3.2.2 「売上伝票」の作成

売上データを入力する伝票発行画面「売上伝票」を作成します。

<この項の構成>
(1) 基本形式の作成
(2) 明細項目「数量」の追加
(3) 明細項目「金額」の追加
(4) 総括項目「合計」の作成
(5) 後処理の作成
(6) 「売上伝票」の保存

(1) 基本形式の作成

伝票自動生成機能を使って,「売上伝票」の基本形式を作成します。

(a) 伝票形式の設定

「売上伝票」の伝票形式を設定します。

マネージャウィンドウで,[ファイル]-[新規作成]を選択します。

[新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

「伝票」アイコンを選択し,[OK]ボタンをクリックします。

伝票編集ウィンドウが表示されます。

[図データ]

[ファイル]-[簡易伝票]を選択します。

[伝票形式]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

次のように項目を指定します。

[次]ボタンをクリックします。

これで,伝票形式が設定されます。

[伝票構成]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

(b) 見出し項目の作成

「売上伝票」の見出し項目を作成します。

[伝票構成]ダイアログボックスで,データベースから「顧客マスタ」ファイルをダブルクリックします。

[項目選択]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

項目名から見出し項目にする項目を選択し,見出し項目の左側にある[->]ボタンをクリックします。

ここでは,「顧客マスタ」ファイルのすべての項目(顧客コード及び顧客名)を見出し項目にするので,見出し項目の左側にある[>>]ボタンをクリックします。

項目名から顧客コード及び顧客名が見出し項目に移動します。

[図データ]

次に,見出し項目の照合項目を設定します。

照合項目名のコンボボックスから顧客コードを選択します。

[OK]ボタンをクリックします。

これで,顧客コード及び顧客名が見出し項目になります。また,顧客コードが照合項目に設定されます。

見出し項目の照合項目を設定しておくと,ある一つの見出し項目が「売上伝票」に指定されたときに,そのほかの見出し項目が自動的に「売上伝票」に表示されます。

[伝票構成]ダイアログボックスに戻ります。

見出し項目に顧客コード及び顧客名が表示されます。

[図データ]

(c) 明細項目の作成

「売上伝票」の明細項目を作成します。

[伝票構成]ダイアログボックスで,データベースから「商品マスタ」ファイルをダブルクリックします。

[項目選択]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

項目名から明細項目にする項目を選択し,明細項目の左側にある[->]ボタンをクリックします。

ここでは,「商品マスタ」ファイルのすべての項目(商品コード,商品名,及び単価)を明細項目にするので,明細項目の左側にある[>>]ボタンをクリックします。

項目名から商品コード,商品名,及び単価が明細項目に移動します。

[図データ]

次に,明細項目の照合項目を設定します。

照合項目名のコンボボックスから商品コードを選択します。

[OK]ボタンをクリックします。

これで,商品コード,商品名,及び単価が明細項目になります。また,商品コードが照合項目に設定されます。

明細項目の照合項目を設定しておくと,ある一つの明細項目が「売上伝票」に指定されたときに,そのほかの明細項目が自動的に「売上伝票」に表示されます。

[伝票構成]ダイアログボックスに戻ります。

明細項目に商品コード,商品名,及び単価が表示されます。

[図データ]

(d) 「売上伝票」の生成

「売上伝票」の見出し項目と明細項目を作成したら,「売上伝票」を生成します。

[伝票構成]ダイアログボックスで,[完了]ボタンをクリックします。

伝票編集ウィンドウに,「売上伝票」が生成されます。

[図データ]

(2) 明細項目「数量」の追加

「売上伝票」に明細項目「数量」を追加します。

(a) 明細項目「数量」の追加

「売上伝票」に明細項目「数量」を追加します。

伝票編集ウィンドウで,[編集]-[明細編集]-[明細列挿入]を選択します。

明細項目の列の最後部(一番右側)に明細項目の列が1列追加されます。

[図データ]

[編集]-[選択]を選択します。

追加された明細項目の列の項目名を設定する領域をダブルクリックします。

文字列を設定できる状態になります。

項目名の「数量」を入力します。

これで,明細項目「数量」が追加されます。

[図データ]

(b) 明細項目「数量」の項目属性の設定

追加された明細項目「数量」の項目属性を設定します。

伝票編集ウィンドウで,次のどちらかの操作をします。

[項目属性]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

次のように項目属性を指定します。

[OK]ボタンをクリックします。

これで,明細項目「数量」の項目属性が設定されます。

伝票編集ウィンドウに戻ります。

[図データ]

(3) 明細項目「金額」の追加

「売上伝票」に明細項目「金額」を追加して,明細項目「金額」を計算する処理定義を作成します。

(a) 明細項目「金額」の追加

「売上伝票」に明細項目「金額」を追加します。

伝票編集ウィンドウで,[編集]-[明細編集]-[明細列挿入]を選択します。

明細項目の列の最後部(一番右側)に明細項目の列が1列追加されます。

[図データ]

[編集]-[選択]を選択します。

追加された明細項目の列の項目名を設定する領域をダブルクリックします。

文字列を設定できる状態になります。

項目名の「金額」を入力します。

これで,明細項目「金額」が追加されます。

[図データ]

