7.4.1 システム情報を参照・更新する

システム情報の参照・更新について,Mail Agent本体とMail Agent実行エンジンのそれぞれについて説明します。

<この項の構成>
(1) Mail Agent本体のシステム情報を参照・更新する
(2) Mail Agent実行エンジンのシステム情報を参照・更新する

(1) Mail Agent本体のシステム情報を参照・更新する

システム情報を参照する場合は,Mail Agent本体のインストール先ディレクトリや,実際に登録されているエージェント数,エージェントの監視間隔などを参照できます。

また,更新する場合は,登録できるエージェント数の上限,エージェントの監視間隔などを指定できます。

  1. 情報を更新する場合は,Mail Agentを停止します。
  2. メインメニューの「Command:」の後に「1」を入力します。
    次の情報が表示されます。
    Version
    Mail Agentのバージョンが表示されます。
    Service start time
    Mail Agentの起動時刻が表示されます。
    Install directory
    Mail Agentのインストール先ディレクトリが表示されます。
    Service status
    Mail Agent が起動しているか終了しているかが表示されます。
    Max Agent server count
    接続できるAgent Serverの数が表示されます。
    Event watch interval time
    エージェントを何分間隔で監視するかが表示されます。
    Remove Alert
    起動時に停止中の着信通知情報を削除するかどうかが表示されます。
    また,上記の内容の後に,システム情報の更新・初期化に関するメニューが表示されます。
  3. 監視間隔などの設定を変更する場合は,さらに,ここで「Command:」の後に「1」を入力します。
    次の内容を指定します。
    Max Agent server count[現在の値]
    1~64の範囲で指定します。デフォルトでは8が指定されています。
    Event watch interval time[現在の値]
    1~1440の範囲で指定します。デフォルトでは30が指定されています。
    Remove Alert[現在の値]
    0か1を指定します。デフォルトでは0が指定されています。
    0=サービス停止中に発生した着信通知情報をサービス起動時に削除しない。
    1=サービス停止中に発生した着信通知情報をサービス起動時に削除する。
  4. 指定したら,「OK?[Yes:y/No:n(default)]:」の後に「y」を入力します。

指定例を次に示します。

[図データ]

(2) Mail Agent実行エンジンのシステム情報を参照・更新する

システム情報を参照する場合は,Mail Agent実行エンジンのインストール先ディレクトリや,接続できるMail Serverの数などを参照できます。

また,更新する場合は,接続できるMail Serverの数などを指定できます。

  1. 情報を更新する場合は,Mail Agent実行エンジンを停止します。
  2. メインメニューの「Command:」の後に「1」を入力します。
    次の情報が表示されます。
    Version
    Mail Agent実行エンジンのバージョンが表示されます。
    Service start time
    Mail Agent実行エンジンの起動時刻が表示されます。
    Install directory
    Mail Agent実行エンジンのインストール先ディレクトリが表示されます。
    Service status
    Mail Agent実行エンジンが起動しているか終了しているかが表示されます。
    Max Mail server count
    接続できるGroupmax Mail Serverの数が表示されます。
    Max Agent entry count
    登録できる自動返信エージェント及び自動転送エージェント数の上限が表示されます。
    Max Reply count
    自動返信のメールがループした場合において,自動返信,自動転送,UP起動のエージェントを動作させる上限が表示されます。
    メールの主題に含まれる「AR:」の数が上限数以上の場合,自動返信,自動転送,UP起動のエージェントは動作しません。
    Max Forward count
    自動転送のメールがループした場合において,自動返信,自動転送,UP起動のエージェントを動作させる上限が表示されます。
    メールの主題に含まれる「AF:」の数が上限数以上の場合,自動返信,自動転送,UP起動のエージェントは動作しません。
    また,上記の内容の後に,システム情報の更新・初期化に関するメニューが表示されます。
  3. 接続できるGroupmax Mail Server数などの設定を変更する場合は,さらに,ここで「Command:」の後に「1」を入力します。
    次の内容を指定します。
    Max Mail server count[現在の値]
    1~64の範囲で指定します。デフォルトでは8が指定されています。
    Max Agent entry count[現在の値]
    1~3,000の範囲で指定します。デフォルトでは1,000が指定されています。
    Max Reply count[現在の値]
    1~16の範囲で指定します。デフォルトでは1が指定されています。
    Max Forward count[現在の値]
    1~16の範囲で指定します。デフォルトでは5が指定されています。
  4. 指定したら,「OK?[Yes:y/No:n(default)]:」の後に「y」を入力します。

指定例を次に示します。

[図データ]

注意事項
登録できるエージェントの上限を1,000から200のように少なくするよう変更する場合,少なくなった分の領域を解放するには,変更後,Mail Agent本体およびMail Agent実行エンジンを初期化する必要があります。
また,初期化後には整合性を確保する必要があります。複数サーバ構成の場合は,「4.2 サーバ間の情報の一致」を参照してください。