Groupmax Agent Version 5 エージェント作成ガイド
テンプレートを作成するには,テンプレート定義データをHTMLで記述します。
テンプレート定義データは,次の三つから構成されます。
- GUI記述部
- 詳細画面記述部
- エージェント定義データ記述部
それぞれの構成要素について説明します。
なお,各構成要素の記述方法の詳細は,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 リファレンス」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) GUI記述部
- (2) 詳細画面記述部
- (3) エージェント定義データ記述部
GUI記述部には,[エージェント定義]ウィンドウを表示するための情報を記述します。図8-2に示すように,[エージェント定義]ウィンドウの各項目に対応した情報を記述することで,ウィンドウの表示内容を設定できます。
図8-2に示した項目は,GUI記述部の階層構造に従って記述することで表示できます。GUI記述部の階層構造を図8-3に示します。
階層構造の中で項目に応じてテキストエリアにしたり,コンボボックスにしたりします。
詳細画面記述部には,[エージェント定義]ウィンドウの詳細ボタンから開く詳細ダイアログの情報を記述します。
詳細ダイアログを表示させたり,ユーザが設定した情報をGroupmax Agentに渡したりするには,テンプレート定義データのほかに,詳細ダイアログを表示するためのユーザ処理部(DLL)が必要になります。これは,提供されているものを利用するか,又はエージェント開発者が作成します。ユーザ処理部は,Agent Serverで管理し,[エージェント定義]ウィンドウが表示された時点でAgent Clientにコピーされます。
詳細画面記述部,Groupmax Agent,及びユーザ処理部間のデータの流れを図8-4に示します。
図8-4 詳細画面記述部,Groupmax Agent,及びユーザ処理部間のデータの流れ
図8-4について説明します。
- [エージェント定義]ウィンドウで詳細ボタンをクリックすると,Groupmax Agentからユーザ処理部に制御が移ります。このとき,次の情報がパラメタとして渡されます。
どのタイミングで制御が移されたのか
詳細画面記述部に定義した,初期値などの情報
- ユーザ処理部は,パラメタを基に詳細ダイアログを表示します。
- 詳細ダイアログで設定された情報は,戻り情報としてGroupmax Agentに返されます。Groupmax Agentは,この情報を詳細画面記述部に設定します。
なお,詳細ボタンがクリックされた以外に,次のときもユーザ処理部に制御が移ります。
- [エージェント定義]ウィンドウを開いたとき
- 生成ボタン及び閉じるボタンがクリックされたとき
このような処理に対し,詳細画面記述部には次のような情報を記述します。
- 詳細ボタンがクリックされたときに呼び出されるDLLの名称
- 詳細ダイアログに初期表示される内容
エージェント定義データ記述部には,エージェント定義データを生成するための情報を記述します。Agent Serverは,エージェント定義データ記述部の記述内容に従ってデータを抽出し,エージェント定義データを生成します。エージェント定義データ記述部には,一般ユーザが指定した情報を抽出するよう定義したり,抽出させたい情報を直接定義したりできます。
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