5.2 指定した時間に条件を満たすフォーム文書があればその文書を削除する(管理者用)

この節では,「条件付きフォーム文書の自動削除(管理者用)」エージェントについて説明します。

<この節の構成>
(1) エージェントの機能
(2) テンプレートの指定
(3) 注意事項・補足事項

(1) エージェントの機能

条件付きフォーム文書の自動削除(管理者用)」エージェントは,指定した時間にフォーム文書の属性を監視し,指定した条件を満たしているフォーム文書があれば,その文書を削除します。

このエージェントを使えば,保存期限を過ぎた文書を自動的に削除できます。

(2) テンプレートの指定

「条件付きフォーム文書の自動削除(管理者用)」エージェントは,「指定した時刻になったら」というきっかけと,「指定した条件を満たしていればその文書を削除する」という動作から成り立ちます。

テンプレートから個人エージェントを作成するには,このきっかけと動作,及びそれぞれの詳細を指定します。指定する情報について説明します。

(a) エージェントが動作するきっかけ

[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」には次の項目を指定します。

(b) きっかけの詳細

「エージェントが動作するきっかけ」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[起動スケジュール-時間指定]ダイアログが開きます。このダイアログで時刻を指定します。時刻は,「毎週月曜日の11時」や「2月18日の15時」などいろいろな指定ができます。

(c) エージェントの動作

[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントの動作」には次の項目を指定します。

(d) 動作の詳細

「エージェントの動作」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[フォーム文書指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。

サーバ
対象となるフォーム文書が格納されているDocument ManagerサーバのIPアドレス又はドメイン名を指定します。サーバアドレスにドメイン名を指定する場合は,Agent Serverが認識できるものにしてください。指定できるDocument Managerサーバは一つだけです。複数のDocument Managerサーバ上にあるフォーム文書を対象にする場合は,Document Managerサーバごとにエージェントを作成してください。
属性定義
対象となるフォーム文書データベース名及び属性を指定します。属性を複数指定した場合は,指定したすべての属性を満たした場合に削除の対象となります。指定できる属性の型には,日付,日付(保存期限),文字,固定長文字,数値があります。指定したフォーム文書データベース名及び属性名がない場合は,エージェントの活動時にエラーとなります。エラーの情報は,活動ログ及びイベントログに出力されます。

(3) 注意事項・補足事項

なし