5.3.1 直列連携ノード

直列連携ノードは,ほかのビジネスプロセスと連携するためのノードの一つで,連携先の案件を,連携元に戻す必要がない場合に使用します。

案件は,連携元の直列連携ノードから連携先のソースノードに,複写されたイメージで遷移します。連携先のビジネスプロセスで案件の処理が終了したことが確認されると,連携元の案件は次のノードに遷移します。

ここでは,本社から名古屋支社,大阪支社,及び札幌支社に通達を配布します。

直列連携ノードを使ったフロー例を図5-16に示します。

図5-16 直列連携ノードを使ったフロー例

[図データ]

上記の例題で使用している,直列連携ノードの属性の定義方法を,次に示します。なお,ケース「通達」にはケース属性「発信日付」が設定されているものとします。

操 作
  1. 直列連携ノードのアイコンをダブルクリックします。
    ここでは,「名古屋支社」アイコンをダブルクリックします。
    [直列連携]ダイアログが表示されます。
  2. [基本属性]タブを選択します。
    [基本属性]タブが開きます。
  3. ノード名を入力します。
    ここでは,「名古屋支社」と入力します。
  4. 窓口名を指定します。
    ここでは,窓口名グループボックスで[固定値]をクリックし,値に窓口名「名古屋支社」を入力します。
    窓口名は,Workflowサーバに設定されている連携情報定義ファイルに定義されている窓口名と同じものを入力します。連携情報定義ファイルについては,マニュアル「Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド」,「Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
  5. 連携先ビジネスプロセス名を指定します。
    ここでは,連携先ビジネスプロセス名グループボックスで[固定値]をクリックし,値に連携先ビジネスプロセス名「通達」を入力します。
  6. [引き渡し情報]タブを選択します。
    [引き渡し情報]タブが開きます。
  7. 連携先に引き渡す属性グループボックスで,連携先に引き継ぎたい属性をもつケースを選択します。
    ここではケース名「通達」を選択します。選択できるのは,この直列連携ノードに遷移するノードだけです。
    選択したケースに定義されている属性が,属性名リストボックスに表示されます。
  8. 属性名リストボックスで,連携先に引き継ぎたいケース属性を選択します。
    ここでは,「発信日付」の先頭にあるチェックボックスにチェックマークを付けます。
    なお,連携先には添付ファイルを送付しないため,連携先に添付ファイルを引き渡すチェックボックスにはチェックマークを付けません。
  9. [OK]をクリックします。
    直列連携ノードに属性が設定され,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。
  10. ほかの直列連携ノードについても,1.から9.の操作を繰り返します。
    各直列連携ノードの定義内容については,表5-1と表5-2を参照してください。

    表5-1  直列連携ノード「大阪支社」の定義内容

    タブ名定義項目定義内容
    基本属性ノード名大阪支社
    窓口名大阪支社(固定値)
    連携先ビジネスプロセス名通達_大阪支社(固定値)
    引き渡し情報ケース名通達
    属性名発信日付
    連携先に添付ファイルを引き渡すチェックマークを付けない

    表5-2  直列連携ノード「札幌支社」の定義内容

    タブ名定義項目定義内容
    基本属性ノード名札幌支社
    窓口名札幌支社(固定値)
    連携先ビジネスプロセス名通達_札幌支社(固定値)
    引き渡し情報ケース名通達
    属性名発信日付
    連携先に添付ファイルを引き渡すチェックマークを付けない

直列連携ノードを使用したビジネスプロセスを定義する場合の注意事項については,オンラインヘルプを参照してください。