図4-1 サービスの構成
起動するサービスは,Groupmax Agentのどのプログラムを使用するかによって異なります。使用するプログラムと起動するサービスの対応を表4-1に示します。
表4-1 使用するプログラムと起動するサービスの対応
使用するプログラム | 起動するサービス |
---|---|
Agent Server(メール送信機能を利用しない) | Agent Server |
Agent Server(メール送信機能を利用する) | Agent Server及びMail Server |
Agent Server Mail Option | Agent Server Mail Option及びMail Server |
Workflow Agent | Agent - Workflow Server及びWorkflow Server |
Mail Agent | Agent - Mail Server,Agent - Mail Function及びMail Server |
Document Manager Agent | Agent - Document Manager Server及びDocument Manager |
Agent関連のサービスの起動・終了は,表4-2に示す順番で行ってください。
表4-2と異なる順番でサービスの起動・終了を行った場合,AgentServerとPPサーバの間で情報の対応がとれないため,次回以降エージェントが動作しなくなることがあります。
その場合には,整合性の確保コマンド(agmatch)を実行して情報の対応を取ってください。
また,サービスの起動・終了を行う際には,Agent関連のサービスをすべて起動・終了させるようにしてください。
表4-2 サービスの起動・終了順番
順番 | 起動 | 終了 |
---|---|---|
1 |
|
|
2 |
|
|
3 |
|
|
エージェントを生成するときには,実行エンジンがインストールされている必要があります。実行エンジンがない場合は,エージェントは活動状態にならないで,停止状態で生成されます。
トリガの通知依頼をするときやアクションを実行するときに,関連する機能のサービスが起動されていない場合は,活動ログにエラーが出力され,リトライされます。
Agent Server※ 及びAgent Server Mail Option及びAgent - Mail Serverは,ほかのGroupmaxのサービスと依存関係があります。Agent Server※ 又はAgent Server Mail Option又はAgent - Mail Serverのサービスを起動すると,Object Server及びAddress Serverのサービスが起動していない場合,これらのサービスは自動的に起動されます。また,Object Server又はAddress Serverのサービスを終了させると,Agent Server※ 又はAgent Server Mail Option又はAgent - Mail Serverのサービスが終了していない場合,これらのサービスは自動的に終了します。
これ以外のGroupmax Agentのサービスについては,依存関係はありません。
注※ 「5.6.4 メールに関する情報を参照・更新する」の設定で,Groupmax Mailを使用する(Use)を設定した場合に,「Address Server」サービスとの依存関係が設定されます。「Address Server」サービスの依存関係が設定された後で,設定をGroupmax Mailを使用しない(Not use)に設定すると「Address Server」サービスとの依存関係は解除されます。