付録A.3 データベース更新業務の処理コマンド

データベース更新業務の処理定義(データベース更新処理)で使える処理コマンドを,表A-16~表A-21に示します。

表A-16 処理の流れを制御する処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@判定開始,
@成立,
@不成立,
@判定終了
指定された条件の判定結果(成立,不成立)に応じて,異なる処理を実行する
@分岐開始,
@分岐値,
@分岐終了
指定された条件(変数などの値)に応じて,異なる処理を実行する
@JUMP,@番地指定された箇所へ処理を移す
@次入力現在のレコードの処理を終了して,次のレコードを読み込む
@処理終了実行中のデータベース更新処理を終了する
@追加処理追加処理の先頭へ処理を移す

表A-17 データを操作する処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@代入項目や変数に値を代入する
@一括代入更新元データベースから更新するデータベースへ,一致する項目のデータをまとめて代入する
@文字代入項目や変数の内容(文字列)の一部を,ほかの項目や変数に代入する
@検索代入項目や変数の内容(文字列)から,検索パターンと一致する文字列を検索して,ほかの項目や変数に代入する
@文字置換項目や変数の内容(文字列)の一部を,ほかの文字列に置き換える
@文字削除項目や変数の内容(文字列)の一部から,指定された文字列を削除する
@属性変換項目や変数のデータの属性を変換して,指定された変数に代入する
@四捨五入項目や変数の内容又は演算結果を四捨五入して,指定された項目に代入する
@切捨て項目や変数の内容又は演算結果を切り捨てて,指定された項目に代入する
@切上げ項目や変数の内容又は演算結果を切り上げて,指定された項目に代入する
@演算精度除算をするとき及びROOT関数で平方根を求めるときの,小数部の有効桁数を設定する

表A-18 表示・応答をする処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@電文表示伝票発行画面や手順実行ウィンドウのステータスバーにメッセージを表示する
@電文消去@電文表示で表示したメッセージを消去する
@PFキー応答PFキー応答ダイアログボックスを表示して,PFキー(Fキー)が押されるまで処理を中断する

表A-19 処理を呼び出す処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@外部呼出DLL内の関数(外部関数)を呼び出す
関数を使って,データベースのレコードも変更できる

表A-20 データベースを操作する処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@レコード入力データベースのレコードを読み込む
@連続終了@レコード入力によるレコードの連続入力を中止する
@占有解除サーバ側データベースのレコードの占有を,すべて解除する
@レコード削除データベースのレコードを削除する
@更新データベースから読み込んだレコードを即時更新する
@追加出力更新元の1件のレコードに基づいて,複数件のレコードを出力する

表A-21 SQL文を実行する処理コマンド(データベース更新処理)

処理コマンド機能
@SQL実行@SQL接続で接続されたデータベースに対して,SQL文を実行する
@SQLフェッチ@SQL実行で実行したSELECT文(問い合わせ)の実行結果を,1件ずつ受け取る
@SQLロールバック@SQL接続で接続されたデータベースに対する変更を取り消す(ロールバック)
@SQLコミット@SQL接続で接続されたデータベースに対する変更を確定する(コミット)
@SQLプロシジャ@SQL接続で接続されたデータベースに登録されている,プロシジャ(ストアドプロシジャ)を呼び出す