9.4.2 sample2

sample2の仕様
sample2は,複数のトリガやアクションが実行されるエージェントのテンプレートです。テンプレートの仕様は次のようになります。
エージェント定義ウィンドウ
エージェント定義ウィンドウに表示される項目を次に示します。
  • 名前:sample2
  • 説明:マルチトリガ,マルチアクション条件,マルチアクション,IF文を使用して定義したエージェント
  • トリガ対象:トリガ対象1,トリガ対象2,トリガ対象3
  • トリガ条件:トリガ条件1,トリガ条件2,トリガ条件3,トリガ条件4,トリガ条件5,トリガ条件6,トリガ条件7
  • アクション対象:アクション対象1,アクション対象2
  • アクション作用:アクション作用1,アクション作用2
トリガ対象とトリガ条件,及びアクション対象とアクション作用の対応は次のようになります。
選択した項目表示される項目
トリガ対象1トリガ条件1,トリガ条件2,トリガ条件6,トリガ条件7
トリガ対象2トリガ条件3,トリガ条件6,トリガ条件7
トリガ対象3トリガ条件4,トリガ条件5,トリガ条件6,トリガ条件7
アクション対象1アクション作用1
アクション対象2アクション作用2
詳細ダイアログ
ヘッダ詳細のダイアログは,Agent - Development Kitが提供する「エージェント詳細ダイアログ」を使用します。生存期間の初期値は「31/12/1999」を設定します。
トリガ詳細のダイアログは,次のダイアログを使用します。
  1. Agent - Development Kitが提供する「時間指定ダイアログ」を使用します。指定方法の初期値は,システムのデフォルトを設定します。
  2. エージェント開発者が作成したDLL(関数名:trigger_detail2,DLL名:User_Trigger_Detail2.dll)を使用します。初期値は,GUI記述部のエージェントの名前,GUI記述部のトリガ対象,GUI記述部のトリガ条件を設定します。
アクション詳細のダイアログは,次のダイアログを使用します。
  1. エージェント開発者が作成したDLL(関数名:action_detail1,DLL名:User_Action1_Detail1.dll)を使用します。初期値は,トリガ詳細の2.のダイアログのparam1及びparam2を設定します。
  2. エージェント開発者が作成したDLL(関数名:action_detail2,DLL名:User_Action1_Detail2.dll)を使用します。初期値は,アクション詳細の1.のダイアログのparam1及びparam2を設定します。
トリガ対象とトリガ詳細,及びアクション対象とアクション詳細の対応は次のようになります。
選択した項目表示される詳細ダイアログ
トリガ対象1トリガ詳細1.のダイアログ(時間指定ダイアログ)
トリガ対象2トリガ詳細2.(User_Trigger_Detail2.dll)のダイアログ
アクション対象1アクション詳細1.(User_Action1_Detail1.dll)のダイアログ
アクション対象2アクション詳細2.(User_Action1_Detail2.dll)のダイアログ
ユーザプログラム
Windows NTの場合
次のトリガ監視登録プログラムを使用することを仮定します。
  1. システム提供のタイマトリガ
  2. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:trigger_func2,DLL名:User_Trigger2.dll)
  3. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:trigger_func3,DLL名:User_Trigger3.dll)
  4. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:trigger_func4,DLL名:User_Trigger4.dll)
次のアクション選択プログラムを使用することを仮定します。
  1. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:actcnd_func1,DLL名:User_Actcnd1.dll)
  2. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:actcnd_func2,DLL名:User_Actcnd2.dll)
  3. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:actcnd_func3,DLL名:User_Actcnd3.dll)
次のアクション実行プログラムを使用することを仮定します。
は,次のプログラムを使用します。
  1. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:action_func1,DLL名:User_Action1.dll)
  2. エージェント開発者が作成した実行形式のプログラム(ファイル名:User_Action2.exe)
  3. エージェント開発者が作成したのJavaのプログラム(ファイル名:User_Action3.class)
  4. エージェント開発者が作成したDLL形式のプログラム(関数名:action_func4,DLL名:User_Action4.dll)
  5. エージェント開発者が作成した実行形式のプログラム(ファイル名:User_Action5.exe)
  6. エージェント開発者が作成したJavaのプログラム(ファイル名:User_Action6.class)
 
