4.2 サーバ間の情報の一致

Groupmax Agentでは,関連するプログラムが連携して処理を行います。これらのプログラムは,処理に必要な情報をそれぞれ持っています。

Groupmax Agentのプログラムの連携を図4-2に示します。

図4-2 Groupmax Agentのプログラムの連携

[図データ]

エージェントが正常に動作するためには,連携しているプログラム間で情報の対応が取れている必要があります。このため,例えばバックアップを取得する場合は,プログラム間で同時に取得する必要があります。

また,稼働している複数のサーバのうち1台がダウンした場合,プログラム間の情報の対応が取れなくなることがあります。このようなときのために,Groupmax Agentでは整合性確保の機能を提供しています。ダウンしたサーバを回復させ,コマンドを実行してほかのサーバとの整合性を確保します。

複数のサーバにAgentServerとPPサーバをインストールして使用している環境の場合,初期化と整合性の確保は次の手順で行ってください。

以下と異なる手順で処理を行った場合,エージェントが動作しないことがあります。

  1. すべてのマシンにインストールされているAgentのサービスを停止
  2. すべてのマシンにインストールされているPPサーバで初期化を実施
  3. すべてのマシンにインストールされているAgentのサービスを起動
  4. すべてのマシンにインストールされているAgent Serverで整合性の確保を実施

 

ユーザの削除を行う場合は,削除するユーザが定義したエージェントも削除してください。

エージェントを削除しなかった場合,以下に示す問題が発生する可能性があります。

エージェントの削除はAgentServer管理コマンド(agmgr)または,ユーザ単位のエージェント削除コマンド(agusrdel)を使用することにより行うことができます。

注※ agusrdelはAgent ServerのVRが05-30以降の場合に使用できます。

 

なお,バックアップの取得及び整合性確保コマンドの詳細は,次の箇所を参照してください。

Agent Server
5.8 バックアップとリストア
5.2.3 PPサーバ情報の一覧表示・PPサーバとの整合性の確保(agmatch)
Workflow Agent
6.9 バックアップとリストア
6.2.5 Agent Serverのホスト名一覧表示・Agent Serverとの整合性の確保(wamatch)
Mail Agent
7.6 バックアップとリストア
7.2.4 Agent Serverのホスト名一覧表示・Agent Serverとの整合性の確保(mamatch)
Document Manager Agent
8.6 バックアップとリストア
8.2.3 Agent Serverのホスト名一覧表示・Agent Serverとの整合性の確保(damatch)