8.5 書式印刷業務の実行
書式印刷業務の実行方法を説明します。
書式印刷業務を起動する
書式印刷業務を起動する方法には,次の二つの方法があります。
- 業務実行ウィンドウ又は開発ウィンドウでアイコンをダブルクリックする
- 手順業務や伝票発行業務から処理コマンドで呼び出す
書式印刷情報の指定
業務実行ウィンドウ又は開発ウィンドウから書式印刷業務を起動すると,[書式印刷情報]ダイアログボックスが表示されます。次に示す情報を設定します。
- データベース名
印刷対象のデータベースを指定します。
- 印刷部数
帳票の印刷部数を指定します。
- 印刷情報
書式に作成した文字列や罫線を印刷するかどうかを指定します。また,帳票が1ページ内に収まらない場合に,2ページ目以降に継続して印刷するか,1ページだけ印刷するかを指定します。
- プリンタの設定
[プリンタ設定...]ボタンを選択すると,出力するプリンタを指定できます。
- ファイルパス設定ファイルの指定
[ファイルパス指定...]ボタンを選択すると,どのファイルパス設定ファイルを使うかを指定できます。ファイルパス設定ファイルについては,「第3編 12. ファイルパスの設定」を参照してください。
伝票発行業務や手順業務から,@書式印刷で書式印刷業務を呼び出して実行する場合,次に示すどの印刷情報に従って印刷するかを,オペランドで指定できます。
- 業務実行時に@プリンタ設定で設定した情報に従って印刷する。
- 業務実行時に[伝票発行情報]ダイアログボックスで設定した情報,又は伝票発行画面の[伝票発行]-[プリンタの設定]で設定した情報に従って印刷する(伝票発行業務から呼び出す場合だけ指定できます)。
- 書式作成時に設定した情報に従って印刷する。
業務実行時の注意事項
- フォントの指定
帳票を印刷するときに,書式の作成時に指定したフォントがインストールされていない場合は,使用できるフォントに置き換えられます。
- オブジェクトを含む書式の反復印刷
オブジェクトを埋め込んだ書式を反復印刷すると,オブジェクトのデータがクリップボードに保存されます。そのため,印刷前にクリップボードにコピーしたデータは,無効になります。