(b) 明細項目「金額」の項目属性の設定

追加された明細項目「金額」の項目属性を設定します。

伝票編集ウィンドウで,次のどちらかの操作をします。

[項目属性]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

次のように項目属性を指定します。

項目属性の設定に続けて,次の操作をします。

(c) 明細項目「金額」の処理定義の作成

スケルトン生成機能を使って,明細項目「金額」を計算する処理定義を作成します。明細項目「金額」を計算する演算式は,「金額=単価*数量」です。

[項目属性]ダイアログボックスで,[スケルトン]ボタンをクリックします。

[項目処理定義スケルトン生成]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

[演算処理]を選択し,[情報設定]ボタンをクリックします。

[演算情報]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

演算式「金額=単価*数量」を次の操作で設定します。

  1. 伝票項目名一覧から「単価」をダブルクリックします。
  2. ツールボタンから「*」をクリックします。
  3. 伝票項目名一覧から「数量」をダブルクリックします。
  4. [OK]ボタンをクリックします。

これで,演算式「金額=単価*数量」が設定されます。

[項目処理定義スケルトン生成]ダイアログボックスに戻ります。

[図データ]

[OK]ボタンをクリックします。

これで,明細項目「金額」の処理定義が作成されます。

[項目属性]ダイアログボックスに戻ります。

[図データ]

[OK]ボタンをクリックします。

これで,明細項目「金額」の項目属性が設定されます。

伝票編集ウィンドウに戻ります。

[図データ]

(4) 総括項目「合計」の作成

「売上伝票」に総括項目「合計」を作成して,総括項目「合計」を計算する処理定義を作成します。

(a) 総括項目「合計」の作成

「売上伝票」に総括項目「合計」を作成します。

伝票編集ウィンドウで,[作成]-[総括]を選択します。

明細項目「金額」の下の,総括項目「合計」を作成する領域でドラッグします。

これで,ドラッグした領域に総括項目「合計」が作成されます。

[図データ]

(b) 総括項目「合計」の項目属性の設定

作成された総括項目「合計」の項目属性を設定します。

伝票編集ウィンドウで,次のどちらかの操作をします。

[項目属性]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

次のように項目属性を指定します。

項目属性の設定に続けて,次の操作をします。

(c) 総括項目「合計」の処理定義の作成

スケルトン生成機能を使って,総括項目「合計」を計算する処理定義を作成します。総括項目「合計」を計算する演算式は,「合計=SUM(金額)」です。

[項目属性]ダイアログボックスで,[スケルトン]ボタンをクリックします。

[項目処理定義スケルトン生成]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

[演算処理]を選択し,[情報設定]ボタンをクリックします。

[演算情報]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

演算式「合計=SUM(金額)」を次の操作で設定します。

  1. ツールボタンから「SUM」をクリックします。
  2. ツールボタンから「(」をクリックします。
  3. 伝票項目名一覧から「金額」をダブルクリックします。
  4. ツールボタンから「)」をクリックします。
  5. [OK]ボタンをクリックします。

これで,演算式「合計=SUM(金額)」が設定されます。

[項目処理定義スケルトン生成]ダイアログボックスに戻ります。

[図データ]

[OK]ボタンをクリックします。

これで,総括項目「合計」の処理定義が作成されます。

[項目属性]ダイアログボックスに戻ります。

[図データ]

[OK]ボタンをクリックします。

これで,総括項目「合計」の項目属性が設定されます。

伝票編集ウィンドウに戻ります。

[図データ]

(d) 総括項目「合計」の項目名の作成

「売上伝票」に総括項目「合計」の項目名を作成します。

伝票編集ウィンドウで,[作成]-[文字列]を選択します。

総括項目「合計」の左側の,総括項目「合計」の項目名を作成する領域でドラッグします。

[図データ]

ドラッグした領域に文字列を設定できる状態になります。

項目名の「合計」を入力します。

これで,総括項目「合計」の項目名が作成されます。

[図データ]

(5) 後処理の作成

スケルトン生成機能を使って,「売上伝票」の後処理を作成します。「売上伝票」の後処理とは,「売上伝票」に入力した売上データをデータベースの「売上マスタ」ファイルに格納する処理定義のことです。

伝票編集ウィンドウで,[処理定義]-[後処理定義スケルトン]を選択します。

[後処理スケルトン生成]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

[データ追加処理]を選択し,[情報設定]をクリックします。

[データ追加処理情報]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

データベース名に「売上マスタ」ファイルを指定します。

「売上マスタ」ファイルを指定するときは,[参照]ボタンをクリックして,ファイル一覧を参照します。

[OK]ボタンをクリックします。

[後処理スケルトン生成]ダイアログボックスに戻ります。

[図データ]

[OK]ボタンをクリックします。

これで,後処理が作成されます。

伝票編集ウィンドウに戻ります。

[図データ]

(6) 「売上伝票」の保存

作成した「売上伝票」を保存します。

伝票編集ウィンドウで,作成した「売上伝票」を「売上伝票」と名前を付けて保存します。

「売上伝票」を保存すると,ファイルとして登録され,マネージャウィンドウに,「売上伝票」アイコンとして表示されます。