7.1.2 プログラムの形式
- <この項の構成>
- (1) Windows NTの場合
- (2) UNIXの場合
(1) Windows NTの場合
ユーザプログラムには,DLL形式のファイル及びEXE形式の実行ファイルの二つがあります。ユーザプログラムの種類によって,作成できるプログラムの形式が決まっています。
- トリガ監視登録プログラム及びトリガ監視プログラム
- Agent Serverから直接呼び出されるトリガ監視登録プログラムは,DLL形式でだけ作成できます。実際にトリガを監視するトリガ監視プログラムは,EXE形式で作成します。
- アクション選択プログラム
- アクション選択プログラムは,DLL形式でだけ作成できます。
- アクション実行プログラム
- アクション実行プログラムは,DLL形式及びEXE形式で作成できます。DLL形式のプログラムの場合は,更にEXE形式のアクション実行補助プログラムを呼び出して,実際の処理はこのプログラムで実行するようにします。
Agent Serverから直接呼び出されるプログラムは,どちらの形式のファイルでも,必要最低限の処理だけを実行し,スレッドをすぐに終了させてください。アクションの実行に時間が掛かる場合は,別プロセスを作成するようにしてください。
(2) UNIXの場合
ユーザプログラムには,共用ライブラリ及び実行ファイルの二つがあります。ユーザプログラムの種類によって,作成できるプログラムの形式が決まっています。
- トリガ監視登録プログラム及びトリガ監視プログラム
- トリガ監視登録プログラムは,共用ライブラリ形式でだけ作成できます。トリガを監視するには,トリガ監視登録プログラムから更に実行ファイル形式のトリガ監視プログラムを呼び出すようにします。
- アクション選択プログラム
- アクション選択プログラムは,共用ライブラリ形式でだけ作成できます。
- アクション実行プログラム
- アクション実行プログラムは,共用ライブラリ形式及び実行ファイルで作成できます。共用ライブラリの場合は,更に実行ファイル形式のアクション実行補助プログラムを呼び出して,実際の処理はこのプログラムで実行するようにします。
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Agent Serverから直接呼び出されるプログラムは,どちらの形式のファイルでも,必要最低限の処理だけを実行し,プログラムを終了させてください。アクションの実行に時間が掛かる場合は,別プロセスを作成するようにしてください。