付録A 用語解説
(英字)- OLE項目
- 伝票・帳票で,ほかのアプリケーションで作成したグラフなどのオブジェクトを,OLE機能を使って埋め込む項目です。ほかのアプリケーションで作成済みのオブジェクトを,リンクして埋め込むこともできます。
(ア行)- 後処理
- 伝票発行業務で,1画面分のデータ処理が終わった後に実行する処理です。データを印刷する処理や,データベースを更新する処理などを定義します。
- 印刷前処理
- 伝票発行業務で,伝票を印刷したときに実行する処理です。伝票発行操作(書式印刷以外で伝票を印刷する操作)をしたときに,印刷処理を実行する前に実行します。
(カ行)- 開始処理
- 伝票発行業務で,伝票発行業務を開始したときに一度だけ実行する処理です。伝票処理を起動したときに,最初の前処理を実行する前に実行します。
- 画像項目
- 伝票・帳票で,画像(ビットマップ形式ファイル)を表示・印刷する項目です。処理コマンドを使って,画像の表示・非表示を切り替えたり,画像を回転させたりできます。
- キー入力処理
- 伝票発行業務で,指定したキーを押したときに実行する処理です。
- 共通処理
- 伝票発行業務で,複数の画面項目に共通する処理定義に名前を付けて保存したものです。共通処理を一度だけ記述すれば,複数の項目から呼び出して利用できます。
- グループ伝票
- 複数の伝票をまとめて,データを共有できるようにしたものです。グループ伝票は,一つのメイン伝票と複数のメンバ伝票とで構成されます。メイン伝票がメンバ伝票を,またメンバ伝票がメンバ伝票を呼び出す階層構造で構成されます。
- 項目処理
- 伝票発行業務や書式印刷業務で,処理項目ごとに定義する処理です。
- コンボボックス
- 伝票発行画面の見出し項目と明細項目に作成できます。コンボボックスを作成すると,項目を一覧から選択して,指定できます。
(サ行)- 再開始処理
- メール形式ファイルを,起動したときに実行する処理です。
- 最終処理
- 伝票発行業務で,伝票発行業務を終了したときに一度だけ実行する処理です。伝票処理を終了したときに,最後の後処理を実行した後に実行します。
- 小計領域
- 帳票で,明細項目のデータの小計を印刷する領域です。明細部に作成できます。
- 条件印刷領域
- 帳票で,特定の条件が成立したときだけ印刷する領域です。見出し部及び総括部に作成できます。通常の領域とは別に,条件印刷領域ウィンドウで,文字列や処理項目を設定して作成します。
- 書式
- 帳票の印刷形式のことです。書式印刷業務で作成します。
- 書式印刷業務
- データベースや伝票の内容を,作成した書式に従って,帳票として印刷する業務です。伝票発行業務や手順業務から呼び出して実行します。
- 書式処理ウィンドウ
- 書式印刷業務を作成するウィンドウです。帳票の印刷形式(書式)を作成する書式編集ウィンドウと,処理定義を作成する処理定義ウィンドウとで構成されます。
- 書式編集ウィンドウ
- 帳票の印刷形式(書式)を作成するウィンドウです。
- 処理項目
- 伝票・帳票で,データや処理結果を表示・印刷する項目です。伝票の処理項目には,見出し項目,明細項目,及び総括項目があります。帳票の処理項目には,通常の処理項目と,明細部で繰り返し印刷する明細項目とがあります。
- 処理コマンド
- 業務の処理定義で使うコマンドです。ウィンドウのメニューに表示されるコマンドと区別するために,処理コマンドと呼びます。
- 処理コマンド簡易入力機能
- 処理コマンド及びオペランドを簡単に入力できる機能です。入力したい処理コマンドを選択して,ダイアログボックスで値や条件を設定すると,処理コマンド及びオペランドが自動的に入力されます。
- 処理定義
- 伝票発行・データベース更新・書式印刷・手順の各業務で,実行したい処理の手続きを記述したものです。処理コマンドや関数などを組み合わせて作成します。
- 処理定義ウィンドウ(ドキュメントウィンドウ)
- 業務の処理定義を作成するウィンドウです。
- スケルトン生成機能
- 処理定義のひな型(スケルトン)を自動的に作成する機能です。作成したい処理のパターンを選択して,ダイアログボックスで値や条件を設定すると,基本的な処理定義が生成されます。伝票発行業務を作成するときに利用できます。
- スパイラルアプローチ
- 業務のプロトタイプ(試作版)を作成してから,利用者の意見を取り入れながら修正・追加を繰り返して,業務を完成させていく開発手法です。
- 総括項目
- 伝票で,明細項目のデータの合計などを表示する項目です。明細項目にデータが入力されるに従って,総括項目のデータも変化します。総括項目の集まりを,総括部といいます。
- 総括部
- 伝票・帳票で,明細項目のデータの合計などを表示・印刷する領域です。総括部は,項目見出しなどの文字列と,総括項目(伝票)又は処理項目(帳票)とで構成されます。帳票の場合,ページ項目や条件印刷領域も作成できます。
(タ行)- タイマ処理
- 伝票発行業務で,設定した時間が経過するごとに(設定した時間の間隔で)実行する処理です。時間(タイマ)は,コマンドで設定します。
- 帳票
- データベースや伝票の内容を,書式印刷業務で作成した書式に従って印刷したものです。
- データベース更新業務
- データベースのデータの内容を変更したり,データを追加・削除したりする業務です。伝票発行業務や手順業務から呼び出して実行します。
- データベース更新処理定義ウィンドウ
- データベース更新業務の処理定義を作成するウィンドウです。
- データベース定義ウィンドウ
- データベースの形式を定義するウィンドウです。項目を作成して属性を定義したり,項目を変更・追加したりします。
