はじめに

このマニュアルは,Groupmax Enterprise Version 6のアプリケーションのGroupmax Form Version 6(以降Groupmax Formと表記します)について説明したものです。Groupmax Formは,オフィスで必要な帳票をコンピュータ化して,効率良く処理できるようにする電子帳票システムです。このマニュアルは,Groupmax Formで作成できる業務と,その業務の作成及び実行方法を知っていただくことを目的としています。

なお,マニュアル内ではGroupmax Enterprise Version 6をGroupmaxと呼びます。

〈対象読者〉

このマニュアルは,Groupmax Formを使って,業務を作成及び実行する方を対象としています。

〈マニュアルの構成〉

このマニュアルは,次に示す四つの編と付録から構成されています。

第1編 入門編
Groupmax Formの概要,基本的な操作,入門的な操作,及び全体に共通する操作について説明しています。
第2編 データベース作成編
Groupmax Formによるデータベースの作成方法,及び外部データベースの利用方法について説明しています。また,Groupmax Formによるデータベースの編集方法について説明しています。
第3編 業務作成編
Groupmax Formで作成できる業務の内容と,その業務の作成及び実行方法について説明しています。
第4編 運用編
Groupmax Form Client及びGroupmax Form Serverの導入,環境設定,運用に必要な操作について説明しています。また,外部データベース導入時の留意点,ほかのアプリケーションの利用方法,及びリモートファイルの利用方法について説明しています。
付録A 処理コマンド一覧
業務を作成するときに利用できる処理コマンド,関数,及び予約語の一覧と機能の概要について説明しています。
付録B ファイル名の規則
Groupmax Formで使うファイルのファイル名の規則について説明しています。
付録C オフィスサーバ(MIOS7/AS2)からクライアント(Windows)への外字変換規則
オフィスサーバとクライアント間の外字変換規則について説明しています。
付録D 電子印の一括作成
複数の電子印をまとめて作成する機能について説明しています。
付録E Groupmaxのオフラインについて
Groupmaxへのログイン状態をオフラインに切り替える場合の注意事項について説明しています。
付録F 用語解説
このマニュアルで使っているGroupmax Formの主な用語について説明しています。

〈関連マニュアル〉

Groupmax Formのほかのマニュアル,及びGroupmax Formと関連するプログラムのマニュアルを次に示します。

・Groupmax Form Version 6 概説(3020-3-B30)
電子帳票システムGroupmax Formの機能の概要を説明しています。
・Groupmax Form Version 5 World Wide Web 使用の手引(3020-3-A59)
Groupmax Formの伝票をJava変換してWWWブラウザ上で実行できるように変更する製品Groupmax Form for WWWの機能と使い方を説明しています。また,Java変換した伝票及びHTML変換した伝票のWWWブラウザ上での利用全般について説明しています。
・Groupmax Form Version 6 for Active Server Pages 使用の手引(3020-3-B37)
Groupmax Formの伝票をASP変換してWWWブラウザ上で実行できるように変更する製品Groupmax Form for ASPの機能と使い方を説明しています。また,ASP変換した伝票のWWWブラウザ上での利用全般について説明しています。
・Groupmax Integrated Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B38)
Groupmaxの統合作業環境システムGroupmax Integrated Desktopの機能と操作方法を説明しています。Groupmax Integrated Desktopの機能には,電子メールシステムGroupmax Mail,電子アドレス帳システムGroupmax Address,文書管理システムGroupmax Document Manager,ワークフローシステムGroupmax Workflowがあります。
・Groupmax Workflow Version 6 概説(3020-3-B31)
ワークフローシステムGroupmax Workflowの機能の概要を説明しています。
・Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B44)
WWWブラウザ上でGroupmaxのアプリケーションを利用するための製品Groupmax WWWの機能と操作方法を説明しています。
・Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド ユティリティ編(3020-3-B53)
Groupmax Address及びGroupmax Mailを利用したユーザ情報や組織情報の一括登録方法などについて説明しています。
・索引順編成ファイル管理ISAM(3020-3-569)
オフィスサーバで利用できる索引順編成ファイル管理ISAMの概要と操作方法を説明しています。
・Windows NT 索引順編成ファイル管理ISAM(3020-3-575)
Windows NTで利用できる索引順編成ファイル管理ISAMの概要と操作方法を説明しています。
・Businesspower Version 5.0 紹介 Windows NT環境での基幹業務の開発・実行(3020-3-847)
Businesspowerを利用したWindows NT環境での基幹業務構築の概要を説明しています。
・Windows NT FAXコネクション Version3.0 ユーザーズガイド(3020-3-740)
手書き伝票をFAXで送信してデータを入力する,FAXコネクションの機能と業務の開発方法を説明しています。
・エンドユーザ帳票作成機能EUR 使用の手引(3020-7-203)
エンドユーザ帳票作成機能EURの機能と操作方法を説明しています。
・MIOS7/AS2 ETOILE/OP 使用の手引(3760-3-251)
業務作成プログラムETOILE/OPの概要と操作方法を説明しています。

