Groupmax Form Version 6 for Active Server Pages 使用の手引

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GfExchgOutput関数

伝票のデータ及び案件情報を,Exchangeユーザのメールボックスヘメッセージとして出力します。

対象:VBScriptの直接記述

構文

return GfExchgOutput(sSubject, sMessage, aryCategories, sErrCode, sErrMsg)

指定項目

GfExchgOutput関数の構文の指定項目を,次に示します。

指定項目 内容
return 出力したメッセージのメッセージIDを文字列で返します。異常終了した場合,""(空文字列)を返します。
sSubject 出力するメッセージの件名を文字列で指定します。Nullを指定した場合,伝票のタイトルが仮定されます。
sMessage 出力するメッセージの本文を文字列で指定します。Nullを指定した場合,""(空文字列)が仮定されます。
aryCategories Outlookなどで使用する分類項目を,文字列の配列で指定します。Nullを指定した場合,分類項目は作成されません。
sErrCode エラー発生時にエラー詳細コードが設定されます。
sErrMsg エラー発生時にエラーメッセージが設定されます。

解説

GfExchgOutput関数を使うと,伝票項目のデータ,案件の添付ファイル及び案件情報を,ExchangeメッセージとしてExchangeのメールボックスの中のフォルダに作成できます。

GfExchgOutput関数で作成したメッセージは,Groupmax Workflow - Development Kit for ASPの送信ログコントロールを使用して作成された,送信ログのページを経由して表示できます。Groupmax Workflow - Development Kit for ASPの送信ログコントロールについては,Groupmax Workflow - Development Kit for ASPとともにインストールされるHTMLマニュアルを参照してください。

GfExchgOutput関数を使用するには,Exchange環境の設定が必要です。Exchange環境の設定については,「2.7.4 Exchangeと連携するための環境設定」を参照してください。

Exchangeサーバ名,エイリアス名などのExchange出力の動作環境は,GfExchgSetInf関数で設定します。

オプションの指定

GfExchgOutput関数を使用するには,伝票の共通処理に,次のExchange連携オプションASP注釈を記述してください。

(* ASP OPTION EXCHANGE=1

案件添付ファイルの操作

Exchangeメッセージへの添付ファイルの追加と削除は,@添付ファイル操作,又は案件添付ファイル操作関数(スクリプトの直接記述)で実行します。添付ファイルの追加と削除は,案件の処理中にだけ実行できます。

案件情報の出力

案件処理(@案件投入又は@案件遷移)の後にGfExchgOutput関数を実行すると,自動的に案件情報もExchangeメッセージの中に作成されます。案件情報は,直前に正常終了した案件処理(@案件投入又は@案件遷移)の情報から作成されます。

Exchangeメッセージに案件情報が作成されていると,Groupmax Workflow - Development Kit for ASPの送信ログコントロールを使用して作成された送信ログのページを経由して,案件控えを参照できます。案件控えの表示には,GfExchgOutput関数を実行した伝票と同じASP伝票が使われます。案件控えを表示するために伝票が起動された場合,自動的にExchangeメッセージが読み込まれ,伝票中の項目に項目値が設定されて,案件控えが表示されます。このとき,次に示す処理は実行されません。

Exchangeメッセージの作成方法

GfExchgOutput関数を実行すると,伝票の項目名と同じ名称のフィールドがExchangeメッセージの中に作成されます。伝票項目に格納されているデータは,Exchangeメッセージの中に作成された,項目名と同じ名称のフィールドに出力されます。ローカル変数などの変数と同じ名称のフィールドは作成されないため,ローカル変数などのデータはExchangeメッセージの中には出力されません。フィールドを作成するときの規則を次に示します。

伝票項目の種別 伝票項目の状態 フィールドの型 フィールドの内容
見出し,メモ 文字列型 入力文字列
明細 入力行数が1以上 文字列型で入力行数分の配列 入力文字列
入力行数が0 文字列型 ""(空文字列)
チェックボックス オン 文字列型 "1"(文字列)
オフ 文字列型 "0"(文字列)
ラジオボタン 文字列型 選択状態のエントリの1から始まる番号(文字列)
捺印 捺印 バイナリ型(65) Gif形式のデータ
未捺印 文字列型 ""(空文字列)

(凡例)
−:該当しないことを示します。

注※
複数明細の場合,明細ごとに入力行数が異なる場合があります。

添付ファイルは,CdoFileData型の添付ファイルとしてメッセージに添付されます。

項目名の制限

GfExchgOutput関数を実行する伝票の中の項目名には,Exchangeが分類データ名として使用している"Keywords"は使用できません。使用すると分類データが不正になります。

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