11.2.1 モニタ機能
モニタ機能は,Workflowで運用されている業務の状況を参照するための機能です。モニタ機能を使って,例えば次のようなことができます。
- いろいろな視点から業務の状況を参照できる
運用モニタでは,次に示すような情報を参照できます。
- ビジネスプロセスの運用状況
- ロールの作業状況
- ユーザの作業状況
- ワークの処理状況
- 案件の処理状況
- 参照した情報を基に,関連する情報を参照できる
ツリー構造をたどって,ある情報から更にそれに関連する情報を参照していくことができます。例えば,ビジネスプロセスの情報を参照し,更に特定のビジネスプロセスについて,関連するユーザや案件の状況を参照することができます。この例を図11-2に示します。
図11-2 関連する情報を参照していく例
![[図データ]](figure/zu110002.gif)
- フロー図(仕事の流れ図)から作業の状況を参照できる
図11-3に示すように,ビジネスプロセスのフロー図から「各ノード(作業場所)で処理中の作業がどのくらいあるか」,「作業がどのノードまで進んでいるのか」といった情報を参照できます。このため,作業の状況が一目で分かります。
図11-3 作業の状況が表示されたフロー図
![[図データ]](figure/zu110003.gif)
- 必要な情報を絞り込んで参照できる
例えば,「自分の管理しているビジネスプロセスの情報」,「指定したIDを持つワークの情報」というように,情報の対象を絞って参照できます。このため,必要な情報が探しやすくなります。