WWWサーバで実行させるVBScriptやWWWブラウザで実行させるJavaScriptを,Groupmax Form Clientの処理定義ウィンドウで,直接記述できます。スクリプトを直接記述するときに使用できる,Groupmax Form for ASPで提供している関数及びセッション変数について説明します。Groupmax Form for ASPで提供している関数及びセッション変数の一覧を,表5-1から表5-3に示します。
なお,構文にサーバサイドインクルード文の記述がある関数を使用する場合,INCLUDE ASP注釈でスクリプトファイルをインクルードしてください。INCLUDE ASP注釈については,「2.3.3(5) スクリプトファイルのインクルード」(VBScriptの場合)を参照してください。
表5-1 VBScriptを直接記述するときに使用できる関数
名称 | 内容 |
---|---|
GFormGetItemValue | 項目及び変数の値を取得します。 |
GFormSetItemValue | 項目及び変数に値を設定します。 |
GFormAppendDocFile | WWWサーバ上の任意のファイルを案件の添付ファイルに追加します。 |
GFormCancelDocFile | 案件のファイル添付を取り消します。 |
GFormGetDocFileCount | 案件の添付ファイル数を取得します。 |
GFormGetDocFileName | 案件の添付ファイル名称を取得します。 |
GFormGetDocFilePath | 案件の添付ファイルのWWWサーバ上のフルパス名称を取得します。 |
GFormGetItemInf | 実行中の伝票の項目数,項目名,項目種別を取得します。 |
GFormGetItemRows | 実行中の伝票の明細項目の定義行数,入力行数を取得します。 |
GFormChangePasswordDmh | 電子印のパスワードを変更します。 |
GfExchgOutput | 伝票項目のデータ及び案件情報をExchangeのメッセージとしてExchangeのメールボックスのフォルダに作成します。 |
GfExchgSetInf | GfExchgOutput関数の実行環境を設定します。 |
GfGetSlipName | 実行中の伝票の伝票名を取得します。 |
GfGetSlipTitle | 実行中の伝票のファイルタイトルを取得します。 |
GFormWFEndProc | 業務共通部から伝票の終了処理を実行します。 |
GFormRedirect | 実行中の伝票からほかの伝票を呼び出します。 |
GFormGroupEnd | 複数伝票すべてを終了します。 |
表5-2 JavaScriptを直接記述するときに使用できる関数
名称 | 内容 |
---|---|
GFormGetItemValue | 項目及び変数の値を取得します。 |
GFormSetItemValue | 項目及び変数に値を設定します。 |
表5-3 VBScriptを直接記述するときに使用できるセッション変数
名称 | 内容 |
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Session("_GFormREFERER") | 伝票終了時の戻り先URLを設定します。 |
Session("_GFormCaseOID") | 処理中の案件の案件オブジェクトIDを取得します。 |
Session("_GfTemplatePath") | Groupmax Workflow-Development Kit for ASPのテンプレートページの仮想ディレクトリパスを設定します。 |
Session("_GfDmUserDir") | Groupmax Document Managerが使用する作業ディレクトリを設定します。 |
Session("_GfDmServer") | 文書管理サーバのホスト名又はIPアドレスを設定します。 |
Session("_GfcLabel") | 案件の処理画面,添付ファイル操作画面をカスタマイズするためのDictionaryオブジェクトを設定します。 |
以降,それぞれの関数及びセッション変数の詳細を示します。