顧客別の売上帳票を印刷する業務の例を,図8-2に示します。
図8-2 売上帳票を印刷する業務の例
単価が999以下の商品(「区分」が1)と単価が1,000以上の商品(「区分」が2)それぞれについて,小計を印刷しています。また,データベースの最終レコードを印刷し終わってから,顧客別に合計していた金額を累計して,印刷しています。
小計や合計は,特定の項目の内容が変わった(ブレイクした)ときに印刷できます。「区分」の内容が変わったときに小計を,「得意先コード」が変わったときに合計を,それぞれ印刷しています。
この例では,区分付き売上データベースUDATAKを,印刷対象のデータベースとして指定しています。UDATAKのレコードは,「得意先コード」と「区分」に従ってあらかじめ分類(並べ替え)されています。また,UDATAKのレコードを基にして,得意先データベースTOKUIや商品データベースSHOHINを参照して,「顧客名」や「商品名」を印刷しています。