Address Server - Monitorを使用するにあたっては次の注意事項があります。
- クライアントからの1日のアクセスが大量にあって,Address Server,Mail Serverのログに1日の情報が格納できない場合は,正常な稼働情報が収集できません。Address Server,Mail Serverのログの詳細については「3.4.7 Address Serverの設定」を参照してください。
- Address Server - Monitorに登録するAddress Server - Data Collectionのサーバは,同じAddress Serverのアドレス管理ドメインに属するサーバを指定してください。
- 最上位組織ID,組織ID,組織略称は,Address Serverのアドレス管理ドメイン内でユニークに設定する必要があります。
- Address Server - Monitorが作成するファイル(稼働情報CSVファイルなど)を直接修正しないでください。修正する場合は,別のファイルにコピーしたものを使用してください。
- データ収集開始時刻に作成される稼働情報CSVファイルは毎日情報が追加されていきます。ディスク領域が不足している場合は,稼働情報CSVファイルを定期的に別なディスクに移動してください。この場合,稼働情報CSVファイルの移動は「Address Server - Monitor」サービスが停止した状態で行ってください。
- セットアップ直後は,期間を指定して稼働情報のCSVファイルを出力することができません。出力できるようになるのは,次の二つの条件がそろったときです。
- Address Server - Data Collectionが1時間以上動作した日の翌日以降
- Address Server - Monitorで「Data Collectionサーバの登録」を行った翌日以降にAddress Server - Monitorの収集が全Data Collectionサーバからはじめて行われた
- 稼働情報の編集で作成される稼働情報CSVファイルは,毎回上書きして格納されます。前回の稼働情報CSVファイルが必要な場合は,あらかじめその稼働情報CSVファイルを別のファイルにコピーしてください。
- 収集した稼働結果データには保存期間を指定する機能があります。この機能を使用した場合,指定した保存期間を過ぎた稼働結果データは削除されます。稼働結果データが削除されると,その期間の情報を稼働情報CSVファイルに出力できなくなります。このため,保存期間内に定期的に稼働結果データを稼働情報CSVファイルに出力してください。
なお,稼働結果データの保存期間については,「3.5.3 ファイル保存期間の設定画面」を参照してください。
- 指定した期間の稼働結果データがすべて保存されていなかった場合,保存されているデータだけを使ってCSVファイルを出力します。この場合,CSVファイルの編集期間には,指定された期間内で,実際にデータの存在する期間が出力されます。
- Address Server - Data Collectionのホスト名の変更を行った場合や,「Data Collectionサーバの設定」でホスト名の変更を行った場合,作成されるCSVファイルには変更前,変更後のホスト名に分かれてデータが集計されます。
- Address Server - Data Collectionとのシステムクロックの時刻が一致している状態で運用してください。時刻が大きくずれていると,収集開始時刻に正しく稼働情報を収集できません。