4.4.3 ノードの属性定義

フロー図にノードの処理内容を設定します。なお,定義する属性の詳細については,オンラインヘルプを参照してください。

<この項の構成>
(1) ソースノードの属性定義
(2) 作業机ノード(作業机1)の属性定義
(3) 分岐ノード(分岐1)の属性定義
(4) 待合ノードの属性定義
(5) 作業机ノード(作業机2)の属性定義
(6) 分岐ノード(分岐2)の属性定義
(7) 作業机ノード(作業机3)の属性定義
(8) シンクノードの属性定義

(1) ソースノードの属性定義

ソースノードとは,ビジネスプロセス上で送付される文書の入れ物を生成するノードです。この入れ物をケースといいます。

ここでは,ソース1に「発注書」,ソース2に「見積書」というケースを生成し,その属性を設定します。

操 作
  1. 「ソース1」アイコンをダブルクリックします。
    [ソース]ダイアログが開きます。
  2. [基本属性]タブを選択し,ノード名,作業者,及びロールの種類を設定します。
    ここでは,ノード名に「発注書」と入力します。作業者は「ロール」を,ロールの種類は「業務」を,ロールの名称は「資材」を選択します。
    ログインしていない場合,ロールの名称を選択しようとすると,ログインを確認するダイアログが開くので, 3.と4.の操作をしてからロールの名称を選択します。
  3. [OK]をクリックします。
    [Groupmaxログイン]ダイアログが開きます。
  4. ユーザID及びパスワードを入力し,[OK]をクリックします。
    ニックネームログインする場合は,ニックネーム及びパスワードを入力します。
    パスワードを入力すると,入力した文字分だけ「*」が表示されます。
    ログインが正常に終了すると,Workflow管理サーバに登録されているロールの名称が一覧に表示されます。
    属性を定義した[ソース]ダイアログを図 4-12に示します。

    図4-12 [ソース]ダイアログ([基本属性]タブ)

    [図データ]

  5. [再配布]タブを選択し,再配布の対象にするノードを選択します。
    再配布とは,同じワークで同一のロールに案件が再度送付されたとき,そのロールで以前に処理したユーザに案件を配布する機能です。
    例えば,再配布は次のような場合に指定します。
    • 書類を作成して上長に承認してもらう業務で,承認が済んだ書類を作成者のところにもう一度配布したい
    この例題では,再配布の必要はありません。対象ノード一覧の「発注書」の先頭のチェックボックスをクリックして,チェックマークを消します。
  6. [詳細属性]タブを選択し,案件の投入方法,代行の許可の設定を選択します。
    案件の投入方法には「ワークIDを新規に設定する」を選択します。
    代行の許可には「する」を選択します。
  7. [ケース定義]タブを選択します。
    同じソース中で定義したケースの一覧が表示されます。ここでは,まだケースを定義していないので,一覧には何も表示されていません。
  8. [ケースの追加]をクリックします。
    [ケースの追加]ダイアログが開きます。
  9. 生成するケース名を入力します。
    ここでは,生成するケースに「発注書」と入力します。
  10. [OK]をクリックします。
    [ケース定義]タブに戻ります。「発注書」がケース一覧に追加されています。
  11. 「発注書」が選択されていることを確認して,[属性の追加]をクリックします。
    [ケース属性の追加]ダイアログが表示されます。
  12. 属性名,型を選択します。
    属性名とは,処理ノードで処理した結果を属性値として設定する属性の名称です。
    属性名に「書類確認結果」と入力します。「書類確認結果」の属性値には文字データを設定するため,型には「文字」を選択します。
    属性名を定義した[ケース属性の追加]ダイアログを図4-13に示します。

    図4-13 [ケース属性の追加]ダイアログ

    [図データ]

