6.2.2 ユーザID一覧ファイルの作成と参照(waulist)

ユーザID一覧ファイルを作成する場合と参照する場合についてそれぞれ説明します。

<この項の構成>
(1) ユーザID一覧ファイルを作成する
(2) ユーザID一覧ファイルを参照する

(1) ユーザID一覧ファイルを作成する

形式

waulist  /e ユーザ作成ファイル名  /o ユーザID一覧出力先ファイル名
       [/u ユーザID格納列番号]

機能
ユーザID一覧ファイルとは,Workflow Agentの次に示すエージェントで監視対象となるユーザをユーザIDで指定する場合に必要なファイルです。
  • ユーザトレー内案件の新着を一括監視するエージェント
  • ユーザトレー内案件の処理期限を一括監視するエージェント
ユーザID一覧が格納されているCSV形式のユーザ作成ファイルから,必要なユーザID一覧ファイルを作成します。ユーザID一覧が格納されているCSV形式のユーザ作成ファイルの例を示します。
[図データ]
ユーザ作成ファイルは次のどちらかの方法で作成してください。
  • Excelなどを使用してユーザIDをファイルに設定します。次に,そのファイルをCSV形式で格納します。
  • Groupmax Address Server 一括登録ユティリティを使用して,ユーザID一覧が格納されているユーザ作成ファイルを作成します。Groupmax Address Server 一括登録ユティリティに関しては,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7システム管理者ガイド ユティリティ編」を参照してください。
オプション
/e ユーザ作成ファイル名
指定したユーザ作成ファイルからユーザID一覧ファイルを作成します。
/o ユーザID一覧出力先ファイル名
指定したファイル名でユーザID一覧ファイルを作成します。
/u ユーザID格納列番号
ユーザ作成ファイルに格納したユーザIDの列番号で指定します。省略した場合は,1列目にユーザIDが格納されているものとみなします。
注意事項
  • ユーザ作成ファイルの1列目,又は/uオプションで指定した列以外は無視します。
  • 指定した列に何も設定されていない場合は,その列の指定を無視します。
  • ユーザ作成ファイルの行頭文字がシャープ(#)の場合,その行は無視します。
  • 作成したユーザID一覧ファイルは,使用するWorkflow Agentサーバマシン上に格納してください。
  • このコマンドを実行できるのはAdministrator権限を持つユーザだけです。

(2) ユーザID一覧ファイルを参照する

形式

waulist  /s ユーザID一覧ファイル名 [/o実行結果出力先ファイル名]

機能
作成したユーザID一覧ファイル名の内容を出力します。
オプション
/s ユーザID一覧ファイル名
作成したユーザID一覧ファイル名を指定します。
/o 実行結果出力先ファイル名
ユーザID一覧を出力するファイル名を指定します。省略した場合は標準出力に出力します。
注意事項
このコマンドを実行できるのはAdministrator権限を持つユーザだけです。