Groupmax Formでは,マウス操作で画面形式を作成したり,日本語のコマンドを組み合わせて処理を定義したりして,簡単に業務アプリケーションを開発できます。また,部品を再利用したり,ほかのアプリケーションを利用したりするための機能を備えています。
Groupmax Formでの業務作成の流れと特長を,図1-10に示します。
図1-10 Groupmax Formでの業務作成の流れと特長
マウス操作で画面形式や印刷形式を作成
Groupmax Formでは,伝票発行画面の形式や帳票の印刷形式(書式)を,マウス操作で簡単に作成できます。タイトル,データ入力領域,ボタンなどの要素を組み合わせて,業務に合った形式の画面や書式を,自由に作成できます。また,項目の大きさや配置などを,自由に変更できます。
データ領域の桁数や,文字の大きさ・色などの属性は,ダイアログボックスで指定できます。また,データベースの項目を参照しながら,伝票の項目を作成できます。
日本語コマンドで処理を簡単に作成
Groupmax Formには,いろいろな日本語コマンドが用意されています。これらのコマンドを組み合わせるだけで,業務に合った処理を簡単に作成できます。また,典型的な処理のひな型(スケルトン)を自動的に作成するスケルトン生成機能や,ダイアログボックスでコマンドのオペランドを指定する処理コマンド簡易入力機能などを利用して,簡単に処理を作成できます。
スパイラルアプローチでの開発
Groupmax Formで作成した業務は,その場で実行して確認できます。また,画面形式や処理定義を,容易に修正したり追加したりできます。そのため,プロトタイプ(試作版)を作成してから利用者の意見を取り入れて完成させていくという,スパイラルアプローチで業務を開発できます。
部品の再利用,ほかのアプリケーションの利用
Groupmax Formでは,作成した画面形式や処理定義を部品として登録して,再利用できます。また,OLE機能・DLL機能で,ほかのアプリケーションで作成したデータを取り込んだり,ほかのアプリケーションで作成したプログラムを呼び出したりできます。
さらに,FAXコネクションを利用して,ファクシミリから入力したデータを必要に応じて加工する業務を作成したり,エンドユーザ帳票作成機能EURを利用して,EURで作成したレポート形式で印刷したりできます。