります。
  • 「キャンセル」ボタン
    設定した内容を適用せずに,「稼働情報CSVファイルの設定」画面を閉じ,Address Server - Monitor起動画面に戻ります。
注意
  • データ収集開始時刻を変更した場合は, 「Address Server - Monitor」サービスを再起動したタイミングで有効となります。
  • データ収集の開始時,Address Server - Data Collectionサーバで前日のデータ取得が終了していない場合,収集対象データは翌日に収集されます。

(7) 監視間隔の設定画面

監視間隔の変更を行うサーバの監視中の子画面を選択し,Address Server - Monitor起動画面の「設定(S)」メニューから「監視間隔の設定(I)...」を選択,又は,ツールバーの「監視間隔の設定」ボタンをクリックすると対象サーバに対する「監視間隔の設定」画面が表示されます。

この画面では,Address Server - Data Collectionから監視情報を取得する間隔を指定します。

注意
監視データの採取間隔はAddress Server - Data Collectionで設定します。監視画面の横軸目盛はAddress Server - Data Collectionで設定された採取間隔で表示されます。
監視間隔の設定画面
[図データ]
項目の説明
「セキュリティ情報(S)」
Address Serverの認証及びパスワード変更の失敗数の稼働状況を,Address Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionから取得する間隔を時間単位で指定します。
1~24の数字で指定してください。初期値は2 (時間)です。
「レスポンス情報(R)」
受信メール一覧及び受信メールを開く操作に対するMail Server内でのレスポンス時間の稼働状況を,Address Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionから取得する間隔を分単位で指定します。
10~1440の数字で指定してください。初期値は20(分)です。
「メールボックス使用量(B)」
メールボックスの全容量に対する使用率の稼働状況を,Address Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionから取得する間隔を時間単位で指定します。
1~24の数字で指定してください。初期値は2 (時間)です。
「メールキュー情報(Q)」
自サーバ内の転送キュー及びサーバ間転送キューの状態の稼働状況を,Address Server - MonitorがAddress Server - Data Collectionから取得する間隔を分単位で指定します。
10~1440の数字で指定してください。初期値は20(分)です。
「OK」ボタン
タイトルバーで示されるサーバに対して指定した監視間隔を適用して,「監視間隔の設定」画面を閉じ,Address Server - Monitor起動画面に戻ります。
「キャンセル」ボタン
指定した監視間隔を適用せずに「監視間隔の設定」画面を閉じ, Address Server - Monitor起動画面に戻ります。
注意事項
Address Server - Data Collection自体の監視情報取得間隔は変更されません。変更されるのは,Address Server - Data Collectionが定期的に取得している監視情報をAddress Server - Monitorが取得する間隔です。

(8) 稼働情報の編集画面

Address Server - Monitor起動画面の「編集(E)」メニューから「稼働情報の編集(K)...」を選択,又は,ツールバーの「稼働情報の編集」ボタンをクリックすると「稼働情報の編集」画面が表示されます。

編集できる稼働情報が存在しない場合,「稼働情報を編集するためのデータがありません。」メッセージを表示し,Address Server - Monitor起動画面に戻ります。

Address Server - Monitorが収集した稼働結果データを,システム管理者の指定した期間分だけ編集して稼働情報CSVファイルとして出力するための画面です。この操作で作成されるCSVファイルの詳細については,マニュアルの「5.4.2稼働情報の編集で作成される稼働情報CSVファイル」を参照してください。

稼働情報の編集画面
[図データ]
「編集するデータの期間指定(E)」
稼働情報の編集を行うための期間を指定します。
期間の開始日付と終了日付を「年(西暦)」,「月」,「日」で指定します。
デフォルトで表示されている値は,編集可能な最大期間です。
「組織毎情報の編集単位」
「第2階層組織単位に編集(S)」,又は「全組織単位に編集する(A)」を選択します。
「第2階層組織単位に編集(S)」を選択すると,最上位組織直下に所属する組織と最上位組織単位にユーザをまとめて編集します。
「全組織単位に編集する(A)」を選択すると,組織ごとにユーザをまとめて編集します。
「OK」ボタン
指定した期間の稼働情報CSVファイルが次のディレクトリに出力されます。
<Address Server - Monitorセットアップで指定したデータ格納ディレクトリ>¥MonData¥Csvディレクトリ
「キャンセル」ボタン
稼働情報CSVファイルを出力せずに画面を閉じて,Address Server - Monitor起動画面に戻ります。

(9) 監視ホストの選択画面

Address Server - Monitor起動画面の「表示(V)」メニューから「監視ホストの選択(H)...」を選択,又は,ツールバーの「監視ホストの選択」ボタンをクリックすると「監視ホストの選択」画面が表示されます。

