SEWB+ クライアントサーバシステム開発ガイド
ここでは用途によって必要になる環境設定について,代表的なものを示します。
- <この項の構成>
- (1) 言語区分
- (2) ERwin/ERXタイプのマッピング
- (3) レコード生成キーワード
(1) 言語区分
アプリケーション開発に使用するプログラミング言語の名称を設定します。
(2) ERwin/ERXタイプのマッピング
ERwin/ERXやODBCからSEWB+/REPOSITORYにデータ項目を取り込むときに適用されるタイプマッピングを,必要に応じてカスタマイズできます。次にカスタマイズの例を示します。
(カスタマイズが必要な場合の例)
- カスタマイズ前
- DBにORACLEを使用している場合,ORACLEの標準のタイプマッピング(変換規則A)でCSV形式ファイルからデータ項目を取り込むと,次のようにマッピングされます。
ERwin/ERXのタイプ SEWB+/REPOSITORYでのマッピング 分類 言語別タイプ(COBOL) けた数 NUMBER(p〔,0〕) なし X(英数字項目) p+2 - これをソース生成すると,「データ名 PIC X(p+2)」となります。
- カスタマイズ内容
- 取り込んだデータ項目を整数として扱いたい場合は「NUMBER(p〔,0〕)」のマッピングを次のようにカスタマイズする必要があります。
ERwin/ERXのタイプ SEWB+/REPOSITORYでのマッピング 分類 言語別タイプ(COBOL) けた数 NUMBER(p〔,0〕) 整数 P(符号付き内部10進項目) p - このようにマッピングされたデータ項目をソース生成すると「データ名PIC S9(p) USAGE PACKED−DECIMAL」となります。
(3) レコード生成キーワード
レコード生成キーワードには,データ項目の定義情報をどのようにソースコードに生成するかを指定します。
例えば,レコード生成キーワードのデフォルトの指定は,日立COBOL85を前提にしています。そのため,日立COBOL85以外のCOBOL言語を使用する場合は,タイプごとに生成するソースの文法に相違がないか確認し,必要であればレコード生成キーワードを変更します。
- 注
- この指定は,SEWB+/CONSTRUCTIONでのすべてのプログラム生成及びレコードソース生成に有効になります。編集に際しては,あらかじめ十分な検討が必要です。
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