ビジネスプロセスでの文書の回覧は,ソースノードから案件が投入されると開始します。そして,処理ノードでユーザの処理を経て,シンクノードで終了すると完了します。このように,ビジネスプロセス上で完成される作業をワークといいます。ワークは,Groupmax Workflowが管理する仕事の単位です。
ワークには,ワークIDという識別子が付けられて管理されます。一つのビジネスプロセスでは多くのユーザが案件を配布します。ワークIDは,だれが開始したワークかをGroupmax Workflowが識別及び管理するために付けられます。ワークIDの形式は,ビジネスプロセスごとに設定できます。ワークIDは,設定された形式又はシステムが設定した形式に従って自動的に採番されます。このほかに案件の投入時には,タイトルや処理期限,優先度などを指定できます。
また,Groupmax Workflowでは,ソースノードを複数個指定できます。これをマルチソースといい,案件が非同期に投入されるビジネスプロセスで使用します。マルチソースから投入された案件は,同じワークの案件として扱われます。
終了したワークは,ワークフローデータベースで一定期間保存されます。不要になったワークは随時削除する必要があります。