  13. [OK]をクリックします。
    [ケース定義]タブに戻ります。ケース一覧の「発注書」の下に属性名と型が追加されます。
  14. 11.~12.を繰り返し,「発注書」にもう一つのケース属性名を定義します。
    一つのケースが複数の分岐ノードに送付される場合,各分岐で判定対象が違う場合があります。このような場合には,判定する対象の数だけ属性名を定義する必要があります。この例題では,一つのケースが二つの分岐ノードに送付されて,各分岐で「見積書が必要かどうか」と,「発注できるかどうか」が判定されます。
    したがって,「発注書」の属性名をもう一つ設定します。属性名に「予算確認結果」と入力し,型に「文字」を選択します。
  15. [OK]をクリックします。
    ケースの定義が完了し,[ケース定義]タブに戻ります。定義したケース,及びケース属性がケース一覧に追加されます。ケースが追加された[ケース定義]タブを図4-14に示します。

    図4-14 [ソース]ダイアログ([ケース定義]タブ)

    [図データ]

  16. [OK]をクリックします。
    [ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。ソースアイコンの上には指定したロール名が,下にはノード名が表示されます。[表示]-[ノード名だけを表示]を選択すると,ノード名だけが表示されます。
     同様に1.~12.を繰り返し,「ソース2」アイコンの属性を次のように定義してください。

 見積書は待合ノードで発注書と一まとめにされます。待合ノードとは,複数のアローから送付されるケースを一まとめにするノードです。待合ノードでは,ワークIDが同じケースを一まとめにするので,見積書には発注書と同じワークIDを設定する必要があります。ここでは,見積書が発注書の後から投入されることが分かっているので,「ワークIDを新規に設定しない」を選択します。

また,ソース2で生成するケースとして,「見積書」を定義します。

この例題では,見積書は処理ノードで処理されないので,「見積書」には属性名を設定しません。

次に,作業机ノードの属性を定義します。

(2) 作業机ノード(作業机1)の属性定義

作業机ノードとは,ユーザが実際にケースを処理するノードです。

ここでは,送付されてきた発注書を資材受付が審査し,見積書が必要かどうかを判断します。

操 作
  1. 「作業机1」アイコンをダブルクリックします。
    [作業机]ダイアログが開きます。
  2. [基本属性]タブを選択し,ノード名,作業者及びロールの種類を設定します。
    ここでは,ノード名に「書類確認」と入力し,作業者を「ロール」,ロールの種類を「業務」に設定します。ロールの名称は「資材受付」と入力します。
    属性を定義した[作業机]ダイアログを図 4-15に示します。

    図4-15 [作業机]ダイアログ([基本属性]タブ)

    [図データ]

  3. [配布方法]タブで,案件の自動配布の設定をします。
    ここでは,案件をノードのユーザにどのように配布するかを設定します。
    案件が直接ユーザトレーに配布されるようにするために,「自動配布の設定」で「する(ユーザトレーに配布)」を選択します。
    また,ロール内ユーザにランダムに案件が配布されるように,「ユーザへの配布方法の設定」で「ロール内ユーザにランダム配布」を選択します。
    さらに,「ユーザに配布できなかった場合のリカバリ設定」で「ロールトレーに配布」を選択します。
  4. [再配布]タブで,再配布の対象にするノードを選択します。
    ここでは,再配布の必要はありません。対象ノード一覧の「書類確認」の先頭のチェックボックスをクリックして,チェックマークを消します。
  5. [詳細属性]タブで代行の許可の設定を選択します。
    代行の許可には「する」を選択します。
  6. [ユーザ処理リスト]タブをクリックします。
    [ユーザ処理リスト]タブが開きます。このタブでは,作業机ノードでユーザが処理する内容を設定します。
  7. 作業の種類を選択します。
    ここでは,「属性値の選択更新」を選択します。
  8. [追加]をクリックします。
    [作業の追加]ダイアログが開きます。
    ここでは,資材受付が「書類確認」で,発注書に見積書が必要かどうかを判断し,必要な場合は「見積要」,不要な場合は「見積不要」を選択することを設定します。定義内容を次に示します。
    • 作業机1 [作業の追加]ダイアログの属性定義
      タブ名定義項目定義内容
      [ケース]ケース名「発注書」
      属性名「書類確認結果」
      [条件]条件「必須」
      [候補値]属性値の候補値「見積要」と「見積不要」
      ノードスキップ時の属性への設定値入力しない
     ケース名及び属性名は,ソースノードで定義したものと対応付けます。型には,選択した属性名にソースノードで定義された型が表示されます。属性を定義した[作業の追加]ダイアログ([候補値]タブ)を図4-16に示します。

