4.4 辞書使用時の注意事項

<この節の構成>
(1) 日立COBOL85使用時の注意
(2) 辞書変更での注意事項
(3) データ定義情報生成時の注意

(1) 日立COBOL85使用時の注意

日立COBOL85を使用する場合,次のことに注意してください。

(2) 辞書変更での注意事項

(a) 辞書の状態保存

辞書は自動的に最新の状態になるので,履歴をとる必要はありません。データ定義など,辞書参照で作成するドキュメントをある時点の状態のまま保存しておきたい場合は,ドキュメントを参照専用でチェックアウトして,ローカルで保存してください。

(b) プログラム生成への影響

データ定義や論理設計図で使用している辞書情報に変更があった場合,それらを取り込んだプログラム定義でプログラム生成すると,最新のデータ項目情報を取得するため時間が掛かることがあります。ソースプログラムの生成時間を短縮するために,次の操作を定期的に行うことをお勧めします。

データ定義の場合
  1. ローカルマシンに更新専用でチェックアウトする。
  2. リポジトリにチェックインする。
論理設計図の場合
  1. ローカルマシンに更新チェックアウトする。
  2. 論理設計図を開き,データ項目を「最新の情報に更新」で更新する。
  3. リポジトリにチェックインする。

(3) データ定義情報生成時の注意

SEWB+/CONSTRUCTIONの環境設定で「辞書を参照しないでデータ定義情報を生成する」を設定すると,辞書を参照しないでデータ定義情報を生成します。データ定義ファイルがチェックインされている場合又はプログラム定義で「辞書の利用」を指定している場合でも,辞書を参照しないで,データ定義情報が生成されるので注意が必要です。