2.4.5 伝票変換時の注意事項
ASP変換時の,画面形式に関する注意事項を説明します。DMA伝票を作成するとき,これらの点に注意してください。
使用するWWWブラウザがNetscape Navigatorの場合の注意事項を,次に示します。
- 文字属性のサイズ
伝票作成時に設定する文字属性のサイズは,ASP変換すると表2-3に示すようにHTMLのフォントサイズに変換されます。文字の大きさを変更してWWWブラウザ上で表示させたい場合は,表2-3を参照して文字属性のサイズを設定してください。
表2-3 フォントサイズの変換
伝票作成時に設定した文字属性のサイズ | HTMLでのフォントサイズ |
---|
7以下 | 1 |
8~9 | 2 |
10~11 | 3 |
12~14 | 4 |
15~17 | 5 |
18~23 | 6 |
24以上 | 7 |
なお,使用するフォントの種類によっては,ASP変換すると伝票作成時の文字の大きさより大きくなる場合があります。フォントの種類は,MS明朝又はMSゴシックを使用するようにしてください。
以降の注意事項は,[ASP環境設定]ダイアログボックスで,使用するブラウザに「IE3.02」,「IE4」又は「限定しない」を選択して,表形式でASP変換する場合の注意事項です。
- プッシュボタン項目のタイトル
伝票作成時に設定するプッシュボタン項目のタイトルは,ボタンの領域に余裕を持って設定してください。領域最大にタイトルを設定すると,ASP変換後にボタンが横に伸びてしまいます。
- 複数のプッシュボタン項目の間隔
複数のプッシュボタン項目を,横に並べて表示させる場合は,横の間隔を少し空けてプッシュボタン項目を作成してください。ASP変換後の伝票では,プッシュボタン項目を左右に隣接して表示できません。左右に多少の間隔が空いてしまいます。
- コンボボックスの文字列
伝票作成時にコンボボックスを設定する場合,コンボボックスに設定する最も長い文字列の最後に2文字程度の余裕をとるようにしてください。領域最大に文字列を設定している場合,ASP変換後に領域が横に伸びてしまいます。
- 捺印項目のサイズ
捺印項目のサイズは,表2-4に示すサイズを目安にして設定してください。
表2-4 電子印と捺印項目のサイズの対応
電子印の形式 | 電子印のサイズ | 捺印項目のサイズ※1 |
---|
幅 | 高さ | 幅 | 高さ |
---|
テキスト形式 | 150 | 150 | 10グリッド | 5グリッド |
300 | 300 | 20グリッド | 10グリッド |
ビットマップ形式 | 128※2 | 128※2 | 20グリッド | 10グリッド |
- 注※1
- 捺印項目のサイズは,初期設定(幅が22,高さが44)のグリッド値を基準にしています。
- 注※2
- ビットマップ形式のサイズの単位は,ピクセル(ビット)です。
捺印項目のサイズを,表2-4に示すサイズより小さく設定した場合,捺印したときに捺印項目の領域が伸びてしまいます。また,捺印項目のサイズを,表2-4に示すサイズより大きく設定した場合,捺印項目の中央に捺印されます。