2.2 マネージャウィンドウからの業務の起動

Groupmax Form Clientを起動したとき最初に表示されるウィンドウを,マネージャウィンドウといいます。

マネージャウィンドウには,業務の作成及び実行を開始できる状態(開発ウィンドウ)と,業務の実行だけを開始できる状態(業務実行ウインドウ)とがあります。[表示]-[業務実行画面の表示]又は[開発画面の表示]を選択すると,この二つを切り替えられます。

開発ウィンドウの構成を,図2-1に示します。また,業務実行ウィンドウの構成を,図2-2に示します。

図2-1 開発ウィンドウの構成

[図データ]

図2-2 業務実行ウィンドウの構成

[図データ]

業務を新規に作成する

開発ウィンドウで[ファイル]-[新規作成...]を選択すると,[新規作成]ダイアログボックスが表示されます。業務を選択すると,業務を作成するためのウィンドウが表示されます。

作成したファイルの表示

業務やファイルを作成して保存すると,開発ウィンドウのファイル一覧リストボックスに,作成した業務を表すアイコンとそのファイル名が表示されます。

アイコンとファイル種別の対応を,表2-1に示します。

表2-1 アイコンとファイル種別の対応

アイコンファイル種別ファイルの内容
[図データ]データベースデータベースファイルを表します。データベースの項目属性の情報とデータベースに入力されたデータで構成されます。
[図データ]アタッチされたデータベースGroupmax Formで扱えるようにデータ定義ファイルが作成されたODBCファイル,ORACLEファイル,又はISAMファイルです。
[図データ]伝票定義ファイル伝票発行業務の定義内容が保存されているファイルです。画面形式の定義情報と処理定義の情報で構成されます。
グループ伝票のメイン伝票となる定義ファイルは「MAIN」と表示されます。
Javaソース変換用ファイル「.DMJ」を持つ定義ファイルは「J」と表示されます。
[図データ]書式定義ファイル書式印刷業務の定義内容が保存されているファイルです。書式形式の定義情報と,処理定義の情報で構成されます。
[図データ]手順定義ファイル手順業務の定義内容(処理定義)が保存されているファイルです。
[図データ]データベース更新
定義ファイル
データベース更新業務の定義内容(処理定義)が保存されているファイルです。
[図データ]ファイルパス設定ファイルオフィスサーバ上又はスタンドアロンでGroupmax Form Clientを実行するのに使用するファイルパスが保存されているファイルです。
[図データ]NTサーバファイルパス設定ファイルWindows NTサーバ上でGroupmax Form Clientを実行する場合に使用するファイルパスが保存されているファイルです。
[図データ]メニュー定義ファイルメニューウィンドウの定義内容が保存されているファイルです。
[図データ]ライブラリファイル処理定義のライブラリファイルを表します。登録したメンバ(処理定義)が保存されています。
[図データ]部品ファイル伝票及び書式の部品が保存されているファイルです。
[図データ]電子印ファイル利用者のユーザID・パスワードと作成された電子印データが保存されているファイルです。
[図データ]メール形式ファイル伝票のフォーマット(画面形式及び処理定義)や項目のデータ,及び添付ファイルが保存されているファイルです。
[図データ]Groupmax Form以外のファイルGroupmax Form以外で作成されたファイルです。

既存の業務を更新する

開発ウィンドウのファイル一覧リストボックスで,業務のアイコンをクリックして,[ファイル]-[編集]を選択します。業務を作成するためのウィンドウが表示されます。

業務を実行する

開発ウィンドウ又は業務実行ウィンドウのファイル一覧リストボックスで,業務のアイコンをダブルクリックします。または,ファイル一覧リストボックスで業務のアイコンをクリックして,[ファイル]-[実行]を選択します。

なお,開発ウィンドウで[オプション]-[業務実行時アイコン化]を選択しておくと,業務を実行したときに,マネージャウィンドウをアイコン化できます。