UNIXの場合
次のトリガ監視登録プログラムを使用することを仮定します。
  1. システム提供のタイマトリガ
  2. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:trigger_func2,共有ライブラリ名:User_Trigger2.sl)
  3. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:trigger_func3,共有ライブラリ名:User_Trigger3.sl)
  4. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:trigger_func4,共有ライブラリ名:User_Trigger4.sl)
アクション選択プログラムは,次のプログラムを使用します。
  1. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:actcnd_func1,共有ライブラリ名:User_Actcnd1.sl)
  2. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:actcnd_func2,共有ライブラリ名:User_Actcnd2.sl)
  3. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:actcnd_func3,共有ライブラリ名:User_Actcnd3.sl)
アクション実行プログラムは,次のプログラムを使用することを仮定します。なお,UNIXの場合,Javaで作成したプログラムは実行できないため,実行ファイルを仮定しています。
  1. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:action_func1,共有ライブラリ名:User_Action1.sl)
  2. エージェント開発者作成の実行ファイル(ファイル名:User_Action2)
  3. エージェント開発者作成の実行ファイル(ファイル名:User_Action3)
  4. エージェント開発者作成の共有ライブラリ(関数名:action_func4,共有ライブラリ名:User_Action4.sl)
  5. エージェント開発者作成の実行ファイル(ファイル名:User_Action5)
  6. エージェント開発者作成の実行ファイル(ファイル名:User_Action6)
 
トリガ対象とトリガ監視登録プログラムの対応は次のようになります。
選択した項目実行されるトリガ監視登録プログラム
トリガ対象1トリガ監視登録プログラム1.(システム提供のタイマトリガ),
トリガ監視登録プログラム4.(User_Trigger4.dll,User_Trigger4.sl)
トリガ対象2トリガ監視登録プログラム2.(User_Trigger2.dll,User_Trigger2.sl),
トリガ監視登録プログラム4.(User_Trigger4.dll,User_Trigger4.sl)
トリガ対象3トリガ監視登録プログラム3.(User_Trigger3.dll,User_Trigger3.sl),
トリガ監視登録プログラム4.(User_Trigger4.dll,User_Trigger4.sl)
アクション条件の判定結果と実行されるアクション実行プログラムの対応は次のようになります。
条件の判定選択したアクション対象実行されるアクション実行プログラム
一つ目のアクション条件定義ブロックの判定がTRUEアクション対象1アクション実行プログラム1.(User_Action1.dll,User_Action1.sl),
アクション実行プログラム3.(User_Action3.class,User_Action3)
アクション対象2アクション実行プログラム2.(User_Action2.exe,User_Action2),
アクション実行プログラム3.(User_Action3.class,User_Action3)
二つ目のアクション条件定義ブロックの判定がTRUEアクション実行プログラム4.(User_Action4.dll,User_Action4.sl),
アクション実行プログラム5.(User_Action5.exe,User_Action5),
アクション実行プログラム6.(User_Action6.class,User_Action6)
二つ目のアクション条件定義ブロックの判定がFALSEアクション実行プログラム5.(User_Action5.exe,User_Action5),
アクション実行プログラム6.(User_Action6.class,User_Action6)

 

以上のような仕様を持つsample2のテンプレートは,次のフォルダ(ディレクトリ)に格納されています。テンプレートのコーディングは,このフォルダ(ディレクトリ)下のファイルを御覧ください。

Windows NTの場合
「Agent - Development Kitインストール先フォルダ(ディレクトリ)¥GroupmaxAgentSDK¥SVsmp¥template」
UNIXの場合
「/groupmax/agentserverSDK/sample/template」