5.4 指定した時間に条件を満たすフォーム文書があれば業務プログラムを起動する(管理者用)

この節では,「フォーム文書監視による業務プログラムの自動起動(管理者用)」エージェントについて説明します。

<この節の構成>
(1) エージェントの機能
(2) テンプレートの指定
(3) 注意事項・補足事項

(1) エージェントの機能

フォーム文書監視による業務プログラムの自動起動(管理者用)」エージェントは,指定した時間にフォーム文書の属性を監視し,指定した条件を満たしているフォーム文書があれば,文書管理サーバにある業務プログラムを起動します。

このエージェントを使えば,フォーム文書データベースの管理に必要な業務プログラムを別途起動するという手間が省けます。また,文書管理サーバにある業務プログラムを起動するので,クライアントのディスク容量を節約できます。

(2) テンプレートの指定

「フォーム文書監視による業務プログラムの自動起動(管理者用)」エージェントは,「指定した時刻になったら」というきっかけと,「指定した条件を満たす文書があれば業務プログラムを起動する」という動作から成り立ちます。

テンプレートから個人エージェントを作成するには,このきっかけと動作,及びそれぞれの詳細を指定します。指定する情報について説明します。

(a) エージェントが動作するきっかけ

[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」には次の項目を指定します。

(b) きっかけの詳細

「エージェントが動作するきっかけ」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[起動スケジュール-時間指定]ダイアログが開きます。このダイアログで時刻を指定します。時刻は,「毎週月曜日の11時」や「2月18日の15時」などいろいろな指定ができます。

(c) エージェントの動作

[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントの動作」には次の項目を指定します。

(d) 動作の詳細

「エージェントの動作」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[フォーム文書指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。

サーバ
対象となるフォーム文書が格納されているDocument ManagerサーバのIPアドレス又はドメイン名を指定します。サーバアドレスにドメイン名を指定する場合は,Agent Serverが認識できるものにしてください。指定できるDocument Managerサーバは一つだけです。複数のDocument Managerサーバ上にあるフォーム文書を対象にする場合は,Document Managerサーバごとにエージェントを作成してください。
属性定義
対象となるフォーム文書データベース名及び属性を指定します。属性を複数指定した場合は,指定したすべての属性を満たした場合に削除の対象となります。指定できる属性の型には,日付,日付(保存期限),文字,固定長文字,数値があります。指定したフォーム文書データベース名及び属性名がない場合は,エージェントの活動時にエラーとなります。エラーの情報は,活動ログ及びイベントログに出力されます。
業務プログラム
起動する業務プログラムについて,次の内容を指定します。
コマンドライン
起動する業務プログラムの文書管理サーバでのパスをフルパス,又は相対パス(ファイル名だけを含む)で指定します。相対パスを指定すると,WindowsNTの場合は「Document Manager Agentインストールフォルダ(ディレクトリ)¥SVup」下,UNIXの場合は「/groupmax/DocumentManagerAgent/UP」下の業務プログラムが起動されます。
フォーム文書の情報をファイルで取得する
業務プログラムを起動するきっかけとなったフォーム文書の情報をファイルで取得するかどうかを指定します。業務プログラムでフォーム文書の情報が必要な場合にこの項目をチェックし,ファイルの格納場所を指定します。Document Manager Agentは,指定されたフォルダ(ディレクトリ)の下に「DAforminfoXXXXX」(XXXXXはシーケンス番号)というファイルを作成します。
ファイルで取得できる情報には,次のものがあります。
フォーム文書データベース名,対象となるフォーム文書数,対象となるフォーム文書ごとの情報(名前,通し番号,作成日時,作成者,更新日時,フォーム名,コメント)
なお,取得したファイルは不要になった時点で削除してください。自動的には削除されません。

(3) 注意事項・補足事項

なし