15.1.2 リモートファイル利用時の環境設定

リモートファイルを利用する場合の,環境設定方法を説明します。

<この項の構成>
(1) クライアントの環境設定
(2) サーバの環境設定
(3) 回線接続の確認

(1) クライアントの環境設定

クライアントの環境設定では,自局のIPアドレスを指定します。

クライアントの環境設定では,通信プログラムが拡張デバイスドライバTCP/IPの場合とLAN WorkPlaceの場合とで,設定内容が異なります。

(2) サーバの環境設定

サーバで,TCP/IPを使うLANの構成を定義します。ネットワーク構成定義の「CSMA/CD LAN(TCP/IP)手順情報」画面で,「IPアドレス」,「何回線目の通信アダプタ」,及び「何台目のMicroNet/ET,TP」を設定します。

また,@コマプロ呼出でサーバ側のプログラムを呼び出す場合,「リモートプログラム情報」画面で,「送信情報」及び「受信情報」の「サービスするプログラム数」を指定します。

(3) 回線接続の確認

クライアント及びサーバの環境設定を終了すると,通信回線が接続されます。接続されたかどうかを確認するには,¥MSTCPIP¥UTILSのPING.EXEを実行します。このとき,相手局のIPアドレスを指定してください。

(例)

 PING 192.0.2.221

実行すると,接続できているかどうかを表すメッセージが表示されます。接続できていない場合は,環境設定した内容を見直してください。