    図4-16 [作業の追加]ダイアログ([候補値]タブ)

    [図データ]

  9. [OK]をクリックします。
    [作業机]ダイアログ([ユーザ処理リスト]タブ)に戻ります。7.~8.で入力した情報が図4-17のように表示されます。

    図4-17 [作業机]ダイアログ([ユーザ処理リスト]タブ)

    [図データ]

  10. [OK]をクリックします。
    [ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。

これで作業机ノードの属性定義は完了です。[ビジネスプロセス]定義ウィンドウの「作業机1」が「書類確認」に変わっていることを確認してください。

(3) 分岐ノード(分岐1)の属性定義

分岐ノードとは,ケースの送付先を条件によって振り分けるノードです。

ここでは,資材受付が見積書を必要かどうかを判断した結果によって,発注書の流れを異なる送付先に分岐させます。

操 作
  1. 「分岐1」アイコンをダブルクリックします。
    [分岐]ダイアログが開きます。
  2. ノード名を入力します。
    ここでは,「見積要否」と入力します。
  3. [追加]をクリックします。
    分岐ラベルを定義する[分岐条件の追加]ダイアログが開きます。
  4. 分岐ラベルを入力します。
    ここでは,分岐ラベルに「要」と入力します。
  5. 「条件式」が選択されている状態で,[条件生成]をクリックします。
    [条件式の生成]ダイアログが開きます。
  6. ケース名及び属性名を選択します。
    ケース名及び属性名は,既に定義したものの中から選択できます。ここでは,ケース名には「発注書」を,属性名には「書類確認結果」を選択します。「書類確認結果」を選択すると,型には「文字」が表示されます。
  7. 属性値及び分岐条件を選択します。
    ここでは,属性値に「書類確認」(作業机ノード)で設定した属性値の候補値から「見積要」を選択します。また,条件には「と等しい」を選択します。判定条件は設定しません。
    条件を定義した[条件式の生成]ダイアログを図4-18に示します。

    図4-18 [条件式の生成]ダイアログ

    [図データ]

  8. [OK]をクリックします。
    [分岐条件の追加]ダイアログに戻ります。6.と7.で設定した情報が,分岐条件テキストボックスに条件式として表示されます(図4-19)。
    なお,分岐条件は,分岐条件テキストボックスに条件式を直接入力して設定することもできます。

    図4-19 「分岐1」の[分岐条件の追加]ダイアログ

    [図データ]

  9. [OK]をクリックします。
    [分岐]ダイアログに戻ります。設定した分岐ラベルと分岐条件が,分岐条件一覧のリストに追加されます。
  10. 3.~9.を繰り返します。
    分岐ラベル「不要」の条件の定義内容を次に示します。
    • 分岐1 [分岐条件の追加]ダイアログの属性定義
      定義項目定義内容
      分岐ラベル「不要」
    • 分岐1 [条件式の生成]ダイアログの属性定義
      定義項目定義内容
      ケース名「発注書」
      属性名「書類確認結果」(型には「文字」が表示される)
      属性値「見積不要」
      条件「と等しい」
      条件判定設定しない
    [分岐]ダイアログの分岐条件一覧に,設定した分岐ラベルと分岐条件が図4-20のように表示されます。

    図4-20 [分岐]ダイアログ

    [図データ]

  11. [OK]をクリックします。
    分岐属性の定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。このとき,分岐アイコンは,分岐ラベルが上下2段の形に変更されています。アローはそれぞれの分岐ラベルから異なる送付先ノードに接続しなければなりません。したがって,「要」のラベルから待合ノードへ,「不要」のラベルから作業机2ノードへアローを接続すると,条件分岐のフローが定義できます。
    [分岐1]ノードの属性定義が完了すると,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウには,図4-21のように表示されます。

    図4-21 [分岐1]ノードの属性定義

    [図データ]

(4) 待合ノードの属性定義

待合ノードとは,複数のアローから送付されるケースを一まとめにするノードです。

ここでは,資材受付が見積書を必要であると判断した場合に,送付されてくる「発注書」と「見積書」を待ち合わせて一まとめにします。

操 作
  1. 待合ノードをダブルクリックします。
    [待合]ダイアログが開きます。
  2. ノード名を入力します。
    ここでは,「見積書待合」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。
    待合ノードの属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。

