4.4.2 フロー図の描画
ビジネスプロセスを定義するには,まずワークフロー定義の描画ツールを利用して,フロー図を作成します。描画ツールとは,ノードやアロー(矢印)などを表すアイコンが入っているツールです。ノードを表すアイコンを貼り付けて,仕事の流れの順にアローで接続します。
- 操 作
- ワークフロー定義を起動します。
ワークフロー定義の起動方法の詳細については,「3.1 ビジュアル定義の起動」を参照してください。
ワークフロー定義が起動すると,[ワークフロー定義]ウィンドウが開きます。同時に,タイトルバーに「ビジネスプロセス1」と表示された[ビジネスプロセス定義]ウィンドウも開きます。[ワークフロー定義]ウィンドウと[ビジネスプロセス定義]ウィンドウを図4-9に示します。
図4-9 [ワークフロー定義]ウィンドウと[ビジネスプロセス定義]ウィンドウ
![[図データ]](figure/zu040009.gif)
ビジネスプロセスを新規に定義する場合は,この[ビジネスプロセス定義]ウィンドウにフロー図を作成していきます。フロー図は,描画ツールを利用して作成します。既存のフロー図を更新又は参照する場合は,[ファイル]-[開く]を選択して,該当するフロー図を表示させます。
- アイコンを貼り付けます。
描画ツールからフロー図に利用するアイコンを選択し,貼り付け位置をクリックします。これを繰り返して,アイコンを貼り付けていきます。描画ツールの
をクリックしておくと,選択したアイコンを連続して貼り付けることができます。例題のフロー図には,図4-10のようにアイコンを貼り付けます。
アイコンを貼り付けたあとにノード名を設定するまでは,アイコンの下に「アイコン名+通し番号」が表示されます。
図4-10 アイコンの貼り付け
![[図データ]](figure/zu040010.gif)
- アイコンをアローで接続します。
描画ツールの
を選択すると,描画モードが選択モードからアロー接続モードに切り替わります。接続元アイコン,接続先アイコンの順にアイコンをクリックすると,アイコン間がアローで接続されます。この操作を繰り返して,アイコン間をアローで接続します。
ここでは, 分岐ノードの属性を定義した後に,分岐アイコンから次のアイコンにアローを接続してください。分岐ノードの属性の詳細については,「4.4.3(3) 分岐ノード(分岐1)の属性定義」を参照してください。例題のフロー図には,図4-11のようにアローを接続します。
図4-11 アイコン間の接続
![[図データ]](figure/zu040011.gif)
アローを折り曲げたい場合は,
を選択して描画モードを選択モードに切り替えて,アローの折り曲げたい箇所をクリックした後,ドラッグしてください。また,折れ線を直線にする場合は,[オプション]-[アローの種類]を選択して表示される[アローの種類]ダイアログで,「直線化」チェックボックスをクリックして,チェックマークを付けます。