1.1.2 BPR実現の支援

現行の業務は,作業のむだや矛盾が生じたまま行われていることがあります。現行業務の問題点をそのままにしてGroupmax Workflowを適用しても,大きな効果は期待できません。Groupmax Workflowを導入する前に,現行の業務の見直しが必要になります。現行の業務の問題点をなくすために,業務の流れ(ビジネスプロセス)を見直すことでBPRの手掛かりを得て,問題点を改善することで,個々の作業だけでなく業務全体の効率を向上できます。Groupmax Workflow導入の効果をより高めることになります。

BPRで得られる効果とGroupmax Workflowでの実現方法を,表1-1に示します。

表1-1 BPRで得られる効果とGroupmax Workflowでの実現方法

BPRで得られる効果Groupmax Workflowでの実現方法
  • ペーパレス化の推進
  • コストの削減
  • 業務処理時間の短縮
文書及び回覧経路を電子化して実現します。
  • 部門別で行っている処理の統括管理
部門ごとの処理を意識しない一つのプロセスとして業務を定義することで実現します。
  • むだな業務の廃止と簡素化
導入時の業務見直し過程で業務のむだを発見し,効率向上のための手段を考えることで実現します。
  • 業務の統括的かつ効率の良い管理
業務の進ちょく状況をビジュアルに表示することで,処理の滞りを監視します。