手順業務の処理定義(手順処理)で使える処理コマンドを,表A-22~表A-28に示します。
表A-22 処理の流れを制御する処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@判定開始, @成立, @不成立, @判定終了 | 指定された条件の判定結果(成立,不成立)に応じて,異なる処理を実行する |
@分岐開始, @分岐値, @分岐終了 | 指定された条件(変数などの値)に応じて,異なる処理を実行する |
@反復開始, @反復終了 | 指定された条件が成立している間,処理を繰り返し実行する |
@JUMP,@番地 | 指定された箇所へ処理を移す |
@分散開始*1, @分散終了*1 | クライアントで定義した処理をサーバで実行する |
@終了待ち*1 | サーバでの処理が終わるまで,クライアントの処理を中断する |
@異常続行, @異常終了 | 処理の実行でエラーが発生したときに,処理を終了しないで続行する |
@処理終了 | 実行中の手順処理を終了する |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-23 データを操作する処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@代入 | 変数に値を代入する |
@文字代入 | 変数の内容(文字列)の一部を,ほかの変数に代入する |
@検索代入 | 変数の内容(文字列)から,検索パターンと一致する文字列を検索して,ほかの変数に代入する |
@文字置換 | 変数の内容(文字列)の一部を,ほかの文字列に置き換える |
@文字削除 | 変数の内容(文字列)の一部から,指定された文字列を削除する |
@属性変換 | 変数のデータの属性を変換して,指定された変数に代入する |
@演算精度 | 除算をするとき及びROOT関数で平方根を求めるときの,小数部の有効桁数を設定する |
@オプション設定*1 | Groupmax Formに関係するレジストリキーの値にデータを設定する |
@ファイル削除*1 | 指定されたファイルを削除する。 |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-24 表示・応答をする処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@KB入力*1 | キーボードで入力されたデータを変数に代入する |
@電文表示*1 | 手順実行ウィンドウのステータスバーにメッセージを表示する |
@電文消去*1 | @電文表示で表示したメッセージを消去する |
@PFキー応答*1 | PFキー応答ダイアログボックスを表示して,PFキー(Fキー)が押されるまで処理を中断する |
@メッセージボックス*1 | メッセージボックスを表示して,応答があるまで処理を中断する |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-25 処理を呼び出す処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@伝票発行 | 伝票発行業務を呼び出して,伝票発行画面を表示したり,伝票を発行(印刷)したりする |
@手順実行 | クライアントの別の手順業務を呼び出す |
@手順呼出 | オフィスサーバで作成したETOILE/OPの手順処理を呼び出す |
@サーバ呼出 | Windows NTサーバに登録された手順業務を呼び出す |
@コマプロ呼出 | オフィスサーバで作成したコマンドプロシジャを呼び出す |
@外部呼出 | DLL内の関数(外部関数)を呼び出す 関数を使って,データベースのレコードも変更できる |
@バッチ呼出 | Windows NTサーバの実行形式プログラムを,JP1/Net Batchを利用して実行する |
@サーバ接続 | クライアントとサーバとを接続する |
@サーバ解除 | クライアントとサーバとの接続を解除する |
@AP起動*1 | コマンドラインで指定したアプリケーションを起動する |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-26 印刷を実行する処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@書式印刷 | データベースのデータを,書式印刷業務で作成した書式を使って印刷する |
@印刷*1 | オフィスサーバのデータベースの内容を,システムで用意した簡単な形式で印刷する |
@FAX番号 | 伝票や帳票を,ファクシミリ(FAX)を使って印刷する |
@DB印刷*1 | データベースのデータを,システムで用意した簡単な形式で印刷する |
@レポート印刷*1 | データベースのデータを,EUR(エンドユーザ帳票作成機能)で作成した印刷形式(フォームシート)を使って印刷する |
@プリンタ情報取得*1 | プリンタを設定するダイアログボックスを表示して,ダイアログボックスで指定された情報を取得する |
@プリンタ設定*1 | @書式印刷で帳票を印刷するときの,プリンタ情報を設定する |
@PDF情報*1 | 伝票や書式をPDFファイルに出力するときの情報を設定する |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-27 データベースを操作する処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@抽出 | データベースのレコードや項目のデータを様々な条件で抽出(検索,分類,集計,選択)する |
@対話検索*1 | データベースのレコードや項目のデータを対話形式で加工する |
@DB更新 | データベース更新業務を呼び出して,データベースを更新する |
@DB加工 | データベース更新業務を呼び出して,データベースを加工する |
@DB検索 | 入力データベースからレコードを検索して,出力データベースに出力する |
@レコード併合 | データベースにほかのデータベースのレコードを併合して,出力する |
@項目併合 | データベースにほかのデータベースの項目を併合して,出力する |
@突合併合 | データベースにほかのデータベースの項目を併合して,出力する 突き合わせ結果によって,レコードを選択して出力できる |
@項目選択 | データベースから項目を選択して出力する |
@項目削除 | データベースから項目を削除して出力する |
@DB削除 | データベースを削除する |
@DB消去 | データベース内のすべてのデータを消去する |
@ダウンロード*1 | サーバのデータベースをクライアントへ転送(ダウンロード)する |
@アップロード*1 | クライアントのデータベースをサーバへ転送(アップロード)する |
@ファイル変換 | CSV形式ファイルをデータベースに変換する データベースをCSV形式ファイルに変換する |
@レコード入力 | データベースのレコードを読み込む |
@FAXデータ受信 | FAXCの認識結果データを,FAXコレクターを介して受信する |
@受信データ削除 | FAXC及びFAXコレクターの認識結果データを削除する |
*1:Groupmax Form Server上で手順処理を実行する場合は使用できない。
クライアント上でのみ使用可能。
表A-28 SQL文を実行する処理コマンド(手順処理)
処理コマンド | 機能 |
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@SQL接続 | ODBCデータベース(又はORACLEデータベース)に接続する |
@SQL解除 | @SQL接続で確立されたデータベースとの接続を解除する |
@SQL実行 | @SQL接続で接続されたデータベースに対して,SQL文を実行する |
@SQLフェッチ | @SQL実行で実行したSELECT文(問い合わせ)の実行結果を,1件ずつ受け取る |
@SQLロールバック | @SQL接続で接続されたデータベースに対する変更を取り消す(ロールバック) |
@SQLコミット | @SQL接続で接続されたデータベースに対する変更を確定する(コミット) |
@SQLプロシジャ | @SQL接続で接続されたデータベースに登録されている,プロシジャ(ストアドプロシジャ)を呼び出す |