Groupmax Address Server - Monitor/Data Collection Version 6 システム管理者ガイド
Address Server - Data CollectionをHACMP for AIXのクラスタとして登録する方法を説明します。
アプリケーションをクラスタに登録するためには,smitコマンドを使って登録します。
ここでは,Groupmaxのリソース・グループの追加及びアプリケーション・サーバの追加方法について記述します。詳細は,AIXのマニュアル等を参照してください。
ここでは運用サーバをノード1,待機サーバをノード2として記述します。
Groupmax用のリソース・グループを追加します。
# smit cm_add_grp |
↓
リソース・グループの追加
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
* リソース・グループ名 [GmaxA]
* ノード関係 [ローテード]
* 参加ノード名 [node1 node2]
|
Groupmax用のアプリケーション・サーバを追加し,Groupmaxの始動スクリプト,停止スクリプトを登録します。
# smit cladserv.dialog |
↓
アプリケーション・サーバの追加
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
* サーバ名 [Gmax_aps]
* 始動スクリプト [/opt/Groupmax/bin/Gmax_start]
* 停止スクリプト [/opt/Groupmax/bin/Gmax_stop]
|
始動スクリプト及び停止スクリプトに指定したスクリプトの例は,「付録E.4 スクリプトファイルの例」を参照してください。
「(1)リソ−ス・グループの追加」で作成したリソース・グループGmaxAに対していくつかの項目を設定します。
# smit cm_cfg_res.select |
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リソース・グループの選択 カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 GmaxA |
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リソース・グループのリソース/属性の変更/表示 フィールドの値を入力または選択してください。 変更を完了したら ENTER キーを押してください。 [TOP] [入力フィールド] リソース・グループ名 GmaxA ノード関係 ローテード 参加ノード名 node1 node2 サービスIPラベル [SVC1] ファイルシステム(デフォルトは「すべて」) [/GMAX] ・ ・ ・ ボリューム・グループ [GMAXvg] ・ ・ ・ アプリケーション・サーバー [Gmax_aps] ・ ・ ・ IP構成の前にファイルシステムをマウントする はい |
Address Server - Data Collection,Address Server及びObject ServerのサービスをHACMPに監視させ,サービスがダウンした場合に,フェールオーバーさせる必要がある場合に設定します。
設定は,「アプリケーション・モニターの構成」画面から「ユーザー定義アプリケーション・モニターの追加」画面で設定します。ただし,この設定を行うためにはHACMP/ES機能がインストールされている必要があります。
ユーザー定義アプリケーション・モニターの追加
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
・アプリケーション・サーバー名 GmaxA
・モニター・メソッド [/opt/Groupmax/bin/Gmax_mtr]
モニター間隔 [5]
モニターを停止するシグナル [15]
・安定化間隔 [60]
・再始動カウント [0]
再始動間隔 [0]
・アプリケーション障害時のアクション [fallover]
通知メソッド []
クリーンアップ・メソッド []
再始動メソッド []
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モニター・メソッドに指定したスクリプトの例は,「付録E.4 スクリプトファイルの例」を参照してください。
ノード1で定義したクラスタ・リソースをノード2と同期させます。
# smit clsyncnode.select |
↓
クラスター・リソースの同期化 フィールドの値を入力または選択してください。 変更を完了したら ENTER キーを押してください。 [TOP] [入力フィールド] クラスター検証エラーを無視する [いいえ] クラスター・リソースを構成/構成解除する [はい] *エミュレートまたは実際 [実際] *クラスターの検証をスキップする [いいえ] |
同期化中に画面に出力されるエラーメッセージに注意し,正常に終了することを確認してください。エラーが発生した場合は適切な処置を行い,再度同期化を行ってください。
クラスタ・トポロジー及びリソースを検証します。
# smit clverify.dialog |
↓
クラスターの検証
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
基本 HACMP 検証メソッド 両方
(トポロジー,リソース,両方,どちらでもない)
ユーザー定義の検証メソッド []
エラー件数 []
出力を保管するためのログ・ファイル []
|
検証中に画面に出力されるエラーメッセージに注意し,正常に終了することを確認してください。エラーが発生した場合は適切な処置を行い,再度トポロジー及びリソースの同期化を行ってから検証を再実行してください。
各ノードでクラスタサービスを始動させ,クラスタを利用可能にします。
# smit clstart.dialog |
↓
クラスター・サービスの始動
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
*即時始動,システム再始動時に始動,あるいは両方 即時
始動時にメッセージをブロードキャストする いいえ
クラスター・ロック・サービスを始動する いいえ
クラスター情報デーモンを始動する はい
|
「クラスター情報デーモンを始動する」で「はい」を選択することにより,HACMPクラスターステータスモニター(/usr/sbin/cluster/clstat)を利用できるようになります。
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