はじめに

このマニュアルでは,ワークフローシステムで運用する業務の定義から運用,管理までを支援するツールであるGroupmax Workflow Version 6を構成する次のプログラムプロダクトの機能,及び基本的な使用方法について記述しています。

このマニュアルでは,上記のプログラムプロダクトの総称をWorkflowと呼びます。また,Groupmax Enterprise Version 6をGroupmaxと呼びます。

Groupmax Workflow Simulator Version 3 使用上の注意

Groupmax Workflow Definer Version 5以降にサポートされた機能を使用して定義したビジネスプロセスは,Groupmax Workflow Simulator Version 3では読み込めません。

〈対象読者〉

このマニュアルは,次に示す目的で使用する方を対象としています。

なお, 次の基礎知識を持っている方を前提としています。

〈マニュアルの構成〉

このマニュアルは,次に示す四つの編と付録から構成されています。

第1編 概要編
第1章 Workflowの概要
ビジネスプロセスの定義から運用・管理までの一通りの流れを説明しています。
また,Workflow Definer,Workflow Simulator,Workflow Monitorの3製品を紹介しています。
第2編 ビジュアル定義(Workflow Definer)編
第2章 ビジュアル定義の概要
ビジュアル定義を利用する前に知っておいていただきたい基本的な知識及び機能について説明しています。
第3章 ビジュアル定義の起動と終了
ビジュアル定義の起動方法と終了方法について説明しています。
第4章 ビジュアル定義を使ってみましょう
ワークフローシステムを利用するユーザの定義から,ビジネスプロセス,ロール及びアプリケーションの配布までの,ビジュアル定義の基本的機能について,例題に沿って説明しています。
第5章 ビジュアル定義を使ってこんなこともできます
例題では説明できなかった機能について,簡単な例を挙げながら説明しています。
第3編 シミュレータ(Workflow Simulator)編
第6章 シミュレータの概要
シミュレータの概要と,シミュレータを使って何ができるかを説明しています。
第7章 シミュレータの起動と終了
シミュレータの起動方法と終了方法を説明しています。
第8章 シミュレータを実行してみましょう
シミュレータを試しに使っていただけるように,例題を使って説明しています。
第9章 経路解析機能を使ってみましょう
経路解析機能の操作の流れを,例題を使って説明しています。
第10章 流量シミュレーション機能を使ってみましょう
流量シミュレーションの操作の流れを,例題を使って説明しています。
第4編 運用モニタ(Workflow Monitor)編
第11章 運用モニタの概要
運用モニタの概要と主な機能について説明しています。
第12章 運用モニタの起動と終了
運用モニタの起動方法と終了方法を説明しています。
第13章 運用モニタを使ってみましょう
運用モニタの基本的な使い方を,具体例を挙げて説明しています。
第14章 運用モニタを使ってこんなこともできます
例題で取り上げた以外に参照・操作できる内容について説明しています。
第15章 業務の状況を効率良く参照するために
業務の状況を効率良く参照するための機能について説明しています。
付録A 用語解説
Workflowで使用する用語について説明しています。

〈関連マニュアル〉

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

Groupmax Workflow Version 6 概説(3020-3-B31)
Workflowを初めて使うときや,Workflowの全体像や概要をつかむ場合に参照してください。
Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド(3000-3-477)
Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド(3020-3-B59)
Workflowを利用するための環境設定や,サーバの運用方法について説明しています。参照するマニュアルは御利用のシステムによって異なります。御利用のシステムに合わせてどちらかのマニュアルを参照してください。
Groupmax Integrated Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B38)
Groupmaxの統合作業環境を使ってWorkflowを操作する場合に参照してください。
Groupmax Form Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B36)
ビジネスプロセス運用時に表示させる帳票(フォーム)を作成する場合に参照してください。
Groupmax Workflow - Library Version 6 プログラミングガイド(3020-3-B68)
ビジネスプロセス運用時に起動させるアプリケーションプログラムを作成する場合に参照してください。

〈読書手順〉

このマニュアルは,利用目的に合わせて直接編を選択して読むことができます。利用目的別に次の流れに従って,お読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

〈図中で使用する記号〉

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

〈このマニュアルで使用する記号〉

このマニュアルで使用する記号について説明します。

記  号説  明
[  ]ウィンドウ名,ダイアログ名又はボタン名を表します。
[  ]-[  ],
[  ]-[  ]-[  ]
-の前に示したメニューから,-の後のメニューを選択することを表します。
「  」ウィンドウ又はダイアログ中に表示されている項目を表します。

〈このマニュアルの表記〉

このマニュアルでは,製品名称又は総称を次に示す略称で表記しています。

製品名称略称
Groupmax Address Version 6Address
Groupmax Document Manager Version 6Document Manager
Groupmax Form Version 6Form
Groupmax Integrated Desktop Version 6Integrated Desktop
Groupmax Workflow Definer Version 6Workflow Definer
Groupmax Workflow Monitor Version 6Workflow Monitor
Groupmax Workflow Simulator Version 3Workflow Simulator
Groupmax Workflow Version 6Workflow
Microsoft(R) ExcelExcel
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating SystemWindows 95
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating SystemWindows 98
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating SystemWindows Me
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 3.51 又は
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 3.51
Windows NT 3.51
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0 又は
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0
Windows NT 4.0
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System,
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System,又は
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Windows 2000

なお,このマニュアルでは,Windows 95又はWindows NT 4.0のGUI(Graphical User Interface)を使用して各製品の機能を説明しています。適用OSがWindows 95又はWindows NT 4.0以外の場合は,それぞれのOSのGUIに置き換えてお読みください。

マニュアルの本文中でマニュアル名称の後に「(Windows用)」と記述されている場合は,そのマニュアルの適用OSがWindows NT,及びWindows 2000であることを示します。

〈マニュアルとオンラインヘルプの使い分け〉

Workflowでは,オンラインヘルプを提供しています。マニュアルとオンラインヘルプは,それぞれの用途に応じて使い分けてください。

マニュアル

Workflowを初めて使うとき,Workflow全体を理解したいとき,例題を実行するときにお使いください。

オンラインヘルプ

Workflowを実際に使用しながら機能の詳細を知りたいときにお使いください。ダイアログの操作方法やメニューバーの利用方法の詳細や,注意事項が載っています。

〈常用漢字以外の漢字の使用について〉

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

矩形(くけい)    桁(けた)    揃える(そろえる)

貼り付け(はりつけ) 必須(ひっす)