5.3 指定した時間に特定のフォルダの一般文書を削除する(管理者用)
この節では,「共用キャビネット内文書の自動削除(管理者用)」エージェントについて説明します。
- <この節の構成>
- (1) エージェントの機能
- (2) テンプレートの指定
- (3) 注意事項・補足事項
(1) エージェントの機能
「共用キャビネット内文書の自動削除(管理者用)」エージェントは,指定した時間に,指定した文書を削除します。
このエージェントを使えば,ある期間までは文書を保存しておき,期間を過ぎたら自動的に削除するということができます。
(2) テンプレートの指定
「共用キャビネット内文書の自動削除(管理者用)」エージェントは,「指定した時間になったら」というきっかけと,「指定した文書を削除する」という動作から成り立ちます。
テンプレートから個人エージェントを作成するには,このきっかけと動作,及びそれぞれの詳細を指定します。指定する情報について説明します。
(a) エージェントが動作するきっかけ
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」には次の項目を指定します。
- 何を監視しますか?:時間
- どうなったら?:起動時間になったら
(b) きっかけの詳細
「エージェントが動作するきっかけ」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[起動スケジュール-時間指定]ダイアログが開きます。このダイアログで時刻を指定します。時刻は,「毎週月曜日の11時」や「2月18日の15時」などいろいろな指定ができます。
(c) エージェントの動作
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントの動作」には次の項目を指定します。
- 何を動作の対象にしますか?:共用キャビネット内文書
- どういう動作をしますか?:削除する
(d) 動作の詳細
「エージェントの動作」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[削除文書指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。
- サーバ
- 対象となる一般文書が格納されているDocument ManagerサーバのIPアドレス又はドメイン名を指定します。サーバアドレスにドメイン名を指定する場合は,Agent Serverが認識できるものにしてください。指定できるDocument Managerサーバは一つだけです。複数のDocument Managerサーバ上にあるフォルダを対象にする場合は,Document Managerサーバごとにエージェントを作成してください。
- 文書情報
- どのような文書を削除するのか,次の情報を指定します。
- フォルダの設定
- 削除する文書が格納されているフォルダを指定します。フォルダID又はフォルダ名を指定できます。フォルダ名を指定した場合,同じ名称のフォルダが複数あるときは,同じ名称のフォルダすべてが対象となります。
- また,フォルダも削除するかどうかを指定できます。フォルダを削除できるのは,フォルダ下の文書及びフォルダがすべて削除される場合です。
- 削除する文書の設定
- 次のどちらかを指定します。
- 指定したフォルダにあるフォルダ及び文書をすべて削除する
- 最終更新日から特定の日数が経過した文書を削除する
- 2.を指定した場合,指定したフォルダに下位のフォルダがあるときは,下位のフォルダにある文書も削除の対象となります。ただし,下位のフォルダ自体は削除できません。
(3) 注意事項・補足事項
なし