FAXコネクションと連携して,遠隔地からの勤務表を回収・集計する業務への適用例を示します。
この業務では,営業所から勤務表をFAXで送信します。本社では,受信した勤務表のデータをGroupmax Formで作成した業務に取り込んで,データを集計します。集計結果は,営業所へ送られて,FAXで出力されます。
(1) 業務の内容
勤務表の回収・集計業務の内容を,図3-30に示します。
図3-30 勤務表の回収・集計業務の内容
(2) 業務作成のポイント
営業所とFAXでデータをやり取りするには,FAXコネクションを利用します。データの集計処理はWindows NTサーバで実行して,集計結果をクライアントで確認後,営業所へ送信します。
勤務表の受信と集計
営業所からFAXで受信した勤務表のデータは,FAXコネクションの文字認識機能を利用して,サーバのデータベースに格納します。このとき,FAXコレクターを介してGroupmax Formで作成した業務を呼び出すことで,伝票発行画面で認識データを確認・修正できます。データの格納が終わったら,休暇日数や残業時間数などを集計します。
集計結果の送信
勤務データの集計結果を確認するために,伝票発行業務を作成します。この業務を実行して,クライアントの伝票発行画面に集計結果を表示します。さらに,FAXコネクションを利用して,営業所のFAXへ集計表を出力します。