監視ホストの選択画面
[図データ]
「監視する情報」
「ホスト名一覧(L)」で選択したAddress Server - Data Collectionについて監視する情報の種類を選択します。
選択する情報には次の4つがあります。
項目の説明
「セキュリティ情報(S)」
Address Serverの認証,及びパスワード変更の失敗数を監視する場合に選択します。
この情報を監視することにより,不正アクセスの発生を監視できます。
「レスポンス情報(R)」
受信メール一覧,及び,受信メールを開く操作に対するMail Server内でのレスポンス時間を監視する場合に選択します。
この情報を監視することにより,メールサーバの高負荷状態を察知することができます。
「メールボックス使用量(B)」
受信メールボックス,送信メールボックスの全容量に対する使用率を監視する場合に選択します。
この情報を監視することにより,メールボックスの空き容量不足を事前に察知したり,登録ユーザの分散を行う必要性への目安とすることができます。
「メールキュー情報(Q)」
選択したAddress Server - Data Collectionの自サーバ内の転送キュー,及びサーバ間転送キューの状態を監視する場合に選択します。
この情報を監視することにより,通信障害や,高負荷状態を察知することができます。
注意事項
レスポンス時間はクライアントに対するレスポンスではなく,Mail Server内部処理に要した時間です。
その他
項目の説明
「ホスト名一覧(L)」
Data Collectionサーバの設定 」画面で登録したサーバのホスト名ホストの一覧が表示されます。
稼働状況を表示するAddress Server - Data Collectionのホスト名を選択します。
「OK」ボタン
選択したホストについて,選択した情報を表示するグラフ形式の画面がAddress Server - Monitor起動画面に子画面として追加されます。
表示される子画面の詳細については,「監視画面の説明 」,「セキュリティ情報画面 」,「レスポンス情報画面 」,「メールボックス使用量画面 」,「メールキュー情報画面 」を参照してください。
「キャンセル」ボタン
「監視ホストの選択」画面を閉じます。情報の監視画面は追加されません。

(10) セキュリティ情報画面

Address Serverの認証,及び,パスワード変更の失敗数に関する表示を行う画面です。

監視ホストの選択画面 」で,監視する情報として「セキュリティ情報(S)」を選択した場合に表示されます。

セキュリティ情報画面
[図データ]
横軸
Address Server - Data Collectionが情報を取得した日付と時刻を表わし,「月/日」「時:分」形式で表示されます。一番右側に最新情報が表示されます。
画面が小さいときは,日付と時刻の表示を間引きします。
注意
  • Address Server上の「Address Server - Data Collection」サービスが1時間以上停止した場合は,日付と時刻の部分に「COLSTOP」が表示されます。また,Address Server - Data Collectionが情報の取得に失敗した場合は,日付の部分に「ERROR」が表示されます。
  • Address Server - Data Collectionにおいて情報の取得に時間がかかっていると,画面に情報が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
縦軸
Address Server - Data Collectionにおける監視間隔間のAddress Serverの認証,及び,パスワード変更の失敗数を表します。たとえば,Address Server - Data Collectionでセキュリティ情報の監視間隔が1時間に設定されている場合 19:00の情報には,18:00:00~18:59:59の間の認証,及び,パスワード変更の失敗数がグラフとして表示されます。
目盛は失敗数の増減により変化します。
認証の失敗数は赤色,パスワード変更の失敗数は青色で表示されます。「COLSTOP」,「ERROR」の前の線は値の変化が不確定なため,点線で表示されます。
また,凡例の左側には最新の情報の値が表示されます。

(11) レスポンス情報画面

受信メール一覧及び受信メールを開く操作に対するMail Server内でのレスポンス時間に関する表示を行う画面です。

監視ホストの選択画面 」で,監視する情報として「レスポンス情報(R)」を選択した場合に表示されます。

レスポンス情報を取得する場合,Address Server - Data Collectionにおいて,マニュアルの「3.4.7 Address Serverの設定」に示した設定を行う必要があります。

レスポンス情報画面
[図データ]
横軸
Address Server - Data Collectionが情報を取得した日付と時刻を表わし,「月/日」「時:分」形式で表示されます。一番右側に最新情報が表示されます。
画面が小さいときは,日付と時刻の表示を間引きします。
注意
  • Mail Server上の「Address Server - Data Collection」サービスが停止した場合は,日付と時刻の部分に「COLSTOP」が表示されます。Address Server - Data Collectionが情報の取得に失敗した場合は,日付の部分に「ERROR」が表示されます。
  • Address Server - Data Collectionにおいて情報の取得に時間がかかっていると,画面に情報が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
縦軸
受信メール一覧又は受信メールを開く操作についてのレスポンス時間(秒)を表します。Address Server - Data Collection上の監視タイミングにおける,最近10回のレスポンス時間の平均が表示されます。
受信メール一覧のレスポンスは赤色,受信メールを開く操作に対するレスポンスは青色で表示されます。「COLSTOP」,「ERROR」の前の線は値の変化が不確定なため,点線で表示されます。
また,凡例の左側には最新の情報の値が表示されます。
注意
レスポンス情報を取得する場合,Address Server - Data Collectionサーバにおいて,マニュアルの「3.4.7 Address Serverの設定」に示した設定を行う必要があります。

