付録E.3 用語解説

アクセス権

宛先ユーザ

アドレス組織

アドレス帳組織

アドレス帳ユーザ

アドレスユーザ

一括登録ユティリティ

移動

 

稼動中バックアップ

管理対象

グループ情報

グループ定義ファイル

グループメンバ

警告開始蓄積数

警告開始容量

掲示板情報

掲示板のデフォルト権限

掲示板メンバ

兼任ユーザ

権利組織

 

最上位組織

削除後蓄積数

削除後容量

主体ユーザ

詳細ウィンドウ

詳細属性リスト

スケジュール

スケジュール情報

即時実行

属性リスト

組織

組織メール

 

ツールバー

ツリービュー

登録情報

 

 

パスワード初期化ファイル

バックアップデータ

バックアップデータ格納先

バックアップデータ転送

バックアップデータ転送リトライ回数

バックアップデータ転送リトライ間隔

引き継ぎ登録

部門管理者

閉鎖

変更情報

 

メールボックス保存オプション

メインウィンドウ

 

ユーザ

ユーザ情報

ユーザ登録ファイル

 

リストビュー

 

 

英字

Address - Assist Service

Address - Assist Viewer

Address - Assist Viewerサービス

aspublicinfoファイル

csvファイル

Groupmax連携機能

O/R名

 

