Address Server - Monitorの稼働情報をバックアップするためには,バックアップ前にgcolbkupコマンドを使用してバックアップデータをコピーします。Address Server - Monitorのバックアップコマンドであるgmonbkupコマンドについて説明します。
gmonbkupコマンドは,<Address Server - Monitorインストールディレクトリ>¥Toolディレクトリにあります。バックアップとリストアの手順については「バックアップとリストア手順 」を参照してください。
- 機能
- Address Server - Monitorが作成する稼働情報ファイル,及びセットアップ情報をコピー先ディレクトリにコピーします。テープなどのバックアップ媒体に保存する場合は,gmonbkupコマンドが正常終了した後に,コピー先ディレクトリを格納してください。
- 形式
gmonbkup [-s] <コピー先ディレクトリ>
- 引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gmonbkup [-s] destination_dir
- 引数
- -s
- 標準出力へのメッセージの表示を抑止します。バッチ運用などでメッセージを標準出力に出力すると問題がある場合に指定します。
- コピー先ディレクトリ
- Address Server - Monitorのバックアップ情報のコピー先ディレクトリを指定します。ドライブ名を含めて100文字以内のディレクトリ名を指定します。
- 終了値
- コマンド終了時,次の値で終了します。
- 0
- 正常終了。
- 1
- 引数が指定されていません。
- 20
- Address Server - Monitorが正常にインストールされていません。
- 21
- 指定したディレクトリパスが100文字を超えています。
- 22
- コピー先ディレクトリ¥MonDataディレクトリの削除が正しくできませんでした。
- 23
- コピー先ディレクトリ¥MonDataがディレクトリではありません。
- 24
- コピー時にエラーが発生しました。
- 25
- コピー先ディレクトリの完全バス名の取得に失敗しました。
- 26
- Address Server - Monitorのセットアップが完了していません。
- 27
- コピー先ディレクトリの削除確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
- 28
- Address Server - Monitorセットアップが処理中のためコマンドの実行を中止しました。
- 29
- コピー先ディレクトリの確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
- 30
- 指定したコピー先ディレクトリがデータ格納ディレクトリ下であるため,コマンドを中断しました。
- 注意
- コピー先ディレクトリ¥MonDataディレクトリが存在する場合,コピー先ディレクトリ¥MonData以下を削除しても良いかの確認メッセージが出力されます。"n"を応答すると,コマンドはコピーを行わずに終了します。-sオプションが指定されている場合,削除の確認は行われずに強制的に既存コピー先ディレクトリ¥MonDataディレクトリ以下を削除するので注意してください。
- コピー先ディレクトリを複数指定した場合は,最後に指定したディレクトリが有効になります。
- コピー先ディレクトリにスペースを含むディレクトリを指定する場合は,コピー先ディレクトリを""で囲んでください。
<例>
gmonbkup "C:¥Program Files¥Backup¥990701"