Groupmax Address Server - Monitor/Data Collection Version 6 システム管理者ガイド
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7.3 UNIX Address Server - Data Collectionのセットアップコマンド(gcolset)
ここでは,UNIX Address Server - Data Collectionのセットアップコマンドであるgcolsetについて説明します。現在の設定状況を出力したファイルを編集したものを,環境設定時の環境設定情報ファイルとして指定することができます。
gcolsetコマンドはスーパーユーザで実行します。
また,gcolsetコマンドは次のディレクトリにあります。
- HP-UX,AIX
- /opt/GAColct/tool
- <この節の構成>
- (1) 機能
- (2) 形式
- (3) 引数
- (4) 終了値
- (5) 注意事項
UNIX Address Server - Data Collectionの環境設定を行う。及び,現在の環境設定状態をファイル又は標準出力に出力します。
gcolset {-show |
-out 環境設定情報ファイル名
-set 環境設定情報ファイル名 [-copy | -move] |
-restoreバックアップディレクトリ名}
- -show
- 現在の設定状況を標準出力に出力します。
- 設定情報の出力形式については「3.8.1 環境設定情報ファイルの形式」を参照してください。
- -out 環境設定情報ファイル名
- 現在のAddress Server - Data Collectionの環境設定状況を,指定した環境設定情報ファイルに出力します。指定できるファイル名は,任意の有効なファイル名で,半角換算で250文字以内です。ファイル名にスペースを含む場合は"(半角ダブルクォーテーション)で囲みます。
- 設定情報の出力形式については「3.8.1 環境設定情報ファイルの形式」を参照してください。
- -set 環境設定情報ファイル名
- 指定した環境設定情報ファイルの内容でAddress Server - Data Collectionの環境設定を行います。
- 指定できるファイル名は,任意の有効なファイル名で,半角換算で250文字以内です。ファイル名にスペースを含む場合は"(半角ダブルクォーテーション)で囲みます。
- 設定したい内容を記述したファイルを,あらかじめ作成しておく必要があります。設定情報の形式については「3.8.1 環境設定情報ファイルの形式」を参照してください。
- -copy
- データ格納ディレクトリが変更された場合,変更前のデータ格納ディレクトリのデータを変更後のデータ格納ディレクトリにコピーします。
- このオプションは-setが指定された場合だけ有効です。初めて環境設定を実行する場合や,データ格納ディレクトリに変更がなかった場合は,このオプションは無視されます。
- -move
- データ格納ディレクトリが変更された場合,変更前のデータ格納ディレクトリのデータを変更後のデータ格納ディレクトリにコピーした後,変更前のディレクトリ下のデータを削除します。
- このオプションは-setが指定された場合だけ有効です。初めて環境設定を実行する場合や,データ格納ディレクトリに変更がなかった場合は,このオプションは無視されます。
- -restore バックアップディレクトリ名
- gcolbkupコマンドでバックアップしたバックアップデータから設定環境やデータをリストアする場合に指定します。バックアップディレクトリ名には,ColDataを除いたディレクトリ名を指定します。
- gcolbkupコマンドやデータ格納ディレクトリのバックアップ及びリストアの詳細については「4.5 稼働情報のバックアップとリストア」を参照してください。
コマンド終了時,次の値で終了します。
- 0
- 正常に終了しました。
- 1
- 引数が不正です。
- 2
- 実行者がスーパーユーザではありません。
- 20
- Address Server - Data Collectionが正常にインストールされていません。
- 26
- Address Server - Data Collectionのセットアップが完了していません (-show又は-restore指定時)。
- 31
- 終了シグナルを受信しました。
- 50
- gcolsetコマンドが実行中です。
- 51
- gcolsrvコマンドが実行中です。
- 52
- 「Address Server - Data Collection」サービス(稼働情報採取機能)が起動中です。
- 53
- 「Address Server - Data Collection」サービス(通信機能)が起動中です。
- 54
- gcolbkupコマンドが実行中です。
- 55
- 指定したファイルが既に存在します。
- 56
- ファイルのオープンに失敗しました。
- 57
- ファイルの指定値が不正です。
- 58
- データディレクトリの作成に失敗しました。
- 59
- 設定ファイルの編集に失敗しました。
- 60
- バックアップのリストアに失敗しました。
- 61
- 指定したディレクトリに設定ファイルがありません。
- 62
- データ採取時刻が不正です。
- 63
- データ格納ディレクトリが既に存在します。
- -copy又は-moveオプションが指定された場合,変更後のデータ格納ディレクトリ下にColDataディレクトリが既に存在する場合は,「KDGD128-E 変更したデータ格納ディレクトリが既に存在します。」のメッセージが表示されセットアップを中断します。この場合,ColDataディレクトリが存在しないデータ格納ディレクトリを指定するか,変更後のデータ格納ディレクトリ/ColData 以下の内容をいったん削除してからコマンドを再度実行してください。
- gcolsetコマンドが出力するメッセージの詳細については,「6.1.4 UNIX gcolsetコマンドのメッセージ」を参照してください。
- UNIXでgcolsetコマンドを実行する場合は,あらかじめ環境変数LANGをHP-UXの場合japanese,AIXの場合Ja_JPに設定してください。
- AIXでgcolsetコマンドを実行する場合,環境変数PSALLOCに”early”を設定すること推奨します。PSALLOC=earlyを設定することで,早めにメモリ不足を検知することができます。
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