Groupmax Agent Version 5 エージェント作成ガイド
- <この項の構成>
- (1) 構成
- (2) 前提条件
- (3) 動作環境設定
(1) 構成
サンプルプログラムは,次の三つから構成されます。
- 検索及びレポーティングアクション実行プログラム
- 文書情報データベースを検索し,検索結果をメールするアクションのサンプルコードです。
- データベースの検索には,フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\ClassesにあるJavaパッケージ「d.DMJavaHitachi.IsrSample」のDocument ManagerクライアントAPIクラスを使用します。このJavaパッケージでJavaクラスファイル及びソースファイルが格納されています。
- 検索結果のメールには,Agent Serverの提供するメール送信機能を使用します。
- 文書情報データベース(Document Manager)クライアントAPIラッパー
- Cインタフェースで公開されているDocument ManagerクライアントAPIをJavaプログラムから呼び出すためのラッパークラスです。フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\ClassesにあるJavaパッケージ「Hitachi.Isrd.Infoshare」でJavaクラスファイル及びソースファイルが格納されています。
- また,フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\NativeLibにあるJavaパッケージ「Hitachi.Isrd.Infoshare」でJavaのNativeメソッドDLL及びソースファイルが格納されています。
- Groupmax Agent Javaオプション
- Agent ServerでJavaのアクション実行プログラムを開発及び実行するためのパッケージです。Agent Serverの提供するメール送信,エージェント定義取得API,及び永続メモリの各機能は,すべてJavaのAPIとしてラッピングされています。このパッケージでは次の機能を提供します。
- Agent ServerとJavaインタプリタ間の通信,及びJavaエージェントプログラムの実行制御
Javaパッケージ「IsrdJAgt」
- Agent Serverの提供するユーザプログラム開発ライブラリのJavaラッピング
Javaパッケージ「Hitachi.Isrd.AgentServer」
- フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\SVjav\ClassesにJavaクラスファイル及びソースファイルが格納されています。
- フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\SVjav\NativeLibにJavaのNativeメソッドDLL及びソースファイルが格納されています。
(2) 前提条件
このサンプルプログラムは,次のソフトウェアを前提としています。
- JDK1.1.1(Sun Microsystems,Inc.)
- Groupmax Document Manager Client - Development Kit Version 5
(3) 動作環境設定
(a) Groupmax Agent Javaオプションの動作環境設定
- ファイルの移動
- Groupmax Agent Javaオプションファイルは,フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\SVjav
- に格納されています。SVjav以下のすべてのファイルを次のフォルダ(ディレクトリ)下に移動してください。
- <Agent Serverインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgent\SVjav
- 環境変数
- システム環境変数PATHに次のパスを追加してください。
- <Agent Serverインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgent\SVbin;
- <Agent Serverインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgent\SVjav\NativeLib
- レジストリ
- レジストリに図9-9の内容を設定してください。
- 図9-9 レジストリ(Javaオプション)
- 図9-9について説明します。
- MaxJavaProcess
- 同時に起動するJavaインタプリタプロセスの上限数を指定します。指定した数までJavaアクション実行プログラムを同時に実行できます。通常は4を指定してください。
- JavaInstallDirectory
- Javaインタプリタ実行形式ファイルの格納フォルダ(ディレクトリ)を指定します。通常は,<JDK1.1.1インストール先フォルダ(ディレクトリ)>\binを指定します。
- JavaCommandOption
- Javaインタプリタプロセスを起動する際のコマンドラインを指定します。クラス名は自動的に付加されるので,指定しないでください。通常は,次のように指定します。
- java.exe -classpath <JDK1.1.1インストール先フォルダ(ディレクトリ)>\lib\classes.zip;
- <Agent Serverインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgent\SVjav\Classes
(b) 検索及びレポーティングアクションの動作環境設定
- 環境変数
- システム環境変数PATHに次のパスを追加してください。
- <Agent Serverインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgent\SVsmp\DMJvSmpl\NativeLib
- Document Managerのライブラリは,このフォルダ(ディレクトリ)の下に置いてください。
- レジストリ
- レジストリに図9-10の内容を設定してください。
- 図9-10 レジストリ(検索・レポーティングアクション)
- 図9-10について説明します。
- InstallDirectory
- サンプルプログラムのインストール先フォルダ(ディレクトリ)を指定します。通常は,<Agent - Development Kitインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgentSDK \SVsmp\DMJvSmplを指定してください。
