Address Server - Data Collectionの設定手順を次に示します。前提製品であるAddress Serverも,Windows NTクラスタ環境で動作するように設定してください。
- ノード1にAddress Server - Data Collectionをインストールします。インストールディレクトリは,ローカルディスクを指定してください。なお,ノード2と違うインストールディレクトリでも問題ありません。
- ノード2にAddress Server - Data Collectionをインストールします。インストールディレクトリは,ローカルディスクを指定してください。なお,ノード1と違うインストールディレクトリでも問題ありません。
- ノード1とノード2のservicesファイルに「gadcolct 20144/tcp」のレコードを追加してください。
- ノード1に共有ディスクを移動して,ノード1のAddress Server - Data Collectionセットアップを起動してください。
- 「データ格納ディレクトリ」の「ディレクトリ名(P)」には,共有ディスク上のディレクトリを指定してください。「ホスト名の設定」の「ホスト名(N)」には,ネットワーク名※を指定してください。なお,このセットアップのすべての設定を,ノード2のセットアップでも同じ値で指定するので,覚えておいてください。
- 注※
- ネットワーク名はWindows NTクラスタのグループに登録したネットワーク名リソースの値です。
- Address Server - Data Collectionセットアップを「OK」を選択して完了してください。
- ノード2に共有ディスクを移動して,ノード2のAddress Server - Data Collectionセットアップを起動してください。
- ノード1のセットアップと同じ値を設定してください。
- Address Server - Data Collectionセットアップを「OK」を選択して完了してください。
以上でAddress Server - Data Collectionのセットアップまで完了しました。続いてAddress Server - Data Collectionをクラスタリソースに追加します。
- クラスタアドミニストレータで,Address Serverが汎用サービスリソースとして設定されているグループを選択します。
- このグループのリソースとしてAddress Server - Data Collectionを次のようにして追加します。
- リソースの種類として「汎用サービス」を選択します。
- リソースの名前は任意に設定してください。例えば「Data Collection」を設定してください。
- 依存関係にAddress Serverの汎用サービスリソースを指定します。
- サービス名に「GmaxAdCollect」を入力します。
- クラスタアドミニストレータを使用して,Address Server - Data Collectionの汎用サービスリソースをノード1でオンライン状態にしてください。
- クラスタアドミニストレータでグループの移動を行い,ノード2に正常にフェールオーバーすることを確認してください。