ビジネスプロセスは,Groupmax Workflow Definerを使って,アイコンをマウスで操作して定義します。
Groupmax Workflow Definerでビジネスプロセス上で回覧する文書に対して処理の行われる場所を表現したアイコンを画面上に貼り付け,アロー(矢印)で結んで描画します。文書に対して処理の行われる場所をノードと呼びます。ノードには処理ノードと制御ノードの2種類があります。
例えば,次のように定義されたビジネスプロセスがあります。
![[図データ]](FIGURE/ZU02030A.GIF)
図中のアイコンのうち次に示すアイコンは処理ノードと呼び,ビジネスプロセス上でユーザが処理する場所であることを示しています。
(図中1)
- ビジネスプロセスの入り口で,回覧するデータの入力を受け付ける場所を示します。これをソースノードといいます。この例の場合は,「資材」の担当者が「発注書を送信」することを示します。なお,ソースノードを定義するときに,回覧するケースの定義もします。
(図中2)
- 回覧された文書に対して,ユーザが処理する場所を示します。これを作業机ノードといいます。この場合は,「資材受付」が「書類確認」をすることを示します。
- 図中の4についても同様です。
(図中5)
- ビジネスプロセスの出口を示します。これをシンクノードといいます。この場合は,「発注」という処理でビジネスプロセスが終了することを示します。
- 図中の6についても同様です。
図中で次に示すアイコンは制御ノードと呼び,ビジネスプロセス上でGroupmax Workflowが処理する場所であることを示しています。
(図中3)
- 前の処理ノードでの処理結果によって,回覧するデータの以降の流れを決定することを示しています。これを分岐ノードといいます。図では,一つ目の作業机ノード(図中2)で,「資材受付」が「書類確認」の処理で「可」を選択すると,Groupmax Workflowが次の作業机ノード(図中4)に文書を渡すことを示しています。同様に一つ目の作業机ノード(図中2)で,「資材受付」が「書類確認」の処理で「不可」を選択すると,Groupmax Workflowが「却下」のシンクノード(図中6)に文書を渡すことを示しています。
なお,制御ノードには,分岐ノードのほかに次の6種類のノードがあります。
- 分割ノード
- 複数のケースで構成された案件を,別々の案件として別のノードに送付する機能です。
- 待合ノード
- 複数の案件を待ち合わせて一つの案件にまとめ,次のノードに送付する機能です。
- 同報ノード
- 一つの案件を複数のノードに同時に送付する機能です。
- 回収ノード
- 同報した案件を待ち合わせて,一つの案件にまとめる機能です。
- 複写ノード
- 一つの案件を別の名称の案件として複写し,複数のノードに同時に送付する機能です。
- 統合ノード
- 複数のケースから成る案件をまとめる機能です。
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