5.3 ISAMファイルの利用

Groupmax Formでは,索引順編成ファイル管理ISAMで作成したISAMファイルを利用できます。Windows NTサーバで使うことも,クライアントで使うこともできます。

ISAMファイル使用時のプログラム構成を,図5-2に示します。

図5-2 ISAMファイル使用時のプログラム構成

[図データ]

<この節の構成>
(1) ISAMファイルをGroupmax Formのファイルに変換する
(2) ISAMファイルを新規に作成する
(3) Groupmax FormのファイルをISAMファイルに変換する
(4) ISAMファイル利用時の注意事項
(5) 接続情報の指定

(1) ISAMファイルをGroupmax Formのファイルに変換する

既存のISAMファイルをアタッチして,Groupmax Formでそのファイルを利用できます。

ISAMファイルをアタッチするには,マネージャウィンドウで[ファイル]-[ISAMデータベースアタッチ...]を選択します。ファイル名を指定して,アタッチします。ファイルを保存すると,データ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)として保存されます。

なお,サーバ側の環境を変えると,アタッチしたファイルを使えなくなることがあります。その場合は,アタッチし直してください。

(2) ISAMファイルを新規に作成する

Groupmax Formで,ISAMファイルを作成できます。

開発ウィンドウからISAMファイルの作成を始める場合,[新規作成]ダイアログボックスで外部データベースのアイコンを選択します。データベース編集ウィンドウから始める場合は,Groupmax Formのデータベースと同様に[ファイル]-[新規作成...]を選択します。このとき,データベース属性に「ISAMデータベース」を指定します。

データベース定義ウィンドウ及びデータベース編集ウィンドウでは,Groupmax Formのデータベースと同様に,項目を作成したりデータ入力をしたりして,ファイルを保存します。このとき,データ定義ファイルのファイルタイプは,「.SDF」になります。

データベースの作成を始めるための操作や,項目及びデータの編集については,「第2編 4. データベースの作成」を参照してください。

(3) Groupmax FormのファイルをISAMファイルに変換する

Groupmax Formのデータファイルの属性を変換して,ISAMファイルに作り替えられます。

ISAMファイルに変換するには,データベース編集ウィンドウにデータファイルを開いて,[編集]-[データベース属性...]を選択します。データベース属性には,「ISAMデータベース」を指定します。ファイルを保存すると,データ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)として保存されます。

データベース編集ウィンドウの操作については,「第2編 4. データベースの作成」を参照してください。

(4) ISAMファイル利用時の注意事項

ISAMファイルを利用するときの注意事項を,次に示します。

(5) 接続情報の指定

サーバのISAMファイルをリモートアクセスして使う場合,ISAMファイルをアタッチした後で,ISAMファイルごとに,接続情報を設定する必要があります。

接続情報を設定するには,マネージャウィンドウで[オプション]-[ISAMリモートアクセスオプション...]を選択します。サーバ側のデータ定義ファイル(ファイルタイプ「.SDF」)と,クライアント側の定義ファイルとを指定して,情報を設定します。このとき,サーバ側の定義ファイルがあるドライブが,クライアントに接続されている必要があります。

接続情報を変更する場合も,同様に操作します。