7.2.1 画面の構成
画面は,文字列,見出し項目,明細項目,及び総括項目で構成されます。必要に応じて,罫線,画像項目,ボタン項目,OLE項目,捺印項目,メモ項目,及びリッチテキスト項目も作成できます。項目を作成した後,項目の属性を設定します。
データを入力・表示するこれらの項目を,まとめて処理項目といいます。また,見出し項目,明細項目,総括項目の集まりを,それぞれ見出し部,明細部,総括部といいます。
次のような構成の伝票も作成できます。
- 見出し項目だけの構成
- 明細項目だけの構成
- 明細項目と総括項目だけの構成
- 複数の明細部がある構成
画面の構成例を,図7-7に示します。また,図7-7の画面での,処理項目の属性の設定例を,図7-8に示します。
図7-7 画面の構成例
![[図データ]](figure/zu070201.gif)
図7-8 処理項目の属性の設定例
![[図データ]](figure/zu070202.gif)
画面上の主な項目について説明します。
- 文字列
伝票のタイトルや項目の見出しなど,画面上に表示するだけの文字列のことです。データ処理には,関係しません。
- 見出し項目
画面のデータ全体に関係する情報などを示す項目です。データを入力したり処理結果を表示したりできます。図7-7では,「得意先コード」,「得意先名」が見出し項目に当たります。
- 明細項目
同じ形式のデータ(レコード)を,縦方向に繰り返して表示する項目です。データを入力したり処理結果を表示したりできます。図7-7では,「コード」,「商品名」,「単価」などが明細項目に当たります。
- 総括項目
明細項目のデータの合計値などを表示する項目です。明細項目にデータが入力されるに従って,総括項目のデータも変化します。図7-7では,「合計」が総括項目に当たります。総括項目にデータは入力できません。