2.6 広域ワークフローシステムの開発

コンピュータシステムで処理する業務の量が多かったり,多くなってきたりすると,部門ごとにサーバを分けてシステムを構築する必要がでてきます。そうなると,一つの業務を複数のサーバにわたって行う場合も出てきます。Groupmax Workflowでは,部門間にわたる業務の流れも一つのビジネスプロセスとして定義して文書を回覧できます。これによって,広域にわたる業務も統括して管理できます。また,異なるドメインにある異なる業務を連携しながら進めることができます。

この節では,Groupmax Workflowを使った広域ワークフローシステムの構築について説明します。

なお,複数のサーバでワークフロー管理システムを構築する場合は,Groupmax Workflow Multi-Serverが必要です。また,ドメイン間の業務の連携をする場合は,Groupmax Workflow Server-Connectionが必要です。

<この節の構成>
2.6.1 複数のサーバによる管理の負荷の分散
2.6.2 複数のサーバにわたる業務を一つのビジネスプロセスとして定義
2.6.3 ほかのサーバへ送付された案件の進ちょく状況を監視
2.6.4 異なるドメイン間での業務の連携