7.2 Address Server - Data Collectionのバックアップコマンド(gcolbkup)

Address Server - Data Collectionのバックアップコマンドである,gcolbkupコマンドについて説明します。

UNIX版ではgcolbkupコマンドはスーパーユーザで実行します。バックアップ手順の詳細については「4.5 稼働情報のバックアップとリストア」を参照してください。

gcolbkupコマンドは,次のディレクトリにあります。

Windows NT
<Address Server - Data Collectionインストールディレクトリ>¥Tool
HP-UX,AIX
/opt/GAColct/tool
<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 終了値
(5) 注意事項

(1) 機能

Address Server - Data Collectionが作成する稼働情報ファイル及びセットアップ情報をコピー先ディレクトリにコピーします。テープなどのバックアップ媒体に保存する場合は,gcolbkupコマンドが正常終了した後に,コピー先ディレクトリを格納してください。

(2) 形式

gcolbkup [-s] <コピー先ディレクトリ>
引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gcolbkup [-s] destination_dir

(3) 引数

-s
標準出力へのメッセージ出力を抑止します。バッチ運用などでメッセージを標準出力に表示すると問題がある場合に指定します。
コピー先ディレクトリ
Address Server - Data Collectionのバックアップ情報のコピー先ディレクトリを指定します。100文字以内のディレクトリ名を指定します(Windows NTの場合はドライブ名も含めて)。
引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gcolbkup [-s] destination_dir

(4) 終了値

コマンド終了時,次の値で終了します。

0
正常に終了しました。
1
引数が不正です。
2
実行者がスーパーユーザではありません (UNIXの場合だけ)。
20
Address Server - Data Collectionが正常にインストールされていません。
21
指定したディレクトリパスが100文字を超えています。
22
コピー先ディレクトリ¥ColData(UNIX: コピー先ディレクトリ/ColData)ディレクトリの削除が正しくできませんでした。
23
コピー先ディレクトリ¥ColData(UNIX: コピー先ディレクトリ/ColData)がディレクトリではありません。
24
コピー時にエラーが発生しました。
25
コピー先ディレクトリの完全バス名の取得に失敗しました。
26
Address Server - Data Collectionのセットアップが完了していません。
27
コピー先ディレクトリの削除確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
28
gcolbkupコマンドが実行中又はAddress Server - Data Collectionセットアップが処理中のため,コマンドの実行を中止しました。
29
コピー先ディレクトリの確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
30
指定したコピー先ディレクトリがデータ格納ディレクトリ下であるため,コマンドを中断しました。

(5) 注意事項