Groupmax Formでは,索引順編成ファイル管理ISAMで作成したISAMファイルを利用できます。Windows NTサーバで使うことも,クライアントで使うこともできます。
ISAMファイル使用時のプログラム構成を,図5-2に示します。
図5-2 ISAMファイル使用時のプログラム構成
(1) ISAMファイルをGroupmax Formのファイルに変換する
既存のISAMファイルをアタッチして,Groupmax Formでそのファイルを利用できます。
ISAMファイルをアタッチするには,マネージャウィンドウで[ファイル]-[ISAMデータベースアタッチ...]を選択します。ファイル名を指定して,アタッチします。ファイルを保存すると,データ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)として保存されます。
なお,サーバ側の環境を変えると,アタッチしたファイルを使えなくなることがあります。その場合は,アタッチし直してください。
(2) ISAMファイルを新規に作成する
Groupmax Formで,ISAMファイルを作成できます。
開発ウィンドウからISAMファイルの作成を始める場合,[新規作成]ダイアログボックスで外部データベースのアイコンを選択します。データベース編集ウィンドウから始める場合は,Groupmax Formのデータベースと同様に[ファイル]-[新規作成...]を選択します。このとき,データベース属性に「ISAMデータベース」を指定します。
データベース定義ウィンドウ及びデータベース編集ウィンドウでは,Groupmax Formのデータベースと同様に,項目を作成したりデータ入力をしたりして,ファイルを保存します。このとき,データ定義ファイルのファイルタイプは,「.SDF」になります。
データベースの作成を始めるための操作や,項目及びデータの編集については,「第2編 4. データベースの作成」を参照してください。
(3) Groupmax FormのファイルをISAMファイルに変換する
Groupmax Formのデータファイルの属性を変換して,ISAMファイルに作り替えられます。
ISAMファイルに変換するには,データベース編集ウィンドウにデータファイルを開いて,[編集]-[データベース属性...]を選択します。データベース属性には,「ISAMデータベース」を指定します。ファイルを保存すると,データ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)として保存されます。
データベース編集ウィンドウの操作については,「第2編 4. データベースの作成」を参照してください。
(4) ISAMファイル利用時の注意事項
ISAMファイルを利用するときの注意事項を,次に示します。
図5-3 アタッチの規則
(5) 接続情報の指定
サーバのISAMファイルをリモートアクセスして使う場合,ISAMファイルをアタッチした後で,ISAMファイルごとに,接続情報を設定する必要があります。
接続情報を設定するには,マネージャウィンドウで[オプション]-[ISAMリモートアクセスオプション...]を選択します。サーバ側のデータ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)と,クライアント側の定義ファイルとを指定して,情報を設定します。このとき,サーバ側の定義ファイルがあるドライブが,クライアントに接続されている必要があります。
接続情報を変更する場合も,同様に操作します。