7.2.3 アクション選択
エージェントにアクション条件が設定されている場合,トリガ発生通知が発行されると,Agent Serverはアクション選択プログラムを実行します。アクション選択プログラムの処理と対応する関数を図7-3に示します。
図7-3 アクション選択プログラムの処理と対応する関数
![[図データ]](figure/zu0703.gif)
図7-3について説明します。
- エージェント定義データからエージェントの情報を読み込み,どのエージェントの活動なのかを識別します。また,アクション条件パラメタなどの必要な情報を取得します。
- 条件判定に必要なトリガ情報(例えば,案件のIDやメールの優先度など)を永続メモリから取得します。まず,永続メモリ情報を格納する領域を取得します。次に,取得した領域からトリガ情報を取得します。情報は「名前=値」の形式で設定されているので,名前を指定することで値を取得できます。
- アクション条件の判定の結果,アクションの実行に必要な情報がある場合は,永続メモリの情報を更新します。
- アクション条件の判定の結果をAgent Serverに通知します。永続メモリの情報を更新したい場合はその内容も通知します。
Agent Serverは,判定の結果を受信すると,アクション選択プログラム又はアクション実行プログラムを起動します。また,永続メモリの更新内容を受信した場合は永続メモリを更新します。
- 2.で取得した領域を解放します。