Groupmax Address - Assist Version 6 システム管理者ガイド
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付録B パスワードの初期値設定方法
(1) パスワード初期化ファイルとは
パスワード初期化ファイルとは,アドレス組織やアドレスユーザのパスワードの初期値を設定したファイルのことです。ユーザ又は,組織の詳細ウィンドウから初期化を行う場合は,<インストールディレクトリ>\System\Common\RegPass.csvファイルを使用します。パスワード初期化ファイルは,1レコード(行)に一つのパスワード初期化の情報をコンマで区切って設定したCSVファイルです。
パスワード初期化ファイルをメモ帳などのテキストエディタで作成する場合,各レコード(行)に各項目の値を,(コンマ)で区切って設定します。
項目の値にコンマが含まれる場合は,項目の値全体を"(ダブルクォーテーション)で囲んで設定してください。
- 例
- 項目の値:12,345
- 設定する値:"12,345"
- 項目の値にダブルクォーテーションが含まれる場合は,ダブルクォーテーション1文字につきダブルクォーテーション2文字を設定した上で,項目の値全体をダブルクォーテーションで囲んで設定してください。
- 例
- 項目の値:AB"c"D
- 設定する値:"AB""c""D"
Address - Assist Viewerは,アドレス組織やアドレスユーザの追加,移動,パスワード初期化を行う時,パスワードの初期値をサーバに登録します。パスワード初期化ファイルを利用しない場合やパスワード初期化ファイル中に追加,移動,パスワード初期化を行う組織やユーザが未登録の場合のパスワードの初期値は,以下のとおりです。ただし,組織やユーザの移動時にメールボックス保存オプションの設定でパスワードを保存する指定の場合は,メールボックスを回復した時点で元のパスワードに回復されます。
- アドレス組織の親展パスワードの初期値は,共用メールボックスIDと同じになります。共用メールボックスIDの長さが8けた以上の場合は,親展パスワードは先頭8けたで設定されます。
- アドレスユーザのログインパスワードと親展パスワードは,ユーザIDと同じになります。
(2) パスワード初期化ファイルの設定内容
パスワードの初期化ファイルの1レコード(行)には,組織やユーザのパスワード初期化の情報を設定します。パスワード初期化ファイルの項目と設定する内容を次に示します。なお,項目の説明の先頭にある数字は項番を意味します。
- 注意
- IDは登録する組織やユーザの値を識別するため,パスワード初期化ファイル内でユニークである必要があります。
- IDの先頭や最後に全角/半角スペースを設定しても,登録には無視されます。
- 英小文字と英大文字は区別されます。設定する値は英小文字と英大文字の違いまで正しく指定してください。
- Address - Assist Viewerの起動中やスケジュール登録中は,パスワード初期化ファイルを開いたり,編集しないでください。エディタなどでファイルを開いていると実行時にエラーになる場合や設定した情報が有効にならない場合があります。
- パスワード初期化ファイルの有効範囲は,Address - Assist Viewerをインストールした環境だけ有効で,他の環境で同じパスワードの初期値にしたい場合は,各環境にパスワード初期化ファイルを配布する必要があります。
- Address - Assist Viewerでは,組織やユーザに対してパスワードなしを設定することはできません。
- ID
パスワードの初期値を登録する組織ID又はユーザIDを指定します。組織を登録する場合は,組織を識別するため,組織IDの先頭に"@"を指定する必要があります。IDは8バイト以内の文字列で指定してください(先頭の"@"は除きます)。"#"を指定した場合,そのレコード(行)はコメントレコードになります。
- パスワード初期値
パスワードの初期値を指定してください。パスワードとして入力できる文字は,0x20から0x7Eの文字コードを組み合わせた文字列で1バイト以上8バイト以内です。
(3) パスワード一括初期化ファイルとは
パスワード一括初期化ファイルとは,アドレス組織やアドレスユーザのパスワードの初期値を設定したファイルで,設定内容はパスワード初期化ファイルと同じです。
なお,パスワード一括初期化ファイルは,任意のファイル名を使用することができます。
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