7.1.3 コンパイル

<この項の構成>
(1) Windows NTの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windows NTの場合

(a) 提供ライブラリ及びヘッダファイル

Agent Server及びAgent - Development Kitで提供しているライブラリ及びヘッダファイルについては,「付録C フォルダ構成(Windows NTの場合)」の次のフォルダを参照してください。

ライブラリ
Agent Server
「インストール先フォルダ(ディレクトリ)¥GroupmaxAgent¥SVlib」
Agent - Development Kit
「インストール先フォルダ(ディレクトリ)¥GroupmaxAgentSDK¥SVlib」
 
ユーザプログラムでは,使用する関数に応じてこれらのライブラリをリンクする必要があります。関数とライブラリの対応を表7-1に示します。

表7-1 関数とライブラリの対応(Windows NTの場合)

使用する関数の種類リンクするライブラリ
Agent ServerAgent - Development Kit
エージェント定義データの情報を取得する関数AGdefLIB.libAGdefSDK.lib
永続メモリの情報を操作する関数,Agent Serverへ通知する関数,ダイアログを表示する関数AGsh.libAGshSDK.lib
メール送信の処理をする関数AGmfile.lib,
AGmapi.lib
AGmflSDK.lib,
AGmapSDK.lib
活動ログを出力する関数AGctlLIB.libAGctlSDK.lib
通信処理を支援する関数AGcomm.libAGccSDK.lib
ヘッダファイル
Agent Server
「インストール先フォルダ(ディレクトリ)¥GroupmaxAgent¥SVinc」
Agent - Development Kit
「インストール先フォルダ(ディレクトリ)¥GroupmaxAgentSDK¥SVinc」

 

ユーザプログラムでは,使用する関数に応じてこれらのヘッダファイルをインクルードする必要があります。

(b) 使用するコンパイラ

ユーザプログラムのコンパイルには,次のどちらかのコンパイラを使用することを前提としています。

 

(2) UNIXの場合

(a) 提供ライブラリ及びヘッダファイル

Agent Server及びAgent - Development Kitで提供しているライブラリ及びヘッダファイルについては,「付録D ディレクトリ構成(UNIXの場合)」の次のディレクトリを参照してください。

ライブラリ
Agent Server
「/groupmax/agentserver/lib」
Agent - Development Kit
「/groupmax/agentserverSDK/lib」
 

ユーザプログラムでは,使用する関数に応じてこれらのライブラリをリンクする必要があります。関数とライブラリの対応を表7-2に示します。

表7-2 関数とライブラリの対応(UNIXの場合)

使用する関数の種類リンクするライブラリ
Agent ServerAgent - Development Kit
エージェント定義データの情報を取得する関数libAGdefLIB.alibAGdefSDK.a
永続メモリの情報を操作する関数,Agent Serverへ通知する関数,ダイアログを表示する関数libAGsh.alibAGshSDK.a
メール送信の処理をする関数libAGmapi.a,
libAGmfile.a
libAGmapSDK.a,
libAGmflSDK.a
活動ログを出力する関数libAGctlLIB.alibAGctlSDK.a
通信処理を支援する関数libAGccLIB.alibAGccSDK.a
ヘッダファイル
Agent Server
「/groupmax/agentserver/include」
Agent - Development Kit
「/groupmax/agentserverSDK/include」

 

ユーザプログラムでは,使用する関数に応じてこれらのヘッダファイルをインクルードする必要があります。

(b) 使用するコンパイラ及びコンパイルオプション

使用するコンパイラ
ユーザプログラムのコンパイルには,次のコンパイラを御使用ください。
HI-UX/WE2の場合
HI-UX/WE2/EX(P-1611-211,P-1611-212,P-1611-213,P-1611-221)又は
最適化C(P-1632-111)
HP-UXの場合
HP C/ANSI C Developer's Bandle for HP-UX
コンパイルオプション
次のオプションを指定してください。
HI-UX/WE2の場合
-Wl,+s -ldld -D_HIUX_SOURCE -Y
HP-UXの場合
-Wl,+s -ldld -D_HPUX_SOURCE -Y
注意事項
ANSIモードでコンパイルしてください。
HP-UX 11.0上でコンパイルする場合は,-ldldを指定できません。