9.2.1 Agent Serverで確認する項目

<この項の構成>
(1) エラーになったエージェントの詳細情報の確認
(2) PPサーバの設定の確認
(3) Agent Serverのシステム環境の確認

(1) エラーになったエージェントの詳細情報の確認

エラーが発生した場合は,エラーが発生したエージェントの詳細情報を確認します。エージェントの詳細情報を確認することによって,そのエージェントが関係しているPPサーバ名,生存期間,動作しているプログラムの定義パラメタなどの情報を確認できるため,見直す項目を絞り込めます。

(2) PPサーバの設定の確認

複数のエージェントで,特定のPPサーバ(Agent Serverと連携している製品のサーバ)に関係している障害が発生している場合は,PPサーバに関する設定に問題がある可能性があります。各PPサーバでの設定を確認してください。

例えば,複数のエージェントでメール送信時にエラーが発生している場合は,Agent Server側でのGroupmax Mail Serverに関する設定に問題がある可能性があります。メール環境に関する設定を参照するには,Agent Server管理ツールを使用します。参照した情報に問題がある場合は設定し直してください。Agent Server管理ツールを使用したメール環境の設定については,「5.6.4 メールに関する情報を参照・更新する」を参照してください。

また,Agent Server側のエージェント情報とPPサーバ側のエージェント情報が一致していない場合エージェントは正しく動作しません。Agent ServerとPPサーバ間のエージェント情報を一致させる必要があります。Agent Serverでは,サーバ間の情報の整合性を確保するためコマンドを提供しています。サーバ間の整合性の確保については,「9.3.2 サーバ間の情報の一致」を参照してください。

(3) Agent Serverのシステム環境の確認

Agent Serverでは,登録できるエージェントの上限を設定したり,各情報を保管するフォルダ(ディレクトリ)の格納先を指定できます。Agent Serverのシステム環境全体に障害がある場合は,これらのシステム環境の設定に原因がある可能性があります。Agent Server管理ツールの管理コマンドを使用してこれらのシステム環境の設定を確認してください。Agent Serverのシステム環境の設定については「5.6 システム情報の参照・更新・初期化」を参照してください。