アクセス権
掲示板に対するアクセス権限です。アクセス権には読み(R),書き(W),削除(D),なし(N)の四つがあります。アクセス権は管理者が掲示板ごとに設定するため,掲示板によってアクセス権は異なります。また,アクセス権は下位の掲示板に継承されます。
宛先ユーザ
アドレス帳に存在するユーザです。X.400のO/R名を指定することで,Mail Serverの宛先に指定できます。Groupmaxアプリケーションを利用することはできません。
アドレス組織
(メール属性あり)
メール属性を持ち,Mail Serverを利用する組織です。共用メールボックスを利用できます。
アドレス帳組織
アドレス帳に存在する組織です。共用メールボックスを利用できません。
アドレス帳ユーザ
アドレス帳に存在するユーザです。Groupmaxアプリケーションを利用することはできません。
アドレスユーザ
(メール属性あり)
Address Serverを利用するユーザです。Address Serverによる認証の対象となり,Mail Serverなどの全てのGroupmaxアプリケーションを利用できます。
(メール属性なし)
Address Serverを利用するユーザです。Address Serverによる認証の対象となり,Mail Server以外のGroupmaxアプリケーションを利用できます。
一括登録ユティリティ
Address Serverに登録する情報をバッチ的に一括して登録するプログラム群です。gmaxchkやLOAD_MBなどのコマンドがあります。
移動
組織,ユーザのホームサーバまたは最上位組織を変更することです。
稼動中バックアップ
Groupmaxの機能を停止しないで,Groupmaxの情報を保存する機能です。
管理対象
部門管理者が管理対象としている最上位組織,組織,ユーザ,掲示板,グループを指します。
グループ情報
あらかじめシステムに登録された不特定多数の組織・ユーザをまとめた単位です。たとえばグループは,複数の組織にわたる特別プロジェクトや,社内の同好会などに相当します。組織やユーザは複数のグループに所属できます。また,グループ単位で掲示板のアクセス権が設定されることもあります。
グループ定義ファイル
グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使用して,グループ・掲示板のメンバ,アクセス権を登録する際に使用するファイルです。
グループメンバ
グループを構成する組織,ユーザ,兼任ユーザを指します。
警告開始蓄積数
警告開始蓄積数とは,設定した通数までメールが蓄積されると,「受信メールの通数が警告値を超えています。」といったメッセージを表示し始める値です。
警告開始容量
警告開始容量とは,設定した容量までメールが蓄積されると,「受信メールの容量が警告値を超えています。」といったメッセージを表示し始める値です。
掲示板情報
掲示板を利用するメンバおよびメンバのアクセス権を設定します。アクセス権はシステム管理者が設定します。このアクセス権に従って,掲示板を作成したり,記事を掲示したりできます。メンバには,最上位組織,組織,ユーザ,グループが含まれます。
掲示板のデフォルト権限
掲示板メンバを新規に作成した際にデフォルトで設定されるアクセス権です。
掲示板メンバ
掲示板に対してアクセス権が指定された最上位組織,組織,ユーザ,グループを指します。
兼任ユーザ
ある組織に所属している人が同時に別の組織にも所属しているようにシステムに登録することです。たとえば,営業部の部長が販売推進本部の本部員を兼任する場合に,営業部の部長としてのユーザの登録のほかに,販売推進本部の本部員としての登録を兼任で行います。
兼任で登録されたユーザと普通のユーザとの違いは,兼任のユーザではログインができないこと,兼任のユーザ宛てのメールは本来のユーザ(主体ユーザ)に届くことです。
権利組織
ユーザが,組織メールを参照する権限を持った組織を指します。
最上位組織
あらかじめシステムに登録されている組織の中で,最上位に位置する組織です。たとえば会社や研究所,病院などに相当します。
削除後蓄積数
削除後蓄積数は,メールボックスに蓄積されたメールが,自動削除デーモンの動作時に,ここで指定した値まで削除させるという値を指定します。
削除後容量
削除後容量は,メールボックスに蓄積されたメールが,自動削除デーモンの動作時に,ここで指定した値まで削除させるという値を指定します。
主体ユーザ
本来の組織に居る兼任元のユーザのことです。
たとえば,営業部の部長が販売推進本部の本部員を兼任している場合,兼任先の販売推進本部の本部員(兼任ユーザ)に対し、兼任元の営業部の部長を主体ユーザと呼びます。
主体ユーザは通常のユーザと同様に操作できます。また,兼任ユーザ宛てのメールが主体ユーザに届きます。
詳細ウィンドウ
登録情報の詳細を表示するウィンドウです。メインウィンドウから呼び出されます。属性リスト,詳細属性リスト,ツリービューの3つの部分から構成されます。例えば,ユーザの詳細ウィンドウでは,日本語やニックネームなどのユーザ情報の詳細が表示されます。
詳細属性リスト
属性リストで選択した項目に関する,詳細データの項目と項目値をリスト形式で表示した領域です。詳細ウィンドウに左下表示されます。属性リストの選択項目により,表示される詳細項目は変更されます。表示されている項目値を変更することもできます。
スケジュール
Address - Assist Viewerで操作した登録情報を更新する時間を指定する機能です。スケジュール実行すると,Address - Assistで操作した内容は,指定した日時までAddress Serverに反映されません。すぐに反映させたい場合は即時実行で登録する必要があります。実行状態の切り替えは,スケジュール詳細ダイアログで指定します。
スケジュールの設定手順
スケジュール情報
操作したユーザ情報,グループ情報,掲示板情報などの登録情報と,Address Serverに反映させるスケジュール(日時など)や実行結果などの情報です。スケジュール実行すると,Address - Assistで操作した内容を,指定した日時にAddress Serverに反映することができます。
即時実行
