書式印刷業務は,データベースのレコードの内容を編集して,印刷する業務です。また,伝票のデータを,伝票発行画面とは異なる形式で印刷することもできます。
データの印刷形式や印刷手順を指定したものを,書式といいます。書式に従ってデータベースの内容を印刷したものを,帳票といいます。
書式印刷業務では,データベースのレコードを先頭から順番に読み込み,その並び順に従ってデータを印刷します。特定のデータの内容が変わった(ブレイクした)ときに,データの合計値や平均値なども印刷できます。レコードの並び順を変えて印刷したいときは,手順業務でレコードを分類(並べ替え)しておきます。
書式印刷業務では,印刷対象のデータベースを一つだけ指定できます。このデータベースのレコードを基に,ほかのデータベースのレコードを参照して,そのデータを印刷することもできます。
書式印刷業務の概念図を,図8-1に示します。
図8-1 書式印刷業務の概念図