4.4.1 例題「発注業務」で定義するビジネスプロセスの内容
発注書を審査する業務のビジネスプロセスを定義します。この業務の流れを図4-8に示します。
図4-8 定義する業務
![[図データ]](figure/zu040008.gif)
例題「発注業務」の業務の流れを説明します。
- 発注書を審査して,見積書が必要かどうかを判断します。
- 見積書を必要と判断した場合は,資材受付が資材から見積書を取り寄せ,予算確認者に見積書と発注書を送付します。
- 見積書が必要ないと判断した場合は,資材受付が発注書だけを予算確認者に送付します。
- 予算確認者は発注書を見て,予算を確認し,発注ができるかどうかを判断します。
- 予算確認者が,発注できると判断した場合は,書類を資材発注係に送付します。資材発注係では,発注書を完成させ,発注します。
- 予算確認者が,発注できないと判断した場合は,発注は却下されます。
なお,この例題でビジネスプロセスを定義する前に,「4.2 ユーザを定義しましょう」と「4.3 ユーザの役割を決めましょう」の例題で,ユーザとロールを定義しておいてください。