7.2.4 アクション実行
トリガが発生するか,又はアクション条件が満たされると,Agent Serverはアクション実行プログラムを実行します。アクション実行プログラムの処理と対応する関数を図7-4に示します。
図7-4 アクション実行プログラムの処理と対応する関数
![[図データ]](figure/zu0704.gif)
図7-4について説明します。
- エージェント定義データからエージェントの情報を読み込み,どのエージェントの活動なのかを識別します。また,アクションパラメタなどの必要な情報を取得します。
- アクション実行に必要な情報を永続メモリから取得します。まず,永続メモリ情報を格納する領域を取得します。次に,取得した領域から情報を取得します。情報は「名前=値」の形式で設定されているので,名前を指定することで値を取得できます。
- アクション実行の結果,永続メモリの更新内容として,必要に応じて次のアクション条件やアクションに引き継ぐ情報(例えば,データベースの検索結果)を作成します。
- Agent Serverにアクションの完了通知を発行します。
Agent Serverは,アクションの完了を受信すると,アクション選択プログラム又はアクション実行プログラムを起動します。また,永続メモリの更新内容を受信した場合は永続メモリを更新します。
- 2.で取得した領域を解放します。