5.1.4 同報・回収ノード

同報ノードとは,送付されたケースから複写した複数のケースを作成し,それぞれのケースを異なる送付先(作業机又は分岐ノード)に送付するノードです。複写ノードと似ていますが,同報ノードは,送付したケースを送付先から回収する必要がある場合に使用します。

回収ノードとは,同報した複数のケースを一つに戻すノードです。

同報・回収ノードを使ったフロー例を図5-13に示します。

図5-13 同報・回収ノードを使ったフロー例

[図データ]

同報ノードと回収ノードは,対で使用しなければなりません。なお,同報ノードと回収ノードの間に定義できるのは,作業机ノード及び分岐ノードだけです。また,同報ノードと回収ノードの間では,ケース属性を更新できますが,更新した内容が回収後も保存されているかどうかは保証できません。

<この項の構成>
(1) 同報ノードの属性定義
(2) 回収ノードの属性定義

(1) 同報ノードの属性定義

操 作
  1. 同報ノードのアイコンをダブルクリックします。
    [同報]ダイアログが開きます。
  2. ノード名を入力します。
    ここでは,「同報」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。
    同報の属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。同報ノードの下には,「同報」と表示されます。

(2) 回収ノードの属性定義

操 作
  1. 回収ノードのアイコンをダブルクリックします。
    [回収]ダイアログが開きます。
  2. ノード名を入力します。
    ここでは,「回収」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。
    回収の属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。定義した回収ノードの下には,「回収」と表示されます。