この節では,「業務ロールトレー内案件の着信監視(管理者用)」エージェントについて説明します。
(1) エージェントの機能
「業務ロールトレー内案件の着信監視(管理者用)」エージェントは,指定した業務ロールトレーに案件が到着すると,案件が到着したことをロール内のユーザや特定のユーザに通知します。通知には,E-mail及びGroupmax Mailを使用できます。
このエージェントを使えば,ロールトレーにある案件の滞留を防ぐことができます。また,案件が来ているかどうか,ロールトレーを何度も見るという手間が省けます。
なお,このエージェントは,Workflow管理サーバと同一のマシン上にあるワークフローサーバに登録してください。
(2) テンプレートの指定
「業務ロールトレー内案件の着信監視(管理者用)」エージェントは,「業務ロールトレーに案件が着信していたら」というきっかけと,「メールで通知する」という動作から成り立ちます。
テンプレートから個人エージェントを作成するには,このきっかけと動作,及びそれぞれの詳細を指定します。指定する情報について説明します。
(a) エージェントが動作するきっかけ
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントが動作するきっかけ」には次の項目を指定します。
(b) きっかけの詳細
「エージェントが動作するきっかけ」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[業務ロールトレー情報指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。
(c) エージェントの動作
[エージェント定義]ウィンドウの「エージェントの動作」には次の項目を指定します。
(d) 動作の詳細
「エージェントの動作」の横にある[詳細]ボタンをクリックすると,[送信メール指定]ダイアログが開きます。このダイアログで次の詳細情報を指定します。
(3) 注意事項・補足事項
監視する時刻のデフォルトは,エージェント登録時及び10:00から6時間ごとです。ただし,エージェントが登録された時刻から次の監視時刻までの間が10分以内の場合は,登録時には監視されません。