- JavaCommandOption
- サンプルプログラムのJavaクラスファイルへのclasspathを追加します。「9.3.3(3)(a)Groupmax Agent Javaオプションの動作環境設定」で設定したコマンドラインに次のように追加してください。
- java.exe -classpath ... ;
- <Agent - Development Kitインストール先フォルダ(ディレクトリ)>\GroupmaxAgentSDK \SVsmp\DMJvSmpl\Classes
- 設定ファイル
- 検索対象のDocument Managerサーバや文書クラスなどの設定は,設定ファイルで行います。フォルダ(ディレクトリ)DMJvSmpl\srenvの設定ファイルを参考に,次に示す形式に従って作成してください。
- 設定ファイルの形式
<srenv> := <検索サーバ設定>* <検索サーバ設定> := <サーバ名指定> <サーバタイプ指定> <ログインユーザ設定>+{ <検索情報ソース指定> <結果通知詳細設定> }+ <サーバ名指定> := Server=<ホスト名/IPアドレス><NL> <サーバタイプ指定> := ServerType=IS<NL> <ログインユーザ設定> := <ユーザ名指定> <パスワード指定> <ユーザ名指定> := LoginName=<ログインユーザ名><NL> <パスワード指定> := Password=<ログインユーザパスワード><NL> <検索情報ソース設定> := <検索情報ソースID指定> <検索情報ソース名指定> <検索情報ソースID指定> := InfoSrcID=<文書クラスID><NL> <検索情報ソース名指定> := InfoSrcName=<検索情報ソース名><NL> <結果通知詳細設定> := <最大検索文書数指定> <ISGate Anchor設定> <最大検索文書数指定> := MaxReportDocCount=<最大検索文書数10進表示文字列><NL> <ISGate Anchor設定> := <ISGate Anchorタイプ指定> <ISGateサーバ名指定> <ISGate CGIパス指定> <ISGate CGIプログラム指定> <ISGate CGIメソッド指定> <ISGateスキーマ指定> <ISGateファイル名付加指定> <ISGate Anchorタイプ指定> := ISDocAnchorType=isgate<NL> <ISGateサーバ名指定> := ISGateServer=<ISGateサーバ名/IPアドレス><NL> <ISGate CGIパス指定> := ISGateCGIPth=<ISGate CGIパス><NL> <ISGate CGIプログラム指定> := ISGateCGIPrg=<ISGate CGIパス><NL> <ISGate CGIメソッド指定> := ISGateCGIMtd=<ISGate CGIメソッド名><NL> <ISGateスキーマ指定> := ISGateSchema=<ISGateスキーマ名><NL> <ISGateファイル名付加指定> := ISGateIsSpecifyFile={yes|no}<NL> <NL> := <改行コード '\n'>
- 設定ファイルの記述例
// Document Managerサーバ名,ログイン名(サーバ1) Server=softis ← サーバ名 ServerType=IS ← サーバタイプ LoginName=agent1 ← ログインユーザ名1 Password=agentpass1 ← パスワード1 LoginName=agent2 ← ログインユーザ名2 Password=agentpass2 ← パスワード2 LoginName=agent3 ← ログインユーザ名3 Password=agentpass3 ← パスワード3 LoginName=agent4 ← ログインユーザ名4 Password=agentpass4 ← パスワード4 // 検索対象情報ソース指定(情報ソース1) InfoSrcID=C0250000000006E2 ← 検索対象文書クラスID InfoSrcName=日立新聞 ← 情報ソース名(検索結果通知に記述) MaxReportDocCount=100 ← 最大検索文書数を100に設定 // ISGate Anchor設定 ISDocAnchorType=isgate ← AnchorをISGateに指定 ISGateServer=softis ← ISGateサーバアドレス ISGateCGIPth=cgi-bin ← ISGate CGIプログラムパス ISGateCGIPrg=isgate ← ISGateCGIプログラム名 ISGateCGIMtd=Isgetdoc ← ISGateCGIメソッド名 ISGateSchema=nikkei ← ISGateスキーマ名 ISGateIsSpecifyFile=yes ← Anchorの末尾にファイル名を付加 // 検索対象情報ソース指定(情報ソース2) InfoSrcID=C025000000002A77 InfoSrcName=WWWページ MaxReportDocCount=100 // ISGate Anchor設定 ISDocAnchorType=isgate ISGateServer=softis ISGateCGIPth=cgi-bin ISGateCGIPrg=isgate ISGateCGIMtd=ISgetdoc ISGateSchema=www ISGateIsSpecifyFile=yes // Document Managerサーバ名,ログイン名(サーバ2) Server=systemis ServerType=IS LoginName=guest1 Password=guest1 LoginName=guest2 Password=guest2 LoginName=guest3 Password=guest3 LoginName=guest4 Password=guest4 // 検索対象情報ソース指定(情報ソース3) InfoSrcID=C000000000000141 InfoSrcName=技術情報 MaxReportDocCount=100 // ISGate Anchor設定 ISDocAnchorType=isgate ISGateServer=systemis ISGateCGIPth=cgi-bin ISGateCGIPrg=isgate ISGateCGIMtd=Isgetdoc ISGateSchema=techinfo ISGateIsSpecifyFile=yes
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