14.3.3 エクスポート・インポート運用の設定例

エクスポート・インポートの設定例を次に示します。

<この項の構成>
(1) エクスポートの設定と実行
(2) インポートの設定と実行

(1) エクスポートの設定と実行

資源を配布する側は,次のように設定して,エクスポートを実行します。

(a) エクスポートの設定

1.一般タブに次の設定をする。
[図データ]
項目設定内容
運用名任意の運用名を設定する
コメント任意に指定する
エクスポートできない資源があっても続行する選択しない (ドキュメントをチェックアウト中などでエクスポートできない場合中止とするため)
エクスポートファイル出力するエクスポートファイルのファイル名として,任意のファイル名を指定する
エクスポートファイルの最大サイズ1本の媒体に格納可能なファイルサイズ(単位:MB)を指定する(例えば,230MB格納可能なMOを使う場合は「230」と指定する)
既存のエクスポートファイルを上書きする選択する(設定したエクスポート運用で繰り返し配布をするため,既存ファイルがあれば上書きする)
2.ドキュメントタブに次の設定をする。
[図データ]
項目設定内容
ドキュメントをエクスポートする選択する
最新の情報をエクスポートする選択する
エクスポートするルートドキュメントフォルダエクスポートの対象とするフォルダを選択する
ドキュメント間の開いた関連をエクスポートする「関連先方向の開いた関連のみエクスポートする」を選択する (削除した関連が復活することを防ぐため)
ドキュメントとデータ項目間の関連をエクスポートする選択する(CONSTRUCTIONデータ定義ファイルなどはデータ項目と関連を持つため)
ドキュメントと業務ルール間の関連をエクスポートする選択する(CONSTRUCTIONプログラム定義ファイルは業務ルールと関連を持つため)
3.辞書タブに次の設定をする。
[図データ]
項目設定内容
辞書をエクスポートする選択する
エクスポートする辞書フォルダエクスポートする辞書フォルダを選択する
すべてエクスポートする選択する (この場合,データ項目タブ及び業務ルールタブは設定不要)
関連のある他の辞書フォルダの資源をエクスポートする設定を解除する(他の辞書フォルダの構成項目を配布しないようにするため)

(b) エクスポートの実行

上記のように設定した状態でエクスポート運用の一覧ダイアログボックスに次のように設定します。[実行]を押してエクスポートを実行します。

[図データ]

項目設定内容
エクスポート運用名一般タブで設定した運用名を選択
エクスポート方法1回目の配布時 :「全体」
2回目以降の配布時:「増分」
開発終了時 :「全体」

(2) インポートの設定と実行

資源を受け取る側は,次のように設定して,インポートを実行します。

(a) インポートの設定

1.一般タブを次のように設定する。
[図データ]
項目設定内容
運用名任意の運用名を設定する
コメント任意に指定する
インポートできない資源があっても続行する選択しない (確実にインポートされなかった場合はエラーとするため)
エクスポートファイルエクスポート側の運用で指定したエクスポートファイル名を設定する
2.ドキュメントタブを次のように設定する。
[図データ]
項目設定内容
ドキュメントをインポートする選択する
挿入/上書き「上書き」を選択する
ドキュメントのインポート先「すべてエクスポート元と同じルートドキュメントフォルダにインポートする」を選択する (リポジトリサーバ間でフォルダ名を一致させるため)
ドキュメント間の開いた関連をインポートする選択する (配布される資源とそれ以外の資源との関連を含めて配布する)
ドキュメントとデータ項目間の関連をインポートする選択する (CONSTRUCTIONデータ定義ファイルなどはデータ項目と関連を持つため)
ドキュメントと業務ルール間の関連をインポートする選択する (CONSTRUCTIONプログラム定義ファイルは業務ルールと関連を持つため)
新規に追加した資源に設定するアクセス権「指定したアクセス権を設定する」を選択する(下記のアクセス権とするため)
所有者指定しない。デフォルトの「インポート実行者」(システム管理者)が仮定される
グループ指定しない。デフォルトの「インポート実行者」が所属するグループが仮定される
所有者のアクセス権フルコントロールを選択する (システム管理者はフルコントロールであるため)
グループのアクセス権読み取りを選択する (配布先では更新できないようにする)
全ユーザのアクセス権読み取りを選択する (配布先では更新できないようにする)
3.辞書タブを次のように設定する。
[図データ]
項目設定内容
辞書をインポートする選択する
挿入/上書き「上書き」を選択する (同一データ項目に上書きするため)
辞書のインポート先「すべてエクスポート元と同じ辞書フォルダに配布する」を選択する (リポジトリサーバ間でフォルダ名を一致させるため)
新規に追加した辞書フォルダに設定するアクセス権ドキュメントタブと同様に設定する
4.データ項目タブ及び業務ルールタブを次のように設定する。
項目設定内容
新規に追加した資源に設定するアクセス権ドキュメントタブと同様に設定する

(b) インポートの実行

上記のように設定した状態でインポート運用の一覧ダイアログボックスに次のように設定します。[実行]を押してインポートを実行します。

[図データ]

項目設定内容
インポート運用名一般タブで設定した運用名を選択する