- データベース編集ウィンドウ
- データベースのデータを対話形式で編集するウィンドウです。項目にデータを入力したり,データを更新したりします。データの抽出・分類などの加工もできます。
- 手順業務
- 伝票発行業務・データベース更新業務・書式印刷業務を組み合わせて,一つの業務にまとめたものです。ほかの手順業務を組み合わせることもできます。手順業務では,データベースを加工・複写する業務や,サーバと処理を分散する業務も作成できます。
- 手順処理定義ウィンドウ
- 手順業務の処理定義を作成するウィンドウです。
- 伝票
- 伝票発行画面の形式及びデータを,そのまま印刷したものです。
- 伝票自動生成機能
- 伝票の形式,構成,項目,ボタンなどの必要な情報をダイアログボックスで指定して,伝票を自動的に作成する機能です。ダイアログボックスで,利用するデータベースや項目などを選択して,伝票を簡単に作成できます。
- 伝票処理ウィンドウ
- 伝票発行業務を作成するウィンドウです。伝票発行画面の形式を作成する伝票編集ウィンドウと,処理定義を作成する処理定義ウィンドウとで構成されます。
- 伝票発行ウィンドウ(伝票発行画面)
- 伝票発行業務を実行するときに,データを入力したり表示したりするウィンドウです。
- 伝票発行業務
- 伝票発行画面でデータを入力して,伝票を発行する業務です。Groupmax Formで業務を作成する場合,画面でデータを入力したり表示したりする処理は,すべて伝票発行業務として作成します。
- 伝票編集ウィンドウ
- 伝票発行画面の形式を作成するウィンドウです。
- ドキュメントウィンドウ(処理定義ウィンドウ)
- 業務の処理定義を作成するウィンドウです。
(ナ行)- 捺印項目
- 伝票で,捺印する項目です。また,帳票で,捺印の印影を印刷する項目です。伝票では,捺印項目をダブルクリックすると,捺印できます。捺印すると,捺印対象項目として指定されている項目のデータは,変更できなくなります。帳票では,伝票で捺印した印影を,印刷できます。
(ハ行)- ファイルパス設定ウィンドウ
- 業務で使うファイルの格納場所(ファイルパス)の情報を設定するウィンドウです。設定した情報は,ファイルパス設定ファイルとして保存します。
- ファイルパス設定ファイル
- 業務で使うファイルの格納場所(ファイルパス)の情報を保存したファイルです。業務を実行するとき,この情報に従って,処理コマンドで指定したファイルが検索されます。
- 部品ファイル
- 伝票発行画面や書式の項目を,部品として登録したファイルです。項目の形式と処理定義とを合わせて登録します。複数の項目をまとめて部品にすることもできます。頻繁に使う項目を部品ファイルに登録しておけば,必要なときに取り込んで再利用できます。
- ページ項目
- 帳票で,ページ数を印刷する項目です。見出し部及び総括部に作成できます。
- ボタン項目
- 伝票発行画面に作成する,プッシュボタン・チェックボックス・ラジオボタンの総称です。ボタンをクリックしたり候補を選択したりすると,処理が実行されます。チェックボックス及びラジオボタンは,ほかの項目のデータに応じて,候補を選択状態にすることもできます。
(マ行)- 前処理
- 伝票発行業務で,1画面分のデータを処理する前に,あらかじめ実行しておく処理です。変数などの初期設定処理や,画面に項目を追加する処理などを定義します。
- 見出し項目
- 伝票で,画面のデータ全体に関係する情報などを示す項目です。見出し項目の集まりを,見出し部といいます。
- 見出し部
- 伝票・帳票のタイトルなどの見出し情報を表示・印刷する領域です。見出し部は,タイトル・項目見出しなどの文字列と,見出し項目(伝票)又は処理項目(帳票)とで構成されます。帳票の場合,ページ項目や条件印刷領域も作成できます。
- 明細項目
- 伝票・帳票で,同じ形式のデータ(レコード)を,縦方向に繰り返して表示・印刷する項目です。明細項目の集まりを,明細部といいます。
- 明細部
- 伝票・帳票で,同じ形式のデータ(レコード)を繰り返し表示・印刷する領域です。明細部は,文字列(項目見出し)と明細項目とで構成されます。帳票の場合,小計領域も作成できます。
- メイン伝票
- グループ伝票の一つで,メンバ伝票を呼び出す伝票です。
- メニューウィンドウ
- 実行できる業務を,メニュー形式で表示するウィンドウです。メニューウィンドウに手順業務を登録すれば,ボタンをクリックするなどの簡単な操作で,業務を実行できます。
- メニュー編集ウィンドウ
- メニューウィンドウを作成するウィンドウです。
- メモ項目
- 伝票・帳票で,指示や注意事項などのメモ(文字列)を表示・印刷する項目です。伝票では,見出し項目に入り切らない長いデータを入力したいときに,メモ項目を利用できます。帳票では,伝票でメモ項目に入力したデータを,印刷できます。
- メンバ伝票
- グループ伝票の一つで,メイン伝票から呼び出される伝票です。メンバ伝票からほかのメンバ伝票を呼び出すこともできます。
- 文字列
- 伝票・帳票のタイトルや項目の見出しなど,常に同じ内容を表示・印刷する文字列です。
(ラ行)- ライブラリファイル
- 作成した処理定義を登録したファイルです。頻繁に使う処理定義をライブラリファイルに登録しておけば,必要なときに取り込んで再利用できます。
- リッチテキスト項目
- 伝票・帳票で,書式付きの文字列(リッチテキスト)を表示・印刷する項目です。伝票では,リッチテキスト項目のデータに,文字修飾やインデントなどの書式を設定できます。帳票では,伝票でリッチテキスト項目に入力したデータを,印刷できます。