はじめに

このマニュアルは,Groupmax Enterprise Version 5のGroupmax Agent Version 5を使って,サーバエージェント(サーバで動作するエージェント)を作成する方法について説明したものです。このマニュアルでは,次のプログラムプロダクトを総称してGroupmax Agent Version 5と表記しています。

以降,このマニュアルでは,Groupmax Agent Version 5をGroupmax Agentと略します。

〈対象読者〉

このマニュアルは,次の方を対象としています。

〈マニュアルの構成〉

このマニュアルは,次に示す三つの編と付録から構成されています。

第1編 Groupmax Agentの概要
Groupmax Agentとはどのようなものかを説明しています。
第2編 すぐに使えるエージェント
すぐに使えるサーバエージェントとして,Agent - Applicationが提供するエージェントの機能や使用方法について説明しています。
第3編 独自のエージェントの作成
ユーザがGroupmax Agentを利用して独自にサーバエージェントを作成する方法について説明しています。
付録A 用語解説
このマニュアルで使用する用語について説明しています。
付録B Agent - Development Kitの容量とインストール・削除
Agent - Development Kitの容量やインストール・削除の方法について説明しています。
付録C フォルダ構成(Windows NTの場合)
Groupmax Agentのフォルダ構成(Windows NTの場合)について説明しています。
付録D ディレクトリ構成(UNIXの場合)
Groupmax Agentのディレクトリ構成(UNIXの場合)について説明しています。

〈関連マニュアル〉

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド(3000-3-A49)
Windows NT Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド(3020-3-A76)
Groupmax Agentを利用するための環境設定や,サーバの運用方法について説明しています。
Groupmax Agent Version 5 リファレンス(3020-3-A92)
ユーザが独自にサーバエージェントのプログラムを作成する場合に必要となる関数やコーディングの形式について説明しています。
Groupmax Integrated Desktop Version 5 ユーザーズガイド(3020-3-A55)
Groupmax Integrated Desktop Version 6 ユーザーズガイド(3020-3-B38)
Groupmax Agentが提供するエージェントのテンプレートや,独自に作成したサーバエージェントを使用するのに必要なサーバエージェントマネージャについて説明しています。
Groupmax Document Manager Version 5 プログラマーズガイド(3020-3-A91)
Groupmax Document Manager Version 6 プログラマーズガイド(3020-3-B66)
Groupmax Document Manager Version 5が提供するAPIについて説明しています。このAPIを使ってエージェントの活動内容を定義する場合に参照してください。
Groupmax Workflow - Library Version 5 プログラミングガイド(3020-3-A94)
Groupmax Workflow - Library Version 6 プログラミングガイド(3020-3-B68)
Groupmax Workflow - Library Version 5が提供するAPIについて説明しています。このAPIを使ってエージェントの活動内容を定義する場合に参照してください。
HI-UX/WE2 システム管理 導入・保守編(3000-9-106)
HI-UX/WE2 システム管理 導入・保守編(3000-9-107)
HI-UX/WE2 システム管理 導入・保守編(3000-9-701)
HI-UX/WE2のプログラムのインストール及び保守の方法について説明しています。
なお,オペレーティングシステムにHP-UXを使用する場合は,HP-UXのマニュアルを参照してください。
HI-UX/WE2 リファレンス1(3000-3-108)
ユーザコマンドについて説明しています。
HI-UX/WE2 リファレンス2(3000-3-109)
システムコールやライブラリについて説明しています。

〈読書手順〉

このマニュアルは,利用目的に合わせて直接編を選択して読むことができます。利用目的別に次の流れに従ってお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

〈図中で使用する記号〉

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

〈このマニュアルで使用する記号〉

このマニュアルで使用する記号について説明します。

記号説明
[  ]ウィンドウ名,ダイアログ名,メニュー名又はボタン名を表します。
[A]-[B][A]メニューから[B]コマンドを選択することを表します。
「  」ウィンドウ又はダイアログ中に表示されている項目を表します。

〈このマニュアルでの表記〉

このマニュアルで使用する主な英略語を次に示します。

英略語説明
APIApplication Programming Interface
DLLDynamic Link Library
GUIGraphical User Interface
HTMLHypertext Markup Language
PPProgram Product

また,このマニュアルでは,次に示す略称を使用しています。

名称略称
Groupmax Address Server Version 5Address Server
Groupmax Agent - Application Version 5Agent - Application
Groupmax Agent - Development Kit Version 5Agent - Development Kit
Groupmax Agent - Document Manager Server Version 5及び
Groupmax Agent - Document Manager Function Version 5
Document Manager Agent
Groupmax Agent - Document Manager Server Version 5Agent - Document Manager Server,又はDocument Manager Agent本体
Groupmax Agent - Document Manager Function Version 5Agent - Document Manager Function,又はDocument Manager Agent実行エンジン
Groupmax Agent - Mail Server Version 5及び
Groupmax Agent - Mail Function Version 5
Mail Agent
Groupmax Agent - Mail Server Version 5Agent - Mail Server,又はMail Agent本体
Groupmax Agent - Mail Function Version 5Agent - Mail Function,又はMail Agent実行エンジン
Groupmax Agent - Workflow Server Version 5及び
Groupmax Agent - Workflow Function Version 5
Workflow Agent
Groupmax Agent - Workflow Server Version 5Agent - Workflow Server,又はWorkflow Agent本体
Groupmax Agent - Workflow Function Version 5Agent - Workflow Function,又はWorkflow Agent実行エンジン
Groupmax Agent Client Version 5Agent Client
Groupmax Agent Server Version 5Agent Server
Groupmax Agent Version 5Groupmax Agent
Groupmax Document Manager Version 5Document Manager
Groupmax Integrated Desktop Version 5Integrated Desktop
Groupmax Mail Server Version 5Mail Server
Groupmax Mail Version 5Groupmax Mail
Groupmax Object Server Version 5Object Server
Groupmax Workflow Server Version 5Workflow Server
Groupmax Workflow Version 5Groupmax Workflow
Microsoft(R) ExcelExcel
Microsoft(R) Visual C++(R)Visual C++
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 3.51,Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version4.0,Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 3.51,及びMicrosoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version4.0Windows NT

Groupmax Agent Version 5(Groupmax Agent)は次の製品の総称です。

なお,このマニュアルでは,HI-UX/WE2とHP-UXを併せてUNIXと呼びます。

マニュアルの本文中でマニュアル名称の後に「(Windows用)」と記述されている場合は,そのマニュアルの適用OSがWindows NT,及びWindows 2000であることを示します。

〈適用OSの違いによる機能相違点の表記〉

このマニュアルは,Windows NT,HI-UX/WE2及びHP-UXに適用します。OSによって機能差がある場合,それぞれの説明にOS名を明記しています。

なお,このマニュアルでは「ディレクトリ」又は「フォルダ」のことを「ディレクトリ」と記述している箇所があります。Windows NTを御使用の方は「フォルダ」に置き換えてお読みください。

〈オンラインヘルプの紹介〉

Groupmax Agent - Application Version 5では,オンラインヘルプを提供しています。オンラインヘルプでは,Agent - Applicationが提供するエージェントのテンプレートについて,次の詳細を説明しています。

〈常用漢字以外の漢字の使用について〉

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

宛先(あてさき)