付録D 文書変換プログラム

一般文書の表示に伝票.aspを使用する形式で文書管理サーバに登録されている文書を,XSLファイルを使用する形式に変換するプログラムの使用方法について説明します。

<この節の構成>
(1) 前提条件
(2) 文書変換画面
(3) 文書変換処理

(1) 前提条件

このプログラムを実行する場合,次の前提PPをインストールしておく必要があります。

(2) 文書変換画面

Groupmax Form for Active Server PagesをインストールしたフォルダのFADocCnv.exeを実行すると,次の画面が表示されます。

[図データ]

画面で指定する項目及び表示する項目について説明します。

Document Manager サーバ
変換する一般文書が登録されている文書管理サーバのTCP/IPのホスト名,又はIPアドレスを指定します。
ユーザID
文書管理サーバへログインするユーザのユーザIDを指定します。
パスワード
文書管理サーバへログインするユーザのパスワードを指定します。
XSLファイルパス
変換する一般文書のXSLファイルを格納したフォルダのパスを指定します。
ログファイルパス
文書変換時のログファイルの出力先フォルダを指定します。
処理経過
処理の経過を,「(処理した一般文書の数/登録されている一般文書の総数)」の形式で表示します。
文書変換
変換した一般文書の数を表示します。
スキップ
変換をスキップした一般文書の数を表示します。スキップした理由ごとの詳細な数を以降の項目に表示します。
コンバート済み
既にこのプログラムによって変換されているか,又はXSLファイルを使用する形式で文書登録された一般文書の数を表示します。
XSLファイルなし
XSLファイルパスで指定したフォルダに,対応するXSLファイルが存在しないため,変換しなかった一般文書の数を表示します。
編集モードにできない
ほかのユーザが表示・編集中であるため,変換しなかった一般文書の数を表示します。
FormASPで作成した文書以外
FormASPで作成された一般文書でないため,変換しなかった一般文書の数を表示します。

(3) 文書変換処理

(a) 文書変換処理の開始

[文書変換]ボタンをクリックすると,「Document Manager サーバ」で指定された文書管理サーバに,「ユーザID」,「パスワード」に指定したユーザID,パスワードで接続して,接続されたサーバに登録されている一般文書の文書変換処理を開始します。

(b) 文書変換

一般文書の表示に伝票.aspを使用する形式の一般文書が登録されていた場合,一般文書の表示にXSLファイルを使用する形式に変換します。

一般文書の表示に伝票.aspを使用する形式の一般文書とは,XSLファイルが作成されていない状態で,主文書登録方式の指定を省略して@文書登録コマンドを実行して登録した一般文書のことです。

一般文書を変換するには,一般文書を登録した時に使用した伝票の伝票名と同じファイル名のXSLファイルを,「XSLファイルパス」に指定したフォルダにコピーしておく必要があります。

「XSLファイルパス」に指定したフォルダに,一般文書を登録した時に使用した伝票の伝票名と同じファイル名のXSLファイルが存在しなかった場合,その文書は変換しないで処理をスキップします。

(c) ログの出力

文書変換処理中のログは,「ログファイルパス」に指定したフォルダに,「FaDocCnv.log」の名称で出力します。ログファイルは,文書変換処理を実行するたびに上書きされます。

(d) エラー発生時の処理

文書変換処理中にエラーが発生した場合,メッセージボックスを表示して,処理を中断します。