(5) 作業机ノード(作業机2)の属性定義

「作業机2」では,予算確認者が送付されてきた発注書の予算を確認した結果,発注ができるかどうかを判断します。属性定義の操作手順については,「4.4.3(2) 作業机ノード(作業机1)の属性定義」を参照してください。見積書を必要とする発注書は秋田慎吾さんに,必要としない発注書は宮崎剛さんに自動的に配布されるように設定します。なお,自動配布の条件式を生成するために,「4.3.3自動配布キーの設定」で,秋田慎吾さんの自動配布キー値に「見積要」,宮崎剛さんの自動配布キー値に「見積不要」と定義してあります。

操 作
  1. 「作業机2」の[作業机]ダイアログを開きます。
  2. [基本属性]タブを選択し,ノード名,作業者及びロールの種類を設定します。
    ここでは,ノード名に「予算確認」と入力し,作業者を「ロール」,ロールの種類を「業務」に設定します。ロールの名称は「予算確認者」と入力します。
  3. [配布方法]タブを選択し,案件の自動配布の設定をします。
    ここでは,自動配布の設定に「する(ユーザトレーに配布)」,ユーザへの配布方法の設定に「条件に従ってユーザに配布」,ユーザに配布できなかった場合のリカバリ設定に「ロールトレーに配布」を設定します。
  4. [条件設定]をクリックします。
    [条件設定]ダイアログが開きます。
    ここでは,まだ条件式を生成していないので,ダイアログには条件式は表示されていません。
  5. [条件生成]をクリックします。
    [条件式の生成]ダイアログが開きます。
    [条件式の生成]ダイアログの属性を定義して,自動配布の条件式を生成します。ここで定義する属性を次に示します。
    • 作業机2 [条件式の生成]ダイアログの属性定義
      定義項目定義内容
      比較対象「ケース」
      予約属性$発注書
      ケース名「発注書」
      属性名「書類確認結果」
      条件「全ての文字列が等しい」
    予約属性とは,比較対象に使用する値です。予約属性にはユーザID又は業務ロールに定義した自動配布キー名を指定できます。比較対象にユーザIDを使用する場合は「#ユーザID」と定義し,自動配布キー名を使用する場合は,自動配布キー名の先頭に$を付けて定義します。
    表「作業机2 [条件式の生成]ダイアログの属性定義」のとおり属性を定義した場合,ケース「発注書」の属性「書類確認結果」に設定される値(見積要又は見積不要)と,自動配布キー「発注書」の自動配布キー値(見積要又は見積不要)が等しい場合,自動配付キー値に設定されているユーザに案件が自動配布されます。
    属性を定義した[条件式の生成]ダイアログを図4-22に示します。

    図4-22 [条件式の生成]ダイアログ

    [図データ]

  6. [OK]をクリックします。
    [条件設定]ダイアログに戻ります。配布条件式1には,生成した配布条件式が図 4-23のように表示されます。

    図4-23 [条件設定]ダイアログ

    [図データ]

  7. [OK]をクリックします。
    配布条件式の生成は完了し,[配布方法]タブに戻ります。
  8. [再配布]タブで,再配布の対象にするノードを選択します。
    ここでは,再配布の必要はありません。ノード一覧の「予算確認」の先頭のチェックマークをクリックして,チェックマークを消します。
  9. [ユーザ処理リスト]タブを選択し,「作業の種類」から「属性値の選択更新」を選択して[追加]をクリックします。
    [作業の追加]ダイアログが開きます。
    [作業の追加]ダイアログで次に示す項目を設定します。
    • 作業机2 [作業の追加]ダイアログの属性定義
      タブ名定義項目定義内容
      [ケース]ケース名「発注書」
      属性名「予算確認結果」
      [条件]条件「必須」
      [候補値]属性値の候補値「発注可」と「発注不可」
      ノードスキップ時の属性への設定値入力しない
  10. [OK]をクリックします。
    [ユーザ処理リスト]タブに戻ります。
  11. [OK]をクリックします。
    [ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。これで「作業机2」の属性定義は完了です。

