3.5.2 履歴情報の取得と業務の分析

Groupmax Workflowでは次の3種類の履歴情報を取得して管理しています。

ここでは,これらの履歴情報について説明します。

<この項の構成>
(1) ユーザヒストリ
(2) ワークヒストリ
(3) ワークフローログ

(1) ユーザヒストリ

ユーザヒストリとは,ユーザの作業履歴の情報です。ユーザが処理ノードで処理した案件の履歴を案件ごとに取得し,ワークフローデータベースでユーザ単位に管理しています。

ユーザヒストリは,Groupmax Workflow Monitorの運用モニタウィンドウ又はGroupmax Integrated DesktopのOUTBOXウィンドウで参照できます。さらに,Groupmax Workflow Client - Libraryの関数を使っても参照できます。

(2) ワークヒストリ

ワークヒストリとは,案件の送付及び配布の履歴情報です。ワークヒストリは,ビジネスプロセス登録サーバのワークフローデータベースでワーク単位に管理されます。

ワークヒストリは,Groupmax Workflow Monitorの運用モニタウィンドウ又はGroupmax Integrated DesktopのOUTBOXウィンドウで参照できます。さらに,Groupmax Workflow Client - Libraryの関数を使っても参照できます。

(3) ワークフローログ

Groupmax Workflow Serverでは,システム全体の稼働履歴を時系列で取得します。この履歴情報を,ワークフローログといいます。ワークフローログには,ユーザヒストリ及びワークヒストリで取得する情報も含まれます。

ワークフローログから必要な情報をファイルに抽出して,Excelなどの表計算ソフトウェアを利用すると,システム全体の稼働状況を分析できます。

ワークフローログの取得及び運用方法については,UNIXサーバをご使用の場合はマニュアル「Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド」を,Windowsサーバをご使用の場合はマニュアル「Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。