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Groupmax Form Version 6 for Active Server Pages 使用の手引
ASP変換での画面と処理定義の変換方式について説明します。
- ＜この項の構成＞
- (1) 画面の変換方式
- (2) 処理定義の変換方式
- (3) WWWブラウザでの処理の実行
ASP伝票を表示するときに使用するWWWブラウザの種類によって，画面の変換方式は異なります。
(a) Internet Explorer 5以降のWWWブラウザを使用する場合
Internet Explorer 5以降のWWWブラウザを使用する場合，伝票の画面は，DHTMLの機能によって，伝票の各項目が座標指定されて表示されます。これによって，その他のWWWブラウザを使用する場合より，画面表示に関して，変換前と後での，項目の大きさや項目間の間隔の違いが少ないASP変換ができます。
なお，この場合，［ASP環境設定］ダイアログボックスの「使用するブラウザ」オプションで，「IE5」又は「IE6以降」を選択する必要があります。［ASP環境設定］ダイアログボックスの設定については，「2.4.1 変換時の環境設定」を参照してください。
(b) その他のWWWブラウザを使用する場合
Internet Explorer 3.02，Internet Explorer 4.0又はNetscapeを使用する場合，伝票の画面は，HTMLの<TABLE>タグによって，画面全体が一つの表として変換されます。表の行数や列数は，伝票の座標値をグリッド値で分割して求められます。
伝票画面の表形式の変換例を図2-3に示します。
図2-3 伝票画面の表形式の変換例
- 変換処理に使用されるグリッド値
［ASP環境設定］ダイアログボックスで選択した変換方式によって，変換処理に使用されるグリッド値は異なります。変換方式と使用されるグリッド値を，表2-1に示します。
表2-1 変換方式と使用されるグリッド値
なお，初期値の幅は22，高さは44です。
変換方式 グリッドの設定 使用されるグリッド値 標準変換 なし 初期値 あり 詳細変換 なし あり 伝票作成時に設定した値
初期値と異なるグリッド値が設定されたDMA伝票を変換した場合，「標準変換」では変換前と変換後の画面形式に多少のずれが発生します。
「詳細変換」では，設定したグリッド値が小さくても，値に合わせて<TABLE>タグを使って行や列を設定するため，変換前の状態に近い画面形式に変換できます。ただし，WWWブラウザに表示される行数及び列数が多くなるため，伝票画面を表示するのに時間が掛かります。
- 項目配置の調整
項目と項目の間には，空の行又は列が複数挿入され，間隔が調整されます。挿入される空の行及び列のサイズは，変換処理に使用されたグリッド値によって決まります。
また，表の列幅を均一に保つため，初期設定として伝票の先頭行に，空の行が1行挿入されます。
Groupmax Form Clientで作成した処理定義は，WWWサーバで実行されるVBScriptと，WWWブラウザで実行されるJavaScriptとに変換できます。WWWブラウザで処理を実行することを指定しなかった場合は，すべての処理定義が，WWWサーバで実行されるVBScriptに変換されます。
WWWブラウザで実行する処理定義は，CLIENTSIDE ASP注釈で囲むことで，WWWブラウザで実行できるJavaScriptに変換できます。JavaScriptに変換する処理定義の最初には開始宣言「(* ASP CLIENTSIDE START」を，最後には終了宣言「(* ASP CLIENTSIDE END」を指定します。処理定義の変換方式を，図2-4に示します。
図2-4 処理定義の変換方式
なお，CLIENTSIDE ASP注釈の指定には，次に示すような制限があります。制限に反する指定をした場合，ASP変換又は実行時にエラーになります。
- 開始宣言は，各項目処理の先頭に指定する
- 開始宣言と終了宣言は，各項目処理中に一組だけ指定できる
- 開始宣言と終了宣言で囲んだ処理の中では，項目属性の種別が表示の項目には値を代入できない
- 開始宣言と終了宣言で囲んだ処理の中には，指定できない処理コマンド及び関数がある
指定できない処理コマンド及び関数については，Groupmax Form for ASPのオンラインヘルプを参照してください。
- 次に示す処理はWWWサーバで実行されるため，開始宣言と終了宣言を指定できない
開始処理，前処理，捺印項目の項目処理，後処理，最終処理
- 共通処理には，WWWサーバで実行する処理とWWWブラウザで実行する処理を混在して指定できない
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