Address - Assist Viewerで操作した情報をすぐにAddress Serverに反映する指定です。夜間や休日など,操作内容をあとで反映したい場合は,スケジュール実行にする必要があります。実行状態の切り替えは,スケジュール詳細ダイアログで指定します。
スケジュールの設定手順
属性リスト
メインウィンドウで選択したデータに関する項目と項目値をリスト形式で表示した領域です。詳細ウィンドウに左上に表示されます。表示されている項目値を変更することもできます。
組織
最上位組織の下に位置する組織です。たとえば,会社の部や課に相当します。
組織メール
組織を送信者としてメールを送信する機能のことです。この機能では,組織を掲示者にして掲示板に記事を掲示することもできます。
ツールバー
Address - Assistのメインウィンドウと詳細ウィンドウのメニューの下にあるボタンです。よく使用する機能がボタンに割り当てられているため,効率的に操作を実行することが可能です。
ツリービュー
Address - Assistのメインウィンドウと詳細ウィンドウで表示されます。ユーザ情報,掲示板メンバ情報,グループ情報,スケジュール情報など,Address - Assistから操作できる登録情報がツリー構造で表示されています。
登録情報
システム管理者がAddress Serverに登録した,最上位組織,組織,ユーザ,掲示板,グループなどの情報です。
パスワード初期化ファイル
アドレス組織やアドレスユーザのパスワードの初期値を設定したcsvファイルです。
パスワード初期値の設定方法
バックアップデータ
アドレス組織やアドレスユーザのメールボックスやパスワードなどのユーザ資産を保存したデータです。バックアップデータは移動前に保存され,移動後に回復されます。
バックアップデータ格納先
セットアップで指定するバックアップデータの格納先です。移動処理を実行する場合に,バックアップデータが格納されます。UNIX版の場合,バックアップデータ格納先は固定です。この設定は,Address - Assist Serviceをインストールしている場合のみ有効です。
バックアップデータ転送
組織またはユーザのバックアップデータをバックアップ元(移動前)のサーバからリストア先(移動後)のサーバへ転送することです。
バックアップデータ転送リトライ回数
組織やユーザを別のサーバに移動する場合に,保存したメールボックスやパスワードなどのバックアップデータを転送する処理のリトライ回数を設定します。
バックアップデータ転送リトライ間隔
保存したバックアップデータの転送処理のリトライ間隔を設定します。
引き継ぎ登録
組織やユーザを移動する場合に,権利組織設定,兼任ユーザ,グループメンバ設定,掲示板メンバ設定を自動で移動前の状態に回復します。通常の登録では,移動するとこれらの設定はすべて削除されます。
部門管理者
システム管理者とは別に,Address - Assistを実行できるユーザ(部門管理者)と,その権限(操作できる組織など)を持った管理者を指定できます。たとえば,全社的な人事異動は従来通りシステム管理者が操作し,各部内の異動などは各部の部門管理者に操作を任せるといった運用が可能です。部門管理者と操作できる組織・権限は,システム管理者が個別に指定可能です。
閉鎖
メールボックスを保存/回復するため,メールを使用できない状態にすることです。メールボックスを保存すると閉塞され,回復すると閉塞は自動的に解除されます。メールボックスを回復する前に閉塞を解除すると,メールボックスを回復できなくなります。
変更情報
システム管理者がAddress Serverに登録した更新情報です。変更情報は他のGroupmax製品に通知されます。
メールボックス保存オプション
アドレス組織やアドレスユーザのホームサーバや最上位組織を変更(移動)する場合にはメールボックスの保存と回復が必要です。メールボックス保存オプションは,この保存と回復を実行する対象や内容を設定します。
メインウィンドウ
Address - Assistを起動後すぐに表示される主ウィンドウです。登録情報がツリーとリスト形式で表示されます。
ユーザ
システムが個人として認識している単位です。たとえば,会社の社員に相当します。一つのユーザに対して一つのユーザIDが登録されます。また,ユーザは一つの組織に所属します。ユーザは個人メールの宛先の単位です。
ユーザ情報
Address Serverで管理する最上位組織,組織,ユーザ,兼任ユーザの情報です。
ユーザ登録ファイル
一括登録ユティリティを使用して,ユーザ情報などを登録するために使用するcsvファイルです。
リストビュー
ツリービューで選択したアイテムに含まれる組織やユーザの情報一覧を表示します。リストビューに表示された項目をダブルクリックすることで,その内容が表示されます。
Address - Assist Service
メールボックスやパスワードなどの保存,転送,回復を実行するプログラムです。
Address - Assist Viewer
登録情報の参照や更新を実行するGUIプログラムです。
Address - Assist Viewerサービス
スケジュール実行時に,登録内容をAddress Serverに通知したり,メールボックスの保存や回復を指示するサービスプログラムです。
aspublicinfoファイル
aspublicinfoファイルは、Address - Assist Viewer及びAddress - Assist Serviceの設定値を定義するファイルです。
csvファイル
値と値を,(コンマ)で区切って設定した(Comma Separated Value)ファイルです。
Groupmax連携機能
Address Serverに登録した情報を他のGroupmax製品に通知して,登録した内容を自動的に取り込む機能です。
O/R名
(Originator/Recipient name)
メールシステムのユーザを識別するための情報です。ユーザの名前や住所,所属する組織といった情報の集まりです。
OSIのX.400に準拠したほかのメールシステムにメールを送る場合には,O/R名を宛先として指定します。

 

リトライ
移動処理で,保存したメールボックスやパスワードなどのバックアップデータを正常に転送できない場合に,転送を再実行することです。リトライは,指定した間隔毎に,指定した回数だけ再実行されます。