4.3.3 自動配布キーの設定
ワークフローロール定義では,ロールごとに自動配布キーを設定できます。自動配布キーとは,案件をロール内のユーザに自動的に配布する場合に,配布先ユーザを特定するための属性のことです。ロールに自動配布キーを設定した後ワークフロー定義の作業机ノードで自動配布の設定をすると,ビジネスプロセスを運用したときに,ケースの条件に従って作業机ノードのユーザに案件を自動配布できます。ワークフロー定義の自動配布の設定については,「4.4.3(5) 作業机ノード(作業机2)の属性定義」を参照してください。
ここでは,秋田慎吾さんと宮崎剛さんに自動配布キーを設定します。
- 操 作
- 「自動配布キー」フォルダを選択し,[編集]-[新規作成]-[自動配布キー]を選択します。
ここでは,「予算確認者」ロールのフォルダを選択し,その下位に表示される「自動配布キー」フォルダを選択します。[自動配布キー値の新規作成]ダイアログが開きます。
- 自動配布キー名を入力します。
ここでは,「発注書」と入力します。
- [OK]をクリックします。
[ワークフローロール定義]ウィンドウに戻ります。自動配布キーフォルダの下位に,「発注書」アイコンが追加表示されています。
- 値を設定する自動配布キー名を選択し,[編集]-[自動配布キー値の編集]を選択します。
ここでは,2.で設定した「発注書」アイコンを選択します。[自動配布キー値]ダイアログが開きます。
- [追加]をクリックします。
[自動配布キー値の追加]ダイアログが開きます。
- 自動配布キーの値を入力します。
ここでは,「見積要」と入力します。
- ユーザ一覧から,追加するユーザを選択(複数選択可能)します。
ここでは,秋田慎吾さんを選択します。
- [追加]をクリックします。
[自動配布キー値]ダイアログに戻ります。自動配布キー値一覧に,指定したユーザ(ここでは「秋田慎吾」)が追加されます。自動配布キー値が追加された[自動配布キー値]ダイアログを図4-6に示します。
図4-6 [自動配布キー値]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu040006.gif)
- [OK]をクリックします。
[自動配布キー値]ダイアログが閉じて[ワークフローロール定義]ウィンドウに戻ります。
同様に,宮崎剛さんにも自動配布キーを設定します。宮崎剛さんの場合は,自動配布キーの値を「見積不要」に設定します。
- [ファイル]-[ワークフローロール定義の終了]を選択します。
[ワークフローロール定義]ウィンドウが閉じます。作成したロールがWorkflow管理サーバに登録され,ロールが配布予約状態となります。Workflow管理サーバとの接続は自動的に解除されます。