GfExchgOutput関数の実行環境を設定します。
対象:VBScriptの直接記述
構文
return GfExchgSetInf(sServer, sAlias, sFolder, sReserved, sMsgClass, sSentLogType, aryItems, sErrCode, sErrMsg)
指定項目
GfExchgSetInf関数の構文の指定項目を,次に示します。
指定項目 | 内容 |
---|---|
return | 処理結果を返します。 True:正常に終了しました。 False:処理中にエラーが発生しました。 |
sServer | Exchangeサーバ名を文字列で指定します。Nullを指定した場合,次の優先順位(1が最も高く,3が最も低い)で仮定値が決まります。 1:伝票起動時のgwfeserver引数の値 2:Application("GWFESERVER")アプリケーション変数の値 3:WWWサーバ名("SERVER_NAME"サーバ環境変数の値) |
sAlias | Exchangeユーザのエイリアス名を文字列で指定します。Nullを指定した場合,次の優先順位(1が最も高く,3が最も低い)で仮定値が決まります。 1:伝票起動時のgwfealias引数の値 2:Session("GWFEALIAS")セッション変数の値 3:WWWサーバ基本認証のユーザ名("LOGON_USER"サーバ環境変数の値) |
sFolder | メッセージを出力するメールボックス中のフォルダ名を文字列で指定します。Nullを指定した場合,次の優先順位(1が最も高く,3が最も低い)で仮定値が決まります。 1:伝票起動時のgwfepathsentlog引数の値 2:Application("GWFEPATHSENTLOG")アプリケーション変数の値 3:"SENTLOG"(文字列) フォルダ名は,1~256文字(半角の場合)の範囲で,半角空白文字以外の文字を1文字以上指定してください。 指定したフォルダがメールボックスの中にない場合は,新しくフォルダが作成されます。 |
sReserved | 予約引数です。必ずNullを指定してください。 |
sMsgClass | メッセージクラスを文字列で指定します。Nullを指定した場合,"IPM.Post"が仮定されます。メッセージクラスの詳細については,Outlookのオンラインヘルプを参照してください。 |
sSentLogType | 案件履歴情報の出力方法を指定します。ビジネスプロセス名,ノード名,案件識別子,及びビジネスプロセス定義種別が,過去に出力した案件履歴情報と同じ場合に,過去に出力した内容を更新する場合は"0"を,新しく別に作成する場合は"1"を指定します。Nullを指定した場合,"0"が仮定されます。 |
aryItems | 出力する項目を限定する場合に,出力する項目名を文字列の配列で指定します。Nullを指定した場合,伝票中のすべての項目が出力されます。""(空文字列)を指定した場合,項目は出力されません。 |
sErrCode | エラー発生時にエラー詳細コードが設定されます。 |
sErrMsg | エラー発生時にエラーメッセージが設定されます。 |
解説
GfExchgSetInf関数を使うと,GfExchgOutput関数の実行環境を設定できます。
GfExchgOutput関数の実行環境の初期状態は,すべての引数にNullを指定してGfExchgSetInf関数を実行した場合と同じです。この環境のままGfExchgOutput関数を実行する場合,GfExchgSetInf関数を実行する必要はありません。
GfExchgSetInf関数を使用するには,Exchange環境の設定が必要です。Exchange環境の設定については,「2.7.4 Exchangeと連携するための環境設定」を参照してください。
オプションの指定
GfExchgSetInf関数を使用するには,伝票の共通処理に,次のExchange連携オプションASP注釈を記述してください。
(* ASP OPTION EXCHANGE=1