9.2.3 Mail Agentで確認する項目

<この項の構成>
(1) Agent Serverの定義情報と一致しているかどうかの確認
(2) Mail Agentのシステム環境の確認
(3) Groupmax Mail Serverの稼働状況の確認

(1) Agent Serverの定義情報と一致しているかどうかの確認

Mail Agentは,エージェントの定義内容に関する情報をAgent Serverから取得してエージェントを処理します。各エージェントについて,Agent Serverに定義されている情報とMail Agentが取得している情報が一致していない場合,エージェントは正しく動作しません。

Groupmax Agentでは,Agent Server側のエージェント情報とPPサーバ側のエージェント情報との整合性を確保するためのコマンドを提供しています。このコマンドを使用した整合性確保の方法については「9.3.2 サーバ間の情報の一致」を参照してください。

(2) Mail Agentのシステム環境の確認

Mail Agentが提供するエージェントが正常に動作しない場合は,Mail Agentのシステム環境に問題がある場合があります。

Mail Agentでは,登録できるエージェント数を制限したり,接続するAgent Serverの数を制限したりできます。Mail Agent管理ツールの管理コマンドを使用してこれらのシステム環境の設定を確認してください。Mail Agentのシステム環境の設定については「7.4 システム情報の参照・更新・初期化」を参照してください。

(3) Groupmax Mail Serverの稼働状況の確認

Mail AgentはGroupmax Mail Serverに対して情報を問い合わせます。そのため,Mail Agentが提供するエージェントが活動する場合,システムを構築しているGroupmax Mail Serverがすべて起動している必要があります。

Groupmax Mail Serverが起動していない場合は,活動ログにその旨メッセージが出力され,エージェントの処理が終了します。その場合,稼働状況を確認し,未起動のGroupmax Mail Serverを起動してください。