(12) メールボックス使用量画面

受信及び送信用のメールボックスの全容量に対する使用率に関する表示を行う画面です。

監視ホストの選択画面 」で,監視する情報として「メールボックス使用量(B)」を選択した場合に表示されます。

メールボックス使用量画面
[図データ]
横軸
Address Server - Data Collectionが情報を取得した日付と時刻を表わし,「月/日」「時:分」形式で表示されます。一番右側に最新情報が表示されます。
画面が小さいときは,日付と時刻の表示を間引きします。
Mail Server上の「Address Server - Data Collection」サービスが停止した場合は,日付と時刻の部分に「COLSTOP」が表示されます。Mail Server上の「Address Server」サービスが停止している場合は,日付の部分に「ASSTOP」が表示されます。このとき,「Address Server」サービスの停止が連続していた場合は,最新の取得時刻だけが表示されます。また,Address Server - Data Collectionが「Address Server」サービスの停止以外の要因で情報の取得に失敗した場合は,日付の部分に「ERROR」が表示されます。
注意
  • メールボックス容量の取得時にAddress Server - Data Collectionで設定した「メールボックス使用量」の取得間隔以上の時間がかかった場合,設定した間隔以上の間隔で表示されます。
  • Address Server - Data Collectionにおいて情報の取得に時間がかかっていると,画面に情報が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
縦軸
表示された時刻における受信及び送信用のメールボックスの使用率を表します。
目盛は使用率の増減により変化します。
注意
メールボックスは,設定された容量以上のメールを保存できるため,メールボックスの使用率は100%を超える場合があります。
受信メールボックスの使用率は赤色,送信メールボックスの使用率は青色で表示されます。「COLSTOP」,「ASSTOP」,「ERROR」の前の線は値の変化が不確定なため,点線で表示されます。
グラフの上には,受信メールボックスの容量及び送信メールボックスの容量が表示されます。
また,凡例の左側には最新の情報の値が表示されます。

(13) メールキュー情報画面

対象となるAddress Server - Data Collectionサーバの自サーバ内の転送キュー及びサーバ間転送キューに関する表示を行う画面です。

監視ホストの選択画面 」で,監視する情報として「メールキュー情報(Q)」を選択した場合に表示されます。

メールキュー情報画面
[図データ]
横軸
Address Server - Data Collectionが情報を取得した日付と時刻を表わし,「月/日」「時:分」形式で表示されます。一番右側に最新情報が表示されます。
画面が小さいときは,日付と時刻の表示を間引きします。
注意
  • Mail Server上の「Address Server - Data Collection」サービスが停止した場合は,日付と時刻の部分に「COLSTOP」が表示されます。Address Server - Data Collectionが情報の取得に失敗した場合は,日付の部分に「ERROR」が表示されます。
  • Address Server - Data Collectionにおいて情報の取得に時間がかかっていると,画面に情報が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
縦軸
表示された時刻におけるキューに滞留しているメール数を表します。
グラフには,自サーバ内の転送キューについての情報が一つ,サーバ間の転送キューはキューについての情報が最大五つ表示されます。
サーバ間転送キューには,最新のキューの滞留数の多い順に,上位5サーバの情報が過去にさかのぼって表示されます。
目盛はキューの滞留数の増減により変化します。
自サーバ内の転送キューは赤色,サーバ間転送キューは最新値においてキューの滞留数の多い順に青,緑,黄,紫,水色で表示されます。「COLSTOP」,「ERROR」の前の線は値の変化が不確定なため,点線で表示されます。
凡例の"サーバ間のキューの数(個) :" の右側には転送先のホスト名が表示されます。
凡例の左側には最新の情報の値が表示されます。
注意
  • サーバ間転送のキューの上位5サーバが変った場合,過去の情報も同時に入れ替わります。
  • 転送先がゲートウェイである場合,凡例のホスト名にはMTA名が表示されます。
  • 次の場合,凡例のホスト名は"#mtaid(数字)"の形式で表示されます。
    ・転送先がVersion 1のMail Serverである場合
    ・使用されなくなった出力キューである場合