2.3.7 JavaScriptで使用できるASP注釈

JavaScriptの記述中で,ASP変換後の項目名を取得するASP注釈などを使用できます。使用できるASP注釈を,次に示します。

<この項の構成>
(1) ASP変換後の項目名を取得する
(2) ASP変換後の項目オブジェクト名を取得する

(1) ASP変換後の項目名を取得する

JavaScriptで処理を直接記述する場合,項目名を記述するときは,ASP変換後の項目名を記述する必要があります。

GETITEMNAME ASP注釈を使用すると,項目名の変換表を参照しなくても,GFormGetItemValue関数やGFormSetItemValue関数の記述に必要なASP変換後の項目名を取得できます。

この記述は,注釈として次のように記述します。

(* ASP GETITEMNAME varname=item

各要素について,次に説明します。

varname
ASP変換後の項目名を取得する変数名を記述します。「u_」で始まる名称を付けてください。
item
取得する項目の,ASP変換前の項目名を記述します。

JavaScriptの直接記述で,項目1に文字列「ABC」を設定する場合の記述例を,次に示します。

(* ASP CLIENTSIDE START
(* ASP JAVASCRIPT START
(* ASP GETITEMNAME u_itemname=項目1
(* GFormSetItemValue( u_itemname, "ABC", "" );
(* ASP JAVASCRIPT END
(* ASP CLIENTSIDE END

(2) ASP変換後の項目オブジェクト名を取得する

プッシュボタンやチェックボックスなどの伝票の各項目に関する設定をJavaScriptで記述する場合のために,項目オブジェクト名を取得できます。

この記述は,ASP注釈として次のように記述します。

(* ASP GETOBJECT varname=item,rows,elmno

各要素について,次に説明します。

varname
項目オブジェクト名を取得する変数名を記述します。「u_」で始まる名称を付けてください。
item
取得する項目の,ASP変換前の項目名を記述します。省略した場合は,伝票全体を指定したことになります。
rows
明細項目の行番号を記述します。明細項目名の取得以外では省略します。
elmno
ラジオボタン又はコンボボックスの特定の要素を取得する場合の,要素番号を記述します。省略した場合は,「item」で記述した項目全体を指定したことになります。

項目名を取得する構文を使用した場合の記述例を,次に示します。伝票をWWWブラウザに表示するときに,項目名「項目1」を不活性にします。

(* ASP CLIENTSIDE START
(* ASP JAVAONLOAD START
(* ASP GETOBJECT u_eval=項目1
(* u_eval += ".disabled=true;"
(* eval(u_eval);
(* ASP JAVAONLOAD END
(* ASP CLIENTSIDE END