1.1.4 基幹業務への対応

オフィスの基幹業務では,データをいろいろな形で処理する必要があります。また,データ量が多いことから,クライアントサーバシステムで処理を分散する必要があります。Groupmax Formでは,様々な処理を組み合わせて,こうした基幹業務を作成できます。また,クライアントサーバシステムで業務を実行できます。

複数の業務をまとめて実行

基幹業務は,伝票の入力,データベースの更新,帳票の印刷といった,複数の業務で構成されています。Groupmax Formでは,これらの業務を個々に作成した後,一つの業務に組み合わせて,まとめて実行できます。

業務をまとめて実行する例を,図1-8に示します。

図1-8 業務をまとめて実行する例

[図データ]

クライアントサーバシステムでの運用

Groupmax Formでは,クライアントとサーバとで処理を分散して,クライアントサーバシステムで業務を運用できます。コンピュータ資源を有効に活用することで,業務の効率を向上できます。

Windows NTサーバを利用して処理を分散する場合,クライアントで作成した業務をサーバに登録して,クライアントから呼び出して実行できます。サーバ側に登録できるのは,手順業務,書式印刷業務,及びデータベース更新業務です。また,クライアントの業務の一部を,サーバに依頼して実行することもできます。

クライアントサーバシステムでの業務分散の例を,図1-9に示します。

図1-9 クライアントサーバシステムでの業務分散の例

[図データ]

Groupmax,Businesspowerとの連携

Groupmaxのメールプログラム(Groupmax Mail),ワークフロープログラム(Groupmax Workflow),及び文書管理プログラム(Groupmax Document Manager)などと連携できます。また,Windows NT対応統合システムであるBusinesspowerの各プログラムと連携できます。これらのプログラムを利用することで,大規模な基幹業務にも対応できます。