13.3.4 ETOILE/OP台帳ファイル使用時の留意点

Groupmax Formでは,オフィスサーバのデータファイル(ETOILE/OPの台帳ファイル)のうち,ユーザ指定索引順,作成順,及び順編成のファイルを使えます。これらのファイルが合成項目を含む場合でも扱えます。なお,Groupmax Formで使う前に,ETOILE/OPの処理で1回以上読み込んでおく必要があります。

ファイル種別

オフィスサーバのファイル種別とGroupmax Formの動作の関係を,表13-14に示します。

表13-14 オフィスサーバのファイル種別とGroupmax Formの動作の関係

サーバファイル種別入力表示印刷新規
保存
既存
保存
アップ
ロード
ダウン
ロード
ユーザ指定索引順
作成順
順編成※2×※2
合成項目のある形式※1※3※4※4※3
無効キーの指定がある形式×××××××
複数レコード形式×××××××
論理×※4×※5

(凡例)〇:取り扱える

    △:条件付きで取り扱える

    ×:取り扱えない

注※1 表示しませんが,データベース定義ウィンドウでの定義項目数には含まれます。

注※2 クライアント側に保存すると,ユーザ指定索引順になります。

注※3 合成項目は保存されません。

注※4 全レコード出力はできません。

注※5 作成順のデータファイルとしてダウンロードされます。


データ属性

Groupmax Formで使えるオフィスサーバ側のデータファイルの属性と項目種別を,表13-15に示します。

表13-15 Groupmax Formで使えるオフィスサーバ側のデータファイルの属性と項目種別


サーバ側のデータ
の属性及び項目
Groupmax Form
での扱い
備考
属性英数 
漢字 
内部10進(パック) 
外部10進(ゾーン)符号部が左側にあるゾーンデータは処理できない
2進× 
16進× 
単精度浮動小数点× 
倍精度浮動小数点× 
項目集団項目 
合成項目作成及び変更はできない
削除及び処理コマンドでの代入先項目及び代入元項目としては指定できるが条件式内の項目としては指定できない
繰り返し項目繰り返し項目だけの順編成ファイルは扱えない
再定義項目× 
複数レコード形式× 
FILLER項目画面表示及び印刷は空白表示になる
項目位置指定項目× 

(凡例)〇:取り扱える

    ×:取り扱えない


ファイル使用時の注意事項

複数の業務(伝票発行業務,書式印刷業務,手順業務)から,オフィスサーバ上の同じファイルに同時にアクセスすると,異常終了などのエラーが発生することがあります。

オフィスサーバ上のファイルにアクセスしているときに,Groupmax Form側のコンピュータの電源を切断した場合,その直後の一定時間は,同じファイルにアクセスするとエラーが発生することがあります。