13.5 案件をほかのユーザに振り替えます
田中さんは,まず,山田さんのトレーにある案件を佐藤さんに振り替えることにしました。
- 操 作
- [運用モニタ]ウィンドウのツリービューから,ユーザ「T.YAMADA」のアイコンをダブルクリックします。
[案件情報]フォルダが表示されます。
- 「T.YAMADA」の下位にある[案件情報]フォルダをダブルクリックします。
「T.YAMADA」のトレーにある案件の一覧が表示されます。案件の一覧が表示されたウィンドウを図13-8に示します。
図13-8 案件の一覧が表示されたウィンドウ
![[図データ]](figure/zu130008.gif)
案件の一覧から,案件の遷移状態や処理状態などが分かります。案件の遷移状態とは,案件が送付できる状態になっているか,一時停止されているかの状態のことです。処理状態とは,ユーザが案件を処理しているか,トレーに入れたままかなどの状態のことです。
- 案件の一覧から,ワークID「発注書類161」のアイコンをクリックし,[運用操作]-[案件の振替]を選択します。
[案件の振替]ダイアログが開きます。
- [ユーザトレー]をクリックします。
振り替え者の一覧には,「資材発注係」のユーザが表示されます。
[案件の振替]ダイアログを図13-9に示します。
図13-9 [案件の振替]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu130009.gif)
- 振り替え者の一覧から「K.SATOU(佐藤浩二)」を選択します。さらに,[OK]をクリックします。
ワークID「発注書類161」の案件が佐藤さんに振り替えられます。この後佐藤さんの案件一覧を参照すると,ワークID「発注書類161」の案件が追加されているのを確認できます。
ほかのワークIDの案件についても3.~5.を繰り返し,「資材発注係」にある案件を作業量の少ないユーザに振り替えていきます。この結果,山田さんの案件が減り,山田さんはほかのビジネスプロセスの作業ができるようになります。