5.1.2 複写ノード

複写ノードとは,送付されたケース(オリジナルケース)を複写し,それぞれのケースを異なる送付先に送付するノードです。

ここでは,「複写1」に送付されてきた「発注書」を複写し,オリジナルケースを「作業机1」に,コピーケースを「作業机2」と「作業机3」に送付します。

複写ノードを使ったフロー例を図5-3に示します。

図5-3 複写ノードを使ったフロー例

[図データ]

操 作
  1. 複写ノードのアイコンをダブルクリックします。
    [複写]ダイアログが開きます。
    ケースリストには,ビジネスプロセス上のすべてのケースが表示されます。オリジナルケースの送付先ノードには,複写ノードに接続されているすべてのノードが表示されます。
  2. ケースリストから接続先ノードに送付するケースを選択します。
    ここでは「発注書」を選択します。「発注書」の先頭のチェックボックスをクリックしてチェックマークを付けます。
  3. オリジナルケースの送付先ノードを選択します。
    ここでは,オリジナルケースの送付先ノードに「作業机1」を選択します。
    オリジナルケースの送付先ノードを選択した状態の[複写]ダイアログを,図5-4に示します。

    図5-4 [複写]ダイアログ

    [図データ]

    また,「作業机3」に送付するコピーケース名を変更します。コピーケース名には,「オリジナルケース名_送付先ノード名」が仮定されています。
    コピーケース名を変更しない場合は,[OK]をクリックすると,複写ノードの属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。コピーケース名を変更する場合は,4.以降の操作をします。
  4. [コピーケース名変更]をクリックします。
    コピーケース名を表示する[コピーケース名の変更]ダイアログが開きます。
    ノードリストには,複写ノードに接続されているすべてのノードが表示されます。ただし,オリジナルケースの送付先ノードは表示されません。
  5. ノードリストからノードを選択します。
    ここでは「作業机3」を選択します。
  6. ケースを選択します。
    ノードリストで選択したノードに送付されるコピーケース名の一覧が,ケースに表示されます。ここでは,「発注書_作業机3」を選択します。
  7. [ケース名変更]をクリックします。
    コピーケース名を変更する[ケース名の変更]ダイアログが開きます。
  8. ケース名を入力します。
    ここでは,「発注書コピー」と入力します。
  9. [OK]をクリックします。
    図5-5の[コピーケース名の変更]ダイアログに戻り,ケース欄に変更したコピーケース名が表示されます。

    図5-5 [コピーケース名の変更]ダイアログ

    [図データ]

  10. [OK]をクリックします。
    [複写]ダイアログに戻ります。
  11. [OK]をクリックします。
    複写の属性定義が完了し,[ビジネスプロセス定義]ウィンドウに戻ります。
    定義した複写ノードの出力アロー上には,変更したケース名が表示されます。