5.2.3 PPサーバ情報の一覧表示・PPサーバとの整合性の確保(agmatch)

<この項の構成>
(1) PPサーバ情報の一覧表示
(2) PPサーバとの整合性の確保

(1) PPサーバ情報の一覧表示

形式

agmatch  /l  [/o  PPサーバ情報出力先ファイル名]

機能
整合性確保の対象となるすべてのPPサーバのPP種別とサーバ識別情報を一覧表示できます。
オプション
/l
整合性確保の対象となるすべてのPPサーバのPP種別とサーバ識別情報を一覧表示できます。
/o PPサーバ情報出力先ファイル名
PPサーバ情報の一覧を出力するファイル名を指定します。指定したファイル名が既にある場合は,上書きされます。
本オプションを省略した場合は,標準出力に出力されます。
注意事項
  • このコマンドを実行できるのは,Administrator権限を持つユーザだけです。
  • このコマンドは,Agent Serverサービスが起動している場合に実行できます。

(2) PPサーバとの整合性の確保

形式

agmatch  [/p  PP種別  /s  サーバ識別情報]  [/t  タイマ値(分)]

機能
PPサーバのエージェント情報をAgent Serverのエージェント情報と一致させ,両者の整合性を確保します。
オプションを省略した場合は,整合性確保の対象となるすべてのPPサーバと整合性を確保します。オプションの指定によって,特定のPPサーバだけと整合性を確保することもできます。
オプション
/p PP種別
整合性確保の対象となるPPサーバの種別(GroupmaxWorkflow,GroupmaxMail,GroupmaxDocumentManagerなど)を指定します。(1)で取得したPP種別の値を指定してください。本オプションを指定した場合は,/sオプションも指定する必要があります。
/s サーバ識別情報
整合性確保の対象となるPPサーバの識別情報(ホスト名,IPアドレスなど)を指定します。(1)で取得したサーバ識別情報の値を指定してください。本オプションを指定した場合は,/pオプションも指定する必要があります。
/t タイマ値(分)
整合性確保の状態合わせに要する待ち時間を1から60までの数字で指定します。単位は分,デフォルトは15です。
整合性確保の処理中,指定した時間を超えてもPPサーバからの応答がない場合,コマンドは中断されます。
注意事項
  • このコマンドを実行できるのは,対象となるPPサーバのバージョンが03-00以降の場合です。
  • Agent Server及び対象となるPPサーバのバージョンが共に03-10の場合は,PPサーバ上でトリガ監視をしないでアクションの実行だけをするエージェント(時間を監視するエージェント)も整合性処理の対象となります。
  • このコマンドを実行できるのは,Administrator権限を持つユーザだけです。
  • Agent Serverでエージェント情報が失われた場合は,バックアップした情報からAgent Serverを回復した後でPPサーバとの整合性を確保してください。
  • /pオプションと/sオプションは同時に指定してください。
  • 整合性処理中にエラーが発生した場合,エラー発生の旨だけが画面上に表示されます。エラーの内容についてはイベントログを参照してください。
  • すべてのPPサーバとの整合性処理中に一つのPPサーバでエラーが発生した場合,エラー発生後もほかのPPサーバとの整合性処理は続行します。エラーの発生したPPサーバについては,イベントログでエラーの原因を確認して対策してください。その後,このコマンドを再度実行して整合性を確保してください。
  • Agent Server又は各PPサーバの実行エンジンがバージョン03-00の場合,整合性確保の対象となるPPサーバのサービスが起動していることを確認してからこのコマンドを実行してください。サービスが未起動でもこのコマンドは正常終了しますが,実際には整合性は確保されていません。