5.2 ビジネスプロセスの階層化
ビジネスプロセスの階層化は,フローの一部を一つのアイコンで表現することです。フローの一部を一つにまとめて表現するアイコンを階層アイコンと呼びます。
例えば,この階層アイコンを使用して次のようなことができます。
第1階層は,ある単位で大まかに定義し,その単位ごとに次の階層で詳細に定義していくことができます。なお,第2階層以降でも同様に階層アイコンを使用でき,最大4階層まで定義できます。
階層化の特徴として,次の二つが挙げられます。
- ビジネスプロセス定義で,階層アイコンを用いたフローを定義し,全体の流れを明確にしてから,階層化されたフローを定義することで,トップダウン方式によるビジネスプロセス定義ができます。
- ビジネスプロセスが大きくなってしまった場合にビジネスプロセスの階層化機能を使用することで,定義するフロー全体をコンパクトにまとめることができます。
ここでは,階層化の方法について説明します。
階層化する方法には,次の二つがあります。
- [ビジネスプロセス定義]ウィンドウに,階層アイコンを用いたフローを定義してから,階層化フローを定義します。
- 既に定義したビジネスプロセス定義の一部を,範囲指定して階層化します。
- <この節の構成>
- 5.2.1 階層アイコンを用いたフローを定義してから階層化フローを定義する方法
- 5.2.2 既に定義したビジネスプロセス定義の一部を,範囲指定して階層化する方法