7.1 Address Server - Data Collectionの稼働情報CSV出力コマンド(gcolcsv)

Address Server - Data Collectionのユーザ実行タイプのCSV出力コマンドである,gcolcsvコマンドについて説明します。

UNIX版ではgcolcsvコマンドはスーパーユーザで実行します。このコマンドの実行手順の詳細については「4.2 ユーザ実行タイプの稼働情報CSVファイルを出力する」を参照してください。

gcolcsvコマンドは,次のディレクトリにあります。

Windows NT
<Address Server - Data Collectionインストールディレクトリ>¥Tool
HP-UX,AIX
/opt/GAColct/tool
<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 終了値
(5) 注意事項

(1) 機能

ユーザ実行タイプの稼働情報CSVを出力します。出力先は次のディレクトリです。

<Address Server - Data Collectionセットアップで指定したデータ格納ディレクトリ>¥ColData¥Csvディレクトリ

このコマンドで出力できる稼働情報CSVファイルは, mlstat.csv(メールボックス使用情報)及び,mlbstat.csv(掲示板使用情報)です。

(2) 形式

gcolcsv {-mlstat [-all [-d <保存期間> [-r]]] | -mlbstat } [-f] [-s]
引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gcolcsv {-mlstat [-all [-d <1-999> [-r]]] | -mlbstat } [-f] [-s]

(3) 引数

-mlstat
mlstat.csv(メールボックス使用情報)を出力します。-mlbstatオプションと同時に指定することはできません。
-all
mlstat.csvに未既読情報を出力する場合に指定します。
-mlstatオプションが指定された場合だけ有効です
-d <保存期間>
保存期間外メールをカウントする場合の保存期間(日数)を指定します。保存期間は1から999まで指定することができます。
保存期間は省略できません。
-allオプションが指定された場合だけ有効です。
-r
保存期間外メールをカウントする場合,未読メールもカウント対象とする場合に指定します。
-dオプションが指定された場合だけ有効です。
-mlbstat
mlbstat.csv(掲示板使用情報)を出力します。-mlstatオプションと同時に指定することはできません。
-f
出力する稼働情報CSVファイルを上書きする場合に指定します。このオプションを省略すると,出力対象の稼働情報CSVファイルが既に存在する場合,上書きせずに追加出力されます。
-s
標準出力へのメッセージ出力を抑止します。バッチ運用などでメッセージを標準出力に表示すると問題がある場合に指定します。
引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage:gcolcsv {-mlstat [-all [-d <1-999> [-r]]] | -mlbstat } [-f] [-s]

(4) 終了値

コマンド終了時,次の値で終了します。

0
正常に終了しました。
1
引数が不正です。
2
実行者がスーパーユーザではありません (UNIXの場合だけ)。
20
Address Server - Data Collectionが正常にインストールされていません。
26
Address Server - Data Collectionのセットアップが完了していません。
31
終了シグナルを受信しました。
80
Address Serverが起動していません。
81
Mail Serverがインストールされていません。
82
Mail Serverが正常にインストールされていません。
83
gcolcsvコマンドが実行中又はAddress Server - Data Collectionセットアップが処理中のため,コマンドの実行を中止しました。
84
Address Serverが停止したため,コマンドの実行を中止しました。
85
稼働情報の取得ができませんでした。
86
範囲外の保存期間が指定されました。

(5) 注意事項