業務で使用するデータを目的別に分類して管理するためには,データベースの利用が不可欠です。Groupmax Formでは,データベースを作成・加工できます。また,いろいろな流通データベースを利用できます。
データベースの作成と利用
Groupmax Formは,データベースを作成する機能を備えています。対話形式の操作で,簡単にデータベーステーブルの項目名や項目属性を定義できます。定義したテーブル形式をそのまま画面に表示して,データを入力できます。
また,ODBC準拠のデータベースなどの流通データベース,ISAMファイル,CSV形式ファイル,及びオフィスサーバ(elles7)の台帳ファイルが利用できます。また,サーバ上のデータベースをクライアントで利用できるので,大量の業務データを有効に活用できます。
Groupmax Formでのデータベースの利用形態を,図1-2に示します。
図1-2 データベースの利用形態
データベースの加工と印刷
データベースのデータは,いろいろな業務で参照・更新されます。これらの業務でデータを有効に利用するためには,抽出・分類・集計などの処理が必要です。
Groupmax Formでは,業務に応じた形のデータ加工処理を自由に作成できます。伝票の入力データをキーにしてデータベースを検索したり,入力データでデータベースのデータを更新したりできます。また,データベースの内容をウィンドウに表示して,対話形式でデータを加工することができます。
また,データの集計業務などでは,データベースの内容を帳票に印刷します。同じデータでも,業務によって印刷したい形式が異なることがあります。
Groupmax Formでは,データベースの内容を,目的に応じた形式の帳票に印刷できます。帳票の印刷形式(書式)は,伝票発行画面と同様に,マウス操作で作成します。帳票のタイトルや,一度だけ印刷する項目,繰り返し印刷する項目などを組み合わせて,自由な形式を作成できます。さらに,処理定義で書式の項目とデータベースの項目とを結び付けます。このとき,特定の項目の小計や合計を計算して,印刷することもできます。
データの加工・印刷の例を,図1-3に示します。
図1-3 データの加工・印刷の例