あるデータベースの内容を変更して,新しくデータベースを作成する業務を,データベース加工業務といいます。加工方法には,レコードの検索,併合,統合などがあります。
加工の元となるデータベースを入力データベース,新しく作成するデータベースを出力データベースといいます。入力データベースと出力データベースに同じデータベースを指定すれば,データベースの内容を,加工後のデータで書き換えられます。
データベースを加工するには,手順業務で,@DB検索などの処理コマンドを使います。加工方法は,処理コマンドのオペランドで指定できます。
また,手順業務で@DB加工を使って,データベース更新業務で作成した処理を呼び出す方法もあります。この場合,データベース更新業務の処理定義で,詳細な加工方法を指定できます。また,データベースに項目を追加することもできます。
データベース加工業務の概念図を,図9-4に示します。
図9-4 データベース加工業務の概念図
なお,データベース編集ウィンドウでダイアログボックスを使って,対話形式でデータベースを加工することもできます。データベースの加工については,「第2編 4.3(3) データを加工する」を参照してください。