7.2.5 メール送信

ここでは,メール送信について,E-mailとGroupmax Mailに分けて説明します。

<この項の構成>
(1) E-mailの送信
(2) Groupmax Mailの送信

(1) E-mailの送信

E-mailは,次のような流れで送信されます。

  1. アクション実行プログラムは,エージェント定義データからメールの宛先や本文のファイル名などを取得します。
  2. 添付ファイルのあるメールを送信する場合,添付ファイルをメール本文に付加します。
  3. Agent Serverへメール送信を依頼します。次のファイルがAgent Serverへコピーされます。
    メールの宛先や本文のファイル名などが格納されたパラメタファイル
    メール本文及び添付ファイルが格納されたファイル
  4. Agent Serverは,コピーされたファイルを参照し,E-mailサーバへメール送信を依頼します。同時に,メール本文及び添付ファイルが格納されたファイルがE-mailサーバへコピーされます。
  5. E-mailサーバはコピーされたファイルを参照し,メールを生成し,送信します。

以上の流れのうち,アクション実行プログラムに記述するメール送信の処理と対応する関数を図7-5に示します。

図7-5 メール送信の処理と対応する関数(E-mailの場合)

[図データ]

図7-5に示したように,添付ファイルの付加には次の形式があります。

uuencode形式
uuencodeに対応したメールの形式です。エンコード形式はuuencodeです。
MIME形式
MIMEに対応したメールの形式です。Single-part及びMulti-partがあります。Multi-partは,Multi-part/mixedサブタイプが使用できます。エンコード形式はbase64です。

(2) Groupmax Mailの送信

Groupmax Mailは,次のような流れで送信されます。

  1. アクション実行プログラムは,エージェント定義データからメールの宛先や本文のファイル名などを取得します。
  2. Agent Serverへメール送信を依頼します。次のファイルがAgent Serverへコピーされます。
    ・メールの宛先や本文のファイル名などが格納されたパラメタファイル
    ・メール本文が格納されたファイル
    ・添付ファイルが格納されたファイル
  3. Agent Serverは,メール送信ライブラリを呼び出します。
  4. メール送信ライブラリからGroupmax Mail送信APIが呼び出され,2.のファイルがGroupmax Mailサーバへコピーされます。また,Groupmax Mailサーバ中の送信プロセスへメール送信を依頼します。
  5. 送信プロセスは,Groupmax提供APIを使ってGroupmax Mailサーバへメール送信を依頼します。
  6. Groupmax Mailサーバはコピーされたファイルを参照し,メールを生成し,送信します。

以上の流れのうち,アクション実行プログラムに記述するメール送信の処理と対応する関数を図7-6に示します。

図7-6 メール送信の処理と対応する関数(Groupmax Mailの場合)

[図データ]