4.2 データベースの項目の作成

データベースの項目の作成方法を説明します。

<この節の構成>
(1) 項目を作成する
(2) 集団項目を作成する
(3) 順位項目を作成する
(4) 項目を編集する
(5) データベースの定義内容を印刷する

(1) 項目を作成する

データベース定義ウィンドウ,又は項目を編集できる状態のデータベース編集ウィンドウで,データベースの項目を作成します。

項目属性を設定する

次に示す項目属性を設定して,項目を作成します。

項目名,項目長,及び小数桁は,セルに直接入力します。属性及びキー種別は,セルをダブルクリックするとコンボボックスが表示されるので,その中から選択して指定できます。

また,行内のどれかのセルを選択して[編集]-[項目属性...]を選択すると,[項目属性]ダイアログボックスで,その項目の属性をまとめて設定できます。また,データに「¥」や「,」を付けるなどの表示形式も,設定できます。

特殊なデータ属性の指定

データベースを新規に作成するとき,データの属性(文字,数値)はシフトJISコードに対応します。オフィスサーバで使うEBCDIK又はKEISコードに対応した属性(英数,漢字,数値(パック),数値(ゾーン))を使うには,初期情報ファイルでローカルオプションを指定します。ローカルオプションの指定方法については,「第4編 13.2.1 クライアント及びサーバの環境設定」を参照してください。

項目長についての注意事項

クライアントからオフィスサーバへデータベースを複写(アップロード)するとき,一つの項目のデータ中に全角文字と半角文字とが混在している場合は,機能キャラクタが付加されるため,データの長さが項目長を越えることがあります。項目長を決めるときは,このようなデータ長の増加を考慮してください。

(2) 集団項目を作成する

隣り合った複数の項目を,まとめて一つの項目として扱えます。これを,集団項目といいます。集団項目を構成する各項目を,要素項目といいます。

集団項目の例を,図4-4に示します。

図4-4 集団項目の例

[図データ]

集団項目を作成するには,[編集]-[集団項目]-[作成...]を選択して,[集団項目作成]ダイアログボックスで,集団項目の項目名や要素項目を指定します。

集団項目名は,要素項目名の先頭に表示されます。要素項目名は集団項目名より1字下げて表示されます。

集団項目の表示例を,図4-5に示します。

図4-5 集団項目の表示例

[図データ]

(3) 順位項目を作成する

データを入力してあるデータベースに順位項目を作成して,データに順位を付けられます。[編集]-[順位項目設定]を選択してすると,項目「SEQ」が作成されます。この項目には,順位を表すデータ(1,2...)が自動的に入力されます。

(4) 項目を編集する

データベース定義ウィンドウ及びデータベース編集ウィンドウでは,作成した項目を複写したり削除したりして,編集できます。

(5) データベースの定義内容を印刷する

[ファイル]-[データベース定義印刷...]を選択すると,作成した項目の属性を印刷できます。