(6) 分岐ノード(分岐2)の属性定義

「分岐2」では,予算確認者が発注できるかどうかを判断した結果によって,発注書の流れを分岐させます。定義の操作手順については,「4.4.3(3) 分岐ノード(分岐1)の属性定義」を参照してください。

操 作
  1. 「分岐2」の[分岐]ダイアログを開き,ノード名を定義します。
    ここでは,「発注可否」と定義します。
  2. [分岐]ダイアログから[分岐条件の追加]ダイアログを開き,分岐ラベルを定義します。
    まず,「可」の条件を定義するので「可」と入力します。
  3. [条件式の生成]ダイアログを開いて,条件を生成します。
    「可」の条件を生成します。定義する内容を次に示します。
    • 分岐2 [条件式の生成]ダイアログの属性定義
      定義項目定義内容
      ケース名「発注書」
      属性名「予算確認結果」(型には「文字」が表示される)
      属性値「発注可」
      条件「と等しい」
      判定条件設定しない
  4. [OK]をクリックします。
    [分岐条件の追加]ダイアログに戻ります。
  5. 2.~3.を繰り返します。
    「不可」の条件を定義します。定義内容を次に示します。
    • 分岐2 [分岐条件の追加]ダイアログ
      定義項目定義内容
      分岐ラベル「不可」
    • 分岐2 [条件式の生成]ダイアログの属性定義
      定義項目定義内容
      ケース名「発注書」
      属性名「予算確認結果」(型には「文字」が表示される)
      属性値「発注不可」
      条件「と等しい」
      判定条件設定しない
  6. [ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。
    分岐ノードの属性定義が完了しました。

「可」のラベルから「作業机3」ノードへ,「不可」のラベルから「シンク2」ノードへアローを接続してください。これで「分岐2」ノードの属性定義は完了です。

(7) 作業机ノード(作業机3)の属性定義

「作業机3」では,発注できる発注書を資材発注係が確認し,発注します。ノードの属性を定義する操作手順については,「4.4.3(2) 作業机ノード(作業机1)の属性定義」を参照してください。

操 作
  1. [作業机]ダイアログを開き,ノードの属性を定義します。
    「作業机3」ノードに定義する内容を次に示します。
    • 作業机3 [作業机]ダイアログの属性定義
      タブ名定義項目定義内容
      基本属性ノード名「発注作業」
      作業者「ロール」
      ロールの種類業務(ロール名は「資材発注係」)
      配布方法自動配布の設定「する(ユーザトレーに配布)」
      ユーザへの配布方法の選択「ロール内ユーザにランダム配布」
      ユーザに配布できなかった場合のリカバリ設定「ロールトレーに配布」
      再配布対象ノード一覧チェックマークを消す(再配布の指定をしない)
  2. [ユーザ処理リスト]タブを選択し,「作業の種類」から「属性値の参照」を選択して[追加]をクリックします。
    [作業の追加]ダイアログが開きます。
  3. 「作業机3」ノードでの作業内容を次のように定義して,[OK]をクリックします。
    • 作業机3 [作業の追加]ダイアログの属性定義
      タブ名定義項目定義内容
      [ケース]ケース名「発注書」
      属性名「予算確認結果」
     これで「作業机3」の属性定義は完了です。[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。

(8) シンクノードの属性定義

シンクノードとは,ビジネスプロセスの終端を示すノードのことです。

ここでは,発注可否が「可」の場合に送付されてきた発注書と見積書を「発注」するシンク1と,「不可」の場合に「却下」するシンク2を設定します。

操 作
  1. 「シンク1」アイコンをダブルクリックします。
    [シンク]ダイアログが開きます。
  2. ノード名を入力します。
    ここでは,「発注」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。
    シンクノードの属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。シンクアイコンの下には指定したノード名が表示されます。

同じようにして,1.~3.の手順でシンク2の属性を定義してください(ノード名は「却下」)。定義の終了後,アイコンをアローで接続します。

すべてのノードの属性定義が終了した例題のフロー図を,図 4-24に示します。

図4-24 例題のフロー図(ノードの属性定義終了)

[図データ]