LAN環境の設定では,Address Server - Data Collection及びAddress Server - Monitorで使用するホスト名とサービス名及びポート番号を登録します。
登録には,hostsファイルを使用する場合とDNS(Domain Name System)を利用する場合があります。
servicesファイルに,次のサービス名とポート番号を追加します。すべてのAddress Server - Data Collection,Address Server - Monitorに登録してください。
Address Server - Data CollectionとAddress Server - Monitorとの間ではTCP/IPによる通信を行います。Address Server - Data CollectionとAddress Server - Monitorとの間にファイアウォールの適用を考えている場合は,通信が遮断されないように,ファイアウォールにポート番号を設定する必要があります。次の説明を参考にしてください。
Address Server - Data CollectionとAddress Server - Monitor間のファイアウォールにポート番号を設定する場合は,次のサービス名称及びポート番号を指定します。ただし,ポート番号定義は,servicesファイルのポート番号定義を同じにしたときだけ有効です。
gadcolct 20144/tcp # Address Server - Data Collection/Monitor
Windows Server 2003,Windows Server 2008,及びWindows Server 2012は,OS標準のファイアウォール機能があります。OS標準のファイアウォールを使用する場合は,ファイアウォールにAddress Server - Data CollectionやAddress Server - Monitorが使用するポート番号を設定する必要があります。
Windows Server 2008及びWindows Server 2012ではファイアウォール機能がデフォルトで有効になることから,ファイアウォールにポート番号を設定するためのサンプルのバッチファイルを提供しています。サンプルのバッチファイルは次のファイルです。
<インストール先ディレクトリ>¥Sample¥fwport.bat
サンプルのバッチファイルの内容を次のように書き換えて,管理者権限で実行します。