経路解析機能は,解析結果をグラフィカル表示することで,ビジネスプロセスの不正箇所を表示します。この項では,例題「発注1」で出てきた「異常分岐」以外のビジネスプロセスの不正箇所の表示を説明します。
(1) 無限ループ
ループ経路表示をすることで,ケースが無限ループするおそれがある経路が発見できます。また,ケースが無限ループする経路も表示します。
例えば,ループの中に分岐ノード又は作業机ノードがない場合は,ループを抜ける要因がないので,そのループは無限ループになります。また,ループ内の作業机ノードに定義されているケース属性候補に誤りがある場合もあります。
経路解析機能では,ケースが通過した経路とループ経路のアローの属性を変更することができます。無限ループを見付けるなどの注意を促すために,アローを目立つ色にしたり,太くしたりできます。
(2) 通過していないノード・待合不正
ケースが通過した全経路を表示して,通過していないノードを発見できます。
また,複数ケースの全経路を表示して,すべての待合ノードで待ち合うことができるかどうかを確認できます。