Address Server - Data Collectionを使用するにあたっては次の注意事項があります。
- クライアントからの1日のアクセスが大量にあって,Address Server,Mail Serverのログに1日の情報が格納できない場合は,正常な稼働情報が取得できません。Address Server,Mail Serverのログの詳細については「3.4.7 Address Serverの設定」を参照してください。
- 次のディレクトリにあるnxclogファイル及びnxclog.001~nxclog.999を移動・削除・編集しないでください。
- Windows NT
- <Address Serverインストールディレクトリ>¥nxcdir
- HP-UX,AIX
- /var/opt/GroupMail/nxcdir
- Address Server - Monitorで稼働情報CSVファイルを取得する場合には,最上位組織ID,組織ID,組織略称は,Address Serverのアドレス管理ドメイン内でユニークに設定する必要があります。
- Address Server - Data Collectionが作成するファイル(稼働情報CSVファイルなど)を直接修正しないでください。修正する場合は,別のファイルにコピーしたものを使用してください。
- 稼働情報CSVファイルは毎日情報が追加されていきます。ディスク領域が不足している場合は,稼働情報CSVファイルを定期的に別なディスクに移動してください。この場合,稼働情報CSVファイルの移動は「Address Server - Data Collection」サービスが停止した状態で行ってください。
- セットアップ直後は,CSVファイルは出力されません。出力されるのは,Address Server - Data Collectionが1時間以上動作した日の翌日以降です。
- POP3または,IMAP4を使用するにあたっては,次の注意事項があります。
- メール送信数のカウントについて(mlsend.csv)
POP3または,IMAP4クライアントどちらを使用した場合も,Groupmax Mail Serverを介さずに直接sendmailに送信メールを渡すため,メール送信数をカウントすることができません。
- メール受信数のカウントについて(mlrecv.csv)
メールボックスにメールが格納されたときにカウントします。Groupmax専用クライアントの場合と同じです。
- 受信メール参照数のカウントについて(mlopen.csv)
POP3は一般的に受信メール一覧を表示するときに,メールを1件ずつダウンロードし,ダウンロードしたメールはメールサーバから削除します。このダウンロード1件をメール参照1件としてカウントしています。つまり一覧を表示しただけですべてのメールを参照したようにカウントします。
IMAP4は一般的に受信メール一覧を表示するときに,メールを1件ずつダウンロードしますが,ダウンロードしたメールを削除しません。このダウンロード1件をメール参照1件としてカウントしています。つまり一覧を表示しただけですべてのメールを参照したようにカウントします。IMAP4メールクライアントのキャッシュがなくなると再度ダウンロードすることがあります。
- ログイン,ログアウトのカウントについて(aduser.csv,mlpop3.csv)
POP3または,IMAP4クライアントどちらを使用した場合でも,サーバ内でログイン,ログアウトが発生するため,実際の認証回数よりも多くなります。
- IMAP4を使用した掲示板へのアクセス回数のカウントについて
IMAP4は一般的に記事一覧を表示するときに,記事を1件ずつダウンロードしますが,ダウンロードした記事は削除しません。このダウンロード1件を記事参照1件としてカウントしています。つまり一覧を表示しただけですべての記事を参照したようにカウントします。
- 「Address Server」サービスを停止する場合には,「Address Server - Data Collection」サービスも停止状態にして運用してください。Data Collectionのデータ採取開始時刻に動作するデータ採取時に「Address Server」サービスが起動していない場合,稼動情報CSVの出力は可能ですが出力結果がOR名になります。