この節では,「個人メールの自動転送」エージェントについて説明します。
(1) エージェントの機能
「個人メールの自動転送」エージェントは,個人エージェントを作成したユーザあてに特定のメールが到着すると,特定ユーザにそのメールを転送します。
このエージェントを使えば,一般ユーザが不在の場合でも必要な情報をほかのユーザに伝えることができ,円滑に作業を進めることができます。
(2) テンプレートの指定
「個人メールの自動転送」エージェントは,「個人メールが新着したら」というきっかけと,「個人メールを転送する」という動作から成り立ちます。
テンプレートから個人エージェントを作成するには,このきっかけと動作,及びそれぞれの詳細を指定します。指定する情報について説明します。
(a) エージェントが動作するきっかけ
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」には次の項目を指定します。
(b) きっかけの詳細
「エージェントが動作するきっかけ」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[個人メール情報指定]ダイアログが開きます。このダイアログで,どのようなメールが到着したら転送するのか,次に示すメールの条件を指定します。各項目で指定した条件をすべて満たした場合に,エージェントが動作します。
(c) エージェントの動作
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントの動作」には次の項目を指定します。
(d) 動作の詳細
「エージェントの動作」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[転送メール指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。なお,転送メールの主題は,受信メールの主題の先頭に「AF:」を付けたものになります。優先度及び親展は,受信したメールと同じになります。
(3) 注意事項・補足事項
Mailエージェントによる無限転送を避けるため,受信メールの主題に「AF:」が何個あったら転送を停止するか,「AF:」の個数に上限を指定できます。上限は,Mail Agentの管理コマンドで指定できます。管理コマンドの使用方法は,マニュアル「Windows NT Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」及び「Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド」を参照してください。