〈読書手順〉

このマニュアルは,利用目的に合わせて,編を選択してお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

〈マニュアルとヘルプの記述内容〉

このマニュアルでは,Groupmax Formで作成できる業務の内容と操作の流れ,及びGroupmax Formの運用方法を記述しています。業務を作成するときの詳細な操作の手順や処理コマンドの文法については,Groupmax Formの各ウィンドウに表示されるヘルプを参照してください。

〈マニュアルでの表記〉

このマニュアルでは,製品名称又は総称を次に示す略称で表記します。

製品名称又は総称略称
Groupmax Address Server Version 6Groupmax Address Server
Groupmax Address Version 6Groupmax Address
Groupmax Document Manager Server Version 6Groupmax Document Manager Server
Groupmax Document Manager Version 6Groupmax Document Manager
Groupmax Form Client-Design Version 6Groupmax Form Client
Groupmax Form Client-ODBC Version 6Groupmax Form Client-ODBC
Groupmax Form Client-Tools Runtime Version 5Groupmax Form Client-Tools
Groupmax Form Client-Tools Version 5
Groupmax Form Client Version 6Groupmax Form Client
Groupmax Form Client Version 6 for Active Server PagesGroupmax Form Client for ASP
Groupmax Form Client Version 6 for Lotus NotesGroupmax Form Client for Lotus Notes
Groupmax Form Server-Processing Option Version2.0Groupmax Form Server
Groupmax Form Version 6Groupmax Form
Groupmax Form Version 5 for World Wide WebGroupmax Form for WWW
Groupmax Integrated Desktop Version 6Groupmax Integrated Desktop
Groupmax Mail Version 6Groupmax Mail
Groupmax System Agent - Extension Version 3Groupmax System Agent - Extension
Groupmax Workflow - Development Kit Version 6 for Active Server PagesGroupmax Workflow - Development Kit for ASP
Groupmax Workflow Version 6Groupmax Workflow
Groupmax World Wide Web Desktop Version 6Groupmax WWW
Microsoft(R) MS-DOS(R) Operating System Version 5.0/V以降MS-DOS
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Network Operating System Version 4.0又は
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
Windows NT 4.0
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System又はMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Server Network Operating System又はMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Network Operating SystemWindows 2000
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating SystemWindows 95
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating SystemWindows 98
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operationg SystemWindows Me

なお,特に区別する必要がない場合は,Windows 95,Windows 98及び Windows Meを総称して,Windows 95と表記しています。また,Windows NT 4.0及び Windows 2000を総称して,Windows NTと表記しています。さらに,Windows 95,Windows 98,Windows Me,Windows NT 4.0及びWindows 2000を総称して,Windowsと表記しています。

このマニュアルでは,Windows 95のGUIを使ってGroupmax Formの各機能を説明しています。御使用のOSがWindows 98,Windows Me,Windows NT 4.0及びWindows 2000の場合は,それぞれのGUIに置き換えてお読みください。

〈マニュアルで使用する英略語〉

このマニュアルでは,次に示す正式名称を英略語で表記します。

英略語正式名称
ASPActive Server Pages
CSVComma Separated Value
DLLDynamic Link Library
DNSDomain Name System
EUREnd-User Reporting
GUIGraphical User Interface
HTMLHyperText Markup Language
ISAMIndexed Sequential Access Method
ODBCOpen Database Connectivity
OLEObject Linking and Embedding
OPSOffice Processing Server
OSOperating System
SQLStructured Query Language
WWWWorld Wide Web

〈メニューコマンド及びキーの表記〉

このマニュアルでは,メニュー名,コマンド名,及びキー名を次のように表記します。

〈図中で使用する記号〉

このマニュアルの図中で使用する記号を次のように定義します。

[図データ]

〈常用漢字以外の漢字の使用について〉

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としておりますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

宛先(あてさき)    矩形(くけい)     罫線(けいせん)

桁(けた)       揃える(そろえる)   捺印(なついん)

塗り潰す(ぬりつぶす) 貼り付け(はりつけ)