現行の業務は,作業のむだや矛盾が生じたまま行われていることがあります。現行業務の問題点をそのままにしてGroupmax Workflowを適用しても,大きな効果は期待できません。Groupmax Workflowを導入する前に,現行の業務の見直しが必要になります。現行の業務の問題点をなくすために,業務の流れ(ビジネスプロセス)を見直すことでBPRの手掛かりを得て,問題点を改善することで,個々の作業だけでなく業務全体の効率を向上できます。Groupmax Workflow導入の効果をより高めることになります。
BPRで得られる効果とGroupmax Workflowでの実現方法を,表1-1に示します。
表1-1 BPRで得られる効果とGroupmax Workflowでの実現方法
BPRで得られる効果 | Groupmax Workflowでの実現方法 |
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| 文書及び回覧経路を電子化して実現します。 |
| 部門ごとの処理を意識しない一つのプロセスとして業務を定義することで実現します。 |
| 導入時の業務見直し過程で業務のむだを発見し,効率向上のための手段を考えることで実現します。 |
| 業務の進ちょく状況をビジュアルに表示することで,処理の滞りを監視します。 |