14.4 エクスポート・インポート時の注意事項

<この節の構成>
(1) ノードID
(2) 資源の削除
(3) Windows NT又はWindows 2000のatコマンドなどの利用
(4) 資源の配布
(5) 実行中の中止

(1) ノードID

エクスポート・インポートでは,複数のリポジトリ間で資源をやり取りします。このため,指定するノードIDは,複数のリポジトリのデータベース間で重複しない値にしてください。

デフォルト値のノードIDで複数のデータベースを初期化すると,ノードIDが重複するので注意してください。

注※
ノードIDはDBを初期化するときに使用します。

(2) 資源の削除

インポートを実行すると,エクスポートされた資源がインポート先に新規に追加,又はエクスポートされている資源に対応するインポート先の資源が置換されます。しかし,インポートの実行でインポート先の資源が削除されることはありません。このため,次のような運用をお勧めします。

(3) Windows NT又はWindows 2000のatコマンドなどの利用

エクスポート・インポート時には,リポジトリにアクセスしないことをお勧めします。そのため,時間の掛かるエクスポート・インポートは夜間や休日に行い,atコマンドなどを使用して自動的に実行させてください。

(4) 資源の配布

資源をほかのリポジトリに配布した後,再度,資源を配布する場合は,インポート時の設定で「上書き」を設定してください。インポート時の設定で「挿入」を選択すると,先に配布した資源には上書きされません。

(5) 実行中の中止

インポートを実行中に中止した場合,中止する前までの資源はインポート先に登録されているので,エクスポート元のリポジトリとインポート先のリポジトリで矛盾が生じてしまいます。インポート先のリポジトリを回復するためには,中止したインポートを再実行してインポートを完了させる必要があります。

エクスポートを実行中に中止した場合,作成途中のエクスポートファイルは削除されます。ただし,ファイルサイズを指定してエクスポートファイルの分割作成をする指定をしていた場合,作成済みのエクスポートファイルは削除されません。

エクスポート・インポートの中止の詳細については,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド」を参照してください。