メールプログラムを使って,伝票を送信できます。また,伝票をメール形式ファイルとして保存できます。このとき,伝票の実行に必要なファイルを添付できます。
(1) 伝票の送受信
Groupmax Integrated Desktopを経由して,Groupmax Mailで伝票を送信できます。
伝票のメール機能の概要を,図7-21に示します。
図7-21 伝票のメール機能の概要
伝票を送信する
伝票を送信するには,処理定義で@メールを使います。@メールを実行すると,伝票は,メール形式ファイル(ファイルタイプ「.DMZ」)としてメールに添付されます。メール形式ファイルには,伝票のフォーマット(画面形式及び処理定義)と項目のデータの両方が格納されます。オペランドの指定によって,伝票を添付しないでメールを送信することもできます。
処理定義で@メール送信を使うと,宛先などの情報をすべてオペランドで指定して,バッチ形式でメールを送信できます。@メールと同様に,伝票をメール形式ファイルとして添付することもできます。
受信した伝票を実行する
メールで受信した伝票は,Groupmax Integrated DesktopのINBOXから起動できます。このとき,開始処理や前処理は実行されません。伝票のデータを変更して保存すると,受信したメール形式ファイルが更新されます。
(2) メール形式ファイルでの保存
伝票をメール形式ファイル(ファイルタイプ「.DMZ」)として保存して,そのファイルを実行したり,Groupmax Integrated DesktopのOUTBOXに投入したりできます。伝票のフォーマット(画面形式及び処理定義)だけでなく,項目に入力したデータも保存できます。
伝票のフォーマットを保存する
伝票処理ウィンドウで,[ファイル]-[メール形式データファイルの作成...]を選択します。[伝票発行情報]ダイアログボックスで実行情報を設定してから,[メール形式ファイル ファイル名]ダイアログボックスでファイル名を指定すると,伝票のフォーマットがメール形式ファイルとして保存されます。
伝票のフォーマットとデータを保存する
伝票の処理中に@メールを実行すると,その伝票をメール形式ファイルとして保存できます。伝票のフォーマットと項目のデータの両方が保存されます。
保存した伝票を実行する
メール形式ファイルとして保存した伝票は,開発ウィンドウのアイコンをダブルクリックするなどして実行できます。伝票にデータを入力したりデータを変更したりして保存すると,メール形式ファイルが更新されます。
伝票処理ウィンドウでフォーマットだけを保存した場合,メール形式ファイルを起動すると,開始処理や前処理が実行されます。ファイルを更新して再び起動したときは,再開始処理が実行されます。開始処理や前処理は,実行されません。
伝票発行ウィンドウで処理中の伝票を保存した場合は,メール形式ファイルを起動すると,再開始処理が実行されます。開始処理や前処理は,実行されません。
なお,Groupmax Form 02-00以降で作成したメール形式ファイルは,GroupOASQUARE2では,実行できません。
(3) 添付ファイルの利用
メールを送信するときや,伝票をメール形式ファイルとして保存するときに,伝票の実行に必要なデータベースファイルなどを添付できます。
添付ファイルの指定
添付ファイルの指定方法を,次に示します。
なお,次に示すファイルを指定すると,関連するファイルが自動的に添付されます。
添付ファイルの実行
添付ファイルを含んだメール形式ファイルを実行すると,添付ファイルは,そのメール形式ファイルがあるディレクトリに復元(ダウンロード)されます。ダウンロードするディレクトリをあらかじめ設定するには,開発ウィンドウで,[オプション]-[添付ファイルダウンロード先設定...]を選択します。
メール形式ファイルを更新して保存すると,添付ファイルも更新されます。
(4) メール利用時の注意事項
メールを利用するときの注意事項を,次に示します。
メール形式ファイルのバージョン間での互換性
上位バージョンのGroupmax Formで作成したメール形式ファイルは,下位バージョンのGroupmax Formに対する互換性がありません。例えば,Groupmax Form 06-00で作成したメール形式ファイルを,Groupmax Form 05-20以前で起動しても,06-00で追加された機能を使っている場合は,実行又は更新できません。